税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

問題を解こう!!

難易度の高い問題の解き直しをどうするか

直前答練の問題は難易度が高くて、解き直しがイヤになってしまうものもあると思います。

難易度の高い問題の解き直しをどうすればよいでしょうか。
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これからの過去問活用法

試験まであと1月半。

これからの過去問の活用法について、具体的に考えてみました。
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素読みしてますか?

いよいよ本試験まであと2月と迫ってまいりました。

答練も本格化してきましたね。

簿記論といえども開始直後から電卓の音が聞こえてきたりします。

でもちょっと待ってください。

素読みしてないんですか?
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時間配分を考える

答練も本格化しつつある今日、この頃、皆さん、調子はいかがでしょうか。

初年度の方は、そろそろ心がくじかれる問題に出くわしているかもしれません。

でも大丈夫、みんなくじかれてるんですね。

だから安心です。

確かに問題は難しいです。

でも、嘆いてばかりはいられません。

特に難しい問題を視野に入れた答練でもっとも重要なこと<時間配分>について考えてみました。
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推定簿記をどうこなしてますか?

皆さんは、推定簿記(勘定推定の入るやつ)をどうこなしていますか?

推定簿記で覚えることなんかありませんよね。

ちょっと気になったので、記事にしてみました。
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個別は総合を意識して解こう!

この時期だからこそ意識して欲しい事の一つです。

それは個別を解くときに総合を意識すること。
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時間できる難しさと大切さ

税理士試験は2時間で行われます。

もっとも難しく、大事なのが時間配分でしょう。
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2個だけ頑張る

簿記論、財務諸表論ともにこの時期の答練はとても厳しいです。

初年度の方、めげてるのはあなただけじゃありませんよ。

少しでも心がけたいことを考えてみました。
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決算整理前残高試算表に経過勘定があるとき

問題の解き方について、いくつかコメントをいただきました。

やはり、皆さん色々工夫なさっていますね。

今回は経過勘定項目について、私のしていたことのご紹介です。
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総合問題の対処法

簿記の問題、解いてますか?

個別問題は解けるけど、総合問題が解けない、という声はよく聞きます。

原因は、一つとは限りません。

対処法も一つという訳にはいきません。
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同じ問題を何度といたらよいか?

いやー、長年の課題に結論が出ました。

これはいいんじゃないでしょうか。

講師のみなさん、パクってください。
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簿記論の第三問を考える(構造論点の出題)

簿記の問題、解いてますか?

第三問での構造論点の出題。

簿記論の第三問を考える場合に一番おそろしいのが、実はこれではないかと思っています。

今回は、構造論点の出題を考えてみました。

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簿記論の第三問を考える(実務的な出題)

簿記の問題、解いてますか?

簿記論の第三問は、第一問・第二問とは異なり、実務家の方が出題します。
そのせいか、一般的な簿記のテキスト等では紹介されていない実務的な項目が出題されることがあります。

第三問の実務チックな出題を考えてみました。

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スピードのつけ方(4)

簿記の問題、解いてますか?

簿記の問題を早く解くには、(1)読解力、(2)処理力、(3)集計力が必要です。

それぞれ国語力、簿記力、計算力が大きく影響します。

それぞれの力をつけることがスピードアップには必要です。

今回は、(2)の処理力、いわば簿記の力の部分を考えてみました。

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簿記論の第三問を考える(出題形式)

