【払込方法と処理方法の選択】
(1)代用払込が認められる新株予約権付社債 → 区分法
(2)代用払込の請求があったとみなす新株予約権付社債
1.従来の転換社債 → 一括法
2.その他     → 区分法

社債と予約権が分離する可能性のあるもの(分離型)は、区分法で、分離する可能性のないもの(非分離型)は、一括法で処理することとされています。


【区分法】
(取得時)
(借)投資有価証券等(社 債)××× (貸)現金預金×××
   投資有価証券等(予約権)×××

※かっこ内は、便宜上のものです。
※社債部分については、償却原価法の適用があります。
※勘定科目は、所有目的に従います。

(権利行使時・現金払込)
(借)投資有価証券等(株式)××× (貸)現金預金        ×××
                     投資有価証券等(予約権)×××

(権利行使時・代用払込)
(借)投資有価証券等(株式)××× (貸)投資有価証券等(社 債)×××
                     投資有価証券等(予約権)×××


【一括法】
(取得時)
(借)投資有価証券等(社債)××× (貸)現金預金×××

(権利行使時)
(借)投資有価証券(株式)××× (貸)投資有価証券等(株式)×××

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