【対象=3級以上】

(問題)
次の取引の仕訳を示しなさい。

A商店は、先日、注文していた商品900円を受け取り、代金のうち300円はすでに支払っていた手付金と相殺し、残額は小切手を振り出して支払った。
なお、当座預金勘定残高は500円であったが、当店は、借越限度額1,000円の当座借越契約を締結している(当座借越勘定を用いて処理すること)。

(解答)
(借)仕  入900 (貸)前 払 金300
              当座預金500
              当座借越100


(許容勘定科目等)
前払金→前渡金

(解説)
商品代金の手付金は、前払金勘定で処理しています。
したがって、実際に商品を購入した場合には、前払金勘定の貸方に記入します。
当座借越契約を締結している場合において、当座預金勘定残高を超える引出し(小切手の振り出し)があった場合には、当座借越勘定で処理します(二勘定制)。