第3問の特徴は、その出題形式にもあらわれています。

平成16年度の出題は、精算表に近い形式での出題でした。

しかも空欄を埋めるという形ではなく、すべて(!)書くという形式です。

面くらった受験生の方も多かったハズです(もしかして、史上、最大の精算表?)。

資料そのものはそれほど多いという感じではありません。

しかし実際に解いてみると見た目よりもかなり時間がかかることがわかります。

これは、期中処理があることと、消費税、税効果があることがその原因です。



第三問の出題は、典型的には、決算整理前→決算整理後試算表が多いです(一部、数値、仕訳等の解答を含む)。

以前は、簡易の貸借対照表・損益計算書が多かったですが、最近は、試算表の方が多いです(それほど大きな違いがある訳ではありませんが)。

これら(試算表、財務諸表)と異なる出題形式の場合への対処はなかなかやっかいです。

もちろん様々な問題を解いて、いろいろな出題形式に慣れることは必要でしょう。

平成16年でも、第三問での精算表を事前に一度でも解いているかどうかは大きかったかもしれません。

しかし、いろいろな問題を解くにせよ、所詮、限度はあります。

見慣れない出題形式での出題がないとはいえません。



簿記は、仕訳→元帳→試算表(財務諸表)という流れで記録を行います。

そこを外さないように普段から心がけていれば、出題形式の変化には、ある程度、対処できるハズです。

もし、出題形式の変化で、まったく解けなくなってしまうとすれば、普段、何かワープ技のようなものを使っているからかもしれません。

これに対処するためには、地味に、「仕訳→元帳→試算表」という流れに戻る以外にないのではないかと思います。

仕訳を単純に移記したものが元帳です。

その元帳の数字をそのままもってきたのが試算表です。

結局は、できうるかぎり仕訳を介在させるようにしておけば、どのような出題形式に対しても「ある程度」は対応できるハズです。

総合問題を解いた後の検証、弱点補強の個別を解く際には、「仕訳を経由した確認」を強く意識するとよいのではないでしょうか。

って、ただの仕訳のススメになっちゃいました(それでいいんです)。


問題を解こう!!<目次>

簿記論の第三問を考える(難易度)

簿記の問題、解いてますか?

税理士試験の簿記論の第三問は、ずばり難易度は高いです。
第三問の難易度が高いのには、理由があります。
今までに第1問ないしは第2問での難易度の低めの出題はありました。
30分程度で満点(25点)が十分狙える問題もあります(僅かですが)。
しかし、第三問では、そのような難易度・量の出題がなされることはまずありません。

税理士試験の各科目の合格ラインは、60%です。
そして、各問題の点数は、第1問(25点)、第2問(25点)、第3問(50点)と固まっています。
実際の合格率は、平成15年度は高率でしたが、それ以外は、ほぼ10%ちょいで安定しています。
つまり、合格率は10%ちょいがまずありきな訳です。
もし、点数が低くて、合格者が10%に満たないのであれば、配点を底上げして(出来のよい項目の配点を多くする等)点数を引上げることは十分可能です。
しかし、仮に第3問で最終値のあった完璧な答案が続出した場合にこの答案の点数を下げる形で調整を行うことは、50点配点を標榜している以上、できないでしょう。
そうすると全体の合格率が、はねあがってしまう可能性があります。
それを避けるためには、第3問の難易度を高くしておいて、事後の調整は、プラス調整にしておけばよい訳です。
という訳で、本年の第3問の難易度も例年並(高い)という予想ができると思います。
そして、これに対する対処は、もちろん極めて難しいです(ふーっ)。

実践的には、次の二点に注意する必要があるのではないでしょうか。
(1)難しいといってもある程度の時間をかける必要があること。
(2)できない項目、難易度の高い項目に時間をかけないこと。

配点は、第1問と第2問の合計と同じ訳ですから、ほぼそれと同等の時間をかけるのが、対点数効果としては、もっとも高いハズです。
特に第1問、第2問に時間をかけすぎるのは、感心しません。
いずれかの最終値があわせられるのであれば別ですが、案外合わないものです。
私は自慢ではありませんが、合いません(←確かに自慢じゃないわな)。

できない項目、難易度の高い項目を見抜くのに必要なのは、できない項目、難易度の高い項目をたくさん解くことではありません。
あくまでも基礎的な項目の習熟度を高めることがその唯一の道といってよいでしょう。
もちろんある程度、難しい・量の多い問題にも慣れておく必要はあります。
しかし、そんな問題をたくさん解いたからといって、本試験の問題が解けるようになるのではありません。
あくまでも取捨選択の練習として難易度が高く、量が多い問題にも慣れておく必要があるのです。
その意味では基礎・応用期までの項目の習熟度を高め、その穴をできる限り埋めるように努めることが、直前期においてももっとも重要であることは忘れてはならないでしょう。


そうだ、問題を解こう!!


