※後入先出法は廃止されています。
以下の記事は参考まで。

「先入先出法」は、先に仕入れたものから順番に出て行くと考える方法です。
「後入先出法」は、後に仕入れたものから順番に出て行くと考える方法です。
仮定そのものに違いがありますが、それ以外でも先入先出法と後入先出法とで大きく異なる点があります。

それは、期間のとり方で結果に違いがあるか否か、です。
どこからどこまでで先入先出や後入先出を考えるかで、(端数処理を除いて)結果が同じか、異なるかの違いがあります。

先入先出法は、端数の関係を除くと、期間のとり方で、結果に違いはありません。
しかし、後入先出法は、会計期間でみるのか(期別)、月単位でみるのか(月別)、払出ごとにみるのか(その都度)で結果が異なります。

ちょっとの違いで結果が異なるというのは、出題者側の立場でみると出し頃といってよいでしょう。
後入先出法の違い(期別、月別、その都度)には充分注意したいところです。

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