満期保有目的の債券は、満期まで保有する債券(って、そのままか)です。
簿記論では、それほど厳密な定義等は問われないと思いますが、満期保有目的の債券であるためには、取得当初から満期まで保有する意志が必要です。

満期保有目的の債券は、取得原価で評価します。
これは、満期まで所有していることが前提のために時価評価を行う必要がないからです。

ただし、取得差額(額面と取得金額の差額)が金利の調整である場合には、償却原価法が強制されます。

勘定科目としては、投資有価証券か、満期保有目的債券が用いられます。


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