特殊商品販売は、一般の販売形態と比較して、どこかが違う販売形態です。

これは、特殊仕訳帳もそうですが、「特殊」という言葉が難しいとの印象を与えているかもしれません。
ただ、あまりワープ技を使わずに、地味にやっていると、急にわかるようになるのではないかというのが、私の印象です。

そのためには、やはり一般商品販売をしっかりとやっておくことが必要ではないかと思います。

その前提として、商品勘定に関する決算整理仕訳の意味をきっちりと考えておく必要があると思います。

(借)仕  入××× (貸)繰越商品×××
(借)繰越商品××× (貸)仕  入×××

この仕訳です。

商品を購入した段階で、借方・仕入という処理が行われているために、決算整理で、上記の仕訳が必要です。
この仕訳を行うことで、売上原価が算出されることになります。
この売上原価算出のための決算整理の意味をじっくりと考えておきましょう。