本試験まであと4月あまりになりましたが、この時期、一体、何をやってよいのかわからなくなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろんご自分で何をなすべきかがわかっている方は、安易に他人の言に左右される必要はないと思います。
一番まずいのは、中途半端なままで直前期をむかえ、直前の難解な項目・出題に振り回されることです。
これは本当にまずいです。
どのくらいまずいのかというと勉強をすればするほど合格の可能性を下げているのではないかとすら思える場合があるくらいです(これは嘘ではありません)。

今、何をすべきかといえば徹底的な基礎項目の復習でしょう。
過去数年間の税理士試験の出題を検証すればわかりますが、合否は、難解な項目の出来・不出来できまる訳ではありません。
いわゆる個別的な基礎項目で決まります。
もちろん、個別問題や第三問での難解な出題の可能性は低くありません。
というか出題されるでしょう。
それに対する対策もある程度は必要でしょう。
しかし、それでも合否を決めるのは、期中~決算整理を中心とした個別項目の力にあるといって間違いありません。
基礎の理解なくして、いくら難解な総合問題を解いても、それが力に転化することもないのです。
この1~2か月で、基礎項目を固め直して、直前期をむかえることができるかは極めて重要といってよいのではないかと思います。

そのための簡単な確認作業は、今までに解いた事のある個別問題を無作為に10題ほど拾ってみるとよいのではないでしょうか。
「ケアレスミスも含めて」、間違いが許容されるのは、せいぜい1~2題です。
そのくらいの精度のある方は、新規の個別問題や総合問題に取り組むのもよいでしょう。
その間で間違えた項目については、テキストレベルに戻って確認作業をきっちりと行うことが重要です。
それ以下の精度で、他の難解な新規の出題を解くというのは、かえって混乱の原因になる可能性も高いと思います。
もう一度、今まで解いてきた問題を解きなおすのがよいのではないでしょうか。
この場合には、無作為というよりも、やや、ブロックごとに解くのがよいと思います。
そして間違えた項目は、同様の出題や時には「全く同じ問題」を解くことも必要でしょう。
そして基礎項目(今まで学習した項目)での苦手項目をつぶしておく必要があります。
これを徹底してやっておくことが肝心です。
それなして、基礎項目の理解なくして、直前期のいわゆる答練の出題を何度も解きなおしても、簿記の力がつくことはないでしょうし、残念ながら合格の可能性が高まることはないと思います。
ゴールデンウィーク前あたりまでに、これを計画的に(今までの問題を期間で割って)できるか否かはとても重要ではないかと思います。