税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

有形固定資産

平成19年 簿記論講座 11月第7回(有形固定資産供

【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(3時間)


【要チェックポイント】
(1)定率法から定額法への変更時の「償却の基礎となる金額」に注意しよう
(2)償却方法の変更後の使用耐用年数(法定・残存)については、問題の指示によること
(3)資本的支出と収益的支出の区分については、原状回復か否かがポイント


減価償却方法の変更
(1)定率法から定額法への変更
(取得原価−減価償却累計額−残存価額)÷残存(当初)耐用年数

(2)定額法から定率法への変更
(取得原価−減価償却累計額)×残存(当初)耐用年数の償却率


【耐用年数の変更(臨時償却
「新耐用年数での期首減価償却累計額」−「旧耐用年数での期首減価償却累計額」


資本的支出と修繕費
(1)資本的支出と収益的支出
資本的支出……価値・耐用年数の延長
修繕費…………原状回復費用

(2)資本的支出額
支出額×延長年数/残存耐用年数=資本的支出額

(3)その後の減価償却
耐用年数の延長あり……残存(当初)耐用年数
耐用年数の延長なし……当初耐用年数


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
上級編1(◎)
上級編5(◎)
細目編22(◎)
細目編23(◎)

平成19年 簿記論講座 9月第7回(有形固定資産)

【学習時間の目安】
(1)インプット(3時間)
(2)問題演習(3時間)


【要チェックポイント】
(1)取得形態別の取得原価
(2)償却方法(定額法で率をかける場合に注意)
(3)記帳方法(直接法に注意)
(4)高額下取りは、購入資産の値引


有形固定資産
(1)取得原価

1.購入…………………購入代価+付随費用
2.贈与…………………時価+付随費用
          (固定資産××× 固定資産受贈益×××)
3.現物出資……………現物出資資産の時価
4.同一用途の固定資産との交換……提供固定資産の帳簿価額(損益なし)
5.有価証券との交換…………………提供有価証券の時価

(2)減価償却方法
1.定額法
(取得原価−残存価額)×1年/耐用年数
2.定率法
(取得原価−期首減価償却累計額)×定率法償却率
3.級数法
(取得原価−残存価額)×当期項数/総項数
※総項数={耐用年数×(耐用年数+1)}÷2

(3)記帳方法
1.種類(直接法と間接法
 間接控除法……減価償却費××× 減価償却累計額×××
 直接控除法……減価償却費××× 固定資産   ×××
2.記帳方法の変更(直接法→間接法)
 定額法……取得価額(X)−(X)×0.9÷耐用年数×償却済年数=帳簿価額
 定率法……取得価額(X)×(1−定率法償却率)×償却済年数乗=帳簿価額

(4)過年度減価償却過不足額
1.償却不足……過年度減価償却費修正損、過年度減価償却費、前期損益修正損
2.償却超過……過年度減価償却修正益、前期損益修正益

(5)売却等
1.売却(固定資産売却益、固定資産売却損)
2.買換(固定資産売却益、固定資産売却損)
 高額下取→購入資産の値引
3.除却・廃棄(固定資産除却損、固定資産廃棄損)
 除却時→貯蔵品

(6)火災損失
1.火災損失発生時
(借)保険未決算×××(貸)固定資産等×××
2.保険金確定時
(借)未 収 金××× 保険未決算×××
   火災損失×××


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
基礎編20(◎)
基礎編21(○)
基礎編22(○)
基礎編23(○)
基礎編24(○)
基礎編25(○)

税理士試験 簿記論 実務家対策問題2(有形固定資産の買換)

(問題)
平成17 年9月10日に1,890千円(税込み)の車両を購入した。
その際、旧車両を315 千円(税込み)で下取りしてもらい、差引き1,575千円を小切手で支払った。
なお、旧車両の期首帳簿価額は440千円であった。
車両売却時に行うべき仕訳を示しなさい(車両売却時に期中の減価償却費の計上も同時に行うこと)。

