税理士試験　簿記論　講師日記

税理士試験簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

2006年04月11日21:51

カテゴリ: テキスト記事一覧

テキスト記事一覧

【テキスト記事一覧】
（１）個別論点
・簿記一巡
・現預金
・債権債務・手形
・引当金
・有価証券
・有形固定資産
・圧縮記帳
・無形固定資産・繰延資産
・商品勘定の処理
・商品販売
・割賦販売
・試用販売
・委託販売・受託販売
・その他の特殊商品販売
・社債会計
・資本（純資産）会計
・剰余金の処分
・自己株式・準備金
・新株予約権・新株予約権付社債
・租税
・税効果会計
・退職給付会計
・研究開発費・ソフトウェア
・リース会計
・減損会計
・外貨建取引
・デリバティブ・ヘッジ会計

（２）構造論点
・推定簿記
・商的工業簿記
・本支店会計
・本社工場会計
・建設業会計
・伝票会計
・単一仕訳帳制度
・特殊仕訳帳制度
・キャッシュ・フロー計算書
・買収・合併、株式交換等
・連結財務諸表

コメント一覧 (21)

- 1. ちん
- 2009年08月10日 22:26
- 個別論点と構造論点は、
  どこらへんがちがうのですか？
- 2. ちん
- 2009年08月10日 22:44
- 上記の質問は、無事に解決できました
- 3. きんちゃん
- 2010年08月07日 19:19
- はじめまして。本社工場会計を勉強していて、ふと疑問に思ったことがあります。おしえていただけるとうれしいです。
  内部利益を付加した側で控除していると問題文にあり、工場の前T/Bにも繰延内部利益がありました。本店のみで控除しているケースの場合は本店の総合損益勘定で戻入・控除を行いますが、工場でやる場合はどのタイミングで仕訳するのでしょうか？
  戻入・控除の仕訳を行った後で損益勘定に振替て、それを総合損益（本社勘定）へもっていくのでしょうか？
  初歩的ですみませんっ！
- 4. 暮木孝司
- 2010年08月07日 23:10
- きんちゃんさん、はじめまして。
  よろしくお願いします。
  
  内部利益については、本社（本店）で一括して控除するのが一般的ですので、それほど気になさる必要はないと思いますが、おっしゃるような感じでよいのではないかと思います。
- 5. きんちゃん
- 2010年08月09日 10:49
- 暮木先生、お答え頂きありがとうございます。
  今後とも宜しくお願い致します。
- 6. きんちゃん
- 2010年11月15日 19:48
- 暮木先生、いつもお世話になっております。
  有価証券の保有目的変更の処理について理解できない点があります。
  その他（全部直入）から関係株式への変更なのですが、実務指針を見ると変更時の時価で評価するように思えるのですが、問題集では簿価でそのまま変更の仕訳を行っております。
  例　簿価　100　変更時時価　150
  ?（借）関係　150／（貸）その他100
  　　　　　　　　　（貸）差額50
  
  ?（借）関係　100／（貸）その他100
  
  ?と?のどちらが正しい処理なのでしょうか？
  理解不足で混乱してしまいました。ご教授頂けると幸いです。
  宜しくお願い致します。
- 7. 暮木孝司
- 2010年11月15日 22:47
- きんちゃんさん、こんばんは。
  
  これはご覧になっている実務指針が古いかもしれないですね。
  下の取扱いが正しい（今の）取扱いです（８８項）。
- 8. きんちゃん
- 2010年11月16日 09:49
- 先生、ありがとうございます。古い指針を見ていました・・お恥ずかしい限りです。
- 9. きんちゃん
- 2011年02月18日 21:04
- 暮木先生、いつもお世話になっております。
  どうしてもピンとこない部分があるので教えて頂けるとうれしです。
  連続意見書第四　棚卸資産の評価について　三　低価基準　-1　の再調達原価を時価とするケースの文章の意味がちょっと理解できません・・
  
  再調達原価を時価とする場合には、期末棚卸資産が次期に販売されたときに正常的には販売利益をもたらす点にまで当該棚卸資産の取得原価を切下げてしまう欠点（販売時の売価が再調達原価を下回るときには販売損失を若干残す点までしか取得原価を切下げ得ない欠点）・・という文章ですが、これはどういう意味なのでしょうか？
  
