税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

簿記論

税理士試験 簿記論 三択問題12(有価証券)

(問題)
次の文章のうち正しいものは、どれですか。

(1)簿記上の取引とは、資産・負債・資本に増減をもたらす経済事象をいうのであるから、有価証券の売買契約を交わしただけでは、簿記上の取引には該当せず、仕訳も要しない。

(2)金融商品会計基準では、有価証券を4種に区分し、それぞれに応じた評価基準と勘定科目を定めている。

(3)子会社株式及び関連会社株式は、取得原価で評価することとされるが、時価で評価される場合もある。

(解答)
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税理士試験 簿記論 三択問題5(現金預金)

(問題)
次に掲げるものを売掛金の回収によって受け取った場合の仕訳における借方科目が当座預金となるものを選びなさい。

(1)他人振出の小切手(1ヶ月後の日付の付されたものである)

(2)他人振出の小切手(当日の日付の付されたものである)

(3)自己振出しの小切手

(解答)
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税理士試験 簿記論 三択問題1(現金預金)

(問題)
次の項目のうち、簿記上、現金勘定で処理されないものを選びなさい。

(1)郵便為替証書

(2)自己振出小切手

(3)配当金領収証

(解答)
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問題の解き方(総合問題の解き方を考える:その他の出題形式等)

簿記の問題、解いてますか?

総合問題の解き方を考えています。

総合問題の解き方といっても、会計処理(仕訳)を行うのに以下のいずれに比重を置くかの違いに過ぎません。

(1)実際に仕訳を書く

(2)元帳(T字)に書く

(3)試算表に書く

(4)解答に直接書く

それぞれの方式には、それぞれ長所と短所があります。

それをよく認識して自らの得意な類型を固めつつ、問題に応じた解答方法を模索する。

そんなアプローチがよいと思います。

特に注意しなければならないのは、ある人の解法を無条件に真似ることです。

できる人の解答方法を参考にするのはいいです。

しかし、簿記の力や日本語力等、前提は人それぞれ異なります。

自分にとってよい方法がよい方法なのであって、誰にとっても絶対的によい方法などありません。

形式のみを真似るなら、真似をしない方がよい。

それが講師の解き方であってもです。

そんな風にも思います。



さてさて、総合問題の解き方でした。

これまで決算整理中心、期中処理が多い場合の対処を考えてきました。

それ以外に注意すべき出題の類型を考えておきましょう。


(1)勘定推定の多い出題
勘定推定が出題される場合には、やはり元帳型は強いです。

単純な計算のハズですが、試算表加工等は、やはり劣ります。

一部でも推定があるなと思った勘定については、おとなしく勘定を書いてやった方がいいかもしれません。

現金預金、売掛金、受取手形、買掛金、支払手形等は勘定を書く候補といってよいでしょう。

決算整理型の問題でも売掛金、受取手形(→引当金関連)、繰延税金資産・負債、法人税等調整額なども勘定を書いた方がよい場合が多いかもしれません。

もっとも難易度の高い場合には、何も集計しない方がよかったりしますが。

何を勘定に書くか。

そのこと自体に絶対はありません。

ラフに決めておくのはよいと思います。

でも最終的には、自分で判断です。

初見の問題の時にはその見極めがうまくいったかをぜひ事後に確認してみてください。



(2)本支店等
これは要は推定がらみではあります。

未達取引などは特に難易度の低い出題に関しては、完璧に処理する必要があると思います。

その点、いったん仕訳をきる等の工夫が必要でしょう。

これは実行した方がいいかもしれません。


(3)商的工業簿記
製造業では、損益項目と製造原価との割り振りが課題になります。

この場合には、部分的に集計表のようなものを作成するとよいかもしれません。

問題の資料を利用できる場合もあると思います。

この辺は慣れが必要だと思います。

ここもやはり問題の資料を利用するかどうか。

どのような集計表をつくるのかにも絶対はありません。

試行錯誤という感じでしょうか。



そうだ、問題を解こう!!(もうちょっといろいろ試してみてください)

問題の解き方(総合問題の解き方を考える:期中処理を含む出題)

簿記の問題、解いてますか?

コツコツ解きましょうね。

総合だろうが、個別だろうがバリバリです。

ええ、バリバリです。

とにかく解く。

とりあえず解く。

と、よし(←何がよしだか)。



えーっと、根性論の後は、問題の解き方です。

いま、総合問題の解き方を考えています。

総合問題の解き方といっても、会計処理(仕訳)を行うのに以下の要素のどれに比重を置くかの違いに過ぎません。

(1)実際に仕訳を書く

(2)元帳(T字)に書く

(3)試算表に書く

(4)解答欄に直接書く


このうち(4)の直接記入は、どのような方式をとろうとも共通です。

スピードを意識する場合は、不可欠でしょう。

正確性が極端におちるケースもあるかもしれません。

その点は、ひとえに「バランス」です。

早くやっても不正解では意味がありません。

実践での微調整以外にないでしょう。



決算整理型の出題では、試算表加工がとても意味を持ちます。

ここ数年出題が続いている期中処理が多い場合はどうでしょうか?

期中処理が多い場合には、一つの勘定科目の動きが多くなります。

この点を考えると元帳(T字)や仕訳に軍配があがりそうです(特に元帳)。

試算表加工をとるにせよ元帳(T字)の併用は不可欠でしょう。

また、平成16年の出題のように当初の数字が解答用紙にあるケースもあります。

平成16年の第三問の出題は、精算表でした。

実際には、第三問での精算表を多少なりとも想定していたかが大きいかもしれません。

それほど想定していない出題の場合にも焦らずに可能性を模索できるかは、普段、可能性を模索しているかにかかっていると思います。

普段、全くやっていないことを本試験で急にやってもうまくいかない可能性は高いです。

その意味でも普段からある程度の形式の変化も想定して、解き方そのものを模索する必要があるといえそうです。

特定の強い形を持っていても他の方式を模索すべきことを勧める理由でもあります。



そうだ、問題を解こう!!(試算表型の人も動きの多い科目はあきらめて元帳かなあ)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:併用の可能性)

簿記の問題、解いてますか?

決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

これまで、仕訳、元帳、問題の試算表への加工を中心とする方法をみてきました。

それ以外にも集計表のようなものをつくる方法もあると思います。

ただ、財務諸表論とは異なり、区分がそれほど要求されません。

むしろ科目の動きが重要なことを考えると問題から数字を写すなら元帳型の方がいいような気もします。

簿記論の場合は、集計表方式はあまりオススメではありません。



さて、典型的な決算整理型の総合問題へのアプローチを考えてきました。

で、事前に考えておく必要があるのは、やはり問題の量です。

多いです。

簿記論の問題の量は年度によって違いますが、総じて、2時間で完答できる量ではありません。

まあ、何時間あっても完答できないという噂もありますが、こちらは難易度の問題でしょう。

とすると時間の短縮につながる方法は少なくとも試す価値があるでしょう。

より多くの項目を解答することができる訳ですから。


しかし、結局は正解することがもっとも重要です。

ガタガタになってしまうなら慣れない方法はとるべきではありません。


そして知っておくべきは、それぞれの方法の長所と短所です。

何も一つの方式を貫く必要はありません。

併用でいいのです。

いや、併用がよいのです。

得意な形を持ちつつも、問題に応じた併用がよいように思います。

そして、このタイプの問題がきたら必ずこの解き方というよりも、ややラフなスタンスの方がよい結果につながるように思います。

まずは、小さな30分程度の総合問題で模索してみるとよいのではないでしょうか。

初見の問題のときは、自分の一番得意な方式で、解きなおしの段階で違う方法でもといてみる。

そんな感じでよいのではないかと思います。

直前期(1〜2月前)までは、いろいろ模索してみる。

最後は大きくは動かさない。

そんな感じでよいのではないかと思います。

次回以降で、具体的な併用の仕方を考えたいと思います。



そうだ、問題を解こう!!(ちょっとずつの工夫が大事だよ♪)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:試算表型)

簿記の問題、解いてますか?

問題は総合、個別を問わず、解かないとはじまらない部分があります。

気分がのらないときは、簡単な仕訳を何問か解いてみる。

で、気がのったらやる。

そんな感じでよいのではないかと思います。

私は、受験時代、必ず最低1日1題の総合問題は解いてました(ノルマってやつですな)。

ただ、ちょっとズルをしていまして、とても簡単な総合問題(しかも一度解いたもの)を常にストックしてありました。

体調が悪い時でも簡単な問題を義務的に解く。

それが簿記の力につながったかは正直に言えば疑問です。

ただ、昔からやらないとやらない傾向(しかも1月とか平気で)がありましたので、その防止にはなったと思います。

皆さんも実践してみてはいかがでしょうか?



決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

今回は、問題にある試算表を中心に考える試算表型をみてみましょう。


私は、受験時代から試算表加工が中心でした。

多少の推定も試算表の横の数字から結構やっていた気がします。

ですのでこの方式に関しては一番詳しいかもしれません。

で、なぜこの方式になったのかは、たぶん字を書くのがめんどうだったからです。

仕訳型、元帳型ともにある程度の文字を書くのに対して、この試算表型は数字が中心です。

つまり、書く量が少ないです。

で、混乱しなければ、これが一番早いハズです。

一番のメリットでしょう。



やり方は、一番テクニカルかもしれません。

資料から仕訳を頭できりながら、問題の試算表の数字の横に仕訳の数字を加えます。

で、最後に集計しつつ、解答用紙に答えを写します。


コツは、必ず仕訳と同じ要領で記入していくことでしょうか。

(借)買掛金10 (貸)現金10という仕訳をきる場合を考えてみましょう。

頭の中で仕訳をきりつつ、試算表の貸方・買掛金の金額の横に(−)10。

同じく試算表の借方・現金の金額の横に(−)10。

こんな要領です。

常に仕訳を意識しつつ(1行ずつなら必ず2ヶ所)、記入もれが減ると思います。

この(−)っていうのは、私はなぜか(△)でしたが、どっちでもよいでしょう。

たぶん、(−)よりも(△)の方が若干見まちがいが少ないからといった程度の理由ではないかと思います(当初の記憶がありません)。



メリットはツボにはまったときのスピードです。

シンプルな決算整理型の問題は、仕訳型や元帳型よりも劇的に早いです。

最初のハードル(ごちゃごちゃになる)がありますが、オススメです。


デメリットは、一つの科目の動きが大きいときにミスがおきやすいです。

ただ、慣れの面も大きいですので、10コ程度(個人差もあるでしょう)の動きなら、丁寧に書き込んでいけば大丈夫です。


この方式は、オススメです。

やったことがない方は、初見の問題ではなく、一度解いたことのある問題でぜひ試してみてください。

日商二級の第三問なんかの財務諸表をつくる問題なんかで試してみると時間が劇的に縮むのがわかると思います。



そうだ、問題を解こう!!(試算表加工はぜひ試してみてください)

講師だって教えて欲しい!!(分配可能額と配当可能額?)

講師だって教えて欲しい!!