問題を解こう!!<目次>

簿記論の第三問を考える(量)

税理士試験の簿記論を難しくしているのが、第三問の存在といってよいでしょう。
とにかく量が多くて、難易度は高いです。
ただ、全部をできる必要はない(そもそも出来ない)ので、できる所と出来ない所の見極めが重要です。

第三問を難しくしている点の一つが量です。
総合問題の中の資料の項目は、相互に関連している場合が多いです。
単純に量が増えることで、実際に感じる難易度は、単純な比例よりも高く感じられるのではないでしょうか。
これに対する対処は、難しいです。
簡単な対処法があれば、きっと合格者続出です。
こころがけたいのは、次の3点でしょうか。

(1)問題をよく読む(題意の把握)
(2)基礎項目の充実(できる所と出来ない所の区別)
(3)実践とその確認

(1)問題をよく読む
簡単そうで、なかなか難しいです。
「マーカー」を使うというのは、読み間違いや読み落としを回避するのに役立つことがあります。
ただ、本質的には、ゆっくりと、丁寧に文章を読む以外にないのかもしれません。

(2)の基礎項目の充実
実は、やるべき箇所(できる箇所)ととばす箇所(できない箇所)との区別を行う上で、もっとも重要な点だと思います。
誰もが出来ない項目というのは、できなくてよいどころか、手をつけるべきではない場合も多いです(対、点数効果も低い筈です)。
しかし、これは難しいです。
ホントに難しいです。

(3)実践とその確認
問題の取捨選択に実践での練習は欠かせません。
ただ、基礎項目が入りきらないうちは実践練習の意味も薄くなります。
特に春先からの答練で「初見の問題」の取捨選択を意識しましょう。
で、事後のできるハズ、こりゃできないチェックが大事です。
できなかったけど「現状の実力」で本当はできた項目
「現状の実力」ではできないのに手をつけてしまった(深入りしてしまった)項目
このチェックです。
答練の段階でこれを意識しているとだんだんとその精度がよくなっていくハズです。

特効薬は、おそらくありません。
そのために何をすべきかを各自が考え、そして答練で実践し、それを確認する。
答練の持つ大きな意味であるといってよいでしょう。


そうだ、問題を解こう!!

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スピードのつけ方(3)

簿記の問題、解いてますか?

簿記の問題を早く解くには、(1)読解力、(2)処理力、(3)集計力が必要です。

それぞれ国語力、簿記力、計算力が大きく影響します。

それぞれの個々の力をつけることがスピードアップには必要です。

個々の力をつけるためには個々に鍛える方が効果的です。

何をすべきかを考えるために個々の要素を考えています。



今回は問題を読む力(読解力)について考えてみましょう。

簿記の問題を解く上で意外とバカにならないのがこの読解力です。

問題は日本語でつくられていますので、国語力が大きく影響するでしょう。

文章を読み書きする力は、簿記の問題を解くスピードに影響します。

単純な知っている言葉の数(語彙)と比例する訳ではありませんが、積極的に国語力を身につける手段も模索して欲しいなあと思います。

とはいうものの本を読んでとか、文章を書いてという程度の話しかしようがない面もあります。


国語力をつけるには、読んだり書いたりが一番です。

普段なかなか本を読まないという方は、本当にテキストや会計基準だけでもしっかりと日本語として読む習慣をつけたいものです。

ブログに学習記録を残すのはグットだと思います。

特に、自分の言葉で取扱いやその印象程度でも書くのはよいと思います。

テキストも何も見ずに短い自分の言葉で書く。

そんなことが後の財表などの理論にも生きると思います。


問題を読む力が国語力に影響されるなら劇的な進歩の方策は少ないかもしれません。

その中で唯一しっかりやって欲しいのが「問題をしっかり読む」ことです。

何をあたりまえの事をといわれるかもしれません。

しかし、本当にしっかり読んでいますか?

答え(数字)を出すことに汲々としていませんか?

まずは問題の意味をあるがままにとる。

そこがスタートではないかと思います。


問題をしっかり読むためには、ゆっくりと意味ととりながら読む。

これに尽きます。

そのためには重要句にマーカーを入れるのは効果的です。

何が重要かを考えて読まなければならないからです。

それ以外に残念ながら読解力をつける劇的な方策は思いあたりません。

であるからこそ普段の演習レベルの問題もしっかりと読む習慣を身につけたいものです。


そうだ、問題を解こう!!(問題をしっかりと読む習慣をつけましょう)



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スピードのつけ方(2)

簿記の問題、解いてますか?

