税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

企業会計原則

企業会計原則の読み方(どこを読むか)

企業会計原則、読んでますか?

会計法規集を開くと、一番はじめにでているのが企業会計原則です。

で、どこを読むべきかというと、一般原則、損益計算書原則、貸借対照表原則、注解です。

一般原則、損益計算書原則、貸借対照表原則の3つを「注解」に対して、「本文」ともいいます。

必要なのは、「本文」と「注解」です。

法規集では、8頁からの左に本文と注解があります。

この本文と注解を死ぬほど読めばいいんです(←簡単にいいますな)。

あとあえていえば、一番最初に「企業会計原則の設定について 二」は読む価値があると思います(この設定については「前文(ぜんぶん・まえぶん)」とも呼ばれます)。

好みとしては、「一」もですが、やや時代がかっている感は否めません(古いです)。

「二」の企業会計原則という表題のある部分、ここは読んでおいて損はないです(特に1の慣習の要約云々の部分です)。

あとは、「本文」と「注解」を死ぬほど読む。

2月の間に、スキマ時間を見つけて、小刻みでも何でもいいんでとにかく読む。

本文は、流して読む感じでいいかもしれません。

注解は、濃いものも多いので、区切って、細かく繰り返し読んだ方がよいかもしれません。

とくにかく、全体をコマメに読む。

それ以外に注解のうちの1コ(程度の分量)を1日に集中して繰り返し読む。

これは色々な意味(計算・理論、試験)でオススメです。

集中して繰り返し読んでいると記憶の定着率も高いです。

また、流して読んでいるときにはわからなかったことがわかったりします。


そうだ、会計基準を読もう!!(「本文」と「注解」だよ♪)



会計基準を読もう!!<目次>

企業会計原則の読み方(どこを読まないか)

企業会計原則、読んでますか?

1日1時間、いや、30分でいいです。

スキマ時間をみつけて読みましょう!!

約束だよ♪(←誰?)。

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企業会計原則の読み方(どこが重要か)

皆さん、企業会計原則、読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

5分。

えっ。スキマ時間はもっとあるじゃないですか。

余ってる時間を有効に使うだけでいいんです。

さあ、読みましょう!!(←ノリが変ですな)



さて、本日は、企業会計原則の中のどこが重要かの話です。

どこが重要かの順序をつけるのは、なかなか難しいです。

誤解を生じかねません。

勘違いをされると困る面はあります(そこだけやっとけばいい等)。

でも、やっちゃいます。

で、何を基準にしてるのかというと計算から引っ張ってきづらい、かつ、重要なものです。

(1)と(2)の割り振りは、規定の仕方も考えています。

費用配分の原則なんかは、企業会計原則の中ではとても重要です。

ただ、規定の仕方からいって、丸覚えする効果は少ないです(←大事は大事ですが)。

気合を入れて読む箇所の参考にしてください(試験ともゆるやかにリンクしてます)。

(1)最重要規定(有無を言わさず、一字一句を覚えこんでしまう程読んで欲しい規定)
※かっこ内は会計法規集の見出です
損益計算書原則一A(発生主義の原則)
損益計算書原則一(損益計算書の本質)
貸借対照表原則一(貸借対照表の記載内容)
注解1−2(重要な会計方針の開示)……会計方針の定義と例示
注解1−3(重要な後発事象の開示)……後発事象の定義
注解15(将来の期間に影響する特定の費用)……2段落7行分
注解18(引当金)1段落6行

(2)重要規定(ほぼ覚えている状態まで読み込んで欲しい規定)
一般原則一から六
貸借対照表原則五(費用配分の原則)
注解1(重要性の原則)
注解2(1)(資本と利益の区別の原則)
注解3(継続性の原則)
注解4(保守主義の原則)
注解6(実現主義の適用)

最初のうちは、流し読みする段階で、意識を少しそこに余計に注ぐ感じでしょうか。

無理に覚える必要はありません。

また、その効果が高いとも限りません(一度覚えてからというスタイルの方もいらっしゃるかもしれませんが)。

規定の上に◎や○の符号をつけておいて、

「あいつが大事だっていってたからちょっと注目してみるか」

そんな感じです。


そうだ、そんな感じで会計基準を読もう!!(メリハリも大事です)



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企業会計原則の読み方(一般原則の読み方)

企業会計原則、読んでますか?