  正常的には販売利益をもたらす点という表現がいまいちピンと来ないです。
  
  これは、どういう風に解釈すべきなんでしょうか？
  
  勉強不足だとは思いますが、アドバイス頂けると幸いです。
  宜しくお願い致します。
- 10. 暮木孝司
- 2011年02月18日 22:07
- こんばんは。
  
  前提としては、一般的に、正味実現可能価額＞再調達価格だと思います。
  一言でいうと下げすぎということではないでしょうか。
  
  再調達価額までさげてしまうと、通常では（正常的には）翌期で利益が出てしまう。
  当期の評価損をたすぎて、翌期の利益を出す（キープする）必要はないのではといったあたりではないかと思います。
  
  かっこ内の意味がちょっととれていないのですが、逆のケース（再調達＞正味）で（契約等で売価が決まっているケースもあると思います）、実際の損失が生ずるレベルまで引下げきれないということをいっているように思います。
- 11. きんちゃん
- 2011年02月19日 10:09
- 暮木先生、ありがとうございます。
  すごくすっきりしました。通常は正味実現可能価額の方が再調達原価より大きいということですね。確かにそうですね。
  お忙しい中、お答え頂きありがとうございます！
- 12. きんちゃん
- 2011年02月22日 21:36
- 暮木先生こんばんわ。
  リース取引の消費税について疑問があります。
  ファイナンスリース取引にて
  ①売買処理を行う（当方は借手）
  ②貸手の購入価格が不明の場合
  ③現在価値にて資産及び債務計上する
  
  上記の場合、仕訳としては
  借　リース資産　/　貸　リース債務
  　借　仮払消費税
  
  という仕訳になるのではと考えておりますが、実際のところ消費税部分の仕訳はどうすれば良いのでしょうか？
  実際のファイナンスリースの問題で消費税が出てくる問題は見たことはない（賃貸借処理の場合の消費税の未払計上と級数法等による取崩は見たことがありますが）のですが、割引計算してリース資産及びリース債務の額を算出したにもかかわらず、そこに消費税が加算される形でリース債務が計上されると、それ以後の計算が合わなくなる気がするんです。
  そして、基本的にはリース料総額の資産の売買取引とみなして消費税法上は税額控除すると書いてあったのですが、ということは現在価値で資産・債務を計上し、消費税部分はリース料総額に対しての仮払消費税を計上するということなのでしょうか？
  もしかしたら、上記仕訳がそもそも間違っているのでようか？
  
  まだ消費税の勉強をしてませんので、意味不明かと思いますが、アドバイス頂けると幸いです。
  宜しくお願い致します。
- 13. 暮木孝司
- 2011年02月22日 23:43
- こんばんは。
  
  理論上の値（リース料総額－利息－消費税）は、当然同じなハズですが、現実的な取扱いを考えるとちょっとややこしいですね。
  たぶん、消費税の本筋的な取扱いがリース料総額（利息込み）で考えている点にズレの要素がありそうです。
  これではどう考えてもうまいこといかないですので、いったん消費税をリース料から除いてやるしかないかもしれませんね。
- 14. きんちゃん
- 2011年02月23日 15:59
- 暮木先生、ありがとうございます。
  ちょっと難しく考え過ぎてしまいました。
  消費税の知識も必要な部分なのですね。
  お答えいただきありがとうございます。
- 15. きんちゃん
- 2011年03月05日 20:58
- 先生こんばんわ。
  棚卸資産の総平均法による単価計算で質問があります。
  総平均法は、（期首在庫金額＋当期仕入高）÷　（期首数量＋当期仕入数量）＝平均単価　が基本だと思います。
  そこに、返品が入るとどう計算するのでしょうか？
  返品の場合、当然当期仕入高はマイナスされ、上記の式の当期仕入高がその分少なくなりますよね？
  でも仕入数量は返品分をマイナスしなくても良いのでしょうか？
  とある問題で、返品分の仕入高はマイナスして、数量はマイナスしないで単価計算していました。
  私の考えでは、仕入返品した場合は仕入高と仕入数量を両方マイナスした上で、単価計算を行うべきかなと思ってしまいます。
  それとも、これは値引きや割戻しと同様に、仕入額はマイナスするが、数量はそのままで計算するというのと同じ原理なのでしょうか？
  実際には商品有高帳をつけていない場合もあると思いますので、とにかく値引きや返品を加味した総仕入高を、仕入数量で割ってしまって単価を出した方が便利ではあると思いますが・・
  