今回は、会社法の話です。

税理士試験簿記論で、必要とは言いがたいですが、分配可能額(会社法461条)についてです。

端的には、分配可能額とは別に配当可能額があるのでしょうか?

このままでは会社法がもっと嫌いになってしまいそうな講師にご教示くだされば幸いです。




先日、このブログ内でご質問を受け、そもそもの前提が自分の認識と違っているので、びっくりしました。

自分の理解は、これまでの配当可能限度額や自己株式の取得限度額などを一本化したものが分配可能額。

配当に限定すれば、分配可能額以内ならよいというものです。


しかし、どうやら配当の場合には、さらに準備金の計上を考慮しなければならないとする記述が多いようです。

分配可能額や剰余金の配当自体は会社法の考え方です。

で、会社法(や会社計算規則)をみましたが、よくわかりません。

たしかに、会社法445条では、準備金の計上が要求されています。

しかし、旧商法のように限度額計算に影響させる規定(旧商法290条)はありません。

会社法の規定を素直に読むと従来のような×10/11等の計算(準備金の積立分の考慮)が必要とは思えません。

確かにその後の会計処理を考えると???というケースがあるようには思います。

しかし、そのことと会社法における分配可能額ないしは実際の配当と関係があるというのがよくわかりません。

分配可能額と実際の剰余金の配当(可能)額との関係についてどうか教えてください。

よろしくお願いいたします。

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:元帳型)

簿記の問題、解いてますか?

簿記論に限らす、簿記関連の試験において問題を解く事はとても重要です。

ガンガン解きましょうね♪

しかし、用意された問題をこれまでと同じ方式で解く。

それがベストとはいえないでしょう。

もっと効率のよい問題の解き方はないのか?

そんな視点を持つことも必要でしょう。

ただ、あまり形式的に細部まで人のマネをしてもよい結果につながるとは限りません。

ではどうすればよいのか?

そのヒントを探るべく総合問題の解き方を類型別に考えています。


決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

今回は、元帳を中心に考える元帳型をみておきましょう。



やり形は簡単です。

まずは、計算用紙にT字をバーっと用意して、問題の残高を写します。

資料から頭の中で仕訳をきって、T字に「数字のみ」を記入していきます。

ある程度の関連付け(問題番号等を書く)をするとよいケースもあるかもしれません。

最後にそのT字を集計して解答します。

元帳型では、記入の多い科目とそうでない科目の見極め(多い科目はタテも長くする等)が必要でしょう。



計算用紙にあらかじめT字が印刷されたりしていて、出題者は、この方式を考えているのかもしれません。

いや、出題者は、仕訳→元帳を考えているのかもしれません。

でもたぶん量のことはちょっと忘れ気味かもしれません。



元帳型のデメリットは、時間がかかる点です。

勘定の動きが少ない科目に最初から勘定を用意するのは時間がやはりもったいないです。

この方式を使うにしろ、動きの少なそうな科目の解答用紙へのダイレクトの記入は不可欠でしょう。


メリットは、勘定の動きが多い科目に強い点です。

一つの勘定の動きが多いときは、なんといっても勘定形式が一番よいです。

それともう一つが推定に強い点です。

勘定上の推定は、差額で出すか、他の勘定との関係で出すかでしょう。

いずれにせよ勘定を実際に書いていれば、変に考えずに、差額で終了ということも少なくないです。

勘定形式が勘定推定に強いのはあたりまえといえますが、知っておく必要はあるかもしれません。



さて、この方式の可能性ですが、全部をムリに勘定でいくにはムダが多い気がします。

やはり部分採用という感じになるでしょうか。



そうだ、問題を解こう!!(仕訳も基本ですが、転記も基本です。やはり複雑に動くときは勘定集計はよいです)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:仕訳型)

簿記の問題、解いてますか?

今の時期にしっかりたくさん問題をときましょうね♪

その前提として総合問題の解き方を考えています。


決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型、集計表型等があります。

今回は、仕訳を中心とする訳型をみておきましょう。


簿記は仕訳にはじまって仕訳に終わるといわれるくらい仕訳は重要です。

その仕訳を軸にしているので、とっつきやすく、ブレにくい面があります。


やり方は簡単です。

計算用紙にかたっぱしから仕訳をきっていきます。

で、問題の試算表の数字と仕訳の数字を加減して、解答です。


具体的なやり方もみておきましょう。

科目は極限まで略します。

略し方は自分で工夫する方がいいかもしれません。

人の略称を使っても忘れたり、略称がかぶってしまったりする場合もあるからです。

とりあえず現金→C(キャッシュ)はオススメです。

英語が得意な方は英語の頭文字(2文字程度)もいいかもしれません。

売掛金→売×、買掛金→買× なんてのもいいでしょう(ウリ「カケ」、カイ「カケ」です)。

カタカナは画数が少ないので、利用価値はあるかもしれません。

○○費→○○ヒ もいいんじゃないでしょうか。

ほかにグットなものがあったらぜひ教えてください。

略称はずーっと使うので、ある程度縮める工夫は必要でしょう。

でも、割と早めに限界(もう縮まない)はくると思います。



この方法で一番クリアしにくいのが、仕訳からの集計です。

問題の資料のすぐ横に仕訳を書くのは、集計ミスをしやすいです。

集計の段階で、目移りがしやすいと思います。

で、白紙(計算用紙)に書くのがよいでしょう。

最初に用紙をタテに二つおりにして、科目と金額をそろえておきます。

それほど大きい字でかかなければ、割と大きな問題でも白紙1枚でおさまると思います。

一番多いミスは、集計もれ(集計ミス)になると思いますので、頻繁に登場する科目には集計済みのチェックマークをする等の工夫が必要でしょう。


で、この方式の可能性ですが、この方式のみで簿記論の第3問に耐え得る集計力のある方は、少ないのではないかと思います。

なにせ仕訳を全部きって、そこからダイレクトに集計です。

電卓がものすごく早くて、仕訳からの集計に支障がない人のみ採用を検討する感じでしょうか。

基本的にはオススメではありません。

しかし、これでいける人がいるのが世の中の不思議です。

これは本当に不思議です(残念ながら私にはムリです)。

えーっと私のようにあまりお若くはない方は、他の道も必ず模索してください。



そうだ、問題を解こう!!(仕訳型でいかないにせよ、仕訳の重要性が低くなることはありません)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:解き方の類型)

簿記の問題、解いてますか?

今回からちょっと具体的に総合問題の解き方を考えてみたいと思います。

一般的な決算整理型の問題を軸に考えてみましょう。

決算整理前残高試算表→決算整理後残高試算表等

このパターンの出題は実際にも多いので、ある程度の指針をもって望む方がよいでしょう。


仕訳→元帳(転記)→試算表

簿記の手順は、ワンパターンです。

このワンパターンにものすごく強くなればよいです(←簡単に言いますな)。


これに問題の資料も加えてみましょう。

(1)問題の資料 → (2)仕訳 → (3)元帳 → (4)試算表

この手順を踏めば、問題は解けます。

実際に行う処理は、仕訳、元帳(転記)、試算表です。

ただ、簿記論の問題は、量が多いです。

で、これをそのままやっていたのでは、まず終わりません。

一部を省略する以外にないでしょう。

で、その類型を考えてみます。


(仕訳型)
これは仕訳をきる方式です。

ただ、元帳への転記を省略します。

集計は、問題の試算表の数字+自分できった仕訳で行います。

メリットはブレが少ない点でしょうか。

仕訳をきることは簿記の基本です。

それを軸にしている分、大ハズレはないでしょう

デメリットは仕訳を全部書く分の時間がかかる点です。

仕訳からの集計には、かなり習熟していないと実践向きにはなりません(時間の関係です)。


(元帳型)
これは、実際にT勘定を書く方法です。

仕訳型との大きな違いは、仕訳の科目を書かない点にあります。

この点は、仕訳型と比べた場合の時間面でのメリットでしょう。

また、経験的にも推定に強いです。

デメリットは、最初にT勘定を用意しなければならない点です。

そして、問題の処理をいきなりT勘定に記入するため、単純に仕訳をきる場合よりもミスが増えやすい点でしょうか。



(試算表加工型)
問題には、通常、決算整理前残高試算表があります。

この試算表の数字を利用する方法です。

試算表の数字の横にちょこちょこと数字を書いていきます。

借方の項目に足すならそのまま、引くときは(−)等とルールを決めておくとよいでしょう。


このほかに財務諸表論の計算で用いられる集計表型があります。


大きくは、この3(4)類型ではないでしょうか。

実際にもこれらの類型の変形ないしは、併用で対処することになると思います。


次回以降で、これらの類型をくどめに考えつつ、総合問題の解き方にアプローチしたいと思います。


そうだ、問題を解こう!!(あなたはどんな風に問題を解いてますか?)

問題の解き方(総合問題が解けない?その3)

簿記の問題、解いてますか?

個別問題は解けるのに総合問題は解けない原因としては次のような点があげられるでしょう。

(1)個別問題が本当は解けていない

(2)簿記の基本的な仕組みの理解不足

(3)総合問題の解答方法(要領)がわからない

(4)演習不足


今回は、(3)の総合問題の解き方の話です。

たぶん講師にはこれが要求されている場合が多いと思います。

でも、本当は(1)や(2)に原因がある場合が多いというのが私の見立てです。


簿記は、仕訳→元帳→試算表という順をたどります。

個別問題ができる(個別的な処理ができる)。

簿記の基本的な仕組みがわかっている。

その前提で解けない総合問題は、ほとんどありません。

いわゆる構造的な総合問題(本支店、合併等)には、もちろんそれ相応の論点があります。

しかし、一般的な総合問題で、時間を考慮しなければ解けない問題は多くないハズなのです。


ここがものすごく悩ましいです。

ある特定の問題の解き方に力を入れると実は、(1)や(2)をおろそかにした状態でも、案外とその問題は解けるようになります。

でもそれを積み重ねても本当の意味での「力」につながっているのかは、外見上はまずわかりません。

ただ、本当は自分ではわかっているハズです。

次にこの問題とは違う同レベルの問題を解いたら解けるのかどうかは。


さて、ここの対策は案外と難しいです。

私自身は、直接的な(ある特定の問題用の)総合問題対策をできるだけしないというのが、実は一番よいと思っています。

個別項目の理解と簿記一巡の理解をもって、小さな総合問題→大きな総合問題を実行する中での微調整がよいと思います。

基本的には、仕訳→元帳→試算表という関係がしっかりしていれば、そのどこかを省略する。

直接解答可能な箇所は、どんどん解答する。

決算整理型の問題であれば、「仕訳→元帳」の部分を整理前試算表に直接プラスマイナスする(+×××)のもよいでしょう。

でも複数行にわたる仕訳はかかざるを得ません。

略式の元帳(T勘定)を部分的に併用するのもよいでしょう。

それはあくまでも調整の結果という感じがよいのではないかと思います。

いろいろやってみる。

でも、こういう問題がきたら必ずこうやるではありません。

それでは想定外の出題形式に極端に弱くなってしまいます。


とはいうもののある程度のパターン化までをも否定する訳ではありません。

また、完全なパターン化だろうが、テクニックだろうが模試等で点数をとることは自信につながります。

この自信がやる気を生み、それが実際の力につながる。

そんなことも事実です。

そこまで考えるとやはり難しいです。

今後、より具体的な対策も考えていきたいと思います。

ただ、(1)個別の処理と(2)簿記一巡の理解が大事というのは、変りませんが。



そうだ、問題を解こう!!(まずは時間を考えずに小さな総合問題をきちんと解ききることが重要です)

問題の解き方(総合問題が解けない?その2)

簿記の問題、解いてますか?