机に向かってわかりにくい会計基準を読んでいるとなかなかです。

続く方はそれでよいです。

でも、こりゃアカンという方は、通勤・通学やちょっとのスキマ時間を利用して読みましょう。

スキマ時間にちょっとずつ。

それでいいんです。

興味が持てたらそこはじっくりと読む。

興味が持てなかったらなんとなくでいいんです。

まずは、慣れることが大事です。



今日は、一般原則の読み方です。

一般原則は7つあります。

法規集の欄外にそれぞれ見出しがつけられています。

単一性の原則を除くと2行程度なので、読んでいるうちに自然と覚えてしまった。

それくらいに読んでください。

いや、それだけです。



えーっとそれだけでは何なんで、もう一点。

本文の文章の最後に(注××)と小さく入っていることがあります。

例えば、正規の簿記の原則の最後には、(注2)と入っています。

これは、関連付けです。


正規の簿記の原則(注1)

資本取引・損益取引区別の原則(注2)

明瞭性の原則(注1)(注1−2)(注1−3)(注1−4)

継続性の原則(注1−2)(注3)

保守主義の原則(注4)


それぞれ注解との関連です。

逆に注解の方には、タイトルの下に本文との関連付けがされています。

注1 重要性の原則について(一般原則二、四及び貸借対照原則一)


慣れてきたらこの関連付けも少し意識しましょう。

今は、本文のすぐ下に注解が出てるので意識もしやすいですね。

一般原則以外にも同様の関連付けがなされています。

そこにも徐々に目を向けましょう。


そうだ、会計基準を読もう!!(まずは、読む。それで関連付けも意識しましょう)



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企業会計原則の読み方(損益計算書原則の読み方)

企業会計原則、読んでますか?

企業会計原則だけは大きめにコピーして、それを持ち歩くのもよいかもしれません。

1日は24時間。

みんな同じです。

その中でちょっとずつの時間を積み重ねるかどうか。

後で大きな違いがでます。

自覚をもって、読みましょう!!



今日は損益計算書原則です。

損益計算書原則をしっかり読むための前提として重要なことを考えてみました。


まず、一つは、現状の損益計算書の様式をしっかりとおさえること。

会社計算規則を前提にしたもので結構です。

柱立てを白紙から書けるようにする。

実際に自分で白紙から損益計算書を書いてみて、ひな型と比較してみましょう。

計算でも必要なので、早めにおさえてしまう方がよいです。

ひな型はだいたい書けるとか、穴埋めならできるではダメです。

そんな軟弱なことが許されるのは講師だけです(←アナタだけでしょ)。

会社計算規則をベースにした損益計算書の柱部分を白紙で書けるようにする。

これは理論でも、計算でも重要です。

初期の段階で書けるようにしてしまうことがその後の学習効果にも影響します。



損益計算書には、収益と費用が記載されます。

この収益と費用。

この意味を自分なりにしっかりさせておくとグットです。

結構、むずかしいと思います。

これまでお持ちの簿記の本(検定の本でもいいです)や財務諸表論や会計学の本などの中から収益や費用の定義(収益とは〜、費用とは〜)をぬきだしてみましょう。

1個で満足しないで、できる限りたくさんです。

概念フレームワークの定義を覚えるなんてのとは違います。

1行程度の意義を紙に書いて並べてみる。

それをみて「ふーん」って感じです(ふーんなのね)。

どこかに書いてある収益や費用の定義を覚える必要はありません。

その効果もあまりないです。

並べてみて「ふーん」の方がいいです。

収益や費用が自分でしっくりくる。

簿記を知らない他人に説明できる。

そんな感じです。

そのためには、ちょっとずつ異なる表現で書かれた文章に接するとよい場合があります。

簿記会計は、所詮は5つの要素の組み合わせ。

そのうちの2つの定義を抜書きするくらい大変じゃありませんよね。

これはあとできいてくる感じです。

ええボディーブローです。

はい。


そうだ、会計基準を読もう!!(損益計算書をちゃんと書けること。収益・費用が何かを簡単に説明できること。ゆっくりでいいんでこころがけましょう。約束だよ♪)



