本試験では、ホントにいろいろな事があります。

3年前の試験での話。

決算整理前残高試算表から決算整理後残高試算表を作成する出題でした。
決算整理前残高試算表には、貸方に空欄が二つ。
合計が入っていて、空欄が両方とも算出が可能という問題です。

しかし、です。
合わないんです。

実際に算出が可能で、検証も可能(な筈)。
でも合わない。
当然、自分の計算が間違えていると思うじゃないですか。
ところがどっこい、問題が違っているというオチです。

自分が間違えて、その検証の過程でオロオロして、時間を使って不合格。
これもマズイです。
時間を使いすぎる段階でやはりまずいです。

でも、です。
自分の計算は合っているのに、間違っていると思ってオロオロ→不合格。
これはシャレにもなりません。

仮にこのような出題があったとしても試験がもう一度行われるなんてことはありません。
せいぜいが採点除外になる程度でしょう。

これに対する対処は、一つの項目に偏った時間をかけないことしかないのではないかと思います。
昨年も公認会計士試験の短答式試験で出題ミスがありました。
税理士試験でも、問題の指示があいまいだったり、複数解答が考えられる出題は、毎年といってよいほどあります。
まず、あります。
必ずあります。

このブログの出題でよく間違いがあるのもその事を睨んでの事です。
冗談はさておき、特定の項目に時間をかけない事の重要性を模試においても実践していただきたいと思います。