(出題予想項目の確認−出題構造)
◎本支店会計(本社工場会計)
○建設業・製造業会計
△(本格的な)帳簿組織
△合併、株式交換・移転、分割等

構造論点としては、本支店会計(本社工場会計)の出題間隔があいていますので、要注意でしょう。
これは、学者・実務家出題いずれにもいえることです。
昨年のソフトウェア製造業の出題から本年の製造業や建設業の出題の目が薄いという予想は、まったく出来ません。
同様に昨年の第1問の帳簿をもって帳簿組織の出題が薄いという予想もできません。
しかし、試験委員のご専門等を考えますと、本格的な帳簿組織の出題の可能性はやや低いといってよいかもしれません。
合併等の出題は悩ましいですが、ここ数年の簿記論の出題を考えますと、新基準で出題される目は薄いのではないかと思っています。
かといって旧基準も………というあたりではないかと考えています。
もっとも昨年のソフトウェア製造業自体がサプライズでしたので、今年も何があるかは正直わかりません。

総合しますと、本支店会計については、要注意です。
直前にも典型的な出題(難易度は低くてかまいません)を数題、解いておかれるとよろしいのではないかと思います。

構造論点の絡まない一般的な総合問題としては、学者出題では、簿記一巡を何らかの形で問う姿勢がみられるのがこのところの特徴です。
結果として勘定推定を伴う出題が多くなっています。
簿記一巡の手続が出題にどのように反映されるかはわかりませんが、期首〜期中〜決算という勘定推定を伴う出題について、習熟しておく必要があるでしょう。
苦手意識のある方は、1組の答練よりも、同系列の問題を何題かまとめ解きするとよいのではないかと思います。

第3問の総合問題では、以前は、決算整理型が多かったのですが、ここ2年は、ややボリュームのある月中取引を含む出題となっています。
第1問との役割分担があるとすると(この可能性はわかりませんが)本年もこの形式が継続される可能性が高いかもしれません。
月中取引の集計に苦手意識のある方は、今一度、自分の得意な集計スタイル(仕訳、試算表加工、元帳等)と出題形式とのラフな関係を確認しておきましょう。
漠然と答練を解き直すよりも、苦手と思う項目にやや力をかける方がよいのではないかと思います(バランスも大事ですが)。