【対象=2級以上】

(問題)
次の取引の仕訳を示しなさい。

当月の賃金を現金で支払った。
賃金の支給総額は100万円であり、源泉所得税6万円、社会保険料4万円が控除されている。

(解答)【単位:万円】
(借)賃  金100 (貸)現  金90
              預 り 金10


(許容勘定科目等)
賃金→賃金給料、労務費等
現金→現金預金等
預り金→所得税預り金、社会保険料預り金と分けてもよい

(解説)
賃金を支払った場合には、賃金勘定(賃金給料等)で処理します。
賃金の支払時に源泉所得税や社会保険料を控除する場合には、控除された源泉所得税や社会保険料は、預り金勘定で処理します。
なお、預り金勘定は、源泉所得税預り金や社会保険料預り金と区別する場合もあります。