税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

荷為替

税理士試験 簿記論 三択問題38(荷為替の取組)

(問題)
荷為替の取組時における仕訳として誤っているのは、次のうちいずれですか。

(1)(借)現金預金 ××× (貸)前 受 金×××
      手形売却損×××

(2)(借)現金預金 ××× (貸)委託販売×××
      手形売却損×××

(3)(借)現金預金 ××× (貸)積送売上×××
      手形売却損×××

(解答)
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荷為替の取組み

【荷為替の取組の意義】
委託販売では、委託者は、受託者に商品の販売を依頼するために商品を送付(積送)します。
商品の積送と同時に、貨物代表証券を担保として受託者宛の為替手形を振出し、銀行で割引くことがあります。
これを「荷為替の取組み」といいます。

荷為替を取組むことにより代金(の一部)を早期回収することができます。
しかし、この段階では、積送品はまだ受託者において販売されていません。
まだ、売上は計上すべきではありませんので、受託者からの販売代金の前受けとして、前受金勘定または委託販売勘定で処理します。
この前受代金は、実際に商品が販売され、受託者から売上計算書が到着したときに精算することになります。


【荷為替の取組みの会計処理】
(1)積送売掛金及び前受金で処理する方法
受託者に対する債権を積送売掛金勘定で処理し、荷為替の取組みによる債務は、前受金勘定で処理する方法です。

積送時:   (借)積送品  ××× (貸)仕  入 ×××
荷為替取組時:(借)当座預金 ××× (貸)前 受 金 ×××
         手形売却損×××   
代金精算時 :(借)前 受 金 ××× (貸)積送品売上×××
         積送売掛金×××
         積送諸掛費×××

(2)委託販売勘定で処理する方法
受託者に対する債権・債務を委託販売勘定のみで処理する方法です。
委託販売勘定が借方残高の場合には、債権(売掛金)を意味し、貸方残高の場合は債務(前受金)を意味します。
借方残高の場合は、期末売上債権に含まれ、貸倒引当金の設定対象になります。

積送時:   (借)積 送 品 ××× (貸)仕  入×××
荷為替取組時:(借)当座預金 ××× (貸)委託販売×××
         手形売却損×××
代金精算時: (借)委託販売 ××× (貸)積送品売上×××
         積送諸掛費×××

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