総合問題が解けない原因と対策を考えています。

個別問題は解けるのに総合問題は解けない原因としては次のような点があげられるでしょう。

(1)個別問題が本当は解けていない

(2)簿記の基本的な仕組みの理解不足

(3)総合問題の解答方法(要領)がわからない

(4)演習不足


今回は、(2)の簿記の基本的な仕組みの話です。

ここ数年の簿記論の出題では、会計基準等の新しい部分と簿記の基本的な部分とが実にうまく出題されていると思います。

第一問では、簿記一巡の構造を問う出題が多いです。

平成18年には、キャッシュ・フロー計算書の出題がありました。

しかし、直接法での出題でもあり、試験委員の意図は、キャッシュ・フロー計算書そのものよりもむしろ簿記一巡にあったといえるのかもしれません。

試験委員間の明確な役割分担があるかはわかりませんが、出題に明らかにこのような傾向があります。

期首の手続きを含む簿記一巡の理解がないと手がけにくい出題が学者担当の総合問題で出題される傾向にあります。

で、必要なことは、簿記一巡の理解以外にないかもしれません。

第三問では、期中取引を含んだ出題が続いています。

期首→期中→決算という簿記一巡の手続きを視野に入れた出題が続いている以上、簿記一巡の理解は欠かせません。



で、対策です。

演習量が不足している場合は別として、いくらやっても点数が伸びないというケースです。

いったん問題を離れて、簿記一巡の手続きが本当に理解できているのかをテキストや単純な仕訳レベルで確認する。

そこをちゃんとやっておかないと簿記一巡を視野に入れた出題には対処できないと思います。

簿記一巡を視野に入れた総合問題をパターン化して解けるようにする、ではダメです。

本試験の出題は、圧倒的にオリジナルです。

ここが検定試験とは明らかに異なります。

この辺は、試験委員の周期(3年と短い)との関係もあるでしょう。

基本的に簿記一巡の理解を問うオリジナリティの高い出題を試験委員が明らかに行っています。

必要なのは、簿記一巡の「ある特定の問題を解けるようにすること」ではなく、簿記一巡の理解です。

簿記検定(日商一級も)はそこを回避して合格が可能です。

税理士試験の簿記論との大きな違いと認識しておくとよいでしょう。

また、その延長にある帳簿組織は、総合問題だけをいくら解いても身につかないと思います(これは私がそうでしたが)。

簿記一巡の手続き、それぞれの段階における試算表の意味等。

簿記の基本ともいえる部分ですが、残念ながら欠落している方は多いと思います。



やさしめの本なら1日あれば読めます。

もちろんテキストの該当箇所でかまいません。

弱いと思ったら潔く3級だろうが、入門だろうが、そこまで戻れるか。

戻るつもりがあるか。

まずはそこを皆さんに私からお聞きしたいと思います(聞くだけですが)。



そうだ、問題を解こう!!(簿記一巡は大事です。そして戻る勇気も持ちましょう)

問題の解き方(総合問題が解けない?その1)

簿記の問題、解いてますか?

個別問題は解けるのに総合問題は解けない。

この声はものすごく多いです。

誰にでも通じる答えは残念ながらないと思います。

ちょっと原因別に対策を考えてみました。


原因としては次のような点があげられるでしょうか。

(1)個別問題が本当は解けていない

(2)簿記の基本的な仕組みの理解不足

(3)総合問題の解答方法(要領)がわからない

(4)演習不足



(1)の個別問題が本当は解けていないケースは少なくないと思います。

個別問題が単に数字あわせになってしまっているケースです。

特定の個別問題集(自分のやった問題)は解けるけど、同レベルの別の問題集の問題は解けない、そんな経験はないでしょうか?

このケースは、基礎知識の不足の可能性が高いです。

同分野の他の個別問題を抜き出して、いくつか解いてみると罠に陥っていないかはある程度わかるのではないかと思います。

自分の解いている問題集はバリバリに解けるけど、別の問題集はまるで解けないという場合には、ちょっと注意が必要かもしれません。

ただ、問題のレベル自体の問題や日本語の読解力(国語力)の問題もあって、一概にはいえない面もありますが。


もっともやや矛盾するようですが、問題集をあちこち解き散らかすのは感心しません。

問題はしぼって、そしてその確認をテキストレベルでしっかりと行う。

そんな接し方の方がよいようには思います。

知識が足りないのなら補う以外にないでしょう。

その場合にその問題用の解説ではない解説(要はテキスト等)を読んで問題を解ける状態にしておく。

そうすれば、ちょっと違う他の問題に対処しやすくなるハズです。

ごく一般論としても問題のみを解くタイプの方の合格に必要な問題量とじっくり取り組む方の必要な問題量はそもそも違います。

そんな違いを無視してどれだけ問題を解くべきか等を語っても意味は少ないでしょう。

そしてその違いは、基礎期の取組み方の違いに原因があるといえそうです。

しかし、実際に点数等に違いがあらわれるのは、基礎期ではありません。

実際に点数等に違いがあらわれるのは、直前期や本試験です。

それが状況を見えにくくし、対策を打ちにくくしているかもしれません。



そうだ、問題を解こう!!(総合問題が解けない方は、まず、なぜ解けないのかを考えてみてください)

簿記論の歩き方

えーっと、最近は会計基準の話ばかりでしたので、簿記論企画を考えています。

問題の解き方・接し方等の学習方法についてです。

って、「会計基準を読もう!!」のノリですが。

これまで簿記論の問題の解き方や学習法について、それほど具体的には書いていません。

その一番大きな理由は、すべての人むけの具体的な方法がないと思うからです。

そんな状態である具体的な方法を示すことは、ある人にとってはとても役立つかもしれません。

しかし、ある人にとってはマイナスになる場合もあると思います。

あまりプラスにならないではなく、マイナスです。

ある具体的な方法がある人にとってはとても役に立つ。

しかし、逆にやればやるほど合格の可能性を下げている場合もあると思います。

そんな弊害を回避するには、次のような選択肢しかないと思っています。


(1)ぼやっとしたことしか言わない。

(2)その意図も含めて細かく言う。


これだけ情報が豊富な時代でも、誰にとっても絶対的な勉強方法などありません。

それは方法が具体的になればなるほど言えることです。

形式(具体的な方法)だけを横すべりさせた瞬間、質が変ってしまうと思えることもあります。

短期的にみて効果のある方法でも、長期的にみて効果が高いとは限りません。

そのことは充分に踏まえておいていただきたいと思います。

絶対的な勉強法や問題の解き方などありません。

それは他人の勉強法や問題の解き方を参考にしつつも、やはりつくりあげていく以外にないのではないかと思っています。


でも、絶対はないですが、参考はあっていい。

そう思うようにもなりました。

ある程度の準備をして、テーマごとに書こうかなとも思いました。

ただ、準備に時間がかかりそうです。

で、今年の受験生の方の参考にもなるようにランダムに記事にしていきたいと思っています。

たぶん、くどめになりますが、おつきあいの程、よろしくお願いいたします(明日以降に不定期ではじめる予定です)。

概念フレームワークと資本制度

受験指導をしていると表向きは自信満々のフリをよくします(←フリなのね)。

でもわかっていない事や納得のいかない事は少なくありません。

今日の企業会計をめぐる極めて重要と思える問題についても、まるでわかってないという点は多いです。

今日は、なんとなくぼんやりとそのうちの二つの話です。


一つは、とても基本的なことなのでしょうが、有価証券等の時価評価についてです。

売買目的有価証券をはじめとする資産の評価益がなぜ実現利益と同レベルの成果なのか。

概念フレームワークでは、利益(収益)の認識をリスクからの解放という考え方で統一的に説明しています。

しかし、私の頭の中は本当はバラバラです。

本当に統一的に説明できているのか。

売買目的有価証券の評価益は本当に成果なのか。

時価の変動がなぜ成果なのか本当はよくわかっていません。

いや、実感できていないという方が正確かもしれません。

随分、あちこちと本を読んだりはしました。

でも、残念ながらわかったという感じには至っていません。

このブログの記事にしようと概念フレームワーク本を読んだりして、少しはわかってきたのかなあという気もしますが………。



もう一つは、平成13年に商法が改正された以後の利益処分(剰余金の処分)にまつわる問題です。

平成13年に商法が改正され、それまで資本準備金だった減資差益(資本金減少差益)が資本準備金ではなくなりました。

結果、配当原資にも含まれることになったのです。

これにはかなり驚きました。

随分とあちこち本を読み漁ったのですが、どこに根があるのかもよくわかりませんでした。

その後に弥永先生が「資本の会計」という本を出されたので、私の出る幕はないと思い身を引きました(この辺の思考過程は微妙ですが)。

現状では利益の配当は剰余金の配当に変りました。

今でも根っこにある疑問の解消には至っていません。



いずれの問題ももしかするとすごく根の深い問題なのかもしれません。

昨年末には概念フレームワークが改訂されました。

資本制度は会社法の施行により随分と変りました。

変革の時代に改訂された制度の解説が求められるのはいうまでもないでしょう。

しかし、単なる制度の解説にとどまらないその背後にあるものを知りたいと思います。

そんな私のような分からず屋に教え諭してくれる良書の登場を期待、いや、確信している今日この頃です(←今日この頃なのね)。

平成19年 簿記論講座 4月第1〜2回(本社工場会計)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(3時間)


【要チェックポイント】
(1)本社工場間の取引形態を確認しよう
(2)内部利益の控除
(3)合併財務諸表の作成


本社工場間取引
(1)工場勘定と本社勘定
(2)材料の受払取引(本社→工場)
1.原価を振替価格とする場合
本社:(借)工  場××× (貸)材料仕入×××
工場:(借)材料仕入××× (貸)本  社×××
2.原価に内部利益を加算
本社:(借)工  場××× (貸)工場売上×××
工場:(借)本社仕入××× (貸)本  社×××
3.製品の受払取引
本社:(借)工場仕入××× (貸)工  場×××
工場:(借)本  社××× (貸)本社売上×××


内部利益の控除
(1)本社工場会計での内部利益
(2)会計処理
1.本社での一括控除
2.内部利益を付加した側での控除


決算手続の流れ本社工場合併財務諸表の作成
(1)決算整理前試算表
(2)未達取引
(3)決算整理
(4)本社・工場独自の財務諸表
(5)同一項目の合算
(6)照合勘定(本社・工場勘定)の相殺消去
(7)内部取引高(工場売上・本社仕入)の相殺消去
(8)損益計算書上の内部利益の控除(期首・期末製品、期首・期末仕掛品、期首・期末材料)
(9)貸借対照表上の内部利益の控除(材料、仕掛品、製品)


