税理士試験　簿記論　講師日記

税理士試験簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

2012年06月11日12:00

カテゴリ: 分野別傾向と対策

簿記論　分野別出題傾向と対策（本社工場会計）

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直近の出題事績はありません。

１０～２０年ほど前には、１０年で３回の出題実績があります。
出題時に困惑しないためにも、本支店会計と商的工業簿記の総まとめの意味でも手がけておきたいところでしょう。

コメント一覧 (8)

- 1. モルモ
- 2012年06月11日 16:56
- こんにちわ。
  
  通っている学校では、本社工場会計がカリキュラムに入ってませんね。
  出題実績を鑑みてだと思います。
  
  もし、出ても本支店と製造業の知識で、他のところで点を稼いでって雰囲気です。
  たぶん、学校からの情報な人は、本社工場会計の存在すら知らないと思います。
  
  財表理論でも同じ事が言えます。
  臨時７月号やりました。
  細かい部分を除けばＯＫでした。
  
  でも、気になるのは、単に基準ごとでしたし、何より解答がベタ理論なので、本試験の視点で見ると、どう活かせばよいのか疑問です。
  
  なので、基礎確認のためのまとめ解きとしてのみの位置づけになっています。
  
  それと、一番気がかりなのは、連結です。
  例えば、本社工場会計を知らなくても、簿記論では他でなんとかなると思います。
  
  しかし、理論となると、
  去年の第二問のように基礎であったり、周辺知識で解答できる場合を除き、予め学習してないと歯が立ちません。
  連結って意外と順位高いですよね。
  これは基礎的な部分は、みんな押さえてきていると捉えるべきでしょうか？
  
  よろしくお願いします。
- 2. 暮木孝司
- 2012年06月11日 22:08
- モルモさん、こんばんは。
  
  何年か前のソフトウェア製造業（第三問）なんかもそうかもしれないですね。
  どの程度、想定するかは難しいです（多ければよいとも限りませんので）。
  
  でる順が基本の域を出ていないという認識は、モルモさんの理論のレベルが高いってことを示しているかもしれません。
  私はこの位の問題を実際に解くのがいいようには感じています。
  余りに難易度が高すぎるものをたくさんやっていると少しずつズレてきてしまう気もしますので。
  ８月号の「簿・財」学習ナビでは、かなりチャレンジングに横断色の濃い理論の予想問題を出題しましたので、こちら参考にしていただければ幸いです。
  
  連結については、もちろんやらざるを得ないと思います。
  考え方の分岐等がある部分（親会社説と経済的単一体説等）が中心かと思いますが、基礎的な部分については、やっておかないと出題時に大差がつく可能性があるかと思います。
- 3. モルモ
- 2012年06月12日 23:54
- 私の理論レベルより、単に９月から会計人コースのおかげだと思います。
  それに設問の聞き方が直球すぎて。。。
  
  逆に、連結などのまともにチェックしていない範囲は全くできません。
  Ｔ社は連結＋四半期と言ってますが、四半期まで言いだしたらキリがないですよね。。。
  
  ところで、連結を軽くやった感想としては、他の論点との絡みがイメージできません。
  それこそ一般原則かのれんくらいです。
  連結単発での出題はあり得ないし、連結から財務諸表の種類でも軽く聞いて、包括利益へと流すのかもしれませんね。
  
  そうすると、為替換算調整勘定など、連結ベースでの用語も覚えなきゃいけませんし、嫌ですね。
- 4. 暮木孝司
- 2012年06月13日 00:06
- モルモさん、こんばんは。
  
  なかなか問題の難易度等は難しいですね。
  私は、小さい・やさし目の問題を積み上げていく以外にないのかなとは思っています。
  でも、難易度の高い問題にも触れてはおきたいですね。
  ８月号の問題はご期待ください（ホントに今、チェック中です）。
  
  四半期も実績主義と予測主義はしっかりですが、それ以上、込み入ったところは税理士試験でどうなのかなという気はします。
  
  連結は、親会社説と経済的単一体説、全部のれんと部分のれんといった辺りが中心でしょうか。
  実際に出題されるとすれば、やや細かい点も出題されるとは思いますが、量・重要性ともにそれほどではないのではないかと予想しています。
- 5. モルモ
- 2012年06月17日 02:48
- こんばんわ。返信が遅れてしまい申し訳ありません。
  模試が終わりちょっと一段落です。
  初めての模試でした。
  
