税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

勉強方法

おばあちゃんに説明できるか

『あなたのおばあちゃんに説明』できるか。

会計基準がおばあちゃんに説明できるものでなければならないという趣旨の発言です。

どなたの発言だと思いますか?
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解説との付き合い方

私の受験時代と大きく変わった点に問題の解説が、詳しく、わかりやすくなった点があげられます。

一見、とてもよくなっている解説。

皆さんは、この解説とどう付き合っているでしょうか?

問題の解説との付き合い方を考えてみました。
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話せばわかる

「いや、ちょっと待って、よく落ち着いて。」

「話せばわかるから。」



こんな場面での「話せばわかる」の話ではありません。

理論学習での「話せばわかる」。

それはこんな話です。
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点数を追う必要はない

誰でも採点基準のある問題を解いた後や試験の後は、点数が気になるもの。

しかし、この点数を追いかけることはよいことなのでしょうか?

ちょっと点数について考えてみました。
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やる気がなくなったときの対処法

私は一つの事にとても熱中しやすいです。

質問に対する回答を考えていたりするとあっという間に時間が過ぎていきます。

あちこち調べたり、また考えていたりがさほど苦にならないからでしょう。

先日もやらなければならないことの息抜きのつもりで、長編小説を読み始めたら一気に全部よんでしまって半日つぶしちゃいました。

やっぱ簿記より小説のがいいわ(←アンタそれ禁句)。



集中しやすい事は、一部です。

他の多くの事は少しやると逆にスグ飽きてしまいます。

このスピードが速いこと、速いこと。

我ながらビックリです。

しかし、しなければならないことを飽きたと投げだす訳にもいきません。

そんなときに私がどうしているかをご紹介します。
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定点観察のススメ

かつて、古本を売るのを手伝っていたことがあり、そのときに売れ筋を知りたくてよくやっていたのが「定点観察」です。

同じ店、同じ時間と条件をできるだけそろえて棚を眺める。

本好きにとって書店で棚を眺めるのは日常的なこと。

しかし、漫然と眺めているだけでは書店のオススメやとてもたくさん売れている本がわかる程度でしょう。

もちろん自分の読む本を探すならそれでいいですが、棚を眺めるのに定点観察をしているとよりいろんなことがわかります。

定点観察でなぜいろんなことがわかるのでしょうか?
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覚えても書けない方へのアドバイス

財務諸表論の学習の一つのネックになっているのが書くことでしょう。

覚えても書けない!

そうお嘆きのあなたに贈る衝撃のアドバイスです。
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スピードを付ける方法

簿記論や財務諸表論の計算でついて回るのが「スピード」です。

特に簿記論では「2時間で解けるかボケ!」(失礼)というような量の出題ですから問題を解くスピードは極めて重要です。

そのスピードを付ける方法を考えてみました。
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パラ見の効果

勉強の仕方は人様々。

大事なのは自分にとって学習効果の高い事を取り入れたものであることです。

ある程度のまとまりをもった具体的な方法(手順)をとっかえひっかえしていてはダメです。

ベースはそんなに動かす必要はありません。

その間に行うことで効果の高いものに意識を向ける。

そして、そこをグイグイ広げていく感じです。

ええ、グイグイです。


ちょっとしたことで効果が違うと思えるのがパラ見。

パラパラと見るだけですが、これが少なくとも私にとっては明らかに効果があります。
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仕訳を経由した学習をしずらい理由

簿記は仕訳にはじまって、仕訳に終わるといわれます。

ほとんどの問題は、仕訳がきれればできるハズ。

仕訳を経由した学習の必要性を強調しすぎることはありません。

しかし、正直、仕訳が弱い(でもある程度の点数はとれる)という方も少なくありません。

この場合、直前模試等の終盤で失速してしまう可能性が高いようです。

もしかすると考えなければいけないのは、仕訳を経由しないでもある程度いけてしまう点なのかもしれません。

なぜ仕訳を経由しないである程度まできてしまうのかを考えてみました。
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苦しすぎる勉強の仕方は間違えている

講師をやっていると質問をよく受ける。

世の中の例にならって勉強の仕方に関する質問は多い。


講師をやって、様々な合格者をみてきた。

本当に様々だ。

講師をやる以前は電卓についても3本が常識だと思っていた。

右よりも左の方がベターとも思っていた。

しかし、右手一本の合格者を複数みると電卓の使い方一つとっても絶対などあり得ないことがよくわかる。

そこで感じるのは、あきれるほどの多様性だ。

誰にとっても確実でこれだといえるほど具体的な勉強の仕方などない。

これは断言できる。

あるといいきれるとすれば、それはまやかしにすぎない。

ただ、少し話を限定すれば、いくつか確実にいえることはある。
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解説の検算してませんか?

たぶん何かの科目を受けていたときの講師の受け売りです。

「解説をみるな」

その講師のアドバイスです。
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小は大を兼ねる−理論学習の視点

最近の財務諸表論の出題傾向はかなり以前と比べると大きく変わっています。

極めて大きな特徴は次の2点だと思います。

一つは、たびたび指摘している会計基準準拠色が濃くなっていることです。

そしてもう一つが、
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感覚系と運動系

先日ご紹介しました脳を活かす仕事術

そこに出てくるのが感覚系と運動系の話です。

おおざっぱには、入力と出力の脳の働きといってよいですが、簿記学習との関係をちょっと考えてみました。
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問題を回してはいけない

ある程度、まとまった量の問題(通常は問題集等)を解くとき(解く間隔)の最大の注意点です。

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数学と簿記

簿記と数学の関係ってちょっと似てると思いませんか?

数字を使うのはもちろんですが、すごく基本的な約束事(ルール)があって、それがずーっと意味を持つ。

簿記では5区分の増減がとても重要でこれがわかっていないと話になりません。

そしてはじめの段階から最後までずーっと顔を出し続けます。

数学ではその基礎に四則演算(+−×÷)があって、やはりこれができないことには話になりません。

その他にもすごく単純なルール(きまり)がいろんな問題を解く際にも顔を出す。



でも数学と簿記では、そのあらわれ方がちょっと違う感じがします。

数学はすごく基礎的な事を知ってるとそれをあちこちでたらい回しにできる。

簿記にもたらい回しにできる知識があります。

勘定記入のルール(5区分の増減)なんかです。

そしてそれはすごく重要です。

でも、数学よりも量的には少なくて、例えば、郵便為替証書が現金なんてのは、とてもじゃありませんが、他にたらい回しのできる知識とはいえません。

数学がすごくシンプル(抽象的)で、簿記が具体的な素材を扱わざるを得ない点にその違いにあらわれているのかもしれません。



具体的な違いがあるとするならその違いに応じた勉強方法を模索すべきでしょう。

単純な知識は詰め込みアリです。

郵便為替証書の簡単な仕組みを知っておいた方がそれが現金として扱われることも忘れにくいでしょうからなんでも詰め込むという感じにはならないかもしれませんが。

いずれにせよ、それほど突っ込んで学習すべきではないでしょう。

でも、根っこにつながる知識は詰め込む必要のない知識です。

これを詰め込もうとすると後で苦しくなります。

そこのメリハリをいかにつけるか。

学習の際に意識したところです。

そしてそこをどうすれば意識してもらえるのか。

講師の力量が問われるところかもしれません。



(関連エントリー)
算数再入門
簿記と数学

「覚えてはいけない」と言いにくい理由

私の「覚えるな!」は実は口ぐせに近いです。

でもこのブログでも覚えない学習を推奨してはいますが、「覚えてはいけない」という趣旨のことを書いたのは昨日がはじめてでした。

普段、口ぐせのように言っていることをこれまではっきりとブログに書かなかったのにはいくつか理由があります。

単純に言えば誤解されてしまう可能性があるからですが、どの辺が誤解されてしまう可能性があるかを考えてみました。



一つは入口の話です。

覚えない学習、つまりは理解を中心とした学習ですが、その前提としては対象となっている出来事を少なくとも他からきちんと区別できる程度には認識できていなければなりません。

慣れていなければ理解もクソもありません。

この入口の「慣れ」は、案外重要です。

マンガを読むのに必要な慣れと日本経済新聞を読むのに必要な慣れは本質的にさほど変らないと思います(「週刊少年ジャンプを読む技術」)。

学習上の慣れも変らないと思います。

この入口の「慣れ」のためにどんな方法を用いるのもアリだと思っています。

今でも固めの(他に選択肢のない)勘定科目なんかは先に覚えたりします。

入口で覚えるのは、もちろんアリです。



もう一つは安易な方向に流れてしまう場合があることです。

例えば、このブログで毎日、出題している超短答問題。

これは覚えることを想定して出題している訳ではありません。

そこが柱になるハズだからそこを中心にしっかりと確認する。

そしてその理解を他につなげるられるような柱をつくるのがネライです。

でも、長い文章は覚えにくいから短い文章を覚える。

やっていることの質が同じでただ単に学習時間が短くなるだけでは合格は遠のいてしまいます。

超短答の数だけを積み上げても結論が劇的に変る訳ではありません(←毎日出しておいて何ですが)。



ではどうすればよいのか?の具体的な処方は「会計基準を読もう!!」にとりあげているつもりです。

この機会にぜひご一読ください。

会計基準を読もう!!