簿記の問題を早く解くには、(1)読解力、(2)処理力、(3)集計力が必要です。

それぞれ国語力、簿記力、計算力が大きく影響します。

問題を解くスピードはこれらの総合的な力で決まります。



で、どうすれば早くなるのか?ですが、これらの個々の力をあげればよいです。

問題を早く解くのは、ある問題を目の前にしてどうしようか?とはあまり関係がありません。

早く解こうとしても結局は、間違いが増え、スピード自体も落ちてしまうでしょう。

早く解くためにはそのための基礎的な力を上げる必要があります。

では早く解くためにたくさんの問題をただ解いていればよいのかというとそうでもありません。

もちろん問題を解いただけの効果はありますが。



例えば、野球の選手でも常に試合をしていれば野球が上手くなるかといえばそうではないでしょう。

走りこんだり、素振りをしたりといった基礎的な訓練をしているハズです。

いかに大選手といえども基礎的な訓練の占める比重の方が高いと思います。

普段は素振りもせずに試合でホームラン。

これはかっこいいですが、現実的にはあり得ないでしょう。


走ることもそうです。

普段は満足に走れないのにベースランニング(塁の回りを走ること)はものすごく早い。

これも考えられないです。

野球が上手いという場合はいろいろな要素を含んでいます。

常にいろんな要素が絡む実践(試合)だけをしていても基礎的な力はつきません。


簿記も同じです。

では、どうすればよいのでしょうか?

スピードが遅い理由をつきとめて(細分して)、それに応じた訓練をするのが効果が高いです。

電卓が遅いのであれば、電卓をたたく練習だけをした方が効果は高いです。

同じことを意識して繰返した方が、経験的にも効果的です。

しかし、簿記の問題を解く行為の中にはいろんな要素が混在しています。

その中から何かを抜き出す効果的なトレーニングはやや難しいかもしれません。

しかし、とても重要ことがあります。

それは鍛える箇所を意識すること。

意識するだけでもかなり効果が異なります。

しかし、意識することが実は案外と難しいというのが本当のところでしょう。

で、何を意識するのか?を知る必要があります。

そのために要素をバラして事前に考えておこうというのがネライです。


そうだ、問題を解こう!!(スピードは基礎力に比例します。基礎力のつけ方、それが問題です)



問題を解こう!!<目次>

問題を解こう!!<目次>

<全般>
問題を解く意味
繰返すことの意味
解きなおしの回数(個別編)
例題レベルの個別問題の解き方
決算整理型の個別問題の解き方
総合問題の対処法


<スピードアップに向けて>
勘定科目の略し方
スピードのつけ方(1)
スピードのつけ方(2)
スピードのつけ方(3)
スピードのつけ方(4)


<必要な知識>
試算表の種類


<個別論点>
再振替仕訳の出題形態
再振替仕訳が絡む勘定推定


<簿記論の第3問を考える>

難易度
出題形式
実務的な出題
構造論点の出題

スピードのつけ方(1)

簿記の問題、解いてますか?

問題を解くのが遅い。

どうしたらスピードがつくか?

そんな事で悩んでいる方も少なくないでしょう。

絶対的な特効薬はありません。

というのも何ですので、いくつかの要素に分けて考えてみたいと思います。

(1)読解力

(2)処理力

(3)集計力


(1)読解力

問題を読む力が読解力です。

問題でいっていることがわからなければ、問題を早く解くことはできません。

簿記の力の問題ももちろんあります。

でも、日本語力(国語力)の問題に近いかもしれません。


(2)処理力

イメージは仕訳をきる力です。

簿記の力が一番影響する部分でしょう。

仕訳をきるには、数字も必要です。

問題の要求に応じてその数字を出せるかも含みます。


(3)集計力

これは文字どおり集計のスピードです。

電卓のスピードや計算手順などの要素が複合しています。


これらの要素は、次の力が最も左右します。

(1)読解力 → 国語力

(2)処理力 → 簿記力

(3)集計力 → 計算力

もちろん簿記の問題を解くうえでの問題の読み取りには、簿記の力も不可欠です。

簿記の問題の集計にも簿記の力はいります。

単純にかちっとわりきれるませんが、別々に少し考えてみたいと思います。


そうだ、問題を解こう!!(問題を解くスピードはいろんな要素が混ざっています)



問題を解こう!!<目次>

勘定科目の略し方

簿記の問題、解いてますか?

今回は勘定科目の略し方です。

仕訳をどの程度、実際にきっているかは様々かと思います。

多い少ないはあると思いますが、常にきる仕訳の勘定科目。

みなさんはどう略してますか?

