【貸倒れの処理】
(1)当期に発生した売掛金等の貸倒れ
(借)貸倒損失×××(貸)売掛金×××
(2)前期以前に発生した売掛金等の貸倒れ
(借)貸倒引当金×××(貸)売掛金×××
【当期発生売掛金の貸倒れ】
当期に発生(売上)した債権に、まだ、貸倒引当金の設定は行われていません。
したがって、貸倒引当金を充てる(減らす)処理もできません。
もっとも発生から貸倒れまでが極めて短い期間(1年以内)しかないので、実際の事例は少ないでしょう。
(当期に発生した売掛金等の貸倒れ)(借)貸倒損失×××(貸)売掛金×××
【前期以前発生売掛金の貸倒れ】
前期以前に発生した売掛金等には、前期末に貸倒引当金が設定されているので、これを充当します。
(前期以前に発生した売掛金等の貸倒れ)(借)貸倒引当金×××(貸)売掛金×××
もっとも設定している貸倒引当金以上の貸倒れがあった場合は、その超える部分は、貸倒損失勘定で処理します。
やや細かい話ですが、当期の売掛金が貸倒れとなった場合の貸倒損失と前期以前の売掛金が貸倒れとなり、貸倒引当金の設定額を超えて貸倒損失とした場合とでは意味は異なります。
おおむね、次のような感じでしょうか。
当期の売掛金の貸倒損失 → 販売費及び一般管理費
設定引当金を超える貸倒損失 → 特別損失
後者については、内容を吟味する必要もあるでしょうが、おおむね貸倒引当金の設定誤差、すなわち前期損益修正損(特別損失)と考えてよいでしょう。
【関連記事】
・償却債権の取立て
・引当金<目次>
・テキスト記事一覧
(1)当期に発生した売掛金等の貸倒れ
(借)貸倒損失×××(貸)売掛金×××
(2)前期以前に発生した売掛金等の貸倒れ
(借)貸倒引当金×××(貸)売掛金×××
【当期発生売掛金の貸倒れ】
当期に発生(売上)した債権に、まだ、貸倒引当金の設定は行われていません。
したがって、貸倒引当金を充てる(減らす)処理もできません。
もっとも発生から貸倒れまでが極めて短い期間(1年以内)しかないので、実際の事例は少ないでしょう。
(当期に発生した売掛金等の貸倒れ)(借)貸倒損失×××(貸)売掛金×××
【前期以前発生売掛金の貸倒れ】
前期以前に発生した売掛金等には、前期末に貸倒引当金が設定されているので、これを充当します。
(前期以前に発生した売掛金等の貸倒れ)(借)貸倒引当金×××(貸)売掛金×××
もっとも設定している貸倒引当金以上の貸倒れがあった場合は、その超える部分は、貸倒損失勘定で処理します。
やや細かい話ですが、当期の売掛金が貸倒れとなった場合の貸倒損失と前期以前の売掛金が貸倒れとなり、貸倒引当金の設定額を超えて貸倒損失とした場合とでは意味は異なります。
おおむね、次のような感じでしょうか。
当期の売掛金の貸倒損失 → 販売費及び一般管理費
設定引当金を超える貸倒損失 → 特別損失
後者については、内容を吟味する必要もあるでしょうが、おおむね貸倒引当金の設定誤差、すなわち前期損益修正損(特別損失)と考えてよいでしょう。
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専門学校の財表論 計算問題文中の表現で理解できないところがありました。
以下が抜粋です。
「当期に対応する利息は受取利息の計上を取り消し、前期以前に計上された部分については、貸倒引当金の目的使用として処理する。」
これは、金融商品会計基準注解 (注9) の会計処理を問う財表論の計算問題からの抜粋です。
最後の「貸倒引当金の目的使用として処理する」っていう表現がはじめてだったので面食らってしまい結局手付かずでした。
この表現は、どういう意味でしょうか?
解答を見ると易しい会計処理でしたが、問題文の解釈が未だにできません。
指導よろしくお願いいたします。