財務諸表論の理論学習法

理論にかかわらず学習方法として「暗記か」、「理解か」がとりあげられることが多いです。

結論めいたことをいってしまえばいずれも必要です。

しかし、税理士試験や公認会計士試験の財務諸表論の理論学習で模範解答にあたる文章を覚える時代は終わったといってよいでしょう。

やや刺激的かもしれませんが、その可能性は極めて高いです。

覚えるほどに基準等を読む。

これはいいです。

しかし、想定解答を覚えることで公認会計士試験ではもはや合格に近づくことはないと思います。

税理士試験でも「極めて効率が悪い」学習法になっています。

公認会計士試験では受からない勉強法といえますが、税理士試験では受かる方もいるでしょう(出題傾向の違いです)。

しかし、短期的(1回の受験)にみて効率は悪く、長期的(複数回の受験)にみて極めて効率が悪い勉強法だと思います。

国家試験の出題傾向は明らかに変っています。

その事を踏まえず、以前は有効であった方法を鵜呑みにしていては、よい結果は見込めません。



当ブログで推奨しているのは、会計基準を本編中心にしっかり読む。

大事な何?や何故?を短くでもいいので言えるようにする。

それだけです。

ただ、そのために会計基準を覚える。

何?や何故?を覚えるのでは想定解答を覚えるのと変りません。

そのために必要なのは、模範解答を反芻することではなく、むしろいろんな角度からのアプローチです。

そこで身につけた生きた知識を問う。

変化した後の出題から伺える傾向です。

今後のある程度以上の難易度の国家試験等が単純な知識の量と正確性を問う傾向に戻ることはないのではないかと思っています。

問題の解き方(総合問題の解き方を考える:その他の出題形式等)

簿記の問題、解いてますか?

総合問題の解き方を考えています。

総合問題の解き方といっても、会計処理(仕訳)を行うのに以下のいずれに比重を置くかの違いに過ぎません。

(1)実際に仕訳を書く

(2)元帳(T字)に書く

(3)試算表に書く

(4)解答に直接書く

それぞれの方式には、それぞれ長所と短所があります。

それをよく認識して自らの得意な類型を固めつつ、問題に応じた解答方法を模索する。

そんなアプローチがよいと思います。

特に注意しなければならないのは、ある人の解法を無条件に真似ることです。

できる人の解答方法を参考にするのはいいです。

しかし、簿記の力や日本語力等、前提は人それぞれ異なります。

自分にとってよい方法がよい方法なのであって、誰にとっても絶対的によい方法などありません。

形式のみを真似るなら、真似をしない方がよい。

それが講師の解き方であってもです。

そんな風にも思います。



さてさて、総合問題の解き方でした。

これまで決算整理中心、期中処理が多い場合の対処を考えてきました。

それ以外に注意すべき出題の類型を考えておきましょう。


(1)勘定推定の多い出題
勘定推定が出題される場合には、やはり元帳型は強いです。

単純な計算のハズですが、試算表加工等は、やはり劣ります。

一部でも推定があるなと思った勘定については、おとなしく勘定を書いてやった方がいいかもしれません。

現金預金、売掛金、受取手形、買掛金、支払手形等は勘定を書く候補といってよいでしょう。

決算整理型の問題でも売掛金、受取手形(→引当金関連)、繰延税金資産・負債、法人税等調整額なども勘定を書いた方がよい場合が多いかもしれません。

もっとも難易度の高い場合には、何も集計しない方がよかったりしますが。

何を勘定に書くか。

そのこと自体に絶対はありません。

ラフに決めておくのはよいと思います。

でも最終的には、自分で判断です。

初見の問題の時にはその見極めがうまくいったかをぜひ事後に確認してみてください。



(2)本支店等
これは要は推定がらみではあります。

未達取引などは特に難易度の低い出題に関しては、完璧に処理する必要があると思います。

その点、いったん仕訳をきる等の工夫が必要でしょう。

これは実行した方がいいかもしれません。


(3)商的工業簿記
製造業では、損益項目と製造原価との割り振りが課題になります。

この場合には、部分的に集計表のようなものを作成するとよいかもしれません。

問題の資料を利用できる場合もあると思います。

この辺は慣れが必要だと思います。

ここもやはり問題の資料を利用するかどうか。

どのような集計表をつくるのかにも絶対はありません。

試行錯誤という感じでしょうか。



そうだ、問題を解こう!!(もうちょっといろいろ試してみてください)

問題の解き方(総合問題の解き方を考える:期中処理を含む出題)

簿記の問題、解いてますか?

コツコツ解きましょうね。

総合だろうが、個別だろうがバリバリです。

ええ、バリバリです。

とにかく解く。

とりあえず解く。

と、よし(←何がよしだか)。



えーっと、根性論の後は、問題の解き方です。

いま、総合問題の解き方を考えています。

総合問題の解き方といっても、会計処理(仕訳)を行うのに以下の要素のどれに比重を置くかの違いに過ぎません。

(1)実際に仕訳を書く

(2)元帳(T字)に書く

(3)試算表に書く

(4)解答欄に直接書く


このうち(4)の直接記入は、どのような方式をとろうとも共通です。

スピードを意識する場合は、不可欠でしょう。

正確性が極端におちるケースもあるかもしれません。

その点は、ひとえに「バランス」です。

早くやっても不正解では意味がありません。

実践での微調整以外にないでしょう。



決算整理型の出題では、試算表加工がとても意味を持ちます。

ここ数年出題が続いている期中処理が多い場合はどうでしょうか?

期中処理が多い場合には、一つの勘定科目の動きが多くなります。

この点を考えると元帳(T字)や仕訳に軍配があがりそうです(特に元帳)。

試算表加工をとるにせよ元帳(T字)の併用は不可欠でしょう。

また、平成16年の出題のように当初の数字が解答用紙にあるケースもあります。

平成16年の第三問の出題は、精算表でした。

実際には、第三問での精算表を多少なりとも想定していたかが大きいかもしれません。

それほど想定していない出題の場合にも焦らずに可能性を模索できるかは、普段、可能性を模索しているかにかかっていると思います。

普段、全くやっていないことを本試験で急にやってもうまくいかない可能性は高いです。

その意味でも普段からある程度の形式の変化も想定して、解き方そのものを模索する必要があるといえそうです。

特定の強い形を持っていても他の方式を模索すべきことを勧める理由でもあります。



そうだ、問題を解こう!!(試算表型の人も動きの多い科目はあきらめて元帳かなあ)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:併用のチェック法)

簿記の問題、解いてますか?

小さな問題、大きな問題、とくにくたくさん解きましょう。

とくに演習不足を感じている方は問題を解かないとはじまりませんよね。

とくにかく解く。

小さなやさしい問題からでいいです。

調子がのってきたら大きな問題や難しい問題も解いてみる。

そんな感じでたくさん解きましょう!!

1日1問(最低)。

約束だよ♪



さて、総合問題の解き方の話をつづけています。

総合問題の解き方のラフな類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型等があります。

前回、決算整理型における併用の可能性を考えました。

問題の解き方に絶対はありません。

併用の仕方にも絶対はありません。

状況に応じて変える柔軟なスタンスの方がよい結果につながるのではないかと思います。

あくまでも限定的ですが、次のような組み合わせを提案しました。

(1)試算表加工中心+一部元帳+一部仕訳

(2)仕訳中心+一部元帳


これに解答用紙へのダイレクトの記入も加えて考えましょう。

結局は、問題の解き方といっても、一つ一つの会計処理レベルに還元すれば、会計処理をどこに行うかの違いに過ぎないことがわかります。

(1)仕訳を書く

(2)元帳に書く

(3)試算表に書く

(4)解答に直接書く

このどこに重点を置くかの違いにすぎない訳です。

同じ作業(たとえば仕訳)を継続して行っている方が正確性は増します。

そして演習量に応じてスピードもちょっとずつ増します。

しかし、劇的にスピードが増すことはありません。

もっとも早い方法を模索してやり方を変えればスピードが劇的にあがる可能性があります。

しかし、正確性が落ちる可能性も大きいです。


要は「バランス」の問題といえるでしょう。

そしてこの「バランス」に絶対はありません。

問題によって、また、解く人(の力、特徴等)によって異なるハズです。

で、このチェック法ですが、実践で試す以外にないと思います。

実践で試して事後の解答チェックの際に解き方チェックも並行して行うのです。

で、微調整です。

このような試行錯誤は、例えば最初の問題の読み方にも及ぶかもしれません。

問題をサラリと読む段階の話です。

どの方式を中心にいくのか。

ある勘定を元帳(T字)を書いておくか。

そして実際に問題をといてみて、その判断が正しかったのかの検証を行う訳です。

会計処理のチェック以外に解き方チェックも行うようにしましょう。



そうだ、問題を解こう!!(ちょっとずつの試行錯誤が、ずーっと同じ方法よりも最終的な得点アップにつながります)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:併用の基礎)

簿記の問題、解いてますか?

