私の簿記論攻略法は、今、言っていることとは少し違って、徹底的に問題を解くことでした。
日商の経験があったので問題を解くのが苦にはならなかったことが大きかったと思います。
今、思うともっと効率的な学習法もあったと思いますが。

ただ、はじめから明確にそうしようと思った訳でもなかった気がします。
他科目ではそうしていませんでした(できなかっただけですが)。

そうしようと何故思い、現実に実行したのかは残念ながらはっきりとは覚えていません。
ただ、もしかするときっかけとなったと思える出来事があります。
それは講師との会話でした。

簿記論の講師とはそれほど頻繁に話したという訳ではないのですが、ふとした折の立ち話のことでした。


講師「がんばってるよね」

私「ええ」

講師「日商はやってたの?」

私「ええ、1級持ってます」

講師「えっ!!(かなりビックリした感じで)それならもっとがんばらないとね」

私「………」


それなりにがんばっているつもりでしたが、1級合格者ならもっとできる筈。
そんなニュアンスが伝わってきました。
それに発奮したという感じだったのかは、ホントに記憶が交錯してしまっていてはっきりとしません。
でも、そんな一場面が記憶に残っているところをみるとかなり気になっていたことは間違いないのでしょう。

初受験科目であったことから「どの程度やればよいのか?」よくわかりませんでした。
それに対して、「不足」と言われたようなものです。
それをそのまま真に受けて、訳もわからずにアクセルを踏んだという感じだったかもしれません。

講師とのふとした会話が合否をわけるかもしれない。
そんなことを思うと一言一言の重みを感じざるを得ません。

って、そんなに気を使っちゃいないか(←って、ぶち壊しですな)。


私の合格体験記(5)