簿記論 分野別出題傾向と対策（連結財務諸表）

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（２）過去の出題傾向と対策
過去の出題実績はありませんでしたが、平成２０年（第一問）で出題されています。
税理士業務を考えると会計士試験等との違いは残ると思いますが、今後は学習しなければならない分野といえます。

Comments

[1. 山田]

はじめまして山田です！私は税理士になりたいのですが、やっと簿記2級を開始するところです。11月検定に合格したら簿記論を始めるつもりです。今は3級のわからなかったところ(第2問、第4問)を復習しています。イマイチわかりませんが、諦めずに続けます。私のレベルでは先生のブログの内容はまだ理解できませんが、頑張ってレベルを上げていきます。では失礼します。

[2. 講師]

山田さん、はじめまして。
よろしくお願いいたします。

今回の３級を受験なさったんですね。
自己採点どおり合格なさっているといいですね。

３級の第２問、４問では、ちとヘンテコな出題があったり、補助簿の細かいところを聞かれる場合もあって、大変です（←私も苦手です）。

２級→簿記論とがんばってくださいね。
今後ともよろしくお願いいたします。

[3. panchan1014]

こんにちは

連結と帳簿組織が苦手分野なのですが、今ここに時間を費やすべきかどうかを迷います。

市販テキストに載ってる基本問題が解ける程度にはしておこうと思います。

[4. 暮木孝司]

panchan1014さん、こんばんは。

確かに２つとも微妙な項目ですね。
正直、とてもコメントしずらいです。
昨年のようにまったく絡んでいない年もありますが、出たときに怖いですもんね。
おっしゃるような方向性もありだと思っています。

いよいよあと２月。
ここからが勝負ですね。
がんばってください！

[5. 大学生]

ただ今簿記2級の勉強をしているものです。

夜分遅くにすみません。

保証債務についての質問です。
手形を裏書譲渡した際、
[借]保証債務費用　[貸]保証債務

となることには納得がいくのですが、

手形が決済された際、
[借]保証債務　[貸]保証債務取崩益

となることに納得がいきません。

どうして
[借]保証債務　[貸]保証債務費用
ではいけないのでしょうか。

このように仕訳しないと帳簿上で保証債務費用がどんどん増え続けてしまうのではないでしょうか。

拙い文章ですが回答よろしくお願いします。

[6. 暮木孝司]

大学生さん、こんにちは。

期をまたいだときのことを考えてみてはいかがでしょうか。
保証債務費用は、費用です。
次の期には、持ちこさないので、そもそもそれを逆に持っていくはおかしいですよね。


当期（借）保証債務費用　（貸）保証債務

翌期（借）保証債務　（貸）保証債務取崩益


って、また仕訳を並べただけですが、保証債務は負債ですので、翌期に反対に持ってくる（消す）ことはできます。
保証債務費用は、費用なので同じ科目を翌期に持ってきても、それが翌期の貸方側に出てくるだけなんですよね。
分かりにくいようでしたら、再度、コメントいただければ幸いです。

[7. 大学生]

早速のコメントありがとうございます。


[借]保証債務　[貸]保証債務取崩益



という仕訳は手形が当期に決済されても次期におこなう仕訳であると考えてよいのでしょうか？

的はずれなこと言っていたらすいません。

[8. 暮木孝司]

大学生さん、こんにちは。

ちょっと説明がまずかったかもしれません。
決済がいつかで処理は変わらないですが、「仮に」翌期に決済された場合、貸方・保証債務費用という選択はない⇒当期でも貸方・保証債務費用ではおかしいといったニュアンスでした。

保証債務は、手形を割引等することで生じる義務を負債として計上したものです。
手形が無くなっても振出人が支払えず、第三者から手形の代金を請求される可能性は残ります。
このあやふやな義務（偶発債務）を負債として計上したのが保証債務です。
保証債務が増える以上、なんらかの費用が生じているハズで、それを表したのが保証債務費用です。

手形の割引等と一つとみれは、受取手形を譲渡して、代金と保証債務が生じる（両者を対価として受け取る）とみることもできます。
ですので、保証債務費用は手形売却損に含めることもあります。

このような保証債務（偶発債務）は、手形の満期がきて、決済されれば消滅します。
手形が無事決済されれば、もう代金を請求されることはありません。
そこで手形が決済された場合は、この保証債務を無くすのですが、この負債がなくなることで生ずるのが保証債務取崩益です。

保証債務は、負債が生じることに対するもので、保証債務取崩益は、負債がなくなることに対するものです。
それぞれ独立して考えるべきといったあたりでしょうか。
なかなかこれに応じる一般的な事例がないので説明が難しいですね。

[9. 大学生]

よくわかりました！

コメントありがとうございます！