【ストック・オプションの意味】
ストックは、「株式」を意味します。
オプションは、取得者側では「取得する権利」、発行者側では「交付する義務」を意味します。

「ストック・オプション等に関する会計基準」では、ストック・オプションは、報酬(労働等の対価)として従業員等に付与するものをいいます。
「ストック・オプション」は、「従業員等の報酬としての新株予約権等」といえます。

労働の対価として新株予約権を付与するのですから、借方は費用(株式交付費)で処理し、貸方に新株予約権を計上します。


【ストック・オプションの会計処理】
(1)権利確定日以前の会計処理(権利付与時)
(借)株式報酬費用××× (貸)新株予約権×××

※ストックオプションの公正な評価額×対象勤務期間のうち当期の月数÷対象勤務期間


(2)権利確定日以後の会計処理(権利行使時)
(借)新株予約権 ××× (貸)資本金等 ×××
   現金預金  ×××


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