【受託販売の意義】
受託販売とは、他人(委託者)の商品の販売を引き受けることをいいます。
委託販売を受託者の側からみると、それが受託販売です。

受託者は商品の販売を行いますが、その販売に伴って発生する収益と費用はすべて委託者に帰属し、受託者の側で生ずる損益は受取手数料のみです。

委託者に対する債権(立替金)・債務(預り金)はすべて受託販売勘定で処理します。
受託販売勘定の借方残高は、債権(立替金)を意味し、貸方残高は、債務(預り金)を意味します。


【受託販売の会計処理】
(1)荷為替引受時
(借)受託販売××× (貸)支払手形×××

(2)受託品受取時
仕訳なし

(3)受託品販売時
(借)売 掛 金××× (貸)受託販売×××

(4)代金回収時
(借)現金預金××× (貸)売 掛 金×××

(5)立替費用支払時
(借)受託販売××× (貸)現金預金×××

(6)売上計算書作成時
(借)受託販売××× (貸)受取手数料×××

(7)残金送付時
(借)受託販売××× (貸)現金預金×××


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