(ホントの総括)

長々と続けてまいりました出題予想の総括と対策。
本当の意味での本試験の直前(この週末)にやっておくべきことの参考になればと思います。

ここ数年の簿記論の出題にみられる大きな傾向に、簿記の基本への回帰があります。
特異な構造を有する出題は必ずしも多くありません。
簿記一巡や基本的な個別項目をきっちりときいてきているという印象があります。

このような傾向から感じられるのは、できる人、わかっている人をきちっと合格させようというある種の意思です。
それが明確な形でのものか(事前の打ち合わせ等)どうかはわかりませんが、傾向と呼んでも間違いないと思います。
このような傾向を踏まえるならば、簿記一巡や基本的な個別項目の理解が合否を決めるといってよいでしょう。
このような傾向は、以前からあったものだと思いますが、ここ数年、さらに強くなっているように思えます。

簿記論は、税理士試験の入口科目として位置付けられることが多いです。
そのような科目であるからこそ基本重視の傾向が鮮明になることはとても好ましいことだと思います。

もっとも基本重視とはいえ、変革の波に抗うことはできません。
制度的な変更のあった点についての出題は、比較的早期に行われる傾向は続くでしょう。
また、ボリューム・形式ともに毎年、驚かされる第3問。
この第3問においても、基本への回帰の傾向はみえます。

このような傾向の中、簿記論の合格に必要なのは、基礎力です。
圧倒的な基礎力です。
それ以上でも、以下でもありません。
どのような項目が出題されようともそれができる、あるいはできないといえるだけの基礎力が簿記論の合格に必要だといってよいのではないかと思います。