(留意事項)
(1)当社の会計期間は、平成17年4月1日から平成18年3月31日までの1年間である。
(2)車両の減価償却方法には定率法(耐用年数6年、償却率0.319)を採用している。減価償却額の計算は月割り(1か月未満の端数切上げ)で行うこと。
(3)消費税の会計処理は税抜方式を採用している。
(4)計算の途中で千円未満の端数が出た場合、その都度四捨五入すること。

(解答)【単位:千円】
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(★)税理士試験 簿記論 三択問題48(有形固定資産)

(問題)
有形固定資産を取得した場合に、当該有形固定資産の時価が取得原価とされるのは、次のいずれの取得形態ですか。

(1)現物出資により取得した場合

(2)贈与により取得した場合

(3)有価証券との交換により取得した場合

(解答)
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簿記3級 基本問題28(有形固定資産)

【対象=3級以上】

(問題)
次の取引の仕訳を示しなさい。

決算(年1回)にあたり、当期首に取得した車両の減価償却を定額法により行った。
車両の取得原価は、100万円、耐用年数は5年であり、残存価額は、取得原価の10%である。減価償却の記帳方法は間接法によっている。

(解答)【単位:万円】
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簿記3級 基本問題27(有形固定資産)

【対象=3級以上】

(問題)
次の取引の仕訳を示しなさい。

帳簿価額30万円の備品を売却し、代金10万円は、月末に受け取ることとした。

(解答)【単位:万円】
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簿記3級 基本問題26(有形固定資産)

【対象=3級以上】

(問題)
次の取引の仕訳を示しなさい。

営業所建物2,000万円を購入し、代金は、小切手を振出して支払った。
なお、不動産業者への仲介手数料10万円と登記料20万円及び登記手数料5万円を現金で支払っている。

(解答)【単位:万円】
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平成18年 簿記論講座 11月第7回(有形固定資産供

【要チェックポイント】
(1)定率法から定額法への変更時の「償却の基礎となる金額」に注意しよう
(2)償却方法の変更後の使用耐用年数(法定・残存)については、問題の指示によること
(3)資本的支出と収益的支出の区分については、原状回復か否かがポイント


減価償却方法の変更
(1)定率法から定額法への変更
(取得原価−減価償却累計額−残存価額)÷残存(当初)耐用年数

(2)定額法から定率法への変更
(取得原価−減価償却累計額)×残存(当初)耐用年数の償却率


【耐用年数の変更(臨時償却
「新耐用年数での期首減価償却累計額」−「旧耐用年数での期首減価償却累計額」


資本的支出と修繕費
(1)資本的支出と収益的支出
資本的支出……価値・耐用年数の延長
修繕費…………原状回復費用

(2)資本的支出額
支出額×延長年数/残存耐用年数=資本的支出額

(3)その後の減価償却
耐用年数の延長あり……残存(当初)耐用年数
耐用年数の延長なし……当初耐用年数


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
上級編1(◎)
上級編5(◎)
細目編22(◎)
細目編23(◎)

簿記2級 商業簿記 問題23(有形固定資産)

【対象=2級以上】

(問題)
次の取引の仕訳を示しなさい。

本社社屋を改修し、その工事代金200万円を小切手を振出して支払った。なお、改修費用のうち40%相当額は改良のための支出と認められる。

(解答)【単位:万円】
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簿記2級 商業簿記 問題21(有形固定資産)

【対象=2級以上】

(問題)
次の取引の仕訳を示しなさい。

営業用車両(70万円)を購入した。
付随費用1万円を含めた代金のうち11万円は購入と同時に現金で支払い、残金は、月末に支払うこととした。

(解答)【単位:万円】
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取得原価の推定

簿記論では、固定資産関連で、推定の絡んだ出題が少なくありません。
直接法・間接法の出題の違いに注意し、そして、定額法や定率法の基本的仕組みをしっかりと理解し、推定の問題に対処する必要があります。

定額法による推定がある場合には、取得原価を仮に(X)等と置いて、与えられた条件から算式をたててその式を解く感じがよいのではないかと思います。
ちょっと具体的な例で考えてみましょう。

取得原価?
期首帳簿価額820円(取得から2年経過)
耐用年数10年
残存価額1割

(X)−(X)×0.9÷10×2=820
(X)−0.18(X)=820
0.82(X)=820
(X)=1,000

電卓でいくなら、

0.9 ÷ 10 × 2 − 1 = M 
820 ÷ RM =

という感じでいけるのではないかと思います。


【関連記事】
減価償却関連の推定の意味

(★)税理士試験 簿記論 三択問題16(有形固定資産)