簿記の問題は、1日1問。

これ日本の常識アルヨ(←何人?)。

連休中がまとめ解きのチャンスです。

苦手項目の克服とまとめ解き、この連休中に実行しましょう!!



さて、総合問題の解き方のラフな類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型があります。

典型的な合格者は、自分の得意な形を持っているのではないかと思います。

で、何が得意かで合格の可能性の高低はないと思います(仕訳型の人が受かりやすい等)。

常にそれに固執している訳でもないようです。

ちょっとそれぞれの方法の長所と短所を考えてみましょう。


(仕訳型)
長所:ミスは少ない
短所:時間がかかる(仕訳、集計)

(元帳型)
長所:動きの多い科目に強い、推定に強い
短所:時間がかかる(T字の用意)

(試算表加工型)
長所:早い
短所:動きの多い科目に弱い


さて、上記の長所と短所をふまえて併用の可能性を考えてみましょう。

注目すべきは、長所です。

仕訳型→ミスが少ない

元帳型→動きの多い科目に強い、推定に強い

試算表加工型→早い


スピードという点では、試算表加工型に軍配があがります。

しかし、慣れが必要です。

ある程度(←どの程度が難しいですが)やってもガタガタになってしまうなら、試算表加工は薄めにいかざるを得ません。

試算表加工をとらなくてももちろん合格は可能です。

試算表加工を試して、「えっ。こんなに早くできるの」という感想をもたれた方は、本格的な移行を検討してみてください。

その場合には、次の点に注意しましょう。

(1)仕訳が複雑なものは、仕訳をきらざるを得ない

(2)科目の動きが激しい場合には、元帳(T字)を書いた方がいい

(3)推定要素がありそうな科目は、元帳(T字)を書いた方がいい


以上、整理しますと、決算整理型の総合問題では、次のような類型の併用がよいかもしれません。

(1)試算表加工中心+一部元帳+一部仕訳

(2)仕訳中心+一部元帳

絶対的な黄金の組み合わせは、ありません。

問題によって違うハズです。

しかも、あったとしても問題を解いて後の検討でそれがわかる感じでしょう。

ただ、経験を積めば、初見でそれなりによい感じの解き方ができる確率は高くなります。

ラフなスタンスを決めておいて、ダイレクトの解答をこころがけつつ、組み合わせを模索するのがよいと思います。



次回以後では、決算整理型以外(期中処理が多い場合等)の出題に対する対処を考えてみたいと思います。


そうだ、問題を解こう!!(休み中にたくさん問題を解いて、いろいろ試してみましょう)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:解答用紙への直接記入)

簿記の問題、解いてますか?

一日一問を合言葉にがんばりましょう!!(←疲れてるときでも仕訳1問)

何も難しい問題を解けば力がつく訳ではありません。

小さな良問をきちんと解くことの方が重要です。

これまでに解いた問題でかまいません。

2時間の問題はバラして1問ずつでかまいません。

ちょっとずつでも解いていきましょう!!

私なんか毎日10問解いてるよ♪(←なぜウソばかりつく)。



総合問題の解き方のラフな類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型があります。

典型的な合格者は、自分の得意な形を持ちつつも、問題に応じて使分けたり、併用しているといった感じでしょう。


解答用紙への直接記入は、時間短縮の面からも重要です。

解答用紙への直接の記入の仕方をもう少し考えておきます。


(整理前試算表)
【借方】
売掛金100
【貸方】
貸倒引当金1

(決算整理事項)
売掛金の3%の貸倒引当金を設定

こんなケースです。

貸倒見積高:100×3%=3
貸倒引当金設定額:3−1=2
(借)貸倒引当金繰入2 (貸)貸倒引当金2

ここまでをやって、仕訳型なら仕訳を書いて、試算表加工型なら試算表に書く。

でも貸倒引当金の最終値は、実は先に出しています。

で、これを先に解答用紙に書いてしまう(貸倒引当金3)。

で、貸倒引当金繰入2を解答用紙に記入すればおしまいです。

私は、決算整理前残高試算表の貸倒引当金1にナナメ線を引いて、解答用紙に貸倒引当金3、貸倒引当金繰入2のダイレクト記入をする場合が多いです。


貸倒引当金の設定の例でみましたが、資産の評価などにも同様のことがいえます。

期末で時価評価する場合には、時価がそのまま解答です。

このあたりは調子にのっていると間違いの発生する部分でもあります。

具体的に総合問題の中で試しながら、丁寧にやるのがいいのか、ダイレクトにいくのがよいのかもぜひ試してみてください。



そうだ、問題を解こう!!(解答用紙へのダイレクト記入は不可欠です。でも間違いが多くなるんで要注意です)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:解答用紙への直接記入)

簿記の問題、解いてますか?

総合問題の解き方のラフな類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型があります。

典型的な合格者は、自分の得意な形を持ちつつも、問題に応じて使分けたり、併用している感じでしょう。

何が得意かで合格の可能性の高低はないと思います(仕訳型の人が受かりやすい等)。

ぶっちゃけ、何でも受かります。

でも、受かる人はやはり時間を意識しているようです。



一番時間の短縮につながるのは、実は、解答用紙へのダイレクトの記入です。

併用の仕方を考える前に、ちょっとここを考えておきましょう。

これはとても大事です。

大事なんですが、ある型(試算表型等)をきっちりと身につけた上で、そのさらなる省略法としてのダイレクト記入です。

その点も踏まえておく必要があるでしょう。



決算整理型の問題の場合、決算整理で1回しか登場しない科目も少なくありません。

減価償却の資料が1ヶ所にしかなくて、仕訳は(借)減価償却費××× (貸)減価償却累計額×××。

これならダイレクトに解答用紙に書けばよいです。

同様にこれ以降は出てこないなという場合でもダイレクトに書いていく。

これは必ずやってください。

仕訳型だからといって常に仕訳をかかなければいけない訳ではありません。

直接記入できるものはバンバン書く。

後で訂正が入るなら線で消して書き直せばよいです。

簿記論の解答欄は(一部例外を除いて)大きいですので、デカデカと書かなければ2〜3度の訂正はききます。



直接記入の際にも仕訳(要は1行仕訳であれば、2ヶ所の記入)は意識したいです。

(借)通信費10 (貸)現金10

問題を解く過程で、通信費はもう出てこないなと思えば、試算表の数字と10を電卓にいれて、結果を解答用紙にすぐに書きます。

これで1ヶ所です。

貸方の現金は、動きがありそうだと思えば、例えば試算表加工型なら試算表に「10」といれておけばいいです。

これで2ヶ所です。

この感じ(常に2ヶ所)の記入を忘れなければ、貸借の不一致(記入ミス)は減ると思います。

簿記論では、完答が要求されないので、貸借不一致はあたりまえと思われるかもしれません。

たしかにそういう面はあるのですが、できているハズなのに落とすのは多くは、転記や集計ミスです。

仕訳を間違える(できない)のは、ある意味やむを得ません。

できないものはできません。

しかし、集計ミスは致命的です。

それをできるだけ回避する工夫もできるだけ模索するようにしましょう。



そうだ、問題を解こう!!(常に2ヶ所を意識するとたぶん集計ミスが減るよ。でも、たぶんだよ♪←たぶんかい)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:併用の可能性)

簿記の問題、解いてますか?

決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

これまで、仕訳、元帳、問題の試算表への加工を中心とする方法をみてきました。

それ以外にも集計表のようなものをつくる方法もあると思います。

ただ、財務諸表論とは異なり、区分がそれほど要求されません。

むしろ科目の動きが重要なことを考えると問題から数字を写すなら元帳型の方がいいような気もします。

簿記論の場合は、集計表方式はあまりオススメではありません。



さて、典型的な決算整理型の総合問題へのアプローチを考えてきました。

で、事前に考えておく必要があるのは、やはり問題の量です。

多いです。

簿記論の問題の量は年度によって違いますが、総じて、2時間で完答できる量ではありません。

まあ、何時間あっても完答できないという噂もありますが、こちらは難易度の問題でしょう。

とすると時間の短縮につながる方法は少なくとも試す価値があるでしょう。

より多くの項目を解答することができる訳ですから。


しかし、結局は正解することがもっとも重要です。

ガタガタになってしまうなら慣れない方法はとるべきではありません。


そして知っておくべきは、それぞれの方法の長所と短所です。

何も一つの方式を貫く必要はありません。

併用でいいのです。

いや、併用がよいのです。

得意な形を持ちつつも、問題に応じた併用がよいように思います。

そして、このタイプの問題がきたら必ずこの解き方というよりも、ややラフなスタンスの方がよい結果につながるように思います。

まずは、小さな30分程度の総合問題で模索してみるとよいのではないでしょうか。

初見の問題のときは、自分の一番得意な方式で、解きなおしの段階で違う方法でもといてみる。

そんな感じでよいのではないかと思います。

直前期(1〜2月前)までは、いろいろ模索してみる。

最後は大きくは動かさない。

そんな感じでよいのではないかと思います。

次回以降で、具体的な併用の仕方を考えたいと思います。



そうだ、問題を解こう!!(ちょっとずつの工夫が大事だよ♪)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:試算表型)

簿記の問題、解いてますか?

