税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

特殊仕訳帳

平成19年 簿記論講座 3月第2〜3回(帳簿組織供

【学習時間の目安】
(1)インプット(3時間)
(2)問題演習(4時間)


【要チェックポイント】
(1)特殊仕訳帳としての手形記入帳には、受取手形・支払手形の増加取引のみが記録される点に注意しましょう
(2)二重仕訳の意味
(3)一部当座取引


【特殊仕訳帳の意義・種類・記入取引】
(1)特殊仕訳帳の意義
仕訳帳への記入を行わず補助記入帳を仕訳帳として利用する方法
(2)特殊仕訳帳として利用される補助記入帳と記入取引
1.小口現金出納帳………小口現金の増減
2.現金出納帳……………現金の増減
3.当座預金出納帳………当座預金預金の増減
4.仕入帳…………………仕入の増減
5.売上帳…………………売上の増減
6.受取手形記入帳………受取手形の増加(増加取引のみが記入される)
7.支払手形記入帳………支払手形の増加(増加取引のみが記入される)
(3)特殊仕訳帳の基本的考え方

簿記一巡の手続と特殊仕訳帳
(1)開始手続……………普通仕訳帳
(2)営業手続……………普通仕訳帳、特殊仕訳帳
(3)決算手続……………普通仕訳帳


【二重仕訳】
(1)二重仕訳の意義………一つの取引が復習の仕訳帳に記入される場合
(2)二重仕訳の例
当座預金出納帳、売上帳、仕入帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳の場合
1.当座売上
2.当座仕入
3.手形売上
4.手形仕入


【営業手続と二重仕訳】
(1)英米式
1.特殊仕訳帳
ア 親勘定(当座預金出納帳の当座預金等)………合計転記
イ 相手勘定
  a 特別欄…………………………………………(レ)合計転記
  b 諸口欄(他の特殊仕訳帳の親勘定)………(レ)
  c 諸口欄(上記以外)…………………………個別転記
2.普通仕訳帳(期中取引で特殊仕訳帳の記録されるもの以外)………個別転記

(2)大陸式(特徴記帳の流れ
1.特殊仕訳帳
ア 親勘定(当座預金出納帳の当座預金等)………(レ)普通仕訳帳からの合計転記
イ 相手勘定
  a 特別欄…………………………………………(レ)普通仕訳帳からの合計転記
  b 諸口欄(他の特殊仕訳帳の親勘定)………(レ)
  c 諸口欄(上記以外)…………………………個別転記
2.普通仕訳帳(期中取引で特殊仕訳帳に記録されるもの以外)………個別転記


一部当座取引
(1)一部当座取引の意義
(2)記帳方法
1.単純取引に分解して記帳する方法
2.取引を擬制して記帳する方法
3.取引の全体を普通仕訳帳に記帳する方法


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
構造編9(◎)
構造編10(◎)

平成19年 簿記論講座 3月第1回(帳簿組織機

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)


【要チェックポイント】
大陸式と英米式の違いに注目しながら簿記一巡の手続を確認しよう
簿記の意義と帳簿の種類


帳簿の種類と単一仕訳帳制度
(1)元帳制
取引 → 仕訳帳(仕訳) → 総勘定元帳(個別転記)
(2)補助簿併用制
1.補助記入帳
2.補助元帳(転記簿)

【大陸式と英米式】
(1)大陸式
1.常に「仕訳帳→元帳」を守る
2.残高勘定あり、繰越試算表なし
(2)英米式
1.大陸式の簡便法(開始仕訳の省略)、繰越記入
2.残高勘定なし、繰越試算表あり

開始仕訳(記入)
(1)純大陸式
(借)現  金100 (貸)開始残高300
   売 掛 金200
   開始残高300    買 掛 金 50
              資 本 金250
(2)準大陸式
(借)現  金100 (貸)買 掛 金 50
   売 掛 金200    資 本 金250

(3)英米式
帳簿上での繰越処理(前期繰越の直接記入)


【仕訳帳と合計試算表の関係】
(1)大陸式
仕訳帳の一次締切額と決算整理前合計試算表の合計額が一致する
(2)英米式
仕訳帳の一次締切額と決算整理前合計試算表の合計額が一致しない


決算手続
(1)損益振替
(借)損  益××× (貸)費用勘定×××
   収益勘定×××    損  益×××

(2)資本振替
(借)損  益××× (貸)繰越利益剰余金×××
※個人企業の資本振替は、貸方・資本金

(3)帳簿締切
1.大陸式
(借)残  高××× (貸)資産勘定×××
   負債勘定×××    残  高×××
   資本勘定×××    
※純大陸式の場合には、残高は、決算残高または閉鎖残高
2.純大陸式
勘定上で繰越処理(次期繰越の記入)
繰越資産表の作成


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
構造編7(◎)
構造編8(◎)

平成18年 簿記論講座 3月第2〜3回(帳簿組織供

【要チェックポイント】
(1)特殊仕訳帳としての手形記入帳には、受取手形・支払手形の増加取引のみが記録される点に注意しましょう
(2)二重仕訳の意味
(3)一部当座取引