(問題)
次の固定資産の取得取引のうち固定資産の取得原価が500円になるのはいずれですか。

(1)(購入)購入代価400円、値引50円、購入手数料100円

(2)(贈与)時価500円、据付費100円

(3)(現物出資)時価500円

(解答)
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固定資産の取得原価に想う

固定資産の取得原価は、取得の態様ごとに異なっています。
簿記を学習していた当初、この固定資産の取得原価が苦手だった記憶があります。
理由は、簡単です。

ものの見事に、忘れるからです。

購入や贈与等、頻繁に出てくるものはいいのですが、たまーに出てくるものはほとんど忘れます。
我ながらビックリするくらい忘れます。
忘れることにかけては、かなりの自信があります。

「忘却とは、忘れ去ることなり」

昔の人は、いい事を言いました。

むむむっ。なんかそれてるか。

でも、理論的な背景に興味を持ってからは急に抜けなくなりました。
たぶん、その頃からムリに覚えようとしないで、何か根拠づけのできるものは、むしろその根拠を厳密ではないにしろ、おさえる方が結局は、早いし、長持ちもするということを自覚し、実践もするようになった気がします。

さて、皆さんは、固定資産の取得原価をどうクリアしているでしょうか?

(関連記事)
有形固定資産の取得原価

税理士試験 簿記論 三択問題15(有形固定資産)

(問題)
次の有形固定資産の種類と勘定科目の組み合わせのうち、誤っているのはどれですか。

(1)本社社屋の電気設備……建物附属設備

(2)コピー機…………………機械

(3)舗装路面…………………構築物

(解答)
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税理士試験で出てきそうな有形固定資産

税理士試験の第三問は、実務家が担当しているため、検定試験等ではなかなかお目にかからない種類の有形固定資産が出てくることがあります。
問題のつくりから、勘定科目がわからないことは無いと思いますが、予備知識は持っていた方がてがけやすいと思います。

その一つが「建物附属設備」です。
電気、水道、ガス、冷暖房設備といった建物に附属する設備(って、そのままか)を建物附属設備勘定で処理することになります。
鉄筋コンクリートの建物は、長く持ちますが、なかの電気、ガス、水道等の附属設備は、建物本体よりも寿命は短い(耐用年数は短い)のが通常です。

もう一つが、構築物です。
屋根のあるのが、建物、屋根のないのが構築物ととりあえずはいってよいかと思います。
舗装路面などは、やや実務チックな感じがしますが、構築物になります。
公告塔なんてのもあります。

ちょっと、実務チックな有形固定資産のご紹介でした。


【関連記事】
有形固定資産の意味

(★)平成18年 簿記論講座 9月第7回(有形固定資産)

【要チェックポイント】
(1)取得形態別の取得価額
(2)償却方法(定額法で率をかける場合に注意)
(3)記帳方法(直接法に注意)
(4)高額下取りは、値引


有形固定資産
(1)取得原価

1.購入…………………購入代価+付随費用
2.贈与…………………時価+付随費用
          (固定資産××× 固定資産受贈益)
3.現物出資……………株式の発行価額
4.固定資産との交換…提供固定資産の帳簿価額(損益なし)
5.有価証券との交換…提供有価証券の時価

(2)減価償却方法
1.定額法
(取得原価−残存価額)×1年/耐用年数
2.定率法
(取得原価−期首減価償却累計額)×定率法償却率
3.級数法
(取得原価−残存価額)×当期項数/総項数
※総項数={耐用年数×(耐用年数+1)}÷2

(3)記帳方法
1.種類(直接法と間接法
 間接控除法……減価償却費××× 減価償却累計額×××
 直接控除法……減価償却費××× 固定資産   ×××
2.記帳方法の変更(直接法→間接法)
 定額法……取得価額(X)−(X)×0.9÷耐用年数×償却済年数=帳簿価額
 定率法……取得価額(X)×(1−定率法償却率)×償却済年数=帳簿価額

