【ボックス図の意味】
【ボックス図の利用方法】
原価率絡みは、非常に奥が深い分野です。
精進あるのみですね。
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・原価率・利益率、付加率
・棚卸減耗損と商品評価損
・他勘定振替高
・払出単価の決定方法
・売価還元法
・売価還元法における値上と値下
・仕入諸掛
・税理士試験 簿記論 講師日記 全テキスト記事一覧
ボックス図といっても、特別な作成の決まりはありません。
要は勘定形式を借りて商品等の動き(増減)を表したものです。
原価率の算定をはじめ、推定がからむときに利用すると効果大です。
三分法による仕入(商品)勘定の動きを模したものもありますが、
(借方)期首 (貸方)売上原価
当期 期末
の方が一般的でしょう。
このボクッス図は、商品の増減を原価ベースで表したものです。
同様に、仕掛品、製品、材料なども同じ形で図に表すことができます。
結局は、いずれも資産で、最初にこんだけあって(期首)、こんだけ増えて(当期)、こんだけ残ってたら(期末)、これだけ無くなっている筈(売上原価等)ということを原価ベースで図にしたに過ぎません。
売価で統一して書くことも可能です。
シンプルだからこそ利用価値は高いでしょう。
【ボックス図の利用方法】
基本的な利用方法は、
(1)期首 (3)売原
(2)当期 (4)期末
(1)から(4)のうちのいずれか一個が不明であっても、貸借合計は一致します。
この関係を利用して、差額で不明箇所を算出します。
最初は、やや戸惑うかもしれませんが、似たタイプの問題を立て続けに解くことで慣れると思います。
問題は、原価率が絡む場合です。
(1)期首 (3)売原 ← <(5)原価率> → (6)売上
(2)当期 (4)期末
「売上高×原価率=売上原価」の関係を利用して、差額で不明箇所を算出する場合が多いです。
この辺は、いったんボックス図の意味、原価率の意味を把握したあとは、ひたすら問題を解く必要があります。
原価率絡みは、非常に奥が深い分野です。
精進あるのみですね。
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ボックス図の目的は 売上原価の算定にあるのでしょうが
成り立ちが良くわかりません
なぜ評価損や 減耗を算出するのに縦軸が単価で横軸が数量なのでしょうか
教えてください