【特殊仕訳帳の意義・種類・記入取引】
(1)特殊仕訳帳の意義
仕訳帳への記入を行わず補助記入帳を仕訳帳として利用する方法
(2)特殊仕訳帳として利用される補助記入帳と記入取引
1.小口現金出納帳………小口現金の増減
2.現金出納帳……………現金の増減
3.当座預金出納帳………当座預金預金の増減
4.仕入帳…………………仕入の増減
5.売上帳…………………売上の増減
6.受取手形記入帳………受取手形の増加(増加取引のみが記入される)
7.支払手形記入帳………支払手形の増加(増加取引のみが記入される)
(3)特殊仕訳帳の基本的考え方

簿記一巡の手続と特殊仕訳帳
(1)開始手続……………普通仕訳帳
(2)営業手続……………普通仕訳帳、特殊仕訳帳
(3)決算手続……………普通仕訳帳


【二重仕訳】
(1)二重仕訳の意義………一つの取引が復習の仕訳帳に記入される場合
(2)二重仕訳の例
当座預金出納帳、売上帳、仕入帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳の場合
1.当座売上
2.当座仕入
3.手形売上
4.手形仕入


【営業手続と二重仕訳】
(1)英米式
1.特殊仕訳帳
ア 親勘定(当座預金出納帳の当座預金等)………合計転記
イ 相手勘定
  a 特別欄…………………………………………(レ)合計転記
  b 諸口欄(他の特殊仕訳帳の親勘定)………(レ)
  c 諸口欄(上記以外)…………………………個別転記
2.普通仕訳帳(期中取引で特殊仕訳帳の記録されるもの以外)………個別転記

(2)大陸式(特徴記帳の流れ
1.特殊仕訳帳
ア 親勘定(当座預金出納帳の当座預金等)………(レ)普通仕訳帳からの合計転記
イ 相手勘定
  a 特別欄…………………………………………(レ)普通仕訳帳からの合計転記
  b 諸口欄(他の特殊仕訳帳の親勘定)………(レ)
  c 諸口欄(上記以外)…………………………個別転記
2.普通仕訳帳(期中取引で特殊仕訳帳に記録されるもの以外)………個別転記


一部当座取引
(1)一部当座取引の意義
(2)記帳方法
1.単純取引に分解して記帳する方法
2.取引を擬制して記帳する方法
3.取引の全体を普通仕訳帳に記帳する方法


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
構造編9(◎)
構造編10(◎)

講師だって教えて欲しい!!(帳簿組織)

講師だって教えて欲しい第5回は、帳簿組織です。

事後的にではなく、元帳を作成する基礎資料として「仕訳帳」を作成したことのある方、また、実際に作成された「仕訳帳」を見たことがある方がいらっしゃいましたら、お知らせくだされば幸いです。

チェックマークを利用した特殊仕訳帳を作成等したことのある方がいらっしゃいましたらお知らせ願えれば幸いです。



それと全く脈略はありませんが、「お前の頭が帳簿組織やろ」と思われた方の清き一票をよろしくお願いいたします(清いか?)。

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大陸式の普通仕訳帳の記入

【大陸式の普通仕訳帳の記入】
大陸式によった場合の普通仕訳帳に記録される取引は、次のとおりです。
(1)開始手続
(2)期中手続
(3)合計仕訳

開始手続には、開始仕訳と再振替仕訳がありますが、純大陸式と準大陸式の違いに注意しましょう。
大陸式をとった場合に普通仕訳帳に記入される期中取引は、それほど多くありません。


【合計仕訳】
大陸式は、仕訳帳→元帳という流れを重視します。
そのため、特殊仕訳帳からの合計転記についても、普通仕訳帳を経由する場合が多いです。
この場合、普通仕訳帳に行われる仕訳を合計仕訳と呼びますが、この場合の合計仕訳は、特殊仕訳帳の記録の合計を仕訳の形式で示したものに他なりません。
従って、例えば、仕入帳であれば、次のような仕訳が行われます。

仕入××× 買 掛 金   ×××
         支払手形   ×××
         諸  口(レ)×××

いわばこの仕訳が、特殊仕訳帳の要約記録で、この仕訳は、元帳への転記を前提としています。
すでに個別転記が行われている諸口欄(貸方・諸口)については、この段階では転記不要になります。
したがって、実際の普通仕訳帳の記入にあたっては、転記不要を意味する「レ」(チェックマーク)を付することになります。

大陸式の記帳の流れ

大陸式によるおおまかな記帳の流れをみておきましょう。

【期首(月初)】
(1)開始仕訳
(2)再振替仕訳
いずれも「普通仕訳帳」から「個別転記」されます。


【期中(月中)】
(特殊仕訳帳)
(1)特殊仕訳帳に記録される営業取引
親勘定  →転記不要(レ)※期末に合計転記
相手勘定
 諸口欄 → 個別転記 ※相手勘定が親勘定の場合は転記不要(レ)
 特別欄 → 転記不要(レ) ※合計転記[期末]

