【大陸式の特徴】
大陸式の大きな特徴は、「仕訳→元帳」という手続きを貫く点にあります。
何故、そこにこだわるのかといえば、「仕訳帳」と「合計試算表」(元帳の貸借合計を集めた表)の一致を維持したいためです。
この両者の一致を確認することにより、かなりの程度に帳簿の記録(転記)の正否を確認できます。

帳簿記録そのものは、大陸式も英米式も大きく異なりません。
仕訳のうち特殊仕訳帳と普通仕訳帳に記録される取引の考え方は、基本的には、英米式と同様です。
最も大きく異なる点は、合計転記を特殊仕訳帳からではなく、普通仕訳帳を経由して行うことがある点です。
これは、上記のような普通仕訳帳と合計試算表の一致を維持するためです。

しかし、複数の特殊仕訳帳に記録がなされる取引に関して、いずれも普通仕訳帳に記録を行うのでは、記録がダブリます。
この不都合を回避するには、仕訳帳の金額から特殊仕訳帳間の二重仕訳の金額を除けばよいことになります。
これが、二重仕訳削除(控除)金額です。
二重仕訳削除(控除)金額が、解答要求としてあげられることも多いですが、それが何故なのかという意識をもって帳簿組織に臨むべきでしょう。


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