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簿記検定は、絶対試験(一定点以上で合格)です。
これに対して、簿記論をはじめとする国家試験は相対試験(一定の上位者が合格)です。
しかし、日商一級に限定しますと、最近の合格率は、安定しています。
絶対試験というよりは、相対試験に近いといえそうです。
その意味では、日商一級と簿記論との間に大きな違いはないといえるでしょう。

問題の内容についても日商一級の商簿・会計(計算)と簿記論とで比較してもそれほど大きな違いはないように思います。
特に新基準以降の出題には両者の接近がみられるように思います。

大きな違いといえば、やはり量です。
簿記論の方が圧倒的に量は多いといえるでしょう。

この量の多さに関して確認して欲しいのは、受験生にとって、条件は同じであること。
そして、問題の量が多い方が、取組み方を間違えない限り、実力が忠実に反映されやすいことです。

量の多さは取捨選択の余地が大きいことも意味します。
できる箇所をやりできないところはやらない。
その極めてシンプルなことを貫くことができるか否かが簿記論の合否を決めます。
そして、それを貫くために必要なのは難解な出題への対処法ではなく、圧倒的な基礎力です。

問題の多さに圧倒されるのは、私も同じです(同じなのね)。
問題の多さに惑わされず、圧倒的な基礎力をつけるために全精力をそそぐ。
そのために何をすべきか。
オプションはそれほど多くないのではないかと思います。