イチローや松井の大リーグでの活躍を見るたびにアメリカは、懐の深い国だと思う。
自国出身者ではない選手に惜しみない賞賛を与える。
もちろんそれは実力に裏付けられた華麗なプレーや記録に対して与えられるものであって、誰しもがその誉に浴する訳ではないだろう。
自国出身者の記録にこだわっているとしか思えない日本とは、比べるまでもないといったところか。
そんな懐の深い国、アメリカにタイプの異なる二人の投資家がいる。
一人は、ジョージ・ソロスという大手ヘッジ・ファンドのファンド・マネージャーである。
ヘッジ・ファンドとは、少数の投資家の資金を運用する基金で、ファンド・マネージャーは、その運用担当者にあたる。
大手のヘッジ・ファンドの資金規模は、極めて大きいらしい。
どのくらい大きいかというと東南アジアの一国の通貨を売り浴びせ、その国を通貨危機に陥れたことがある程である。
もちろんその国の規模もあるのだろうが、一国と対峙し得る資金規模は、私には、想像もつかないくらいに巨額な筈だ。
このような行為が、道義的な意味で問題がないのかといえば、さすがに首をひねらざるを得ないが、そんな彼が、アメリカを代表する投資家(投機家?)というに相応しい気がするのもまたアメリカという国の懐の深さ故なのだろうか。
もう一人がウォーレン・バフェットである。
ソロスとは対照的に、バフェットは、「超」の文字がつくほどの長期投資家である。
バフェットは、自らで投資先の企業の発売する商品を確かめ、企業の業績を実際に数字で確認し、割安と判断した株式のみを長期間にわたり保有するというまるで、株式投資の教科書に出てきそうなスタンスを続け、巨万の富を築いた人物である。
アメリカ株といえば、ハイテク株を連想するが、バフェットは、自らが仕組みのわからないものには一切手をださず、ハイテク株を所有していない。
もちろんパソコンをいじる程度の知識はあるようだが、実際の製品やサービスについて自らの目で確かめることができない以上、株式を買うこともないというのがその理由なのである。
二人の投資家には、投資に対する大きなスタンスの違いがある。
少なくとも「どちらも」アメリカを代表する投資家であることに間違いはないだろう。
それでもあえて問うとすれば、やはりアメリカを写す投資家は、ソロスだろうか、それとも、バフェットなのだろうか。
自国出身者ではない選手に惜しみない賞賛を与える。
もちろんそれは実力に裏付けられた華麗なプレーや記録に対して与えられるものであって、誰しもがその誉に浴する訳ではないだろう。
自国出身者の記録にこだわっているとしか思えない日本とは、比べるまでもないといったところか。
そんな懐の深い国、アメリカにタイプの異なる二人の投資家がいる。
一人は、ジョージ・ソロスという大手ヘッジ・ファンドのファンド・マネージャーである。
ヘッジ・ファンドとは、少数の投資家の資金を運用する基金で、ファンド・マネージャーは、その運用担当者にあたる。
大手のヘッジ・ファンドの資金規模は、極めて大きいらしい。
どのくらい大きいかというと東南アジアの一国の通貨を売り浴びせ、その国を通貨危機に陥れたことがある程である。
もちろんその国の規模もあるのだろうが、一国と対峙し得る資金規模は、私には、想像もつかないくらいに巨額な筈だ。
このような行為が、道義的な意味で問題がないのかといえば、さすがに首をひねらざるを得ないが、そんな彼が、アメリカを代表する投資家(投機家?)というに相応しい気がするのもまたアメリカという国の懐の深さ故なのだろうか。
もう一人がウォーレン・バフェットである。
ソロスとは対照的に、バフェットは、「超」の文字がつくほどの長期投資家である。
バフェットは、自らで投資先の企業の発売する商品を確かめ、企業の業績を実際に数字で確認し、割安と判断した株式のみを長期間にわたり保有するというまるで、株式投資の教科書に出てきそうなスタンスを続け、巨万の富を築いた人物である。
アメリカ株といえば、ハイテク株を連想するが、バフェットは、自らが仕組みのわからないものには一切手をださず、ハイテク株を所有していない。
もちろんパソコンをいじる程度の知識はあるようだが、実際の製品やサービスについて自らの目で確かめることができない以上、株式を買うこともないというのがその理由なのである。
二人の投資家には、投資に対する大きなスタンスの違いがある。
少なくとも「どちらも」アメリカを代表する投資家であることに間違いはないだろう。
それでもあえて問うとすれば、やはりアメリカを写す投資家は、ソロスだろうか、それとも、バフェットなのだろうか。
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