全く略さない。

これは時間がムダだと思います。

識別できる程度に短くするのがよいでしょう。


キャッシュの「C」は使い頃だと思います。

現金は、「C」。

これはいいです。

それ以外は、実践の中で短くしつつ試すのがよいのではないかと思っています。

アルファベット2文字(英語の頭文字)などで略せればよいですが、略しても忘れてしまっては意味がありません。

自分で試しつつ短くしていく。

そんな感じがよいのではないでしょうか。


カタカナは短いので利用するといいかもしれません。

「費」→「ヒ」

ちなみに私は、減価償却費が「ゲヒ」でした(なんか汚な)。

「売掛金」→「売×」

「買掛金」→「買×」

これは、「×」(かける)と読ませて「うりかけ」、「かいかけ」です。

ちなみに私は利用していませんでした。


ある程度略すとそこから先は大差がなくなるようです。

定番の科目は早めに「ご自分で」略すといいかもしれません。

あっ、あと、勘定科目名が定着していない場合は、「略してはいけません」。

いつまでも定着しませんので。


そうだ、問題を解こう!!(勘定科目、適宜略しましょう!!)



問題を解こう!!<目次>

例題レベルの個別問題の解き方

簿記の問題、解いてますか?

簿記の問題には、大きく個別問題と総合問題があります。

個別問題には、2つの種類があると思います。


(1)例題レベルの問題

(2)実践的な問題


(1)テキストに付随した問題集は、例題レベルの基本的な理解・知識の確認を問う問題が中心になっています。

反射的にできなければダメな問題(2級くらいまでの問題文の短い仕訳など)もありますが、ここでは除外します。

(2)これに対して例えば本試験における出題は、もう少し実践的な面があります。

出題に一工夫という場合も少なくありません。



実践的な出題に対しては、できる限り点数をもぎ取るという姿勢でよいです。

しかし、理解・知識の確認を行う問題の場合には注意が必要です。

理解・知識を問う出題の目的は、正しい知識・理解の確認です。

問題が解けなければダメという訳ではありません。

逆に解ければよいという訳でもありません。

解けなければ理解・知識(テキスト)の段階まで戻ればよいのです。

それをきっちり行うことがむしろ大事です。


基礎的な理解・知識の習得を待たずに解けるようにしてしまうことに問題は少なくありません。

特に小さな問題では、何らかの策を講ずることにより、「ある特定の問題」を解けるようにすることは、それほど難しくはありません。

しかし、その策が、基本的な理解・知識からかけ離れたものであれば、先にいって必ずといってよいほどつまります。

そのような罠に陥らないためには、小さな問題をしっかりと解く必要があると思います。

って、そのしっかりが難しいんだって。


そうだ、問題を解こう!!(例題レベルの個別問題を大事に解きましょう!!)



問題を解こう!!<目次>

決算整理型の個別問題の解き方

簿記の問題、解いてますか?

最近の税理士試験の出題傾向としては、第1問か、第2問で個別問題が出題されています。

その意味では、個別問題対策も必要です。

しかし、いわゆる個別問題集と称されるような問題集を解くときは注意が必要です。

個々の処理の確認の問題(仕訳問題など)を除くと、個別問題には、次のタイプがあります。


(1)試験で想定されるような個別問題

(2)総合問題の抜粋


(1)試験で想定されるような個別問題は、問題や解答要求に工夫が見られ、完成度の高い問題を意味します。

(2)総合問題の抜粋は、決算整理前残高試算表の一部が資料として与えられ、決算整理事項をもとに決算整理後試算表や財務諸表を作成するタイプの問題です。

このタイプの問題はとても多いです。

もちろんいずれかにきっちり分けられる訳でもありませんが、大事なのは、普段の後者(抜粋問題)の解き方です。

総合問題の抜粋なのですから、むしろ総合問題に近い解き方をした方が、「後の効果」は高いでしょう。

総合問題を解くスタイルというのは、結構、様々で、学習の進度によっても変り得ると思います。

なかなかスタイルが定まらない可能性は高いですが。

そのときでも、自分の総合問題を解くスタイルに近い形で、総合問題の抜粋としての個別問題を解く。

例えば普段、決算整理仕訳を試算表に加減する形で総合問題を解いている。

でも、小さいな抜粋問題では、解答欄の空欄を埋める形で解く。

これでは何のために決算整理型の抜粋問題を解いているかわかりません。

あくまでも普段の総合問題を解くスタイルに近い形(決算整理仕訳→試算表への加工)で解く。

その過程での省略(決算整理仕訳を頭の中だけできって、ダイレクトに解答欄に記入等)はオッケーです。

はじめから解答欄の答えを追いかける感じで解かない方が、後の総合問題の対処がしやすくなると思います。


簿記論を学習していく上で、多くの問題に接すると思います。

やみくもに解くのではなく、鍛えるべき箇所を意識した方が効果は高いといえるでしょう。

そうだ、問題を解こう!!(決算整理型の抜粋の問題は、総合問題を解くように解いてみてください)