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できてません。

平成18年12月 検索ワードベスト30

平成18年12月の当ブログの検索ワードベスト30です。

1 簿記論 7.2% 2,664
2 税理士試験 6.1% 2,267
3 簿記 4.1% 1,545
4 仕訳 4.1% 1,535
5 税理士 2.9% 1,076
6 財務諸表論 1.4% 548
7 会計処理 1.2% 447
8 「圧縮記帳」 1% 402
9 会社法 0.9% 341
10 合格発表 0.7% 273
11 勘定科目 0.7% 270
12 「ヘッジ会計」 0.7% 260
13 掲示板 0.6% 225
14 「為替予約」 0.5% 220
15 ブログ 0.5% 202
16 会計 0.5% 198
17 過去問 0.5% 185
18 「利息法」 0.4% 177
19 結果 0.4% 154
20 「売価還元法」 0.4% 149
21 試験 0.3% 134
22 問題 0.3% 130
23 講師 0.3% 129
24 「デリバティブ」 0.3% 126
25 「建設業会計」 0.3% 118
26 発表 0.3% 116
27 財務諸表 0.2% 110
28 「退職給付会計」 0.2% 101
29 「金利スワップ」 0.2% 100
30 「ソフトウェア」 0.2% 97

具体的な内容に関係のある語句は、圧縮記帳、ヘッジ会計、為替予約、利息法、売価還元法、デリバティブ、建設業会計、退職給付引当金、金利スワップ、ソフトウェアでした。

ヘッジ会計、デリバティブ、金利スワップの存在がならびました。

意外ですが、退職給付会計が初登場です。

内容が近い記事等へのリンクを貼ってありますので、気になる項目はぜひチェックしてみてください。

講師だって教えて欲しい!!(一勘定制と二勘定制、ふたたび)

一つの出来事に対して複数の処理方法がある。

そんな分岐が受験生を悩ませます。

いや、講師も悩みます。

一コで済むならいいのになあと思っています。

もちろん複数の処理方法のそれぞれにそれなりの合理性があるのに一本にすべきだという訳ではありません(そんな気持ちもない訳ではないですが←あるのね)。



利益処分については、これまで一勘定制と二勘定制がありました。

しかし、利益処分が剰余金の処分に変り、財務諸表の様式も変わりました。

繰越利益剰余金のみの一勘定制が不合理でないならそれがいいのではないかと思っています。

ただ、イマイチ確信も持てていません。

今後、未処分利益と繰越利益という二勘定制による処理が存続する可能性はあるのでしょうか?

また、例えば繰越利益剰余金と繰越損失という形でマイナスの場合には、勘定を使い分ける必要性はあるのでしょうか?

視点としては、財務諸表の表示との連動、株主総会での利益処分(剰余金の処分のあり方)、マイナス勘定の是非といったあたりではないかと思っています。

で、いずれの視点からも繰越利益剰余金のみの一勘定制でよいのではないかと思えます。

何か視点が欠落しているような気もします。

お気づきの点等ございましたらご指摘願えると幸いです。

どうかよろしくお願い申し上げます。

講師だって教えて欲しい!!(一勘定制と二勘定制)

久しぶりの講師だって教えて欲しい。

今回は、剰余金の処分(利益処分)の会計処理についてです。

現行制度上において二勘定制は合理性を持つのでしょうか?


これまで、利益処分の会計処理には、一勘定制(未処分利益)と二勘定(未処分利益と繰越利益)がありました。

実際の出題では二勘定制も多かったように思います。

しかし、会社法で利益処分が剰余金の処分に衣替えをしました。

また、損益計算書の最終値は、当期純利益になっています。

これに伴って未処分利益勘定に代えて、繰越利益剰余金勘定を用いるケースが多くなっているようです。

しかし、一方で、従来的な二勘定制の記述をみかけることもあります。

また、繰越利益剰余金をマイナス(借方)としては使用しない記述をみかけることもあります。




従来の二勘定制には釈然としない思いがありました。

一勘定制で充分ではないかというのがその理由です。

二勘定制にはいくつかの採用根拠があったと思います。

しかし、期中に剰余金の処分が随時可能となり、損益計算書の末尾が当期純利益とされた現在、二勘定制に合理性はあるのでしょうか?

また、これとは切放されるべき問題かもしれませんが、繰越利益剰余金をマイナス(借方)勘定として使用することは不合理なのでしょうか?

いいかえれば、剰余金の処分を「繰越利益剰余金」のみの一勘定で行うことは、不合理なのでしょうか?


これだけ新たな会計基準が登場することは、税理士試験をはじめ資格・検定試験の受験生にとって明らかに負担でしょう。

しかし、それ以上に負担になってしまうのは、複数の会計処理が認められるにせよその根拠がよくわからない場合があることではないかと思います。

一般的に行われている会計処理とは異なる会計処理を行うこと自体に大きな問題がある訳ではありません。

そのこと自体が問題ではないと思います。

しかし、できることならその根拠を会計処理の押し付けになりがちな資格試験の受験指導をしている講師にぜひともご教授していただけないでしょうか。

よろしくお願い申し上げます。

平成19年 簿記論講座 3月(まとめ)

【3月 講座一覧】
第1回(帳簿組織機
第2〜3回(帳簿組織尭端貉徒帳制度)
第3回(伝票会計)
第4回(建設業会計)


【総合問題演習】
今月学習した内容の項目を中心とした30分程度の総合問題を5〜6題程度選んで、繰り返し解きましょう。

(1)1回目は、時間を気にせず(ただし計る)最後まで解く→間違えた部分の「テキスト等」での確認
あくまでも確認するのは、知識です。
問題が解けさえすればよい訳ではないことを意識するとよいでしょう。

(2)2回目以降は、時間を意識する。
確認するのは基礎・応用期では、あくまでも知識です。
しかし、効率的な問題の解き方も模索する必要があるでしょう。
そのためには、「同じ問題」を解き方(手順、方法等)を変えて何度か解くのが効果的ではないかと思います。

(3)完答(最終値まで)・制限時間の7割程度で打ち止めでいいと思います。



平成19年度 税理士試験 簿記論 講座一覧

【9月 講座一覧】
第1回(簿記一巡)
第2回(現金預金)
第3回(債権債務)
第4回(手形)
第5回(貸倒れ・引当金)
第6回(有価証券機
第7回(有形固定資産機
第8回(無形固定資産・繰延資産)

【10月 講座一覧】
第1回(商品販売)
第2回(商品勘定の処理)
第3回(原価率・利益率)
第4回(商品の期末評価)
第5回(売価還元法・仕入諸掛)
第6回(個人企業、純資産の部、設立・増減資等)
第7回(剰余金の処分等)

【11月 講座一覧】
第1回(社債)
第2回(貸倒引当金供
第3回(有価証券供
第4回(租税)
第5回(本支店会計機
第6回(本支店会計供
第7回(有形固定資産供

【12月 講座一覧】
第1回(割賦販売)
第2回(試用販売)
第3回(委託販売・受託販売)
第4回(外貨建取引機
第5回(外貨建取引供
第6回(商的工業簿記機
第7回(商的工業簿記供

【1月 講座一覧】
第1回(推定簿記)
第2回(キャッシュ・フロー計算書)
第3回(研究開発費・ソフトウェア)
第4回(リース)
第5回(圧縮記帳)
第6回(税効果会計)

【2月 講座一覧】
第1回(退職給付引当金)
第2回(自己株式・準備金)
第3回(新株予約権)
第4回(新株予約権付社債)
第5回(減損会計)

平成19年からの変更点(外貨建転換社債型新株予約権付社債の換算)

外貨建基準の一2(1)△燭世圭颪亮莪靴い任后

従来は、外貨建自社発行社債のうち転換請求期間満了前の転換社債(外貨建の転換社債型新株予約権付社債←長すぎ)について、発行時の為替相場で換算していました。

これが決算時の為替相場で換算することになりました。

かならずしも計算で頻繁にお目にかかる項目ではありませんが、おさえやすいのでおさえておきましょう。

結論的には、外貨建自社発行社債は、転換社債型の新株予約権付社債も含めて、すべて決算時の為替相場で換算することになります。



以下、余談です。

従来の考え方は、外貨建転換社債の発行を株式の早期発行に準じて考えていたようです。

資本金への振替えが予定されているなら外貨建転換社債は、非貨幣項目です。

取得時または発生時の為替相場、つまり発行時の為替相場で換算することとされていた訳です。

会社法では、転換社債型新株予約権付社債の株式への転換を現物出資と考えているようです。

まあ、現物出資が微妙ですが、いったん社債の関係を清算して、あらたに株式を取得する、そんなイメージでしょうか。

そう考えると転換までは、非貨幣項目ではなく、貨幣項目と考える方が近いことになります。

で、決算時の為替相場の換算となったようです。


なお、旧商法のもとで発行された外貨建転換社債については、転換の可能性がない場合以外には、発行時の為替相場で換算することになります。


これまでの年度別変更点の個別記事一覧は、こちらからどうぞ。
税理士試験 簿記論 年度別変更点

平成19年 簿記論講座 3月第5回(建設業会計)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)基本的な勘定科目と会計処理をおさえよう
(2)工事進行基準の計算をおさえよう


建設業の会計処理
(1)工事代金の受入
(借)現金預金××× (貸)未成工事受入金×××
※期中段階では、貸方・完成工事高とする方法もある
(2)未成工事支出金への振替
(借)未成工事支出金××× (貸)材料費×××
                 労務費×××
                 工事経費×××
                (工事間接費×××)
(3)完成工事原価の計上
(借)完成工事原価××× (貸)未成工事支出金
(4)完成工事高の計上
(借)未成工事受入金 ××× (貸)完成工事高×××
   完成工事未収入金×××

建設業の財務諸表

工事収益の認識基準
(1)工事完成基準
完成引渡時:
(借)完成工事原価  ××× (貸)未成工事支出金×××
   未成工事受入金 ××× (貸)完成工事高  ×××
   完成工事未収入金×××

(2)工事進行基準
工事進行率を見積もり、工事収益を計上する方法

完成引渡前:完成工事高=請負金額×工事進行率(当期発生工事原価/見積工事総原価)

完成引渡年:完成工事原価=請負価額−前期までの完成工事高


【見積工事原価の変更】
完成工事高=請負金額×当期末までの実際工事原価/変更後の見積工事原価
      −前期までの完成工事原価


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
構造編12(◎)
構造編13(◎)

確定申告終了?(たぶん)

いやー、確定申告ですよ。

大忙しです。

はい。

えっ。

もう終わったですか。

いやいや、そりゃ残念。


で、つかみはOL(←OKだし、そもそもつかみが必要か?)。



このところ財務諸表論の話が続いています。

主な会計基準を同様のスタイルで概観しようとは思っていますが、結末やいかに(ドンドン←太鼓ね)。


簿記論の投稿もがんばりまっす。

ずーっと「つづき」になっている「包括利益と純利益」も書き進めてはいますが、微妙です。

自分で読み返してもわかりにくいので、何とかならないもんかと思いつつ、なんともならないような気もする今日この頃です。



そういえば、ただの投稿というのが実に久しぶりです。

確定申告も終わったことですし、たまにはぼんやりした投稿もしていきたいと思います。

申告業務にかかわった皆さん、お疲れ様でした。

受験生の皆さんは、これからが勝負です。

がんばっていきましょう!!

