【減損会計の意義】
帳簿価額を「減」らて、これを「損」失とする。
減損会計は、「帳簿価額の臨時的な減額手続」です。
なぜ、簿価を減額する必要があるかといえば、何らかの意味での価値が減少したからでしょう。
企業は、固定資産に資金を投下し、固定資産を利用し、収益を獲得する形で投下した資金を回収します。
しかし、収益性の低下でその固定資産から投下資金の回収が見込めなくなる場合があります。
このような場合に、固定資産の帳簿価額を投下資金の回収可能額まで減額する手続が減損会計です。
【減損会計の対象資産】
減損会計の適用対象資産は、企業の保有する固定資産です。
具体的には、有形固定資産(建物等)、無形固定資産(のれん等)、投資等(投資用不動産)があります。
なお、有価証券等の他の会計基準に減損に関する定めがある場合は、減損会計の対象にはなりません。
【会計処理】
減損損失額は、固定資産の帳簿価額から「回収可能額」を控除した金額です。
回収可能額は、「正味売却価額」と「使用価値」とのいずれか高い金額です。
つまりは、直ちに売却した場合と使い続けた場合の収入額のいずれか大きい金額が回収可能額とされ、帳簿価額のうち回収可能額を超える金額、すなわち回収不能価額が、減損損失とされます。
(借)減損損失××× (貸)固定資産(減損損失累計額)×××
・税理士試験 簿記論 講師日記 全テキスト記事一覧へ
帳簿価額を「減」らて、これを「損」失とする。
減損会計は、「帳簿価額の臨時的な減額手続」です。
なぜ、簿価を減額する必要があるかといえば、何らかの意味での価値が減少したからでしょう。
企業は、固定資産に資金を投下し、固定資産を利用し、収益を獲得する形で投下した資金を回収します。
しかし、収益性の低下でその固定資産から投下資金の回収が見込めなくなる場合があります。
このような場合に、固定資産の帳簿価額を投下資金の回収可能額まで減額する手続が減損会計です。
【減損会計の対象資産】
減損会計の適用対象資産は、企業の保有する固定資産です。
具体的には、有形固定資産(建物等)、無形固定資産(のれん等)、投資等(投資用不動産)があります。
なお、有価証券等の他の会計基準に減損に関する定めがある場合は、減損会計の対象にはなりません。
【会計処理】
減損損失額は、固定資産の帳簿価額から「回収可能額」を控除した金額です。
回収可能額は、「正味売却価額」と「使用価値」とのいずれか高い金額です。
つまりは、直ちに売却した場合と使い続けた場合の収入額のいずれか大きい金額が回収可能額とされ、帳簿価額のうち回収可能額を超える金額、すなわち回収不能価額が、減損損失とされます。
(借)減損損失××× (貸)固定資産(減損損失累計額)×××
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真夜中にしつこくすいません。
指導よろしくお願い致します。
減損処理を行うタイミングは、決まってますか?(例えば、決算時に行うとか。)
また、決算時に行う場合、減価償却と減損処理どちらを先に行うのでしょうか?
あと、減損処理を行ったあとの減価償却時の、残存価額や償却期間は、どうすればよいでしょう?(決まりごとは、あるでしょうか?)