問題は総合、個別を問わず、解かないとはじまらない部分があります。

気分がのらないときは、簡単な仕訳を何問か解いてみる。

で、気がのったらやる。

そんな感じでよいのではないかと思います。

私は、受験時代、必ず最低1日1題の総合問題は解いてました(ノルマってやつですな)。

ただ、ちょっとズルをしていまして、とても簡単な総合問題(しかも一度解いたもの)を常にストックしてありました。

体調が悪い時でも簡単な問題を義務的に解く。

それが簿記の力につながったかは正直に言えば疑問です。

ただ、昔からやらないとやらない傾向(しかも1月とか平気で)がありましたので、その防止にはなったと思います。

皆さんも実践してみてはいかがでしょうか?



決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

今回は、問題にある試算表を中心に考える試算表型をみてみましょう。


私は、受験時代から試算表加工が中心でした。

多少の推定も試算表の横の数字から結構やっていた気がします。

ですのでこの方式に関しては一番詳しいかもしれません。

で、なぜこの方式になったのかは、たぶん字を書くのがめんどうだったからです。

仕訳型、元帳型ともにある程度の文字を書くのに対して、この試算表型は数字が中心です。

つまり、書く量が少ないです。

で、混乱しなければ、これが一番早いハズです。

一番のメリットでしょう。



やり方は、一番テクニカルかもしれません。

資料から仕訳を頭できりながら、問題の試算表の数字の横に仕訳の数字を加えます。

で、最後に集計しつつ、解答用紙に答えを写します。


コツは、必ず仕訳と同じ要領で記入していくことでしょうか。

(借)買掛金10 (貸)現金10という仕訳をきる場合を考えてみましょう。

頭の中で仕訳をきりつつ、試算表の貸方・買掛金の金額の横に(−)10。

同じく試算表の借方・現金の金額の横に(−)10。

こんな要領です。

常に仕訳を意識しつつ(1行ずつなら必ず2ヶ所)、記入もれが減ると思います。

この(−)っていうのは、私はなぜか(△)でしたが、どっちでもよいでしょう。

たぶん、(−)よりも(△)の方が若干見まちがいが少ないからといった程度の理由ではないかと思います(当初の記憶がありません)。



メリットはツボにはまったときのスピードです。

シンプルな決算整理型の問題は、仕訳型や元帳型よりも劇的に早いです。

最初のハードル(ごちゃごちゃになる)がありますが、オススメです。


デメリットは、一つの科目の動きが大きいときにミスがおきやすいです。

ただ、慣れの面も大きいですので、10コ程度(個人差もあるでしょう)の動きなら、丁寧に書き込んでいけば大丈夫です。


この方式は、オススメです。

やったことがない方は、初見の問題ではなく、一度解いたことのある問題でぜひ試してみてください。

日商二級の第三問なんかの財務諸表をつくる問題なんかで試してみると時間が劇的に縮むのがわかると思います。



そうだ、問題を解こう!!(試算表加工はぜひ試してみてください)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:元帳型)

簿記の問題、解いてますか?

簿記論に限らす、簿記関連の試験において問題を解く事はとても重要です。

ガンガン解きましょうね♪

しかし、用意された問題をこれまでと同じ方式で解く。

それがベストとはいえないでしょう。

もっと効率のよい問題の解き方はないのか?

そんな視点を持つことも必要でしょう。

ただ、あまり形式的に細部まで人のマネをしてもよい結果につながるとは限りません。

ではどうすればよいのか?

そのヒントを探るべく総合問題の解き方を類型別に考えています。


決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

今回は、元帳を中心に考える元帳型をみておきましょう。



やり形は簡単です。

まずは、計算用紙にT字をバーっと用意して、問題の残高を写します。

資料から頭の中で仕訳をきって、T字に「数字のみ」を記入していきます。

ある程度の関連付け(問題番号等を書く)をするとよいケースもあるかもしれません。

最後にそのT字を集計して解答します。

元帳型では、記入の多い科目とそうでない科目の見極め(多い科目はタテも長くする等)が必要でしょう。



計算用紙にあらかじめT字が印刷されたりしていて、出題者は、この方式を考えているのかもしれません。

いや、出題者は、仕訳→元帳を考えているのかもしれません。

でもたぶん量のことはちょっと忘れ気味かもしれません。



元帳型のデメリットは、時間がかかる点です。

勘定の動きが少ない科目に最初から勘定を用意するのは時間がやはりもったいないです。

この方式を使うにしろ、動きの少なそうな科目の解答用紙へのダイレクトの記入は不可欠でしょう。


メリットは、勘定の動きが多い科目に強い点です。

一つの勘定の動きが多いときは、なんといっても勘定形式が一番よいです。

それともう一つが推定に強い点です。

勘定上の推定は、差額で出すか、他の勘定との関係で出すかでしょう。

いずれにせよ勘定を実際に書いていれば、変に考えずに、差額で終了ということも少なくないです。

勘定形式が勘定推定に強いのはあたりまえといえますが、知っておく必要はあるかもしれません。



さて、この方式の可能性ですが、全部をムリに勘定でいくにはムダが多い気がします。

やはり部分採用という感じになるでしょうか。



そうだ、問題を解こう!!(仕訳も基本ですが、転記も基本です。やはり複雑に動くときは勘定集計はよいです)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:仕訳型)

簿記の問題、解いてますか?

今の時期にしっかりたくさん問題をときましょうね♪

その前提として総合問題の解き方を考えています。


決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型、集計表型等があります。

今回は、仕訳を中心とする訳型をみておきましょう。


簿記は仕訳にはじまって仕訳に終わるといわれるくらい仕訳は重要です。

その仕訳を軸にしているので、とっつきやすく、ブレにくい面があります。


やり方は簡単です。

計算用紙にかたっぱしから仕訳をきっていきます。

で、問題の試算表の数字と仕訳の数字を加減して、解答です。


具体的なやり方もみておきましょう。

科目は極限まで略します。

略し方は自分で工夫する方がいいかもしれません。

人の略称を使っても忘れたり、略称がかぶってしまったりする場合もあるからです。

とりあえず現金→C(キャッシュ)はオススメです。

英語が得意な方は英語の頭文字(2文字程度)もいいかもしれません。

売掛金→売×、買掛金→買× なんてのもいいでしょう(ウリ「カケ」、カイ「カケ」です)。

カタカナは画数が少ないので、利用価値はあるかもしれません。

○○費→○○ヒ もいいんじゃないでしょうか。

ほかにグットなものがあったらぜひ教えてください。

略称はずーっと使うので、ある程度縮める工夫は必要でしょう。

でも、割と早めに限界(もう縮まない)はくると思います。



この方法で一番クリアしにくいのが、仕訳からの集計です。

問題の資料のすぐ横に仕訳を書くのは、集計ミスをしやすいです。

集計の段階で、目移りがしやすいと思います。

で、白紙(計算用紙)に書くのがよいでしょう。

最初に用紙をタテに二つおりにして、科目と金額をそろえておきます。

それほど大きい字でかかなければ、割と大きな問題でも白紙1枚でおさまると思います。

一番多いミスは、集計もれ(集計ミス)になると思いますので、頻繁に登場する科目には集計済みのチェックマークをする等の工夫が必要でしょう。


で、この方式の可能性ですが、この方式のみで簿記論の第3問に耐え得る集計力のある方は、少ないのではないかと思います。

なにせ仕訳を全部きって、そこからダイレクトに集計です。

電卓がものすごく早くて、仕訳からの集計に支障がない人のみ採用を検討する感じでしょうか。

基本的にはオススメではありません。

しかし、これでいける人がいるのが世の中の不思議です。

これは本当に不思議です(残念ながら私にはムリです)。

えーっと私のようにあまりお若くはない方は、他の道も必ず模索してください。



そうだ、問題を解こう!!(仕訳型でいかないにせよ、仕訳の重要性が低くなることはありません)

問題の解き方(決算整理型の総合問題の解き方を考える:解き方の類型)

簿記の問題、解いてますか?

