「会社法会計」と「金融商品取引法会計」では、作成する財務諸表に違いがあります。
まずは、「会社法会計」の財務諸表の名称をしっかりとおさえておきましょう。

会社法計算規則による計算書類(会社法における財務諸表の名称)は、次のとおりです。
(1)貸借対照表
(2)損益計算書
(3)株主資本等変動計算書
(4)個別注記表

なお、財務諸表等規則による財務諸表は、次のとおりです。
(1)貸借対照表
(2)損益計算書
(3)株主資本等変動計算書
(4)キャッシュ・フロー計算書
(5)附属明細表

(まとめ)
計算書類(会社法会計の財務諸表)には、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、個別注記表がある。
(連結財務諸表)
財務諸表には、個別の会社ごとに作成される「個別財務諸表」と実質的な一つの企業集団ごとに作成される「連結財務諸表」とがあります。
以下では、単に財務諸表といった場合には、個別財務諸表を指しています。
連結財務諸表は、金融商品取引法会計のもとではその作成が義務付けられていますが、会社法会計のもとでの作成は任意です。