(4)過年度減価償却過不足額
1.償却不足……過年度減価償却費修正損、過年度減価償却費、前期損益修正損
2.償却超過……過年度減価償却修正益、前期損益修正益

(5)売却等
1.売却(固定資産売却益、固定資産売却損)
2.買換(固定資産売却益、固定資産売却損)
 高額下取→購入資産の値引
3.除却・廃棄(固定資産除却損、固定資産廃棄損)
 除却時→貯蔵品

(6)火災損失
1.火災損失発生時
(借)保険未決算×××(貸)固定資産等×××
2.保険金確定時
(借)未 収 金××× 保険未決算×××
   火災損失×××


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
基礎編20(◎)
基礎編21(○)
基礎編22(○)
基礎編23(○)
基礎編24(○)
基礎編25(○)

税理士試験 簿記論 細目問題23(有形固定資産)

【対象=簿記論】

(問題)
次の項目のうち取得等をした固定資産の取得価額に算入すべき項目には、解答欄に○印を付し、固定資産の取得原価に算入することが適切ではなく、費用処理すべき項目には、×印を付しなさい。

(項目)
(1)土地の購入代価
(2)土地の購入に伴い不動産売買仲介業者に支払った支払手数料
(3)建物を自家建設した場合の製造原価
(4)営業所用土地付建物の購入契約書に添付した印紙の購入代金
(5)購入した備品の当社への運搬費用
(6)当社工場で新規に購入した機械の設置費用
(7)当社工場の生産ラインの変更による機械の移設費用
(8)購入した機械装置を事業の用に供するための試運転費
(9)購入した営業所用建物の取得に係る登録免許税
(10)購入した営業所用建物の取得に係る不動産取得税

(11)購入した営業所用建物に係る固定資産税及び都市計画税
(12)当初から建物を取壊して土地を利用する目的で購入した場合の建物の帳簿価額
(13)当初から建物を取壊して土地を利用する目的で購入した場合の建物の取壊費用
(14)購入した建物の落成式にかかる費用
(15)固定資産の取得にあたって予定されている日照権補償の費用
(16)建物に新たに避難階段を取り付けるための費用
(17)土地の地盤沈下を回復するための費用
(18)営業所を展示場として利用するための模様替のための費用
(19)取替部品の品質の改良等のための費用
(20)建物の塗装代金(塗装がはがれたための原状回復費用)

(解答)
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税理士試験 簿記論 細目問題22(有形固定資産)

【対象=簿記論】

(問題)
次の各取引の仕訳を示しなさい。
なお、支払はすべて現金預金勘定で処理するものとし、各取引は独立したものとして解答すること。

(1)製造用機械1,000円(送状価額)を購入した。ただし、たまたま購入時期が購入先の販売促進キャンペーン期間にあたり、現実の支払額は900円であった。当社社屋への搬入に際しての運送費50円及び下記試運転費とともに支払っている。
当社でのこの機械の導入は初めてであり、機械導入にあたり、試運転を実施しているが、その費用は20円であった。なお、仕訳は一括して示すこと。

(2)営業所建設用地1,000円を購入した。代金は、土地整地費用20円、所有権移転登記費用50円、不動産仲介業者への仲介手数料30円とともに支払っている。

(3)当社の資材置場はいままで未舗装であったが、当社の運送用車両の出入りによる粉塵に対し、近隣住民から苦情が出始めたことを受け、資材置場の出入口部分にアスファルト舗装を施すこととした。舗装代金は1,000円である。

(4)かねて建設中であった当社社屋が完成した。前期以前に支出した建設代金1,000円は建設仮勘定に計上されている。建設代金総額は1,500円であり、残額は未払である。
なお、社屋完成後の落成式費用50円が営業費に含まれている。
以上により適切な修正処理を行うこと。

(5)当社はかねてから近隣のY市への本社移転を検討していたが、このたびY市で事業を営んでいたA社から土地を購入し、本格移転をすることとなった。土地と建物の購入代金はそれぞれ1,000円、50円であるが、建物は老朽化が著しく、土地の取得に際して取壊している。また、A社に対して、立退料として60円を支払っている。

(解答)
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