【大陸式の普通仕訳帳の記入】
大陸式によった場合の普通仕訳帳に記録される取引は、次のとおりです。
(1)開始手続
(2)期中手続
(3)合計仕訳

開始手続には、開始仕訳と再振替仕訳がありますが、純大陸式と準大陸式の違いに注意しましょう。
大陸式をとった場合に普通仕訳帳に記入される期中取引は、それほど多くありません。


【合計仕訳】
大陸式は、仕訳帳→元帳という流れを重視します。
そのため、特殊仕訳帳からの合計転記についても、普通仕訳帳を経由する場合が多いです。
この場合、普通仕訳帳に行われる仕訳を合計仕訳と呼びますが、この場合の合計仕訳は、特殊仕訳帳の記録の合計を仕訳の形式で示したものに他なりません。
従って、例えば、仕入帳であれば、次のような仕訳が行われます。

仕入××× 買 掛 金   ×××
         支払手形   ×××
         諸  口(レ)×××

いわばこの仕訳が、特殊仕訳帳の要約記録で、この仕訳は、元帳への転記を前提としています。
すでに個別転記が行われている諸口欄(貸方・諸口)については、この段階では転記不要になります。
したがって、実際の普通仕訳帳の記入にあたっては、転記不要を意味する「レ」(チェックマーク)を付することになります。