金融商品会計基準では、有価証券を4つに区分し、それぞれに応じた評価を定めています。
その最初にあがっているのが、「売買目的有価証券」です。
単なる売却をするであろう有価証券というより、売買を繰返し、その利ざやを稼ぐという意味で、「売買目的有価証券」ということでしょう。
金融商品会計基準では、「時価の変動による利益」を狙いとしている有価証券をいうものとされています。

売買目的有価証券は、短期的な時価の変動に注目して利益を得ようという訳ですから、期末時点で保有していても、これを時価で評価することに何ら障害はありません。
簿価と時価との差額が損益とされます。

勘定科目は、有価証券勘定がが多いですが、売買目的有価証券の場合もあります。


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