【出題形式】

税理士試験・簿記論はほとんどが計算問題です。

若干の用語を答えさせる問題や理論的な出題があった時もありますが、予想配点は極めて少ないです。

財務諸表論は、理論半分、計算半分という形式です。

財務諸表論の計算(第三問)は、簡単にいえば、財務諸表の表示が厳格になって、注記もしろって感じです。

もちろん科目自体が違うのですから同じ計算といっても、様子はかなり違いますが、少なくとも計算項目の学習の入口はおおむね「同じ」といってよいでしょう。

やや理論的に簿記を眺めていると財務諸表論の理論(第1問・第2問)に役立つことは少なくありません。

簿記と財表の並行学習が望まれる理由です。



【計算内容】

簿記論と財務諸表論の第三問での計算の出題は、かなりの程度に共通する部分があります。

しかし、財務諸表論では、もちろん帳簿組織、本支店といった部分は出題されにくいでしょう。

また、特殊商品販売などでも、例えば、割賦の戻り商品が出題されるということも考えにくいといってよいと思います。