税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

小道具

シャーペン・鉛筆

本試験は、黒または青のペンなので提出する解答用紙に、シャーペンや鉛筆は使えません。

ただ、本試験で使ってはいけないのかというとそんな事はありません。


問題用紙にスタートの試算表等の数字があるケースですと、それを利用して、こちょこちょと(+)、(−)を書いていったりする方法は、効果的なことがあります。

しかし、解答用紙にスタートの数字が多い場合などは、解答用紙を利用して(+)、(−)をちょっと濃い目のシャーペンか、鉛筆でやる訳です。

問題の終了時または修了10分前の合図(開始1時間までと終了まで10分間は退出ができないのでその合図があります)があったら消しゴムをかけるという方法です。

私自身は、万が一消しゴムをかけているときに、ビリッとでもいったらと思うと怖くてできませんでしたが、実は、今でも普段は、よくやっています。

結局、問題を解くのに時間をかけるのがいやなので、最短を目指すからかもしれません。


あとは、普段の学習の段階でも、さすがに問題集などにペンで直書きはできないでしょうから、シャーペンか、鉛筆は必要でしょう。

もっとも、もちろん私にこだわりは、ありません(←つまんないやつ)。

ホチキス

税理士試験では、問題用紙、解答用紙ともに新聞のような形で綴じられてはいないので、問題は止めている方が多いようです。

止めるならホチキスは必需品でしょう。

止めないなら、それはそれで構いませんが、なにしろ試験開始と同時にバチバチ止め出すので、止めないにせよ、そのことは知っておいた方が精神衛生上よいでしょう。

独学の方は、一度は、本試験にかなり近い形式の用紙で時間をはかった演習をしたいところでしょう。

問題をいきなり真中から二つに破り、バラバラの状態で問題を解く猛者もいます。

財表の計算で試算表部分を破るのは効果的かもしれません。

私の場合は、そんなことをして余計に破れでもしたら、それだけでその年は終わるかもしれないと思うと、とても真似はできませんでした。

いろんな人がいるもんです。

ちなみに私は問題のみ三箇所とめてました。


問題の中ほどに白紙の計算用紙があるので、ホチキスで問題を綴じる方は、これを外してからというのをお忘れなく。

電卓の使い方

電卓の特に有効な機能である「メモリー」と「定数計算」の使い方についてです。

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間違いノート

間違えた内容を簡単にでもまとめておくことは、極めて有効です。

残念ながら私は作成していませんでしたが、それはその効果を疑ってではありません。

単純に不精なだけです(日記ですら三日坊主なのに、あれ、ブログは)。


成績優秀な方の間違いノートは美的でさえあります。

そんなノートにあこがれながらも、私の場合は、間違えたときに、テキストやまとめの類に色つきのボールペンでアンダーラインを引くか、書き込むあたりに落ち着きました。

もっとも個別問題を解いているあたりで、これをやっているとテキストが真っ赤か(私の場合は緑一色)になってしまうので、総合問題や月一の試験や模試といったあたりでつくるのがいいかもしれません。