平成19年 簿記論講座 3月第4回(伝票会計)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)3伝票制と5伝票制の違いを把握しよう。
(2)5伝票制では、売上・仕入取引を掛け取引と擬制する場合が多いので、その意味を理解しよう。


伝票会計の概要
(1)伝票会計の種類と流れ
伝票→総勘定元帳(個別転記)
伝票→仕訳日計表→総勘定元帳(合計転記)

(2)伝票会計の種類
1.3伝票制……入金伝票、出金伝票、振替伝票
2.5伝票制……入金伝票、出金伝票、売上伝票、仕入伝票、振替伝票
※1伝票制………仕訳伝票のみ

3伝票制
(1)記入取引と記入方法
1.入金取引(入金伝票)
(借)現  金××× (貸)○○○○×××
※実際の記入では、貸方項目と金額のみを記入します。
2.出金取引(出金伝票)
(借)○○○○××× (貸)現  金×××
※実際の記入では、借方項目と金額のみを記入します。
3.振替取引(振替伝票)
(借)○○○○××× (貸)○○○○×××
※借方項目・金額と貸方項目・金額を記入します。

(2)一部現金取引の記入方法
1.取引を分解して記入する方法
2.取引を擬制して記入する方法


5伝票制
(1)5伝票制の前提
掛売上・掛仕入……………そのまま売上伝票、仕入伝票に記入
その他の売上・仕入………掛売上・掛仕入 + 代金の決済
※売上・仕入の返品・値引取引は、売上伝票・仕入伝票に赤字で記入します。

(2)記入取引
1.入金取引(入金伝票)
(借)現  金××× (貸)○○○○×××
※実際の記入では、貸方項目と金額のみを記入します。
2.出金取引(出金伝票)
(借)○○○○××× (貸)現  金×××
※実際の記入では、借方項目と金額のみを記入します。
3.売上取引(売上伝票)
(借)売 掛 金××× (貸)売  上×××
※借方項目・金額と貸方項目・金額を記入します。
4.仕入取引(仕入伝票)
(借)仕  入××× (貸)買 掛 金×××
※借方項目・金額と貸方項目・金額を記入します。
5.振替取引(振替伝票)
(借)○○○○××× (貸)○○○○×××
※借方項目・金額と貸方項目・金額を記入します。

【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
構造編11(◎)

平成19年 簿記論講座 3月第2〜3回(帳簿組織供

【学習時間の目安】
(1)インプット(3時間)
(2)問題演習(4時間)


【要チェックポイント】
(1)特殊仕訳帳としての手形記入帳には、受取手形・支払手形の増加取引のみが記録される点に注意しましょう
(2)二重仕訳の意味
(3)一部当座取引


【特殊仕訳帳の意義・種類・記入取引】
(1)特殊仕訳帳の意義
仕訳帳への記入を行わず補助記入帳を仕訳帳として利用する方法
(2)特殊仕訳帳として利用される補助記入帳と記入取引
1.小口現金出納帳………小口現金の増減
2.現金出納帳……………現金の増減
3.当座預金出納帳………当座預金預金の増減
4.仕入帳…………………仕入の増減
5.売上帳…………………売上の増減
6.受取手形記入帳………受取手形の増加(増加取引のみが記入される)
7.支払手形記入帳………支払手形の増加(増加取引のみが記入される)
(3)特殊仕訳帳の基本的考え方

簿記一巡の手続と特殊仕訳帳
(1)開始手続……………普通仕訳帳
(2)営業手続……………普通仕訳帳、特殊仕訳帳
(3)決算手続……………普通仕訳帳


【二重仕訳】
(1)二重仕訳の意義………一つの取引が復習の仕訳帳に記入される場合
(2)二重仕訳の例
当座預金出納帳、売上帳、仕入帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳の場合
1.当座売上
2.当座仕入
3.手形売上
4.手形仕入


【営業手続と二重仕訳】
(1)英米式
1.特殊仕訳帳
ア 親勘定(当座預金出納帳の当座預金等)………合計転記
イ 相手勘定
  a 特別欄…………………………………………(レ)合計転記
  b 諸口欄(他の特殊仕訳帳の親勘定)………(レ)
  c 諸口欄(上記以外)…………………………個別転記
2.普通仕訳帳(期中取引で特殊仕訳帳の記録されるもの以外)………個別転記

(2)大陸式(特徴記帳の流れ
1.特殊仕訳帳
ア 親勘定(当座預金出納帳の当座預金等)………(レ)普通仕訳帳からの合計転記
イ 相手勘定
  a 特別欄…………………………………………(レ)普通仕訳帳からの合計転記
  b 諸口欄(他の特殊仕訳帳の親勘定)………(レ)
  c 諸口欄(上記以外)…………………………個別転記
2.普通仕訳帳(期中取引で特殊仕訳帳に記録されるもの以外)………個別転記


一部当座取引
(1)一部当座取引の意義
(2)記帳方法
1.単純取引に分解して記帳する方法
2.取引を擬制して記帳する方法
3.取引の全体を普通仕訳帳に記帳する方法


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
構造編9(◎)
構造編10(◎)

平成19年 簿記論講座 3月第1回(帳簿組織機

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
大陸式と英米式の違いに注目しながら簿記一巡の手続を確認しよう
簿記の意義と帳簿の種類


帳簿の種類と単一仕訳帳制度
(1)元帳制
取引 → 仕訳帳(仕訳) → 総勘定元帳(個別転記)
(2)補助簿併用制
1.補助記入帳
2.補助元帳(転記簿)

【大陸式と英米式】
(1)大陸式
1.常に「仕訳帳→元帳」を守る
2.残高勘定あり、繰越試算表なし
(2)英米式
1.大陸式の簡便法(開始仕訳の省略)、繰越記入
2.残高勘定なし、繰越試算表あり

開始仕訳(記入)
(1)純大陸式
(借)現  金100 (貸)開始残高300
   売 掛 金200
   開始残高300    買 掛 金 50
              資 本 金250
(2)準大陸式
(借)現  金100 (貸)買 掛 金 50
   売 掛 金200    資 本 金250

(3)英米式
帳簿上での繰越処理(前期繰越の直接記入)


【仕訳帳と合計試算表の関係】
(1)大陸式
仕訳帳の一次締切額と決算整理前合計試算表の合計額が一致する
(2)英米式
仕訳帳の一次締切額と決算整理前合計試算表の合計額が一致しない


決算手続
(1)損益振替
(借)損  益××× (貸)費用勘定×××
   収益勘定×××    損  益×××

(2)資本振替
(借)損  益××× (貸)繰越利益剰余金×××
※個人企業の資本振替は、貸方・資本金

(3)帳簿締切
1.大陸式
(借)残  高××× (貸)資産勘定×××
   負債勘定×××    残  高×××
   資本勘定×××    
※純大陸式の場合には、残高は、決算残高または閉鎖残高
2.純大陸式
勘定上で繰越処理(次期繰越の記入)
繰越資産表の作成


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
構造編7(◎)
構造編8(◎)

平成19年 簿記論講座 2月(まとめ)

【2月 講座一覧】
第1回(退職給付引当金)
第2回(自己株式・準備金)
第3回(新株予約権)
第4回(新株予約権付社債)
第5回(減損会計)


【総合問題演習】
今月学習した内容の項目を中心とした30分程度の総合問題を3〜4題程度選んで、繰り返し解きましょう。

(1)1回目は、時間を気にせず(ただし計る)最後まで解く→間違えた部分の「テキスト等」での確認
あくまでも確認するのは、知識であって、問題が解けさえすればよい訳ではないことを意識するとよいのではないかと思います。

(2)2回目以降は、時間を意識する。
確認するのは基礎・応用期では、あくまでも知識ではありますが、効率的な問題の解き方も模索する必要があります。
そのためには、「同じ問題」を解き方(手順、方法等)を変えて何度か解くのが効果的ではないかと思います。

(3)完答(最終値まで)・制限時間の7割程度で打ち止めでいいと思います。



【9月 講座一覧】
第1回(簿記一巡)
第2回(現金預金)
第3回(債権債務)
第4回(手形)
第5回(貸倒れ・引当金)
第6回(有価証券機
第7回(有形固定資産機
第8回(無形固定資産・繰延資産)

【10月 講座一覧】
第1回(商品販売)
第2回(商品勘定の処理)
第3回(原価率・利益率)
第4回(商品の期末評価)
第5回(売価還元法・仕入諸掛)
第6回(個人企業、純資産の部、設立・増減資等)
第7回(剰余金の処分等)

【11月 講座一覧】
第1回(社債)
第2回(貸倒引当金供
第3回(有価証券供
第4回(租税)
第5回(本支店会計機
第6回(本支店会計供
第7回(有形固定資産供

【12月 講座一覧】
第1回(割賦販売)
第2回(試用販売)
第3回(委託販売・受託販売)
第4回(外貨建取引機
第5回(外貨建取引供
第6回(商的工業簿記機
第7回(商的工業簿記供

【1月 講座一覧】
第1回(推定簿記)
第2回(キャッシュ・フロー計算書)
第3回(研究開発費・ソフトウェア)
第4回(リース)
第5回(圧縮記帳)
第6回(税効果会計)

平成19年 簿記論講座 1月(まとめ)

【1月 講座一覧】
第1回(推定簿記)
第2回(キャッシュ・フロー計算書)
第3回(研究開発費・ソフトウェア)
第4回(リース)
第5回(圧縮記帳)
第6回(税効果会計)


【総合問題演習】
今月学習した内容の項目を中心とした30分程度の総合問題を3〜4題程度選んで、繰り返し解きましょう。

(1)1回目は、時間を気にせず(ただし計る)最後まで解く→間違えた部分の「テキスト等」での確認
あくまでも確認するのは、知識であって、問題が解けさえすればよい訳ではないことを意識するとよいのではないかと思います。

(2)2回目以降は、時間を意識する。
確認するのは基礎・応用期では、あくまでも知識ではありますが、効率的な問題の解き方も模索する必要があります。
そのためには、「同じ問題」を解き方(手順、方法等)を変えて何度か解くのが効果的ではないかと思います。

(3)完答(最終値まで)・制限時間の7割程度で打ち止めでいいと思います。



【9月 講座一覧】
第1回(簿記一巡)
第2回(現金預金)
第3回(債権債務)
第4回(手形)
第5回(貸倒れ・引当金)
第6回(有価証券機
第7回(有形固定資産機
第8回(無形固定資産・繰延資産)

【10月 講座一覧】
第1回(商品販売)
第2回(商品勘定の処理)
第3回(原価率・利益率)
第4回(商品の期末評価)
第5回(売価還元法・仕入諸掛)
第6回(個人企業、純資産の部、設立・増減資等)
第7回(剰余金の処分等)