今回からちょっと具体的に総合問題の解き方を考えてみたいと思います。

一般的な決算整理型の問題を軸に考えてみましょう。

決算整理前残高試算表→決算整理後残高試算表等

このパターンの出題は実際にも多いので、ある程度の指針をもって望む方がよいでしょう。


仕訳→元帳(転記)→試算表

簿記の手順は、ワンパターンです。

このワンパターンにものすごく強くなればよいです(←簡単に言いますな)。


これに問題の資料も加えてみましょう。

(1)問題の資料 → (2)仕訳 → (3)元帳 → (4)試算表

この手順を踏めば、問題は解けます。

実際に行う処理は、仕訳、元帳(転記)、試算表です。

ただ、簿記論の問題は、量が多いです。

で、これをそのままやっていたのでは、まず終わりません。

一部を省略する以外にないでしょう。

で、その類型を考えてみます。


(仕訳型)
これは仕訳をきる方式です。

ただ、元帳への転記を省略します。

集計は、問題の試算表の数字+自分できった仕訳で行います。

メリットはブレが少ない点でしょうか。

仕訳をきることは簿記の基本です。

それを軸にしている分、大ハズレはないでしょう

デメリットは仕訳を全部書く分の時間がかかる点です。

仕訳からの集計には、かなり習熟していないと実践向きにはなりません(時間の関係です)。


(元帳型)
これは、実際にT勘定を書く方法です。

仕訳型との大きな違いは、仕訳の科目を書かない点にあります。

この点は、仕訳型と比べた場合の時間面でのメリットでしょう。

また、経験的にも推定に強いです。

デメリットは、最初にT勘定を用意しなければならない点です。

そして、問題の処理をいきなりT勘定に記入するため、単純に仕訳をきる場合よりもミスが増えやすい点でしょうか。



(試算表加工型)
問題には、通常、決算整理前残高試算表があります。

この試算表の数字を利用する方法です。

試算表の数字の横にちょこちょこと数字を書いていきます。

借方の項目に足すならそのまま、引くときは(−)等とルールを決めておくとよいでしょう。


このほかに財務諸表論の計算で用いられる集計表型があります。


大きくは、この3(4)類型ではないでしょうか。

実際にもこれらの類型の変形ないしは、併用で対処することになると思います。


次回以降で、これらの類型をくどめに考えつつ、総合問題の解き方にアプローチしたいと思います。


そうだ、問題を解こう!!(あなたはどんな風に問題を解いてますか?)

問題の解き方(総合問題が解けない?その4)

簿記の問題、解いてますか?

個別問題は解けるのに総合問題は解けない原因としては次のような点があげられるでしょう。

(1)個別問題が本当は解けていない

(2)簿記の基本的な仕組みの理解不足

(3)総合問題の解答方法(要領)がわからない

(4)演習不足


今回は、(4)の演習不足のケースです。

あたりまえじゃないかと思われるかもしれませんが、明らかな演習不足の話ではありません。

明らかな演習不足のケースは、…………これはもっと解いてください(ベタな)。


問題にしたいのは、ある程度、問題を解いているのにどうも伸びないというケースです。

原因は、個別項目や簿記一巡の理解不足にある場合もあるでしょう。

しかし、理解不足という訳ではなく、かつ、問題をそれなりに解いているのに伸びないというケースもあると思います。

で、注意したいのが、問題を解き散らかしていないかです。

前回、総合問題をムリにパターン化するのは、実はあまり感心しないといいました。

これは細部まで誰かの定型的な解き方を真似るのはよくないという意味です。

しかし、ある程度の指針のもとに自らパターンを持つのはオッケーです。

その微調整として他人の解き方を参考にするのもよいでしょう。


で、問題なのは自らのパターンをどう持つかでしょう。

この段階で問題を一度だけ解いて、次の問題というのを繰り返しているとなかなか得意な形ができにくいのではないでしょうか。

むしろ問題を解き散らかさず、全く同じ問題を何度か解くのがよいのではないかと思います。

何度か解いた後で(内容に不明箇所がない状態で)どうすれば早く解けるのかを実践してみるのです。

初見の問題では、処理に手間取ったり(←これが一番時間がかかると思います)、問題要求がみえてなかったりします。

できる問題を解くことで、そんな箇所はクリアされて、総合問題を解く上での要領がよい悪いははっきり出ると思うからです。


総合問題への取組み方としては、大きくは、試算表加工、T勘定、仕訳のどれかに重点を置くか、その併用ではないかと思います。

財表の計算でみられる集計表のようなものは、簿記論にはやや向いていないでしょう(問題の量が多すぎるので)。


で、まずは自分が普段といている方法で解いてみる。

何回か解いてみて、時間が前と同じくらいであれば、そのスタイルのマックスでしょう。

で、その解き方と違う方法でも解いてみる。

とくに仕訳を全部きるというスタイルの方は、試算表加工にうまくきりかえると劇的にスピードが速くなる場合があります。




直前の模試くらいまでは、スタイルを模索する感じでよいのではないかと思います。

今のうちに数をしぼって、一般的な総合問題を繰り返し解いてみるといいでしょう。

で、直前の模試では、ややスタイルを固めつつ、状況(問題)に応じてその解き方でよかったのかの検証も行うようにするとよいと思います(←まあ、これも難しいんですが)。



そうだ、問題を解こう!!(まずは小さな総合問題で、解き方を模索してみるといいと思います)

問題の解き方(総合問題が解けない?その3)

簿記の問題、解いてますか?

個別問題は解けるのに総合問題は解けない原因としては次のような点があげられるでしょう。

(1)個別問題が本当は解けていない

(2)簿記の基本的な仕組みの理解不足

(3)総合問題の解答方法(要領)がわからない

(4)演習不足


今回は、(3)の総合問題の解き方の話です。

たぶん講師にはこれが要求されている場合が多いと思います。

でも、本当は(1)や(2)に原因がある場合が多いというのが私の見立てです。


簿記は、仕訳→元帳→試算表という順をたどります。

個別問題ができる(個別的な処理ができる)。

簿記の基本的な仕組みがわかっている。

その前提で解けない総合問題は、ほとんどありません。

いわゆる構造的な総合問題(本支店、合併等)には、もちろんそれ相応の論点があります。

しかし、一般的な総合問題で、時間を考慮しなければ解けない問題は多くないハズなのです。


ここがものすごく悩ましいです。

ある特定の問題の解き方に力を入れると実は、(1)や(2)をおろそかにした状態でも、案外とその問題は解けるようになります。

でもそれを積み重ねても本当の意味での「力」につながっているのかは、外見上はまずわかりません。

ただ、本当は自分ではわかっているハズです。

次にこの問題とは違う同レベルの問題を解いたら解けるのかどうかは。


さて、ここの対策は案外と難しいです。

私自身は、直接的な(ある特定の問題用の)総合問題対策をできるだけしないというのが、実は一番よいと思っています。

個別項目の理解と簿記一巡の理解をもって、小さな総合問題→大きな総合問題を実行する中での微調整がよいと思います。

基本的には、仕訳→元帳→試算表という関係がしっかりしていれば、そのどこかを省略する。

直接解答可能な箇所は、どんどん解答する。

決算整理型の問題であれば、「仕訳→元帳」の部分を整理前試算表に直接プラスマイナスする(+×××)のもよいでしょう。

でも複数行にわたる仕訳はかかざるを得ません。

略式の元帳(T勘定)を部分的に併用するのもよいでしょう。

それはあくまでも調整の結果という感じがよいのではないかと思います。

いろいろやってみる。

でも、こういう問題がきたら必ずこうやるではありません。

それでは想定外の出題形式に極端に弱くなってしまいます。


とはいうもののある程度のパターン化までをも否定する訳ではありません。

また、完全なパターン化だろうが、テクニックだろうが模試等で点数をとることは自信につながります。

この自信がやる気を生み、それが実際の力につながる。

そんなことも事実です。

そこまで考えるとやはり難しいです。

今後、より具体的な対策も考えていきたいと思います。

ただ、(1)個別の処理と(2)簿記一巡の理解が大事というのは、変りませんが。



そうだ、問題を解こう!!(まずは時間を考えずに小さな総合問題をきちんと解ききることが重要です)

問題の解き方(総合問題が解けない?その2)

簿記の問題、解いてますか?