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企業会計原則の読み方(貸借対照表原則の読み方)

企業会計原則、読んでますか?

計算と関係があって、読みやすいところ。

なんだか抽象的で読みにくいところと様々です。

読みやすいところはいいです。

読みにくいところに何か原因があるかもしれません。

急には解消しない場合も多いです。

でも、そこが読みにくいことに意識を向けておく。

そうすれば、授業でやったときなどに集中して聞くことができます。

それでもわかりにくければ、講師に聞いてみる。

もちろんこのブログのコメント欄でもオッケーです。

回答を聞いても、解決しなくてもかまわない。

そんな気持ちでお気軽にどうぞ。



今日は貸借対照表原則です。

貸借対照表原則をしっかり読むための前提として重要なことを損益計算書原則と同様に考えてみました。


まず、一つは、現状でかまいませんので、貸借対照表の様式をしっかりとおさえること。

会社計算規則を前提にしたものでかまいません。

白紙から簡単な表示項目若干とともに書けるようにする。

自分で白紙から貸借対照表を書いてみて、ひな型と比較してみましょう。


貸借対照表には、資産、負債、純資産(資本)がのっかります。

この資産、負債、純資産(資本)。

この意味を自分なりにしっかりさせておくことが重要です。

他人に短く簡単に説明できる。

そんな感じです。

これも収益、費用と同様に結構、むずかしいと思います。

やはり、これまでお持ちの簿記の本(検定の本でもいいです)、財務諸表論や会計学の本などの中から資産、負債の定義(資産、負債とは)をぬきだしてみましょう。

概念フレームワークの定義を覚えて終わりということではありません。

このブログにも資産は、たくさん書いてあったりします。

ぜひ探して読んでみてください。

純資産(資本)は後回しでもいいかな。

後でじわじわ効いてくる感じで、オススメです。


そうだ、会計基準を読もう!!(貸借対照表をちゃんと書けること。資産・負債が何かを簡単に説明できること。ゆっくりでいいんで心がけましょう。約束だよ♪)


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企業会計原則の読み方(つくった人の話)

皆さん、企業会計原則読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

1時間。

いいじゃないですか。

スキマ時間を寄せれば意外に集まるもの。

その調子でいきましょう!!

今はわからなくても「いつか」を信じて(←来ます「いつか」)。



今日は、企業会計原則をつくった人の話です。

つくった人といっても個人ではなくて、団体です。

制定時には、ちょっと違いますが、今も存在する団体でいうと「企業会計審議会」です。

今は、財務会計の基準は、「企業会計基準委員会」が作っています。

企業会計審議会の役割は以前よりも随分小さくなりました。


で、ちょっと触れておきたいのが作り方です。

慣習の要約なんです(前文参照)。

個人が例えば、靴下を右足から履く。

これは「習慣」です(ひっくり返ります)。

習慣の方が一般的に使われると思いますが、個人単位で使う場合が多いかもしれません。

で、これが集団単位になるとひっくり返って「慣習」です。

いろんな企業の慣習を要約(まとめ)したのが企業会計原則です。

あちこちの企業がなんか会計処理している。

そのうちのよさそうなものをまとめたのが企業会計原則です。


何で、慣習の要約が原則(基準)になるんでしょうか?

慣習をまとめると基準(ルール)になるのはなんででしょうか?

不思議ですよね。

不思議じゃないですか?

私は今でも不思議です。

受験時代は、もっと不思議でした。

ゆるやかに持っていて欲しい課題、それが「慣習の要約」です。


そうだ、会計基準を読もう!!(←不思議度満点!!)