問題を解こう!!<目次>

再振替仕訳が絡む勘定推定

簿記の問題、解いてますか?

ある項目が実際の出題にどのように反映されているのか。

問題をどう解くかだけでなく、そんな視点も重要です。

そんなことを考えてながら問題に接していると応用問題や初見の問題に強くなるハズです。



再振替仕訳で考えてみましょう。

決算整理時に行われた「経過勘定項目設定時の翌期首における逆仕訳」が再振替仕訳です。

再振替仕訳の出題形態には、次のようなケースがあります。

(1)再振替仕訳を行う場合

(2)前期末試算表(繰越試算表)に経過勘定項目がある場合

(3)勘定分析を要する場合



今回は、(3)の勘定分析をからめた出題を考えましょう。

決算整理前の例えば支払利息勘定残高は、期中の「支払額」ではありません。

再振替仕訳が反映されています。

このことを知識として確認した上で具体的な問題で考えてみましょう。



具体的な問題と解答・解説はこちらです。

基本編1


(問題の条件)
会計期間:×1年10月1日から×2年9月30日まで

前T/B:借方・支払家賃170円

整理事項:以前より毎年3月1日に向こう1年分の家賃を支払う

(解答)(借)前払家賃50 (貸)支払家賃50

(解説)
170円×5月/(5月+12月)=50円

再振替仕訳が当期首に行われています。

この分の金額が前T/Bに反映されています。

(一連の仕訳)
前期・支払時:支払家賃「1年分」 現金預金「1年分」

前期・決算時:前払家賃「5月分」 支払家賃「5月分」


当期・期首 :支払家賃「5月分」 前払家賃「5月分」

当期・支払時:支払家賃「1年分」 現金預金「1年分」



決算整理前残高試算表の支払家賃は1年分ではなく、再振替仕訳分も含んだ17月分(1年+5月分)です。

5月分の家賃を前T/Bから算出するには、×5月/12月という計算が必要です。

この出題では、一連の仕訳処理を必ずしも考える必要はありません。

例えば、×5/12という計算をすることを知っていれば解けます。

しかし、きちんと仕訳処理や勘定記入を理解しているかどうかは、ちょっと毛色の異なる出題時に違いとなってあらわれます。

また、期首に前期末の逆仕訳を行うのは、有価証券の振戻処理も同様です。



支払家賃勘定に転記を行って、勘定記入を考えてみてください。

勘定記入を考える場合は、「T字」で、相手勘定や日付は無視しましょう。

  支払家賃
5月分
1年分

支払家賃勘定には、借方に「5月分」と「1年分」の記入されています。

決算整理前残高試算表の支払家賃の金額は、支払家賃勘定の残高です。

勘定記入をながめても、「5月分」と「1年分」の合計とわかります。



このように「仕訳」、そして「元帳」の記録と実際の出題をつなげておくことが大事だと思います。

もちろん例えば元帳を書くまでもないから省略する。

これは一向にかまいません。

しかし、わかっているという前提が必要です。

問題を「仕訳」、「元帳」の記録とリンクさせる習慣があれば、同様に期首に前期末と反対仕訳を行う有価証券の振戻処理も遠くないハズです。

再振替仕訳の上記の問題のときは、ある解き方。

有価証券の問題のときは、別のある解き方。

そうではなくて、できるだけ仕訳や勘定記入を考えるようにする。

そしてそのことでより仕訳や勘定記入がより強くなる。

そんな解き方を個別問題レベルで実践できるか。

長い目でみると簿記の強い人とそうでない人の大きな違いがあらわれる部分だ思います。


そうだ、問題を解こう!!(簿記一巡で注目して欲しいのが再振替仕訳です)



問題を解こう!!<目次>

試算表の種類

簿記の問題、解いてますか?