【11月 講座一覧】
第1回(社債)
第2回(貸倒引当金供
第3回(有価証券供
第4回(租税)
第5回(本支店会計機
第6回(本支店会計供
第7回(有形固定資産供

【12月 講座一覧】
第1回(割賦販売)
第2回(試用販売)
第3回(委託販売・受託販売)
第4回(外貨建取引機
第5回(外貨建取引供
第6回(商的工業簿記機
第7回(商的工業簿記供

平成19年 簿記論講座 2月第4回(新株予約権付社債)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)新株予約権付社債の払込方法と会計処理の関係を把握しよう
(2)具体的会計処理(一括法と区分法)をおさえておこう


【新株予約権付社債】
(1)意義と会計処理
1.新株予約権付社債
2.新株予約権付社債の種類と会計処理
(ア)転換社債型以外の新株予約権付社債
(イ)転換社債型新株予約権付社債

(2)発行者側の会計処理
1.一括法
発行時:
(借)現金預金××× (貸)新株予約権付社債×××
権利行使(新株交付):
(借)新株予約権付社債××× (貸)資本金  ×××
                  資本準備金×××
権利行使(自己株式):
(借)新株予約権付社債××× (貸)自己株式    ×××
                  その他資本剰余金(自己株式処分差益)×××
2.区分法
発行時:
(借)現金預金  ××× 社   債 ×××
             新株予約権 ×××
社債払込(新株交付):
(借)社  債  ××× (貸)資本金   ×××
   新株予約権 ×××    資本準備金 ×××
社債払込(自己株式):
(借)社  債 ××× (貸)自己株式    ×××
   新株予約権×××    その他資本剰余金(自己株式処分差益)×××
現金払込(新株交付):
(借)現金預金  ××× (貸)資本金   ×××
   新株予約権 ×××    資本準備金 ×××
現金払込(自己株式):
(借)現金預金  ××× (貸)自己株式    ×××
   新株予約権 ×××    その他資本剰余金(自己株式処分差益)×××

(3)取得者側の会計処理



【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できてません。

(★)平成19年 簿記論講座 2月第3回(新株予約権等)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)新株予約権の発行者側と取得者側の会計処理をおさえよう
(2)株式分割の仕組みを理解しよう


新株予約権
(1)発行者側の会計処理
1.発行時
(借)現金預金 ××× (貸)新株予約権×××

2.権利行使時
新株交付:
(借)現金預金 ××× (貸)資 本 金×××
新株予約権×××    資本準備金×××

自己株式の交付:
(借)現金預金 ××× (貸)自己株式    ×××
新株予約権×××    その他資本剰余金(自己株式処分差益)×××

3.行使期限満了時
新株予約権××× 新株予約権戻入益×××

(2)取得者側の会計処理
1.新株予約権取得時
(借)有価証券等(予約権)××× (貸)現金預金×××
2.権利の行使時
(借)有価証券等(株式) ××× (貸) 有価証券等(予約権)×××
                    現金預金      ×××
3.権利行使期限の経過時
(借)新株予約権未行使損××× (貸)有価証券等(予約権)×××
※新株予約権未行使損は、類似科目であればよいです。

(3)ストック・オプション


株式分割
(1)意義
新株の無償交付
(2)会計処理
仕訳不要(株式数の増加)
(3)留意点
基準日に注意(配当等の額の算定上)


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できていません

平成19年からの変更点(自己株式−消却)

自己株式の消却は、従来よりもシンプルになりました。
所有する自己株式は、取締役会の決議等により消却できます。
自己株式の消却が行われた場合は、その他資本剰余金から減額します(←この取扱いのみです)。

(1)自己株式の取得
(借)自己株式××× (貸)現金預金×××

(2)自己株式の消却
(借)その他資本金剰余金 ××× (貸)自己株式×××

(3)その他資本剰余金が会計期間末にマイナス(借方残)になる場合
(借)繰越利益剰余金××× (貸)その他資本剰余金×××

(2)の処理を行った結果その他資本剰余金がマイナス残(借方残)になる場合は、これを繰越利益剰余金から減額します。
この結果、繰越利益剰余金がマイナス(借方残)になっても、そのままです
で、この取扱いがあるので、その他資本剰余金は、個別に内訳(自己株式処分差益等)を示すよりも、勘定科目としても「その他資本剰余金」の方が好ましいと思います。
会社法の規定からは必ずしも明確という感じではありません。
しかし、会計基準では、「会計期間末において」その他資本剰余金をゼロにして、マイナスを繰越利益剰余金から減額することが明示されています(自己株式基準12項、45項等参照)。

自己株式の消却を行った段階でその他資本剰余金の残高が消却を行った自己株式の帳簿価額よりも少ない場合は、会計処理が微妙です。
というかできない?
普段は、自己株式処分差益等で、この場合だけ、その他資本剰余金というのも変です。
繰越利益剰余金から減らすのは、その後にその他資本剰余金が増える可能性があるので変です。
はじめから、自己株式処分差益等を使わず、単に「その他資本剰余金」にしておけば、期中はその他資本剰余金のマイナス残(借方残)になっているだけの話です。
で、期末に最終的にマイナスなら繰越利益剰余金から控除でいいです。
この方が会計処理としてもシンプルでわかりやすいと思います。

会計基準を素直に読む限り、このような会計処理を想定していると考えるのが自然でしょう。
この点、強く感じるのは、企業会計基準委員会からの会計基準等は、簿記処理も念頭に置いていてくれているらしい点です。
会社法施行以前にちょっと私的に???だった処理でシンプル、かつ、明確になったものがいくつかあります。
企業会計基準委員会の皆さん、どうもありがとうございます!!。

という訳で、「その他資本剰余金」という勘定科目が定着することを希望します(←希望なのね)。
というか「その他資本剰余金」ということでよろしくお願いいたします。
というか、私の都合もありますので(←あなたの都合なのね)。

最初の段階でその他資本剰余金に自己株式処分差益と資本金及び資本準備金減少差益がある。
でも勘定科目は、その他資本剰余金がベスト。
自己株式処分差益でも間違いじゃないけど、その他資本剰余金のがいい。
うん、これでいきましょう!!
約束だよ♪(←誰?)

これまでの年度別変更点の個別記事一覧は、こちらからどうぞ。
税理士試験 簿記論 年度別変更点

税理士試験 試験委員発表!!

かなり時期を逸してしまいましたが、税理士試験の試験委員が発表になっています。

発売中の受験誌(会計人コース、税経セミナー)に紹介記事がありますので、参照してみてはいかがでしょうか。

簿記論の試験委員は、前年と同じです。

財務諸表論の新任の試験委員は、徳賀芳弘先生です。

えーっと、手持ちの本をちと見てみますと………、って、ちゃんと読まないとわからないのねん。

ちょっと余裕ができたらじっくり読んでみるかもしれません(←かもしれないのね)。



すいません、またズルズルと落ちてきましたもんで、ご声援(1クリック)の程、よろしくお願いいたします。

試験委員発表!!にみせかけたランキング投票へのご依頼記事でした(←落ちたもんですな)。


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平成19年からの変更点(自己株式−処分)

自己株式の処分については、従来よりもシンプルになりました。
自己株式処分差益は、その他資本剰余金です。
自己株式処分差損は、その他資本剰余金から控除します。

会計処理そのものは、処分差益の場合も処分差損の場合も「その他資本剰余金」です。

(1)処分差益の場合
(借)現金預金    ××× (貸)自己株式    ×××
                  その他資本剰余金(自己株式処分差益)×××

(2)処分差損の場合
(借)現金預金    ××× (貸)自己株式    ×××
   その他資本剰余金(自己株式処分差損)×××

勘定科目としては、自己株式処分差益、自己株式処分差損よりも、その他資本剰余金という使い方が多くなるのではないかと予想しています。

自己株式処分差損をその他資本剰余金から控除した結果、その他資本剰余金がマイナス(借方残)になる場合には、会計期間末に繰越利益剰余金から控除します。

(借)繰越利益剰余金××× (貸)その他資本剰余金×××

繰越利益剰余金がマイナス(借方残)になってもそのままです。

自己株式の処分費用は、原則として営業外費用ですが、繰延資産(株式交付費)として計上することができます。
償却は、3年以内の定額法です。
総合問題などで繰延資産に関する指示が別途あるケースなどは、間違いやすいので注意しましょう。


これまでの年度別変更点の個別記事一覧は、こちらからどうぞ。
税理士試験 簿記論 年度別変更点

(★)平成19年 簿記論講座 2月第2回(自己株式・準備金)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)自己株式は純資産のマイナス、付随費用は営業外費用
(2)自己株式の取得・処分・消却の処理をおさえよう
(3)準備金の意義・種類取扱いをおさえよう


自己株式
(1)取扱い
自己株式……純資産のマイナス
付随費用……取得・処分・消却時の付随費用は、営業外費用(支払手数料等)
処分時は、繰延資産(株式交付費)計上可

(2)会計処理
1.自己株式の取得
(借)自己株式××× (貸)現金預金    ×××
2.自己株式の処分
(借)現金預金××× (貸)自己株式    ×××
              その他資本剰余金(自己株式処分差益)×××
3.自己株式の消却
(借)その他資本剰余金××× (貸)自己株式    ×××
※処分・消却によりその他資本剰余金が会計期間末において、マイナス(借方残)になった場合は、繰越利益剰余金から控除する。


準備金
(1)資本準備金
株式払込剰余金、合併差益等
(2)利益準備金
(要積立額)
資本準備金の額と併せて資本金の4分の1に達するまで配当の10分の1
(3)取崩
1.資本準備金……その他資本剰余金(資本金及び資本準備金減少差益)
2.利益準備金……繰越利益剰余金
純資産の部の表示

【その他資本剰余金の処分による配当】
その他資本剰余金の処分による配当……売買目的→受取配当金、それ以外→簿価減額



【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
応用 上級編16(◎)
応用 細目編11(◎)
応用 細目編12(◎)

平成18年11 検索ワードベスト30

平成18年11月の当ブログの検索ワードベスト30です。

1 簿記論 5.7% 2,755
2 簿記 5.5% 2,649
3 仕訳 4.3% 2,087
4 税理士試験 2.6% 1,257
5 税理士 2.1% 1,034
6 会計処理 1.6% 798
7 「ヘッジ会計」 1.4% 708
8 財務諸表論 1.1% 572
9 会社法 0.8% 413
10 勘定科目 0.7% 380
11 会計 0.7% 374
12 「圧縮記帳」 0.7% 366
13 問題 0.7% 337
14 「為替予約」 0.6% 309
15 「デリバティブ」 0.6% 298
16 「金利スワップ」 0.4% 235
17 過去問 0.4% 212
18 「株主資本等変動計算書」 0.4% 201
19 「税効果会計」 0.4% 201
20 「売価還元法」 0.4% 200
21 「自己株式」 0.4% 194
22 「利息法」 0.4% 192
23 ブログ 0.3% 186
24 「建設業会計」 0.3% 185
25 「為替手形」 0.3% 178
26 財務諸表 0.3% 168
27 「社債」 0.3% 161
28 「法人税」 0.3% 152
29 「本支店会計」 0.2% 143
30 簿記2級 0.2% 138

