（★）買入償還

市場での買入償還を考えておきましょう。
その前に、社債の一連の処理の処理をきちんと理解しておくことが近道だと思います。


【買入償還の会計処理】
（借）社　　債×××　（貸）現金預金　　×××　→社債＝買入償還時償却原価
　　　　　　　　　　　　　　社債償還益　×××　→差額


社債の発行は、長期の借金をしたのと変わりません。
社債の償還は、長期の借金を返済したのと変わりません。
借方：社債は、買入償還時の償却原価です。

期間計算は、慎重に行いましょう。
期首から買入償還時までの償却は、問題の指示に従いましょう。

社債償還益は貸借差額です。
借方差額の場合には、社債償還損になります。


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Comments

[1. komako]

先生、こんにちは！

社債の買入償還時の処理で教えてください。

社債を割引発行し、償却原価法（定額法）による評価をします。
期中に一部を買入償還しました。

決算整理仕訳で、買入償還した部分も含めて

社債利息　×××　　社債　×××

と仕訳をしていました。

償還日に社債の帳簿価額を求めて社債償還損を計上しているのに、なぜ買入償還部分の

社債利息　×××　　社債　×××

の仕訳をしないのかわかりませんでした。

問題文に何の指示もありませんが、この場合、仕訳は決算時にまとめるのですか？

[2. 暮木孝司]

komakoさん、こんばんは。

償却原価法の適用を決算整理とみてるってことなんでしょうね。
社債については、昔から決算で別にやるという考え方が強いかもしれないです。

固定資産の期中売却時の減価償却費についても同じことがいえるのですが、こちらは売却時に処理する例が多いようです。

社債については決算、減価償却は期中が多いものの問題の指示等によるといった感じかもしれないですね（減価償却について売却時に減価償却費をたてない方法での仕訳の出題実績はありますね）。

[3. komako]

先生、ありがとうございます。
昨年、買入償還時に社債と社債利息を計上する処理を習って、その問題ばかりだったので、決算時に全てまとめる解答に違和感があります。
例外的な処理を習っていたのですね。
問題に指示がないと、慣れている方法でやってしまいそうで、これからちゃんと対応できるか不安です。
頭を柔らかくしないといけないですね。

[4. 暮木孝司]

komakoさん、こんばんは。

実際には分岐がある処理って少なくはないかもしれません。
社債の償還や減価償却資産の売却などで償却の処理を期中に行うか、決算で行うかの分岐の可能性があることは念頭においておいた方がいいかもしれないですね。