簿記の出題では、様々な「試算表」が登場します。

それぞれの試算表の意味を把握して、確実に解答を導きたいところです。

「試算表」は、「元帳」の数字を集めたものです。

試算表で使用される科目は、仕訳にも使われる「勘定科目」です。

試算表が資料にあって仕訳が要求される時は、仕訳にも「試算表で使用されている勘定科目」を使う必要があります。


試算表を簿記一巡の手続との関連で考えてみましょう。

期首→期中手続→(決算整理前試算表)→決算整理→(決算整理後試算表)→決算振替→(期末試算表)


(1)期首試算表
簿記の手続的に期首に試算表を作成する必要はありませんが、期首段階での試算表が示されることもあります。

前期末の試算表も同じ意味を持ちます。

また、英米式をとる場合の前期の繰越試算表(次期繰越を集めた試算表)も同じ意味を持ちます。

(2)決算整理前試算表
期首試算表に期中手続を加味したのが、決算整理前試算表です。

実際の出題でもっとも資料として与えられる事が多いのがこの決算整理前試算表です。

(3)決算整理後試算表
決算整理前試算表に決算整理を加味したのが、この決算整理後試算表です。

(4)期末試算表
決算整理後試算表に決算振替(損益振替・資本振替)を加味したのが、期末試算表です。

簿記一巡の手続と試算表との関係を充分に把握しておきましょう。

総合問題が苦手という方の中には、簿記一巡やその中での試算表の位置付けが不十分なケースが多く見受けられます。

総合問題対策としても充分な理解が望まれます。


そうだ、問題を解こう!!(試算表の種類をしっかりとみきわめましょう)



問題を解こう!!<目次>

解き直しの回数(個別編)

簿記の問題、解いてますか?

今回は、ズバリ解き直しの回数についてです。

個別問題、具体的に何回解いてますか?

1回?

2回?

平均は、どんなもんでしょう?(←って、わからないのね)

よく3回といわれることがあります。

私もいったりしますが、これはあくまでもだいたいです。

1回解いただけでは不十分で、日を置いてもう一度解く。

で、できなければもう一度で3回です。



私は、本当は解き直しの回数自体は決めない方がよいと思っています。

でもその意図が伝わりにくいと思えば、「とりあえず3回解いて」という感じで言ってしまったりします。

必ず何回解くというのは、実は必ずしも効率がよくないです。

ほとんど予備知識がなくて、1回で正答という問題を日にちを置いて繰返し解く意味は少ないです。

逆に出来ない問題は、その解く間隔を狭め、回数が多くなる方がよいです。

そうなるためにはどうすればよいでしょうか?

その工夫として出来不出来をメモしておくことは不可欠です。

最低でも解いた日付と出来を簡単にメモしておく訳です。

で、正答はたとえば2回連続でその問題はとりあえずやめてしまう。

逆に出来の悪い問題は、確認を行うと共にやや日にちを置いて解く。

ぜひ、効率のよい解きなおしの方法を模索してみてください。


そうだ、問題を解こう!!(解きなおしに一工夫、実践してみてください)



問題を解こう!!<目次>

繰り返すことの意味

簿記の問題、解いてますか?

とりあえずは、手持ちの問題を死ぬほど解きましょう!!

問題は、「白紙から完答」が鉄則です。

解けなかった問題の解説などでのチェックで止まっているのは、論外です。

これではあまり力はつきません。

きちんと「白紙から」最後まで。約束だよ♪(←誰?)


簿記の問題(特に個別問題)を解く基本的な意味は、知識の確認にあると思います。

問題の正解・不正解が必ずしも重要な訳ではありません。

唯一、問題の正解・不正解が絶対的な意味を持つのは本試験だけです。

ムリヤリの正解は、演習レベルでは、直前期くらいまでは、必要ないといってもよいでしょう。


それでは、繰り返すこと(反復)に意味がないかといえば、そんなことはありません。

基礎的な仕訳や転記とその集計(試算表の作成)などは、その仕組みがわかっていても要領よく、正確に素早くできるとはかぎりません。

簿記の基礎段階での反復は不可欠です。

また、個別問題レベルで、充分な解き直しをしていないといくら総合問題を解いても点数がのびないことがあります。

とにかく基礎的な問題でとけない問題をのこさない(最低限、その問題をキープしておく)必要があると思います。


問題を解いた際には、出来不出来を簡単にメモしておくとよいでしょう。

○△×程度で構わないと思います。

できのよい問題を繰り返す必要はありません。

できの悪い問題にこそ目を向ける必要があります。

できない項目をできるようにするために、また、できない項目を浮かび上がらせるためにも繰り返すことは不可欠です。

問題は知識の確認のためにある。

そのことと「繰り返すこと」に矛盾がある訳ではありません。

いずれも必要なのです。

という訳で、みなさん、ガンガン問題を解きましょう!!


