【対象=2級以上】
(問題)
次の資料に基づいて、それぞれの経費の当月における消費額を計算しなさい。
(1)外注加工賃 前月未払額100円 当月支払額800円 当月前払額200
(2)保険料 年間支払額1,200円
(3)電力料 当月測定額900円 当月支払額800円
(解答)
(問題)
次の資料に基づいて、それぞれの経費の当月における消費額を計算しなさい。
(1)外注加工賃 前月未払額100円 当月支払額800円 当月前払額200
(2)保険料 年間支払額1,200円
(3)電力料 当月測定額900円 当月支払額800円
(解答)
(1)500円
(2)100円
(3)900円
(解説)
経費の消費額は、その形態に応じて、合理的に計算されます。
一般的な経費(支払経費)は、支払額をもとに計算されることとされます。
支払経費には、外注加工賃、保管料等があります。
この場合の計算は、商業簿記の損益計算書に計上される金額の計算と同じです。
具体的には、次のように計算されます。
当月支払額+前月前払額−前月未払額−当月前払額+当月未払額=当月消費額
1年や半年といった期間についてその総額が決められている経費については、その総額を月割りにするのが合理的です。
このような経費は、月割経費と呼ばれ、月割経費には、保険料、減価償却費、賃借料等があります。
実際の消費量が測定できる場合には、その測定値に基づいた金額を消費額とします。
このような経費は、測定経費と呼ばれ、電力料、ガス代、水道料等が測定経費に該当します。
この他に、実際の発生額をその消費額とする経費(発生経費)があり、これには、棚卸減耗費があります。
本問では、外注加工賃が支払経費、保険料が月割経費、電力料が測定経費に該当します。
外注加工賃は、当月支払額800−前月未払額100−当月前払額200=500と計算されます。
(2)100円
(3)900円
(解説)
経費の消費額は、その形態に応じて、合理的に計算されます。
一般的な経費(支払経費)は、支払額をもとに計算されることとされます。
支払経費には、外注加工賃、保管料等があります。
この場合の計算は、商業簿記の損益計算書に計上される金額の計算と同じです。
具体的には、次のように計算されます。
当月支払額+前月前払額−前月未払額−当月前払額+当月未払額=当月消費額
1年や半年といった期間についてその総額が決められている経費については、その総額を月割りにするのが合理的です。
このような経費は、月割経費と呼ばれ、月割経費には、保険料、減価償却費、賃借料等があります。
実際の消費量が測定できる場合には、その測定値に基づいた金額を消費額とします。
このような経費は、測定経費と呼ばれ、電力料、ガス代、水道料等が測定経費に該当します。
この他に、実際の発生額をその消費額とする経費(発生経費)があり、これには、棚卸減耗費があります。
本問では、外注加工賃が支払経費、保険料が月割経費、電力料が測定経費に該当します。
外注加工賃は、当月支払額800−前月未払額100−当月前払額200=500と計算されます。
「課税仕入れを行った日」の認識は基本通達11-3-1により、課税仕入れを行った日の属する課税期間に行なうものと解しますので、解答の通りと思われます。
しかし、支払保険料は消費税法の非課税取引に該当し、消費税は含みません。
また、短期前払費用については基本通達11-3-8にて期間対応を考慮しなくても良い旨が記載されているため、必ずしも1/12の按分を要しない解答もまた正解と思われます。
この点につき訂正・注釈をされることをお奨めいたします。
僭越ながら・・。
ではまた。