具体的な内容に関係のある語句は、ヘッジ会計、圧縮記帳、為替予約、デリバティブ、金利スワップ、株主資本等変動計算書、税効果会計、売価還元法、自己株式、利息法、建設業会計、為替手形、社債、法人税、本支店会計でした。

まったく新しく登場した語句は、金利スワップ、建設業会計、社債、本支店会計です。

日商一級のある月には、デリバティブ関連の検索が多くなっていますが、金利スワップが初登場とデリバティブ・ヘッジ会計の領域がじわじわと重要性を高めつつあるといってよいでしょう。

また、初登場項目の中に建設業会計、本支店会計といった構造論点が登場したのも目を引きます。

内容が近い記事等へのリンクを貼ってありますので、気になる項目はぜひチェックしてみてください。

平成19年 簿記論講座 1月第5回(圧縮記帳)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)圧縮記帳の基本的な考え方を理解しよう
(2)直接減額方式と積立金方式の一連の会計処理をおさえよう


圧縮記帳の意義と目的】
(1)意義……取得原価の圧縮(減額)
(2)目的……課税の繰延(延期)
(3)経理方法……直接減額方式積立金方式


【国庫補助金等の場合】
(1)国庫補助金の交付
(借)現金預金100 (貸)国庫補助金収入100

(2)固定資産の取得)  (借)機  械300 (貸)現金預金300
圧縮記帳の処理方法には、直接減額方式と積立金方式とがある。

(3)決算(剰余金処分のタイミングは「当期」です)
1.直接減額方式
(借)機械圧縮損100 (貸)機     械100
   減価償却費 40    減価償却累計額 40
  →圧縮後が基礎
2.積立金方式
(借)減価償却費 60 (貸)減価償却累計額 60
  →圧縮前が基礎
(借)繰越利益剰余金100 (貸)国庫補助積立金100 → 積立
(借)国庫補助積立金 20 (貸)繰越利益剰余金 20 → 取崩
※取崩額は、直接減額方式による減価償却費との差額


保険差益の場合】
(1)焼失時
(借)火災未決算150 (貸)機  械150

(2)保険金受領時
(借)現金預金200 (貸)火災未決算150
             保険差益  50
           「保険金−焼失時の簿価」(譲渡益相当額)

(3)新資産の取得
(借)機  械200 (貸)現金預金200

(4)圧縮記帳
(借)機械圧縮損50 (貸)機  械 50
※直接減額方式、積立金方式については、国庫補助金と同様です。


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できていません。

平成19年 簿記論講座 1月第4回(リース)

【学習時間の目安】
(1)インプット(3時間)
(2)問題演習(4時間)


【要チェックポイント】
(1)リース取引の種類と会計処理をしっかりと把握しよう
(2)売買処理と賃貸借処理の取得価額・残存価額をおさえよう


【リース】
(1)リース取引の種類と会計処理
1.ファイナンス・リース(解約不能・費用負担)
 所有権移転ファイナンス・リース………売買処理
 所有権移転外ファイナンス・リース……原則→売買処理、例外→賃貸借処理
2.オペレーティング・リース………………賃貸借処理

(2)ファイナンス・リースの区分
取得原価と支払利息
1.所有権移転ファイナンス・リース
判定基準……契約満了時に所有権が移転
会計処理……売買処理
取得価額……貸手の購入価額が明らか→貸手の購入価額
      不明→「見積現金購入価額」と「割引価値」の少ない方
減価償却……経済的耐用年数、取得価額の10%

2.所有権移転外ファイナンス・リース
判定基準……契約満了時に所有権が移転しない
会計処理……原則→売買処理、例外→賃貸借処理
取得価額……貸手の購入価額が明らか→貸手の購入価額と割引価値の少ない方
      不明→「見積現金購入価額」と「割引価値」の少ない方
減価償却……リース期間、残存価額ゼロ

(3)会計処理(※物件返還時は、所有権移転外ファイナンス・リースの場合)
1.物件取得時
(借)備   品××× (貸)リース債務×××

2.リース料支払時
(借)リース債務××× (貸)現金預金 ×××
               支払利息 ×××
3.決算時
(借)減価償却費××× (貸)減価償却累計額×××

4.物件返還時(※)
(借)減価償却累計額××× (貸)備  品  ×××

(4)リースバックの会計処理


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できてません。

平成19年 簿記論講座 1月第3回(研究開発費・ソフトウェア)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)研究開発費と繰延資産の関係をおさえよう
(2)ソフトウェアの目的別の会計処理をおさえよう


研究開発費と繰延資産
(1)研究開発費
新製品・新技術・現製品の著しい改良

(2)研究費及び開発費
1.研究開発費……発生時費用処理
新製品・新技術の研究、新技術の採用
2.繰延資産………5年で定額法により償却
新経営組織の採用、資源の開発、市場の開拓


【ソフトウェア】
(1)ソフトウェアの意義
コンピュータを動かすためのソフト(プログラム)

(2)ソフトウェアの会計処理
1.研究開発費(新製品・新技術、著しい改良)
発生時の費用(研究開発費)
2.研究開発費以外
ア 市場販売目的のソフトウェア
  A 受注製作……請負工事の会計処理に準ずる
  B 市場販売目的……無形固定資産(見込販売数量・収益での償却)
イ 自社利用目的のソフトウェア……無形固定資産(定額法、残存価額ゼロ)


【製品マスターの製作費】(市場販売目的のソフトウェア)
(1)会計処理
1.最初の製品化(研究開発終了)まで……研究開発費
2.その後
  ア 著しい改良………研究開発費
  イ 機能維持費用……修繕費等
  ウ その他……………無形固定資産

(2)市場販売目的のソフトウェアの償却額
1.見込販売数量(収益)に基づく償却額
前期末未償却残額×当年度の実績販売数量(収益)/(当年度の実績+見込販売数量(収益))
2.均等配分額に基づく償却額
前期末未償却残額÷残存有効期間
3.償却額 いずれか大きい金額


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
細目編21(◎)
上級編14(○)
上級編18(◎)

簿記論の投稿

最近、財務諸表論の投稿が多くなっています。

もちろん、簿記論の投稿もしていきますので、よろしくね(←誰?)。


簿記論講座は、ちょっと遅れていた分を無理やり進行にあわせてしまいました。

今後は、(比較的)定期的に投稿していきたいと思います。

昨年との違いという程ではありませんが、月ごとのまとめをつけています。

その時に過去の講座一覧もつけるようにしましたので、すこし探しやすくなったのではないかと思います。

ぜひ、ご利用ください。


なんか、微妙な位置を保っておりますが、簿記論の投稿を増やせ!!という方のご声援(1クリック)の程、よろしくお願いいたします。

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平成19年 簿記論講座 12月(まとめ)

【12月 講座一覧】
第1回(割賦販売)
第2回(試用販売)
第3回(委託販売・受託販売)
第4回(外貨建取引機
第5回(外貨建取引供
第6回(商的工業簿記機
第7回(商的工業簿記供


【総合問題演習】
今月学習した内容の項目を中心とした30分程度の総合問題を一般2〜3、商的工業簿記2〜3題程度選んで、繰り返し解きましょう。

(1)1回目は、時間を気にせず(ただし計る)最後まで解く→間違えた部分の「テキスト等」での確認
あくまでも確認するのは、知識であって、問題が解けさえすればよい訳ではないことを意識するとよいのではないかと思います。

(2)2回目以降は、時間を意識する。
確認するのは基礎・応用期では、あくまでも知識ではありますが、効率的な問題の解き方も模索する必要があります。
そのためには、「同じ問題」を解き方(手順、方法等)を変えて何度か解くのが効果的ではないかと思います。

(3)完答・制限時間の7割程度で打ち止めでいいと思います。



【9月 講座一覧】
第1回(簿記一巡)
第2回(現金預金)
第3回(債権債務)
第4回(手形)
第5回(貸倒れ・引当金)
第6回(有価証券機
第7回(有形固定資産機
第8回(無形固定資産・繰延資産)

【10月 講座一覧】
第1回(商品販売)
第2回(商品勘定の処理)
第3回(原価率・利益率)
第4回(商品の期末評価)
第5回(売価還元法・仕入諸掛)
第6回(個人企業、純資産の部、設立・増減資等)
第7回(剰余金の処分等)

【11月 講座一覧】
第1回(社債)
第2回(貸倒引当金供
第3回(有価証券供
第4回(租税)
第5回(本支店会計機
第6回(本支店会計供
第7回(有形固定資産供

平成19年 簿記論講座 1月第2回(キャッシュ・フロー計算書)

【学習時間の目安】
(1)インプット(3時間)
(2)問題演習(4時間)


【要チェックポイント】
(1)直接法と間接法による基本的なキャッシュ・フロー計算書の作成の考え方を理解しておこう
(2)キャッシュ・フロー計算書のおおまかな区分をおさえておこう


【概要】
(1)キャッシュ・フロー計算書
(2)資金の範囲と対象取引
1.資金(現金+現金同等物)
現金………………手許現金と要求払預金(普通預金、当座預金等)
現金同等物………換金が容易で、価格変動リスクを負わない短期投資(定期預金等)

2.対象取引

【キャッシュ・フロー計算書の仕組みと区分】
(1)キャッシュ・フロー計算書の仕組み

(2)キャッシュ・フロー計算書の区分
機 ̄超罰萋阿砲茲襯ャッシュ・フロー
供‥蟷餝萋阿砲茲襯ャッシュ・フロー
掘〆睫崖萋阿砲茲襯ャッシュ・フロー
検仝酋盖擇啗酋眛嬰物に係る換算差額
后仝酋盖擇啗酋眛嬰物の増加額
此仝酋盖擇啗酋眛嬰物期首残高
察仝酋盖擇啗酋眛嬰物期末残高


【直接法によるキャッシュ・フロー計算書】
(1)直接法によるキャッシュ・フロー計算書の作成方法
(2)直接法によるキャッシュ・フロー計算書の様式
機 ̄超罰萋阿砲茲襯ャッシュ・フロー
営業収入
原材料又は商品の仕入による支出
人件費の支出
その他の営業支出
  小 計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
損害賠償金の支払額
………………………
法人税等の支払額
 営業活動によるキャッシュ・フロー

間接法によるキャッシュ・フロー計算書
機 ̄超罰萋阿砲茲襯ャッシュ・フロー
税引前当期純利益
減価償却費
貸倒引当金の増加額
受取利息及び受取配当金
支払利息
有形固定資産売却益
売上債権の増加額
棚卸資産の減少額
仕入債務の減少額
……………………
  小 計

※以後は、直接法と同様

【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できていません

平成19年 簿記論講座 1月第1回(推定簿記)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(4時間)


