【対象=2級以上】
(問題)
次の一連の取引の仕訳を示しなさい。
(1)材料100kg(直接材料分70kg、間接材料分30kg)を消費した。
材料の予定消費単価は、@10円である。
(2)材料の実際消費単価は@11円であった。
(解答)
(問題)
次の一連の取引の仕訳を示しなさい。
(1)材料100kg(直接材料分70kg、間接材料分30kg)を消費した。
材料の予定消費単価は、@10円である。
(2)材料の実際消費単価は@11円であった。
(解答)
(1)(借)仕 掛 品 700 (貸)材 料1,000
製造間接費300
(2)(借)材料消費価格差異100 (貸)材 料100
(解説)
(1)材料の予定価格による消費
材料の消費を予定単価を用いて計算している場合には、その材料の実際消費数量に予定消費単価を乗じて、次の処理を行います。
いわば、先んじて消費額の計算を行っていることになります。
この場合、直接費にかかる部分は、仕掛品勘定で処理し、間接費に係る部分は、製造間接費勘定で処理するのは、実際消費額の計上の場合と異なりません。
(借)仕 掛 品 ××× (貸)材 料×××
製造間接費×××
(2)材料消費価格差異
材料の予定消費単価による予定消費額と実際消費額との差額は、材料消費価格差異勘定で処理します。
予定消費額(よ)−実際消費額(じ)=材料消費価格差異
この算式による材料消費価格差異が、
プラスの場合には、貸方に材料消費価格差異(有利差異・貸方差異)が生じ、
マイナスの場合には、借方に材料消費価格差異(不利差異・借方差異)が生じることになります。
やや、わかりにくいところとも思いますので、最初は、予定計算が行われる場合には、予定(よ)−実際(じ)という計算を常に行うようにこころがけるとよいかもしれません。
その計算結果が、プラスであれば、収益の生ずる側、つまり、貸方に差異が生じます、
逆に計算結果が、マイナスであれば、費用の生ずる側、つまり、借方に差異が生じます。
製造間接費300
(2)(借)材料消費価格差異100 (貸)材 料100
(解説)
(1)材料の予定価格による消費
材料の消費を予定単価を用いて計算している場合には、その材料の実際消費数量に予定消費単価を乗じて、次の処理を行います。
いわば、先んじて消費額の計算を行っていることになります。
この場合、直接費にかかる部分は、仕掛品勘定で処理し、間接費に係る部分は、製造間接費勘定で処理するのは、実際消費額の計上の場合と異なりません。
(借)仕 掛 品 ××× (貸)材 料×××
製造間接費×××
(2)材料消費価格差異
材料の予定消費単価による予定消費額と実際消費額との差額は、材料消費価格差異勘定で処理します。
予定消費額(よ)−実際消費額(じ)=材料消費価格差異
この算式による材料消費価格差異が、
プラスの場合には、貸方に材料消費価格差異(有利差異・貸方差異)が生じ、
マイナスの場合には、借方に材料消費価格差異(不利差異・借方差異)が生じることになります。
やや、わかりにくいところとも思いますので、最初は、予定計算が行われる場合には、予定(よ)−実際(じ)という計算を常に行うようにこころがけるとよいかもしれません。
その計算結果が、プラスであれば、収益の生ずる側、つまり、貸方に差異が生じます、
逆に計算結果が、マイナスであれば、費用の生ずる側、つまり、借方に差異が生じます。
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