【キャッシュ・フロー計算書の考え方】

キャッシュ・フロー計算書(CF計算書)は、資金のフロー(流れ=出と入)を示す財務諸表です。

その重要性は増しており、税理士試験でも必須です。



【損益計算書とキャッシュ・フロー計算書】

損益計算書はいわば「財産」のフロー表です。

キャッシュ・フロー計算書は、「資金」のフロー表です。


【損益計算書】
収益(財産の増)−費用(財産の減)=純利益



【キャッシュ・フロー計算書】

現金収入(現金の入)−現金支出(現金の出)=キャッシュ・フロー

「入」が多ければ「プラス」で、「出」が多ければ「マイナス」です。



【仕訳との関係】

キャッシュ・フローとカタカナになると私も若干、引きますが、要は「現金収入・現金支出」です。

具体的には、次の仕訳の取引でキャッシュ・フローが生じます。

(借)現金××× (貸)○○××× ← キャッシュ・イン・フロー

(借)○○××× (貸)現金××× ← キャッシュ・アウト・フロー



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