総合問題が解けない原因と対策を考えています。

個別問題は解けるのに総合問題は解けない原因としては次のような点があげられるでしょう。

(1)個別問題が本当は解けていない

(2)簿記の基本的な仕組みの理解不足

(3)総合問題の解答方法(要領)がわからない

(4)演習不足


今回は、(2)の簿記の基本的な仕組みの話です。

ここ数年の簿記論の出題では、会計基準等の新しい部分と簿記の基本的な部分とが実にうまく出題されていると思います。

第一問では、簿記一巡の構造を問う出題が多いです。

平成18年には、キャッシュ・フロー計算書の出題がありました。

しかし、直接法での出題でもあり、試験委員の意図は、キャッシュ・フロー計算書そのものよりもむしろ簿記一巡にあったといえるのかもしれません。

試験委員間の明確な役割分担があるかはわかりませんが、出題に明らかにこのような傾向があります。

期首の手続きを含む簿記一巡の理解がないと手がけにくい出題が学者担当の総合問題で出題される傾向にあります。

で、必要なことは、簿記一巡の理解以外にないかもしれません。

第三問では、期中取引を含んだ出題が続いています。

期首→期中→決算という簿記一巡の手続きを視野に入れた出題が続いている以上、簿記一巡の理解は欠かせません。



で、対策です。

演習量が不足している場合は別として、いくらやっても点数が伸びないというケースです。

いったん問題を離れて、簿記一巡の手続きが本当に理解できているのかをテキストや単純な仕訳レベルで確認する。

そこをちゃんとやっておかないと簿記一巡を視野に入れた出題には対処できないと思います。

簿記一巡を視野に入れた総合問題をパターン化して解けるようにする、ではダメです。

本試験の出題は、圧倒的にオリジナルです。

ここが検定試験とは明らかに異なります。

この辺は、試験委員の周期(3年と短い)との関係もあるでしょう。

基本的に簿記一巡の理解を問うオリジナリティの高い出題を試験委員が明らかに行っています。

必要なのは、簿記一巡の「ある特定の問題を解けるようにすること」ではなく、簿記一巡の理解です。

簿記検定(日商一級も)はそこを回避して合格が可能です。

税理士試験の簿記論との大きな違いと認識しておくとよいでしょう。

また、その延長にある帳簿組織は、総合問題だけをいくら解いても身につかないと思います(これは私がそうでしたが)。

簿記一巡の手続き、それぞれの段階における試算表の意味等。

簿記の基本ともいえる部分ですが、残念ながら欠落している方は多いと思います。



やさしめの本なら1日あれば読めます。

もちろんテキストの該当箇所でかまいません。

弱いと思ったら潔く3級だろうが、入門だろうが、そこまで戻れるか。

戻るつもりがあるか。

まずはそこを皆さんに私からお聞きしたいと思います(聞くだけですが)。



そうだ、問題を解こう!!(簿記一巡は大事です。そして戻る勇気も持ちましょう)

問題の解き方(総合問題が解けない?その1)

簿記の問題、解いてますか?

個別問題は解けるのに総合問題は解けない。

この声はものすごく多いです。

誰にでも通じる答えは残念ながらないと思います。

ちょっと原因別に対策を考えてみました。


原因としては次のような点があげられるでしょうか。

(1)個別問題が本当は解けていない

(2)簿記の基本的な仕組みの理解不足

(3)総合問題の解答方法(要領)がわからない

(4)演習不足



(1)の個別問題が本当は解けていないケースは少なくないと思います。

個別問題が単に数字あわせになってしまっているケースです。

特定の個別問題集(自分のやった問題)は解けるけど、同レベルの別の問題集の問題は解けない、そんな経験はないでしょうか?

このケースは、基礎知識の不足の可能性が高いです。

同分野の他の個別問題を抜き出して、いくつか解いてみると罠に陥っていないかはある程度わかるのではないかと思います。

自分の解いている問題集はバリバリに解けるけど、別の問題集はまるで解けないという場合には、ちょっと注意が必要かもしれません。

ただ、問題のレベル自体の問題や日本語の読解力(国語力)の問題もあって、一概にはいえない面もありますが。


もっともやや矛盾するようですが、問題集をあちこち解き散らかすのは感心しません。

問題はしぼって、そしてその確認をテキストレベルでしっかりと行う。

そんな接し方の方がよいようには思います。

知識が足りないのなら補う以外にないでしょう。

その場合にその問題用の解説ではない解説(要はテキスト等)を読んで問題を解ける状態にしておく。

そうすれば、ちょっと違う他の問題に対処しやすくなるハズです。

ごく一般論としても問題のみを解くタイプの方の合格に必要な問題量とじっくり取り組む方の必要な問題量はそもそも違います。

そんな違いを無視してどれだけ問題を解くべきか等を語っても意味は少ないでしょう。

そしてその違いは、基礎期の取組み方の違いに原因があるといえそうです。

しかし、実際に点数等に違いがあらわれるのは、基礎期ではありません。

実際に点数等に違いがあらわれるのは、直前期や本試験です。

それが状況を見えにくくし、対策を打ちにくくしているかもしれません。



そうだ、問題を解こう!!(総合問題が解けない方は、まず、なぜ解けないのかを考えてみてください)

簿記論の歩き方(なぜテキストを読まないのか?)

簿記の問題、解いてますか?(←定着させる狙いでしょうが、まあ、安直ですな)

問題は解くんだけど、テキストをあまり読まないという方が少なからずいらっしゃいます。

かくいう私の受験時代もその傾向はありました。

ただ、自分の受験時代を考えて幸いだったなあと思うのは、財務諸表論を同時学習しており、財務諸表論の本を普通に読んでいたことです。

それが知識を平板にさせずに済んだかなあと思います。


このブログや実際でも勉強方法に関して聞かれる事は多いです。

その時でもだいたいは、テキスト読んで、問題解いて的な話をする事が多いです。

で、その人が問題を解く事を中心にしているなあと思うと、テキストを読むことを勧めたりします。

その人がテキストを読んで考え込むタイプだと思うと、問題を解くことを勧めたりします。

そんな事が多いように思います。


つまりは、ある程度のバランスが必要なのではないかと思うのです。

そして、そのバランスが問題を解く方に偏っている場合が多くなっているのでは?という気がします。

もちろんこれは印象に過ぎません。

ある程度の基礎力(←これが何を言ってるのか難しいですが)がある。

問題を解いていけば、自己解決するのであれば、死ぬほど問題を解けばよいです。

しかし、簿記の力がないのに問題を解く事やその直接的な解答だけをみてよしとしているだけでは、力はつきません。


問題を解いて答えあわせをする。

そこまででは、現状確認に過ぎません。

今、できていることとできていないことを確認しただけです。

もちろんまるっきしムダとまでは言いませんが、それで力がつくとは思えません。

ではどうすればよいのか。

これはさかのぼってテキストレベルで確認したり、例題に近いような個別問題をしっかりと解く以外にないと思います。

たくさんの総合問題を解かなきゃいけないのに、そんなことやってられないよ。

そんな声も聞こえてきそうです。

しかし、例えば総合問題を2題を解いて→解答・解説みておわりなら、1題をきっちりとやるべきです。

例えば、現金の範囲を間違えたならその間違えた項目だけでなく、現金の範囲自体を確認しておく。

間違えた箇所の回りや手前を確認しておくべきです。

そんな地味な作業は、急には成果があらわれません。

とてつもなく地味です。

しかし、それ以外にある程度の難易度のある試験での対策は思いつきません。


テクニックが不要な訳ではありません。

しかし、ごく基本的、基礎的な知識に欠落があるまま、問題の解き方を丸呑みにしても効果は低いです。

まずは、テキストをしっかり読む癖をつけることが大事ではないかと思います(このブログでもいいです)。

そして、自分で消化する。

問題をガツガツ解くことは結局は必要です。

しかし、何らかの形で基本的知識を補充するスタイルがとれていないと問題を解くことが力につながらない場合があることは踏まえていただきたいと思います。


そうだ、問題を解こう!!(問題とテキストの往復を意識しましょう)

簿記論の歩き方

えーっと、最近は会計基準の話ばかりでしたので、簿記論企画を考えています。

問題の解き方・接し方等の学習方法についてです。

って、「会計基準を読もう!!」のノリですが。

これまで簿記論の問題の解き方や学習法について、それほど具体的には書いていません。

その一番大きな理由は、すべての人むけの具体的な方法がないと思うからです。

そんな状態である具体的な方法を示すことは、ある人にとってはとても役立つかもしれません。

しかし、ある人にとってはマイナスになる場合もあると思います。

あまりプラスにならないではなく、マイナスです。

ある具体的な方法がある人にとってはとても役に立つ。

しかし、逆にやればやるほど合格の可能性を下げている場合もあると思います。

そんな弊害を回避するには、次のような選択肢しかないと思っています。


(1)ぼやっとしたことしか言わない。

(2)その意図も含めて細かく言う。


これだけ情報が豊富な時代でも、誰にとっても絶対的な勉強方法などありません。

それは方法が具体的になればなるほど言えることです。

形式(具体的な方法)だけを横すべりさせた瞬間、質が変ってしまうと思えることもあります。

短期的にみて効果のある方法でも、長期的にみて効果が高いとは限りません。

そのことは充分に踏まえておいていただきたいと思います。

絶対的な勉強法や問題の解き方などありません。

それは他人の勉強法や問題の解き方を参考にしつつも、やはりつくりあげていく以外にないのではないかと思っています。


でも、絶対はないですが、参考はあっていい。

そう思うようにもなりました。

ある程度の準備をして、テーマごとに書こうかなとも思いました。

ただ、準備に時間がかかりそうです。

で、今年の受験生の方の参考にもなるようにランダムに記事にしていきたいと思っています。

たぶん、くどめになりますが、おつきあいの程、よろしくお願いいたします(明日以降に不定期ではじめる予定です)。

個別問題をしっかり解いてみませんか?

