電卓の特に有効な機能である「メモリー」と「定数計算」の使い方についてです。

【メモリーキー】

メモリーキーは、別の所に一時的に記憶しておくキーです。

電卓に、「M+」、「M−」、「CM」、「RM」というキーがあります。

例えば、2×3 と 2×4 の合計を出したいときは、

2 × 3 = 6
2 × 4 = 8
6 + 8 = 14

とやると時間がかかるので、

2 × 3 M+ 2 × 4 M+ RM

で14が出ます。

メモリーキーを使う前には、いったんメモリーをクリア(CMキー)する習慣をつけた方がよいでしょう。



【定数計算】
これは同じ数字を連続してかけたり、同じ数字で連続して割ったりするときに便利です。

掛け算でいうと、

100×0.8=80
200×0.8=160
300×0.8=240

という計算を、

(シャープ製等)
.8 × 100 = 80
200 = 160
300 = 240

同じ数字(0.8)を先に押すのがポイントでしょうか。

(カシオ製等)
.8 × × 100 = 80
200 = 160
300 = 240

シャープ製と基本的には同じですが、「×」を二度押す必要があります。

「×」を二度押した後に画面のどこかに「k」の文字がでます。

割り算の場合は、

100 ÷ 1.05(3)←三乗です

という計算を、

(シャープ製等)
100 ÷ 1.05 = = =86.383………

(カシオ製等)
1.05 ÷ ÷ 100 = = = 86.383………

やはり割る数字を先にもってきて、「÷」を二回押すと、画面に「K」の文字が。

これは、割引価値(退職給付引当金、キャッシュ・フロー見積法等で使用)の計算に便利です。