とにかく間違えた箇所を把握して、それを見返す機会を作ることが重要だと思います。


間違いノートやカードを作るのもいいでしょう。

テキストに印をするのもいいと思います。

ただ、問題の解答や解説に印をするのは、あまり感心しません。

間違えた問題を持ち歩くならともかく、通常は、もう一度その問題を解かない限り、解答・解説も見ないからです。

コピーしてノートに貼る・挟むなんてのは、いいかもしれません。

間違いノートやテキストは、普段持ち歩くのがいいです。

そして時々見返す。

効果は、極めて高いです。


ただし、これらが単なる作業になってしまってはもったいないでしょう。

間違いノートをつくることそのものが目的ではありません。

間違えた箇所を把握し、対策に役立てることが目的なのです。


皆さんは、どのような工夫をなさっているでしょうか。

ペン

ペンについての私のこだわりは、まるでありません。

税理士試験でも税法の理論あたりでは、ペンの選択は、意味を持つかもしれませんが、簿記論では、要は何でもいいと思います。


実際の試験は、黒又は青のペン(修正液等はダメ*現在は修正液修正テープ使用可)なので、普段から鉛筆ではなく、ペンを使う習慣は身につけたいところです。

ただ、問題集に直書きでは、二度解きができないので、微妙な話ではありますが。

独学の方は、時々、時間をはかって「ペン」で問題を解くようにした方がよいでしょう。


私は、税法も4色ボールペンで全てをこなしていました(少数派)。

というか単になんじゃかじゃと持ち歩くのが面倒だったのですが。

いま、急に思い出したが、そういえば青で書いていました。

問題を解く際に、マークをするのも青で、答えを書くのも青でした。

普段のテキスト等には赤でマークをして、間違い箇所(ノートは残念ながらつけていませんでした)を緑でマークしたり、記入していました。

余った黒を日常で使っていました(なんと合理的、か?)。

定規

問題を解く際に問題文に定規(他のものでもよい)をあてて読むと、違う行に目が飛ばなくて結構、いいです。

案外と次の行の数字を写すなんてことは少なくないでしょう。

定規を使わなければいけないような真っ直ぐな線を引くことは、簿記論ではありません。

定規を使うとすれば、上記のような使い方でしょうか。


Tフォームを書く時も、別にフリーハンドでいいと思います。

白紙に、勘定や勘定式の財務諸表等を書かせるという出題は、今では考えにくいです

問題文にあてがう用の定規はあった方がいいかもしれません(透明じゃない方がいいようです)。


けど、実際には、使ってなかった講師でした。

マーカー

私自身は、問題を読むときにマーカーをする習慣がありませんでした。

私が使っていたのは、四色ボールペンです。

ただ、少数派だと思います。


マーカーの利点は、やはり浮き立つ点でしょう。

慣れると手放せなくなります。

問題と解くとき以外でも重宝します。

今では、必ず黄色のマーカーを持ち歩いています。

後でさらに違う色でマークすることができますので、薄めのマーカーは、便利だと思っています。


問題の読み間違えというのは、なかなか減りません。

減らないからこそからこそあらゆる手段をつくすべきなのでしょう。

マーカーはその一つの有力な手段です。

もっともマーカー使わないで受かった人はたくさんいますが………。

電卓の選び方

電卓の選び方といっても、とにかくある程度の大きさ(手帳型でないもの)と12桁をクリアしていればよいでしょう。

あとは好みでしょうか。

12桁の電卓なら、最低限必要な機能(四則演算とメモリー等)はついています。

メーカーによって若干操作が違うので、最初にきっちり選ぶとよいでしょう。

私自身は、たまたま最初に買ったS社のものを使い続けていますが、もちろんC社のものでもいいと思います(今はC社製を使っています)。

ただ、途中での乗り換えは、しばらく違和感が残るので注意が必要です。

特に定数計算の仕方(同じ数を×、÷)が違うので、継続した方がいいでしょう(割引計算で結構使います)。


電卓のスピードはもちろん問題を解くスピードに影響しますが、合否を左右するほどのものではありません。

右手一本指で簿記論や財務諸表論に合格という方ももちろんいます。

各種の機能も使いこなせればよいものもありますが、メモリーと定数計算ができれば充分でしょう。


右手か、左手か、一本(二本)か、三本かは、実際の合否にそんなに影響がある訳ではありません。

ただ、税理士試験5科目受験予定の方は、その後の実務も考えれば少なくとも三本では打ちたいところです。

パソコンのブラインドタッチよりも簡単なハズですから、短期間で集中的にやらなくても、三本で打つと決めて、それを破らなければ、それほど時間はかかりません。


左打ちの場合は問題ありませんが、右打ちの場合には、ペンを持った状態での三本でないと、いちいちペンを置いているようであれば、これは時間のロスです。

最初は、とても違和感がありますが、ペンを持ったままで打ち続けているとやがては、ペンを持たないと違和感があるようにすらなります。

コツは、電卓を叩くときに、ペンをかなり横に寝かせて、人差し指を使いやすくすることではないかと思います。

もっとも電卓は、あくまでも我流なので、教本や詳しい方の教えを請うべきかもしれません。
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暮木孝司

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