そうだ、問題を解こう!!(でもできるだけ効率よく繰返すことも心がけましょう)



問題を解こう!!<目次>

問題を解く意味

簿記の問題、解いてますか?

これまでちょろちょろと書いてきた問題の解き方に関する記事を少し整理してお届けしようと思います。

ノリは「会計基準を読もう!!」ですが。

初回は、問題を解く意味についてです。



テキストに付随した例題をはじめ、問題を解く意味は、知識として定着しているか、正しく理解されているかの確認にあります。

ある知識を問うために問題がつくられている。

そんな感じでしょうか。


問題は解答できるに越したことはありません。

しかし、解答できればよいという訳でもなかったりします。

解答できなかったら何か原因がある筈なのでそこを補正していく。

その意味では、間違えた問題ほど重要です。

単なるケアレスミスなのか、本質的にわかっていないのか、いずれにせよ、原因を補正することで、より力がつきます。

間違えた問題の事後チェックはとても大事です。


そして、間違えてチェックした問題が再び解けるかのチェックがさらにとても重要です。

問題を解いた際に、簡単な符合(○、△、×)でも付けておいて、より出来の悪い問題を再び解きなおす工夫は不可欠でしょう。

同じ問題集を二度満遍なく解くよりも、出来なかった問題を集中的に解きなおす方が、遥かに学習上の効果は高いと思います。

問題を解く意味を考えて、その効果があがるようなスタイルがとれるとよいのではないかと思います。



そうだ、問題を解こう!!(間違えた問題を大事にしましょう)



問題を解こう!!<目次>

再振替仕訳の出題形態

簿記の問題、解いてますか?

ある項目が実際の出題にどう反映されているか。

そんなことを考えてながら問題に接していると応用問題や初見の問題に強くなるハズ。

で、取り上げたいのが再振替仕訳です。

今までにも再振替仕訳については、煮たり、焼いたりしています。

これまでの主な記事は次のとおりです。

再振替仕訳

再振替仕訳とは何か(1)から(9)


決算整理時に行われた「経過勘定項目設定時の翌期首における逆仕訳」が再振替仕訳です。

この再振替仕訳の出題形態を考えてみましょう。

次のようなケースが想定できます。

(1)再振替仕訳を行う場合

(2)前期末試算表(繰越試算表)に経過勘定項目がある場合

(3)勘定分析を要する場合


(1)再振替仕訳を行う場合

考えられるのは、再振替仕訳を示せというものです。

これは出題の可能性は低いでしょう(みんな出来るので)。


(2)前期末試算表(繰越試算表)に経過勘定項目がある場合

次に考えられるのは、期首試算表や繰越試算表(前期末試算表)スタートの場合です。

これらの試算表等に経過勘定項目があれば、問題に指示がなくても再振替仕訳をする必要があります。

また、決算整理前の段階でも未処理ならやります。

決算整理前の残高試算表に例えば、「未払利息」が貸方に残っていた。

前期末に(借)支払利息×××(貸)未払利息という処理をしている。

期首に再振替仕訳をしていない。

このケースで、決算整理前に「未払利息」が残ります。

未処理であれば、次の再振替仕訳が必要です。


(借)未払利息×××(貸)支払利息×××


まずは、再振替仕訳の意味を把握する。

簿記一巡の流れの中で期首(前期末)の試算表等が資料として与えられた場合にどのように反映されるのかをよく考えましょう。

一度しっくりときたら後は問題をガツガツ解きましょう。


(3)勘定分析を要する場合

もう一つが勘定分析をからめた出題です。

決算整理前の例えば支払利息勘定は、期中の支払額そのままではなく、再振替仕訳が反映されています。

この点は、推定の絡んだ総合問題でも、最後(の答練)まで関係してきます。

これは問題を絡めて後日、記事にしたいと思います。


そうだ、問題を解こう!!(簿記一巡で注目して欲しいのが再振替仕訳です)



問題を解こう!!<目次>

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