小さな問題をしっかりと解くことは重要だと思います。
小さな問題の習熟度が低いまま大きな問題を解き出すと余りいいことはありません。
大きな問題が解けない原因が大きな問題を解く事の不足による場合ももちろんあります。
この場合にはもちろん大きな問題を解く必要があるでしょう。
普段の学習がしっかりしていれば(←これが難しい)、総合問題をバリバリ解けばよいと思います。
ただ、その場合には、一定の感触(いける!!等)も伴っている筈です。

しかし、基礎力の不足(小さな問題をしっかり解けていない等)に原因がある場合に大きな問題を解きつづけても、効果は低いでしょう。
効果は低いですが、同じ大きな問題を解くことで「その」問題は解けるようになります。
しかし、異なる問題が解けるかというと必ずしもそうとは限りません。
実際に点数の上であらわれる成果と実際の効果は必ずしも一致するとは限らないのです。

それでは、基礎力をつけるためにどうすればよいのでしょうか。
そのための方策を少し考えてみたいと思います。
方策というよりも「限定された提案」といった方がよいかもしれません。

あくまでも一つの「限定的な提案」に過ぎませんが、それは、問題を解いた後に解説をみないことです。
問題についての解説は、その問題用であることが少なくありません。
その問題用の解説ではなく、自力で、また、一般的なテキスト等での確認を行うようにこころがけるのです。

もちろん、未学習やそれに近い問題に出くわしたときに、解説をみるなということではありません。
安易に解説という他人のたどった道筋をなぞることで納得したつもりになることを防ぐためといった感じかもしれません。
あるいは、すべての問題について解説をみないというのではなく、この問題は、本来は自分でできる筈の問題だと感じた場合だけでもよいと思います。

総合問題で伸び悩みを感じている方、個別問題をしっかり解いてみませんか?

小さな問題と大きな問題

総合問題が解けないという声はよく耳にします。

原因は一つとは限りませんが、大きな問題を解く以前の小さな問題の解き方に問題がある場合は少なくないように思います。

小さな問題では、資料も少なく、解答を導くための根拠となる数字も少ししかでていません。

それだけでも解きやすいと思います。

ところが問題が大きくなればなるほど、それが余計な資料という訳ではないにしろ、今、手がけようとしていることにとってのジャマな資料が増えます。



小さな問題を単に数字あわせではなく、しっかりと解くことが大きな問題への対策につながるのではないかと思います。

この「しっかり」が難しいですが。

ほとんどの小さな問題は必ずしもその問題を解けるようにするために用意されているのではありません。

理解・知識の確認のためにあります。

その確認がなされているか否かのハードルの高さのような問題はあるかもしれません。

例えば、○×問題で、解答のみを覚えても何も意味はないでしょう。

そこまで極端ではないにしろ単に解答手順を覚えこんでしまうことは有効な場合もありますが、○×問題の解答を覚える程度の意味しかない場合も少なくないように思います。

答えを覚えた。単に解答手順を覚えた。

それだけではとどまらない学習が要求される場合は少なくないでしょう。

そのためにはどうすればよいのか。

一緒に考えましょう!!(って、一緒にですか?)

まとめ学習のすすめ

「簿記論の歩き方」などというブログをたちあげた関係もありますが、学習方法的なこともできるだけ書きたいと思っています。

ただ、やはり限定的にならざるを得ないとも思っています。

それは何故かといえば、やはり「実際に」個々に異なると思うからです。

それまでの学習経験、学習環境(学習にさける時間、通学・通信等)、能力(特に国語能力)等の様々な要因は人によって違います。

ある人にとって理想的な学習方法が他の人にとって理想的な学習方法であるとは限らないのです。

それでもおおらかな指針としては、春先あたりまでに学習する個別項目(構造論点も含みますが)の精度をあげることに全力をそそぐべきではないかと思っています。

簿記論は、幸いにもある程度の学習進度を数字(問題)で確認することが可能です。



効率という観点から考えれば、特定の項目をまとめて学習するのが効果的です。

総合問題を解く事はもちろん必要ですが、必ずしも効率的ではありません。

小さな問題でも構わないので、ある程度のブロックごとに復習を繰り返すことが効果的でしょう。

その際に注意したいのは、確認作業の段階で、できるだけ「直接的な解説」ではなく、使用しているテキスト等の一般的な記述等に戻ることではないでしょうか。

財表を並行学習している方は、基準や意見書等も効果的でしょう。

直接的な解説を追うのではなく、一般的な解説(テキスト等)から解答を導くことができるならば、他のやや異なる問題にも対応できる筈だと思うからです。

学習期間が長期にわたる試験に極めて短期的にメキメキと効果をあらわす学習法はないと思います。


おいおい学習方法についてもまたくどくどと書いてみたいと思います。

ただ、結論的な事は、あまり変らないような気もしますが。

ええ、書きますよ。

書きますってば(←誰にいってんだか)。

これからすべきこと(案)

試験まであと3週間、いままでの模試の結果に応じた方策を考えてみたいと思います。
もちろんあくまでも一つの考え方に過ぎませんが。
(1)模試での結果が、ほぼ平均を上回り、指定される合格ラインを超えている方
(2)模試での結果が、平均点前後という方
(3)模試での結果が、平均点を大きく下回る方

共通する点は、できようができまいが、とにかく残された模試は受けてください。
そして、その中で最大の点数を取る努力をしてください。
そして、それが実行できているかどうかを確認してください。
自分のとれるべき箇所を落としていないか。
自分の実力では解けない箇所に必要以上に時間をかけていないか。
2時間という時間内にどれだけの点数をもぎ取ることができるのかに専念すべきだと思います。

(1)合格ラインを超えている方
油断せず、模試で間違えた項目の復習を心がけましょう。
これからの2週間でまだまだ逆転もありえますので、油断は禁物です。
模試の解きなおし、個別項目の補強に努めてください。

(2)平均点前後の方
直前の難易度の高い模試での難易度の高い項目はさほど気にせず、むしろ少し前段階の模試や総合問題の精度を高める(解きなおし)が効果的かもしれません。
その際にもある程度のまとまりのある模試のシリーズや総合問題を利用するといいかもしれません。
30分から1時間の問題で30~40問程度で充分ではないかと思います。
あまりに適当に抜粋するのでは、触れない項目も出てきてしまいます。
直前でないシリーズものの模試や全範囲を網羅した総合問題集を使うとよろしいのではないかと思います。
とにかく力をつけるためには、問題を最後まで(最終値まで)解かないと効果は薄いです。
模試で最大の得点を取るには、どうしても苦手な論点は飛ばしがちで、それをいくら繰り返しても、苦手が克服できる筈はありません。
また、明らかに苦手と思える論点については、いさぎよく個別問題に戻りましょう。

(3)平均点を下回る方
基本的な論点の確認が不可欠だと思います。
ただし、今からですと個別問題だけではやはり不十分でしょうから、難易度がやや低くても構いませんので、ある程度範囲を含んだ総合問題を2~30題程度選んで、本試験までに数回(最終値まで)解きなおしを行うことに専念してみてください(市販のものでも構わないと思います)。
この時期に模試よりも難易度の低い問題に戻るのは、勇気のいることかもしれませんが、難易度の低い問題を確実に解くことができないのに、そもそも模試の問題を中途半端に解きなおしても効果は薄い筈です。
最終値があった段階で打ち止めで構いませんが、20日ほどでも充分効果はあります。
ただ、仮に30題を3回ずつ解くとすると90÷20で、一日4~5題は解く必要があることになりますが、短期であればあるほど、逆に効果も高いです。
直前の模試の解きなおしよりも、こちらをおすすめします。


あと三週間を悔いのないように過ごしましょう!!

個別のすすめ

総合問題を解けないという声は本当に多いです。
でも、そういう相談を受けながら個別問題を解く事をすすめていたりします。
話、聞いてんのかっちゅう噂もありますが。
さらに、自分の受験時代は、総合問題ばかり解いていたというから始末におえません。
でも、やっぱりすすめます。個別。

しかも、ぐっと範囲をしぼる方がいいです。
例えば、今年の両学者試験委員の得意分野である外貨でいうなら、外貨全部は広すぎます。
外貨一般、有価証券、為替予約、在外支店(ありゃ、やってないな)くらいにわけて、それぞれ、「テキスト」→「今までの範囲の個別(1)」→「このブログ」→「個別(1)」で間違えたものという具合に集中して、一日でやる方が効果は高いと思います。

税効果であれば、税効果一般、有価証券、圧縮記帳くらいの感じで、あまり手を広げずに、その範囲の個別を集中して解いて、テキスト等の確認をすることをじっくりとやっておくのがよいのではないでしょうか。

苦手意識のある項目に関しては、今のうちに一度、つぶしておくことがとても重要だと思います。
個別項目をそこまでやって、総合がてんでダメという人は、ぜひコメントください。
よろしくお願い致します。

総合問題を解く事は、内容の確認になっているか?

