【合併財務諸表の作成】

本店と支店は、法的(制度的)には、一つの「会計単位」です。

これを一定の理由から本店と支店にわけて、帳簿(仕訳帳、元帳)を記録し、別々に財務諸表(損益計算書、貸借対照表)を作成します。

制度上、作成しなければならない「財務諸表」は、当然、一つです。

この場合、注意しなければならないのは、あくまでも「帳簿」は別々のままで、くっつけるのが、「財務諸表」という点です。

財務諸表を合併するので、基本的には、ただ、同じ項目の数字を足すだけです。



【合併財務諸表の作成手続】

特徴的なのは、次の3点でしょうか。

(1)照合勘定(本支店勘定)の相殺消去

(2)内部取引高(本店仕入・支店売上勘定)の相殺消去

(3)内部利益の除去


未達事項を整理すれば、照合勘定(本支店勘定)及び内部取引高(本店仕入・支店売上)は、貸借逆に一致します。

これを合併財務諸表の作成上は、相殺消去します。

面倒なのが内部利益の除去です。



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