来年の試験には、直接影響はありませんが、新しい簿記の話です。
今までの資本の部は、純資産の部に衣替えすることが予定されています。
さて、さて、この「純資産」って何でしょうか?

簿記上は、資産−負債が「純資産」ないしは「純財産」と呼ばれます。
むむむっ。
こりは、資本と同じ?

資産−負債=資本

資産−負債=純資産

おおおっ。
これは、同じです(きっと)。
この場合の「資本」と「純資産」に違いがある訳ではないでしょう。

では、これはどうでしょうか。

資産=負債+資本

資産=負債+純資産

むむむっ。
ただ単に式の項目を移項(だったかな)しただけなのに、どうも下の式はみたことがありません(私がないだけか?)。

純資産は、どうやら、「資産−負債」に限定して使われているらしいことがわかります。
これに対して、資本は、やや異なる意味合い「としても」使われることがあるといったところでしょうか。
必ずしも「資産−負債」という意味としてだけではなく、「資産」や「負債」とは独立した「資本」という言葉が使用される場合もあるといった方がよいかもしれません。

こう考えるとわざわざ「資本の部」から「純資産の部」へと名称を変更した事は、その変更内容をとってもよくあらわしているといってよいかもしれません。

で、そんじゃ「純資産の部」って、どんななのかは、

つづく。