近年の簿記論の出題は、総合問題が2題と個別問題が1題(2〜3問)という構成になっています。
その事を考えれば、当然に総合問題対策は必要です。
しかし、注意しなければならないのは、総合問題を解いて、簡単な確認をする事は、内容的な復習にはあまり役立っていないという点です。
これが言い過ぎなら、総合問題を解いて、復習の役に立てるというのは、極めて非効率的だということは、知っておくべきではないかと思います。

特にこの時期からは、総合問題の難易度もあがってくるために、総合問題を解くこととその確認に追われがちですが、個別項目の学習が不十分な段階で、難解な総合問題に取り組んでも、効果は低い筈です。
やはり、個別項目の学習を優先させるべきだとも思いますが、総合問題に取り組む際にも、次のような点を意識するとよいのではないでしょうか。
(1)確認作業を今解いた問題だけでなく、テキストレベルで行う。
(2)総合問題は、解き直すべき問題については、きちんと最終値をあわせられるまで解き直す。

ある特定の問題に対する対処法を身につけることは、それほど難しいことではありませんが、どのような問題にも対処できる力をつけることは、なかなか難しいことです。
そのための特効薬は、おそらくなくて、地味にやっていくしかないのかもしれません。

どこまでをやるのか?

この間、有価証券の保有目的区分の変更があった場合の取扱いを書きました。
「えーっ。そんなのやってないよ。」
という方もいらっしゃると思います。
正直、やや細かいのではないかいう気がしなくもありません。
このようなちょっと細かい項目(これからたくさん登場すると思います)にどう対処すればよいのでしょうか。

こういう場合の私自身のやるか、やらないかの一つ(あくまでも一つです)の判断基準は、筋を通して追えるか否かにあります。
筋を通して追えるものは、忘れにくいですし、それほど学習上の負担も大きくない筈です。
もちろん重要性が高い項目については、筋が通せなくても、おさえる以外にありません(そのような項目は、それほど多いとは思いませんが)。
保有目的区分の変更について、記事を書いたのは、それほど負担にならないのではないかという判断です(ただ、変更の仕訳の組み合わせを覚えるという感じになってしまっては、きついと思いますが)。

それでもきついなあという方は、現実的にも想定しやすいものをおさえておくというのも一つの判断ではないかと思います。
昨日まで、「売買目的」だったものが、今日から「子会社」(あるいは、その逆)というのは、もちろんなくはありませんが、やや不自然です。
それよりも、株式を追加取得して、「その他」だったものが、「子会社」になる(あるいはその逆)という方が、現実的にも想定しやすいです。
ちと、きついなあという方は、ここだけでも意識しておくとよいのではないかと思います(意識していても総合問題にさりげなく入っていると、初見ではほとんどやられると思いますが………)。

この時期にすべきこと

本試験まであと4月あまりになりましたが、この時期、一体、何をやってよいのかわからなくなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろんご自分で何をなすべきかがわかっている方は、安易に他人の言に左右される必要はないと思います。
一番まずいのは、中途半端なままで直前期をむかえ、直前の難解な項目・出題に振り回されることです。
これは本当にまずいです。
どのくらいまずいのかというと勉強をすればするほど合格の可能性を下げているのではないかとすら思える場合があるくらいです(これは嘘ではありません)。

今、何をすべきかといえば徹底的な基礎項目の復習でしょう。
過去数年間の税理士試験の出題を検証すればわかりますが、合否は、難解な項目の出来・不出来できまる訳ではありません。
いわゆる個別的な基礎項目で決まります。
もちろん、個別問題や第三問での難解な出題の可能性は低くありません。
というか出題されるでしょう。
それに対する対策もある程度は必要でしょう。
しかし、それでも合否を決めるのは、期中~決算整理を中心とした個別項目の力にあるといって間違いありません。
基礎の理解なくして、いくら難解な総合問題を解いても、それが力に転化することもないのです。
この1~2か月で、基礎項目を固め直して、直前期をむかえることができるかは極めて重要といってよいのではないかと思います。

そのための簡単な確認作業は、今までに解いた事のある個別問題を無作為に10題ほど拾ってみるとよいのではないでしょうか。
「ケアレスミスも含めて」、間違いが許容されるのは、せいぜい1~2題です。
そのくらいの精度のある方は、新規の個別問題や総合問題に取り組むのもよいでしょう。
その間で間違えた項目については、テキストレベルに戻って確認作業をきっちりと行うことが重要です。
それ以下の精度で、他の難解な新規の出題を解くというのは、かえって混乱の原因になる可能性も高いと思います。
もう一度、今まで解いてきた問題を解きなおすのがよいのではないでしょうか。
この場合には、無作為というよりも、やや、ブロックごとに解くのがよいと思います。
そして間違えた項目は、同様の出題や時には「全く同じ問題」を解くことも必要でしょう。
そして基礎項目(今まで学習した項目)での苦手項目をつぶしておく必要があります。
これを徹底してやっておくことが肝心です。
それなして、基礎項目の理解なくして、直前期のいわゆる答練の出題を何度も解きなおしても、簿記の力がつくことはないでしょうし、残念ながら合格の可能性が高まることはないと思います。
ゴールデンウィーク前あたりまでに、これを計画的に(今までの問題を期間で割って)できるか否かはとても重要ではないかと思います。

ペース配分

税理士試験は、年に1度実施されます。

学習期間も長期にわたるのが通常です。

短期間ならいざしらず、学習期間が長期にわたる場合は、そのペース配分が重要になるでしょう。

間違えても、ブログ開設当初から三連投を続けるヒマな税理士試験の簿記講師をやっている税理士の愚を繰り返してはなりません(ほへ)。


もちろん、調子にのったときに学習を止める必要はないが、過剰なノルマを課して、急減速するよりは、ゆっくりと入って、徐々にペースを上げていく方が、よい結果につながることは多いのではないかと思います。

もちろん、何事にも、絶対はないでしょう。

ただ、その事を意識して、管理できる方が、合格には近いといえそうです。

独学か、通信・通学か

税理士試験における「一般論」としては、簿記論・財務諸表論での独学は可能で、税法科目での独学は厳しいといったところでしょうか(あくまでも一般論です)。



一番大きな理由は、適当なテキストがないという点かもしれません。

試験向きのテキストがない場合、あまりにも学習上のムダが多い気がします。

この意味では、通信にも意味はあるでしょう。

もっとも私の場合には、「通信」と名のつくものは、続いたためしがありません(残念)。



どちらがよりベストかという判断は可能性とは別に考えるべきでしょう。

通学のメリットは、なんといってもモチベーションの維持にあると思います。



独学が可能であるかの一つの基準は、それなりの方法論をもっていることではないかと思います。

独学で補正がきかないのは、「知識」ではなく、むしろ「方法」ではないでしょうか。

通学では、講師の話を聞き、周囲の受験生の学習のスタイル等をみることができます。

これも通学での大きなメリットでしょう。

しっかりとした知識を身につける「方法」があるか、または、その「方法」を模索することをいとわないのでなければ、独学は恐ろしい程の遠回りになる可能性があると思います。



独学でいくにしろ、通信・通学を選択するにしろ、最初のスタイルを貫くというのもいいのかもしれませんが、ダメなら変えてみるって感じでもよいのではないかと思います。

理解か、記憶か

税理士試験に限らず、「理解」が重要か、「記憶」が重要かの議論がなされることがあります。


極端な議論はおそらく成り立たないでしょう。

どちらか一方ということは有り得ず、どちらも必要なのです。

しかし、どちらに重点をおくべきかといえば、やはり理解ではないでしょうか。

単純な記憶には持続性がないからです。

特に、基礎・応用期の学習を進めていく上で、7〜8割程度は、理解に重点を置くべきではないでしょうか。

しかし、あくまでも重点を置くべきなのであって、記憶が必要ない訳ではありません。


経験的には、理解を重視すべきだと考える人は、もう少し記憶した方が効率がよいのではないかと思える場合が多いようです。

逆に、理解を疎んじる人は、長い目で見た場合の効率を損なっていることが多いように思います。


いずれにせよ、直前期でのスタンスの変更はききません。

見直すべきは、まだ試験までに時間のある段階で、そして結果が出ない、あるいは出なくなる予感があれば、今までのスタンスを変える必要はあるかもしれません。
オススメ
       <管理人の記事掲載号>  会計人コース2011年9月号-                  会計人コース2008年02月号                  会計人コース2008年01月号                  会計人コース2007年09月号 <管理人の本>
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