【要チェックポイント】
(1)簿記一巡の手続きを確認しておきましょう
(2)売上・仕入関係の推定に習熟しておきましょう


【推定簿記】
(1)売上関係の推定
各勘定の記入内容を理解し、その復元に努めましょう。
1.売上勘定
【借方】値引・返品
【貸方】現金売上、掛売上、手形売上、前受金の充当
2.売掛金勘定
【借方】前期繰越、売上
【貸方】現金回収、手形回収、値引返品、貸倒、為替手形の振出、売上割引、次期繰越
3.受取手形勘定
【借方】前期繰越、売掛金の回収、売上
【貸方】当座決済、割引手形・裏書手形決済、次期繰越
4.前受金勘定
【借方】売上、次期繰越
【貸方】前期繰越、受入

(2)仕入関係の推定
1.仕入勘定
【借方】現金仕入、掛仕入、手形仕入
【貸方】値引・返品
2.買掛金勘定
【借方】現金決済、手形決済、値引・返品
【貸方】前期繰越、仕入
3.支払手形勘定
【借方】当座決済、次期繰越
【貸方】前期繰越、買掛金支払、仕入
4.前渡金勘定
【借方】前期繰越、支払
【貸方】仕入、次期繰越


(3)その他の推定項目
1.商品関係
原価率・利益率、付加率
・期首試算表、整理前試算表、整理後試算表の相互関係を把握しておきましょう。

2.固定資産関係
減価償却関連の推定の意味

3.貸倒引当金関係
・期首試算表、整理前試算表、整理後試算表の相互関係を把握しておきましょう。

4.外貨項目関係
一部資料から為替レートを逆算し、他の資料で使用するような問題があります(←厳しいです)

5.債権債務関係


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できてません。

平成19年 簿記論講座 12月第7回(商的工業簿記供

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)減損の取扱い
(2)売価還元法の取扱いを抑えましょう


【減損の処理】
(1)減損の意義
蒸発等による材料の減少

(2)異常減損費
営業外費用・特別損失

(3)正常減損費
減損発生点>期末仕掛品進捗度:完成品のみ負担
減損発生点≦期末仕掛品進捗度:両者負担


【売価還元原価法】(商業での税法方式と同じ考え方)
(1)期末仕掛品原価
期末仕掛品売価×原価率

(3)原価率
  仕掛品+製品
期首仕掛
期首製品  売上原価
総製造費用 期末仕掛
      期末製品
  ↓    ↓
原 価 / 売 価  =原価率
期末仕掛品売価 期末仕掛品の完成品売価×完成率


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できてません。

平成19年 簿記論講座 12月第6回(商的工業簿記機

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(個別2時間 総合2時間)


【要チェックポイント】
(1)簿記論では、費目別計算の仕訳が問われる事は考えにくいですが、簡単な費目別計算は確認しておきましょう
(2)期末仕掛品の評価に習熟しておこう

商的工業簿記
(1)原価要素……材料(物件費)、労務費(人件費)、経費(その他)
材料(物件費)、労務費(人件費)、経費(その他)

(2)一連の会計処理
1.材料
購入:(借)材料(費)××× (貸)買 掛 金 ×××
決算:(貸)仕 掛 品 ××× (貸)材料(費)×××
※材料(費)は、材料仕入、仕掛品は、製造の場合あり

2.労 務 費
支払:(借)賃金給料   ××× (貸)現金預金   ×××
繰入:(借)賞与引当金繰入××× (貸)賞与引当金  ×××
決算:(借)仕 掛 品   ××× (貸)賃金給料   ×××
      仕 掛 品   ×××    賞与引当金繰入×××

3.経費
支払:(借)(製造)経費 ××× (貸)現金預金  ×××
決算:(借)仕 掛 品   ××× (貸)(製造)経費×××

4.製品・売上原価
製  品:(借)製  品××× (貸)仕 掛 品×××
売上原価:(借)売上原価××× (貸)製  品×××

(3)完成度換算法による期末仕掛品の評価
1.平均法
(期末仕掛品原価+当期製造費用)÷(完成品+期末仕掛品換算量)×期末仕掛品換算量

2.先入先出法
当期製造費用÷(完成品−期首仕掛品換算量+期末仕掛品換算量)×期末仕掛品換算量

3.後入先出法
 期首=期末:期首仕掛品原価
 期首>期末:期首仕掛品原価÷期首仕掛品換算量×期末仕掛品換算量
 期首<期末:期首仕掛品原価+当期製造費用÷(完成品+期末仕掛品換算量−期首仕掛品換算量)×期末仕掛品換算量

(注意点)
※材料の始点投入の場合→進捗度を考慮しない
※材料が加工の進行に応じて投入、材料費・加工費→進捗度を考慮
※期末仕掛品材料費+期末仕掛品加工費=期末仕掛品原価
※期首仕掛品原価+当期総製造費用(材料費+加工費)−期末仕掛品原価=完成品原価
※完成品原価÷完成品数量=完成品単位原価


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
細目編20(○)

平成18年10 検索ワードベスト30

平成18年10月の当ブログの検索ワードベスト30です。

1 簿記 5.8% 3,067
2 簿記論 4.6% 2,419
3 仕訳 3.7% 1,978
4 税理士試験 2% 1,057
5 税理士 1.9% 1,039
6 問題 1.5% 790
7 会計処理 1% 560
8 財務諸表論 1% 559
9 「圧縮記帳」 0.8% 418
10 会社法 0.7% 391
11 「売価還元法」 0.6% 339
12 勘定科目 0.6% 338
13 「ヘッジ会計」 0.6% 321
14 会計 0.5% 301
15 簿記2級 0.4% 259
16 過去問 0.4% 232
17 簿記2級 0.4% 229
18 「利息法」 0.3% 207
19 「有価証券」 0.3% 204
20 ブログ 0.3% 190
21 電卓 0.3% 187
22 「割賦販売」 0.3% 175
23 「デリバティブ」 0.3% 171
24 「為替予約」 0.3% 167
25 会計学 0.3% 165
26 「無形固定資産」 0.2% 156
27 「法人税」 0.2% 148
28 財務諸表 0.2% 143
29 「株主資本等変動計算書」 0.2% 142
30 問題集 0.2% 140

具体的な内容に関係のある語句は、圧縮記帳、売価還元法、ヘッジ会計、利息法、有価証券、割賦販売、デリバティブ、為替予約、無形固定資産、法人税、株主資本等変動計算書です。
ヘッジ会計、デリバティブがやや順位をあげています。
検定の影響でしょうか。
継続してデーターをとっているとなにかわかるのでは?と思っていますが、キャッシュ・フロー見積法がないところを見ると記事の言葉、CF見積法のがいいのかもしれません。

内容が近い記事へのリンクを貼ってありますので、気になる項目はぜひチェックしてみてください。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

本年もご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。


年明けの、第一声は、概念フレームワーク関連です(最後もでしたな)。

昨年末(12月28日)に概念フレームワークの改訂版が出ています。

今なら企業会計基準委員会のホームページからダウンロード可能です(む、無料ですよ)。

こちらです。

「企業会計基準委員会」


今後は企業会計委員会からの正式な文書ということになります。

ということで、

がんばれ概念フレームワーク!!

がんばれ税理士試験受験生!!


とエールを送りましたところでもう一つのエールのお話を(きましたな)。

順位も順調に下がってまいりました。

こちらもどうかひとつよろしくお願いいたします。

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「人気フログランキング」

平成19年 簿記論講座 12月第5回(外貨建取引供

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)為替予約(振当処理と独立処理は完璧に)
(2)在外支店の財務諸表項目の換算


為替予約の会計処理
(1)振当処理(取引発生後の為替予約)
取引時:(借)売 掛 金×× (貸)売   上××(発生時レート)
予約時:(借)売 掛 金×× (貸)為替差損益×× ←直直差額(当期の損益)
                   前受収益 ×× ←直先差額(期間配分)
決算時:(借)前受収益×× (貸)為替差損益×× ←直先差額の当期分
決済時:(借)現金預金×× (貸)売 掛 金××(予約レート)
       前受収益××    為替差損益××

(2)独立処理
1.外貨建債権・債務 → 直物(SR)
2.為替予約     → 先物(FR)で評価


在外支店の財務諸表項目の換算
(1)原則……本店の換算方法と同じ(貨幣項目→CR、非貨幣項目→HR)
(2)費用・収益項目は、ARで換算できる(実務上は、こちらが原則)
   ただし、費用性資産の費用化額(減価償却費等)・収益性負債の収益化額は、HRのみ
(3)本店勘定は、もう一方の照合勘定(本店の支店勘定)にあわせる


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
用意できてません。

平成19年 簿記論講座 12月第4回(外貨建取引機

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)

【要チェックポイント】
(1)原則的換算相場の確認(貨幣・非貨幣法、「前受金等」に注意)
(2)外貨建有価証券の換算(子会社のみHR、満期の科目は為替差損益)


【外貨建取引】
(1)為替相場の選択(貨幣・非貨幣法
1.貨幣項目………決算時レート(CR)
2.非貨幣項目……取得・発生時レート(HR)
前渡金・前受金と経過勘定項目
 前渡金、前受金、前払費用、前受収益は、非貨幣項目(換算しない)
外貨建自社発行社債(転換請求期間満了前の新株予約権付社債は別)は、貨幣項目

(2)換算差額の処理
1.勘定科目→為替差損益(相殺しない場合も)
2.損益計算書の表示……為替差益または営業外費用 → 純額で表示する

(3)外貨建有価証券(帳簿価額−貸借対照表価額=換算差額)
1.売買目的有価証券……CC×CR→有価証券評価損益
2.満期保有目的債券……HC×CR→為替差損益
3.子会社・関連会社……HC×HR
4.その他有価証券………CC×CR→その他有価証券評価差額金
※償却原価法を適用する場合の償却額=外貨建償却額×AR


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
基準編 問題3(◎)
基準編 問題4(◎)
基準編 問題5(◎)
細目編 問題19(◎)

平成19年 簿記論講座 12月第3回(委託販売・受託販売)

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
(1)一連の処理を確認しておこう
(2)委託販売では、その都度法と期末一括法の違いに注意しよう


【委託販売】
(1)収益認識基準

(2)会計処理
1.積送時…………(借)積 送 品 ××× (貸)仕   入 ×××
2.諸掛支払時……(借)積送諸掛費 ××× (貸)現金預金  ×××
3.計算書到着時…(借)委託販売  ××× (貸)積送品売上 ×××
            積送諸掛費 ×××
4.決算時…………(借)仕   入 ××× (貸)積 送 品 ×××
            積送諸掛費 ×××    繰延積送諸掛×××
            繰延積送諸掛×××    積送諸掛費 ×××

【受託販売】
1.荷為替引受……(借)受託販売  ××× (貸)支払手形  ×××
2.受託品受領……仕訳なし
3.受託品販売……(借)売掛金   ××× (貸)受託販売  ×××
4.立替費用支払…(借)受託販売  ××× (貸)現金預金  ×××
5.手数料計上……(借)受託販売  ××× (貸)受取手数料 ×××
6.残額送金………(借)受託販売  ××× (貸)現金預金  ××× 


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
二級編16(○)
オススメ
       <管理人の記事掲載号>  会計人コース2011年9月号-                  会計人コース2008年02月号                  会計人コース2008年01月号                  会計人コース2007年09月号 <管理人の本>
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