  理解不足で混乱してしまいました。アドバイス頂けると幸いです。
  宜しくお願い致します。
- 16. 暮木孝司
- 2011年03月05日 22:08
- こんばんは。
  
  これは、理解なさっているとおりでよろしいのではないでしょうか。
  返品は、金額・数量を引く。
  値引・割戻は、金額のみ引く。
  これが合理的だと思います。
  極端な取引（１個仕入れて、１個返品）を考えると、そうしないとどうにもならない気がします。
  
  有高帳をつけないときにそういうケースがあるのかは存じませんが、合理的ではないと思えます。
  市販の問題集等でしたら、おっしゃっていただければ現物を確認したいですね。
- 17. きんちゃん
- 2011年03月07日 14:19
- 先生こんにちわ。
  お答え頂きありがとうございます。
  やはり、返品のケースは数量も減らす方が合理的ということですね。
  問題は大手予備校の昨年の簿記論模擬試験です。
  総合問題での出題ですので、私の問題把握（資料読み取り）が間違っていると思われますので、出題先に問い合わせてみたいと思います。
  
  ありがとうございました。
- 18. きんちゃん
- 2011年08月06日 10:55
- 先生こんばんわ。いつもお世話になっております。
  初歩的な質問なのですが、手形割引時の処理で質問があります。
  前期に貸倒引当金が設定してある場合に貸倒引当金の戻入の処理をして、保証債務の負債計上をすることになります。
  そもそも、なぜ貸倒引当金の戻入の仕訳をあえて行うのでしょうか？
  私の考えでは、手形の割引により債権の消滅となりますので、貸倒引当金を戻り入れるのは理解できるのですが、わざわざ戻入の仕訳を行わなくても、他の債権と同様に期末に差額補充等で引当金設定を行えば済むように思うのです。
  債権が消滅するのは、通常の金銭債権の回収と同様だと思います。違うとすれば遡及義務があることであり、その部分については保証債務を時価評価して負債計上しているので、あえて区別する必要も無いのではないでしょうか？
  やはり、手形割引や裏書等は特殊なケースであり、貸倒引当金の設定に関しても通常の債権とは区別して管理すべきということでしょうか？
  
  理解不足で申し訳ありませんが、ご教授いただけると幸いです。
  宜しくお願い致します。
- 19. 暮木孝司
- 2011年08月06日 21:49
- きんちゃんさん、こんばんは。
  
  手形割引ですね。
  おっしゃるとおり、手形割引で債権は消滅します。
  ここでやっぱり一回、世界が変ったと考える方がよいようには思います。
  
  それまでに設定している貸倒引当金と保証債務は、結局は、対象となる貸倒れ（出来事）は同じです。
  同じ出来事を対象にして、科目が二つ残ってしまうのはいかにもマズイといった感じではないでしょうか。
  もっとも貸倒引当金は対象債権のマイナスの意味を持ちますが、保証債務は単独の負債としての意味を持ちます。
  両者は異なりますが、同じ事象を対象としているので、通常の売掛金の回収による消滅の場合には、とりあえず残りますが、手形割引の場合には、そんな処理が示されることが多いのかもしれませんね。
- 20. きんちゃん
- 2011年08月08日 19:07
- 先生こんばんわ。
  お忙しい中お答え頂きありがとうございます。
  対象となる出来事が同じであるから、引当金と保証債務の両方が残ってしまうのはまずいということなんですね。
  確かに一度引当金の戻入をした方がすっきりします。
  どうもありがとうございました。
- 21. 暮木孝司
- 2011年08月08日 22:36
- きんちゃんさん、こんばんは。
  
  ちょっと考え直してみたんですが、やっぱり消滅の認識から説明するのがいいかと思います。
  金融商品会計基準では、金融資産の譲渡に係る消滅の認識に財務構成要素アプローチを採用しました。
  売掛金を他に譲渡する場合には、この財務構成要素アプローチが適用されます。
  貸倒引当金は売掛金のマイナス要素であって、売掛金の譲渡によりなくなりますので、戻し入れないとまずい。
  
  売掛金を回収した場合は、取引ベースで売掛金を減らして、決算で貸倒引当金を戻しいれるということになるかと思います。