(普通仕訳帳)
(2)特殊仕訳帳に関係しない営業仕訳 → 普通仕訳帳から個別転記


【期末(月末)】
合計仕訳 → 合計転記 
(1)特殊仕訳帳の親勘定 普通仕訳帳→合計転記
(2)特殊仕訳帳の特別欄 普通仕訳帳→合計転記※個別転記されている部分(レ)


【関連記事】
特殊仕訳帳の意義と種類
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簿記一巡と特殊仕訳帳
二重仕訳の意味
英米式の流れ
英米式の普通仕訳帳の記入
英米式の特殊仕訳帳の記入
大陸式の特徴
大陸式の普通仕訳帳の記入
一部当座取引

大陸式の特徴

【大陸式の特徴】
大陸式の大きな特徴は、「仕訳→元帳」という手続きを貫く点にあります。
何故、そこにこだわるのかといえば、「仕訳帳」と「合計試算表」(元帳の貸借合計を集めた表)の一致を維持したいためです。
この両者の一致を確認することにより、かなりの程度に帳簿の記録(転記)の正否を確認できます。

帳簿記録そのものは、大陸式も英米式も大きく異なりません。
仕訳のうち特殊仕訳帳と普通仕訳帳に記録される取引の考え方は、基本的には、英米式と同様です。
最も大きく異なる点は、合計転記を特殊仕訳帳からではなく、普通仕訳帳を経由して行うことがある点です。
これは、上記のような普通仕訳帳と合計試算表の一致を維持するためです。

しかし、複数の特殊仕訳帳に記録がなされる取引に関して、いずれも普通仕訳帳に記録を行うのでは、記録がダブリます。
この不都合を回避するには、仕訳帳の金額から特殊仕訳帳間の二重仕訳の金額を除けばよいことになります。
これが、二重仕訳削除(控除)金額です。
二重仕訳削除(控除)金額が、解答要求としてあげられることも多いですが、それが何故なのかという意識をもって帳簿組織に臨むべきでしょう。


【関連記事】
特殊仕訳帳の意義と種類
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英米式の流れ
英米式の普通仕訳帳の記入
英米式の特殊仕訳帳の記入
大陸式の流れ
大陸式の普通仕訳帳の記入
一部当座取引

英米式の特殊仕訳帳(仕入帳の例)の記入

【特殊仕訳帳記入の意味(親勘定)】
特殊仕訳帳として仕入帳を用いる場合の基本的な考え方をみておきましょう。
まずは、「特殊仕訳帳としての仕入帳」に記入する意味です。
特殊仕訳帳は、「仕訳帳の役割も持った補助簿」だから、「特殊仕訳帳である仕入帳」に記入すること自体が仕訳の意味を持ちます。

(通常の仕訳)
(借)仕  入××× (貸)○○○×××

(特殊仕訳帳への記入)
(借)仕  入××× (貸)○○○×××

つまりは、仕訳レベルでいうと、全く同じ意味を持ちます。
借方の仕入は、月末に一括して合計額を転記すればよいです(合計転記)。
したがって、その都度の転記(個別転記)は要しません。


【特殊仕訳帳記入の意味(相手勘定)】
問題は、貸方です。
貸方の項目は、記入される特殊仕訳帳としての仕入帳での取扱いが異なります。
(1)特別欄に記入される場合
(2)諸口欄に記入される場合

「特別欄」とは、借方・仕入の相手勘定としてよく出てくる勘定について、設けられた欄です。
掛けによる仕入が多いのであれば、買掛金という特別欄が設けられます。
この特別欄が設けられている場合は、その都度の転記(個別転記)は不要です。
なぜなら、特別な欄を設けて、それだけを集計できるのだから、月末に一回だけ転記(合計転記)すればよいからです。
元丁欄には、転記不要を意味する「レ」(チェックマーク)を付します。

「諸口欄」には、特別欄に記入されなかった取引が記録されます。
基本的には、その都度転記(個別転記)されるますが、相手勘定が他に用いられている特殊仕訳帳の親勘定である場合は、その親勘定である特殊仕訳帳に記入されるので、転記は不要であり、「レ」を付します。

その他が、特殊仕訳帳としての仕入帳から個別転記されます。


【具体例】
今、特殊仕訳帳として、仕入帳(特別欄:買掛金)と当座預金出納帳が用いられている場合の次の取引を考えてみましょう。

【掛仕入】
通常の仕訳:(借)仕  入××× (貸)買掛金×××
仕入帳記入:上記と同じ意味
(転記)
借方・仕 入→仕入帳から月末に合計転記
貸方・買掛金→仕入帳の特別欄(買掛金欄)から月末に合計転記

【当座仕入】
借方・仕  入→仕入帳から月末に合計転記
貸方・当座預金→当座預金出納帳(特)から月末に合計転記



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大陸式の普通仕訳帳の記入
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