  ただ、現状では何となく見えているのは本試験でＡ判定以下です。
  
  やっぱり、
  ①自分が記入した数字は絶対に正解じゃなきゃいけない。
  ②Ａランクは必ず正解する。
  を出来ないといけません。
  
  要は、たまに読み取りミスであったり、単純なミスです。多くの人がこれで悩んでいるのは知っています。
  良い薬ってなんでしょうか？
  
  質問が漠然としすぎて自分でも吹いてしまいましたが、
  恐らく先生はこういう生徒はよく見て何かしらご存知な気がしてまして。
  
  というのも、以前、高校生相手にバイトで英語講師をしてました。
  そこで、定期試験の予想問題作ってあげるんです。よく当たりました☆
  教材や宿題から試験で出る所をズバリ的中させます！
  
  高校生より何十倍も英語に接してましたしわかりました。
  
  簿記では残念ながら、全くこの領域に入ってません。
  難しい問題で負荷かけて、ショック療法しかないですよ。（笑）
- 6. 暮木孝司
- 2012年06月17日 09:41
- モルモさん、こんにちは。
  
  おっしゃるように出来る箇所をとるのがすごく大事なんでしょうね。
  でも、案外と難しいです。
  箇所別ランクみたいのを付けても、そのランクを参照しながらの練習は余り役に立たないように思います。
  
  はじめての問題で時間をはかって解いてみて、その後のチェックに時間をかけるのがいいかもしれません。
  できるハズなのにできないなら、その原因を把握して対策を考える。
  それで少しずつよくなっていくように思います。
  ミスの傾向等は個人差が大きくて（本当に大きいです）ご自分のミスを実際に検討するのが一番かもしれません。
  
  後は、国家試験の試験委員は短期間で入れ替わります。
  同じ方が長期で問題を出し続けるのをみると傾向と対策も分かりやすいのですが、中々です。
  その意味では、基礎的な項目を落とさない方が大事かもしれませんね。
  
  ありきたりではありますが、基礎的な項目、他の人が間違えない項目をとる。
  そのためには、基礎的な学習をしっかりやる。
  その学習でできるハズの問題をおとしたときに対策等を考える。
  というのが実際の効果もあるように思います。
  
  ラスト１月ちょい。
  まだまだ基礎項目の拡充とミスチェックで実力向上をはかるのには十分な時間があります。
  気合いで頑張ってください！
- 7. モルモ
- 2012年06月17日 13:45
- 先生、ありがとうございます。
  
  あと１ヶ月はこの作業に追われてそうです。
  
  ミスは個人差があるんですね。みんな同じようなミスばかりしていると勘違いしていました。
  
  私も税理士試験に関しては、基礎しかないと思っています。
  試験モノの基本ですよね。
  
  試験委員の方の興味のある分野や出題頻度のサイクルという学校の考え方が嫌いで嫌いで仕方ありません。
  
  特定分野ばかり集中的にやっても意味ないですからね。
  
  これからの簿記論の答練は、解答するためじゃなくて、どんな間違いを楽しみながら受けてみようと思います。
  
  ありがとうございました。
- 8. 暮木孝司
- 2012年06月17日 19:51
- どういたしまして。
  
  あっ、学習の進行に応じてというか、例えば初学者だとここを間違えやすいとか、中級者だとここを間違えやすいとかといった内容面で間違えやすいところはもちろんありますね。
  ただ、内容的な面の話は、間違いの多い部分は言いますし、よくある間違いは学習の進捗に応じて減っていくのかなと思います。
  
  実際には、例えば、ここ間違えなくていいんじゃないかという間違いがあって、ここを減らすことに全力を注ぐ必要があって、ここの間違いは多様ですね（問題の読みとりミスが多いと思いますが）。
  
  答練でよい点をとることも大事なのかもしれませんが、実際の合格には色んな意味での間違いの補正にあるように思いますし、点数や順位に一喜一憂せず、粛々とその補正に努める方が合格には近付くように思います。
  これからの答練期、間違いを楽しみながら進められると実力も伸びますね。
  期待しております。
  とはいってもしんどいとは思いますが、なんとか踏ん張って、合格目指して頑張ってください！