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企業会計原則の読み方(慣習の要約)

企業会計原則、読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

15分。

むむむっ。微妙ですな。

コメントしずらいじゃないですか。

もうちょっと多いか少ないかはっきりしてください(←少ないのはいいんですか?)。



さて、今日は、慣習の要約の話です。

企業会計原則の前文(二1)を読むと企業会計原則は、「慣習の要約」と書いてあります。

慣習の中からよさげなものを要約する。

と法令じゃないけど、従わなければならない基準になる。

ふむふむ。

って、私は、このところがよくわかりませんでした。

色んな慣習 → よいもの → まとめ → 企業会計原則

うーん、微妙です。


「よい」と判断するのは、これをつくった「企業会計審議会」です。

権威のある立派な団体(企業会計審議会)がこれはよしといったからよしなんでしょうか。

今まで問題もなく、色んな企業が行ってきた会計処理を尊重する面もあるのでしょうか。

伝統の重視でしょうか。

うーん。

不思議じゃありませんか?

「慣習の要約」が何故、規範(ルール)としての意味を持つのか。


もう少しいえば、法律で決まっているから。

これはかえってわかりやすいと思います。

まあ、お上(国)には逆らえません。

そんじゃ、法律ではない。

でも、従え。

いいものをまとめたから(慣習の要約だから)。

不思議ですよね?


ダイレクトに試験に影響する事は多くはありませんが、ゆるやかに考えていただきたい課題の一つだと思います。


そうだ、企業会計原則を読もう!!(←慣習の要約らしいです)


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企業会計原則の読み方(何?)

企業会計原則、読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

時間ネタは続かないですな(って、続ける意味がわかりませんが)

ムリなく、合間の時間を利用しましょう。

寝る前の子守唄がわりにどうぞ(←熟睡ですな←それじゃダメでしょ)。




今日は、企業会計原則を読む上で注意していただきたい点の話です。

とはいうものの、まず「慣れること」が重要です。

ある程度、慣れてきてからの話と考えてください。

でも、計算でやっていたことがこんな風に説明されてるんだなとか。

取扱いはわかるけどなんでだろう?

そんな感想がでてくるようだと次のステップに進んでよいかもしれません。


企業会計原則は、企業の会計慣行の要約です。

企業が実際に行っている会計処理をまとめたのが企業会計原則です。

いわば処理(表示)しか書いてません。

「何?」は余り書いてありません。

たとえば、企業会計原則では、棚卸資産(企業会計原則はたな卸資産ですが、区別していません←勝手な)について随分書いてありますが、棚卸資産が何かは書いてありません。

「何?」は、企業会計原則にはあまり出ていないのです。

この点を踏まえて(最終的には、重要な点は補足して)企業会計原則を読まないとホントの意味は通じないでしょう。



企業会計原則では、「発生」という言葉がたくさん出てきます。

でも、「発生」って何なのかは企業会計原則には書いてありません(実際に確認しましょう)。

発生を基準に費用収益をのっけろとは書いてありますが(損益計算書原則一A)、発生って何かは書いてないのです。

それが何かわからずに学習を進めても効果は低いでしょう。

ではどうすればよいのかですが、そこで生きるのが、本や講義です。

棚卸資産が何かは本に出ていますし、テキストにも出ています。

この部分は、企業会計原則に出ていないですからテキスト等でおさえておく必要があります。

関連箇所の学習時に、すごく短くでいいんです。

棚卸資産なら厳密性はなくても、「販売目的の資産」くらいの理解でスタートです。

発生なら「価値の増減」(+その原因の発生)という感じでいいと思います。

対象が何かを一言でいえないようならその先は、ぼんやりのハズです。

講座を受講している方は、実際の講義に合せてでかまいません。

企業会計原則に書かれていない「何」にも注目しましょう。

しかも、できるだけ短くです。

1行は長いです(2行以上は、論外です)。

できれば一言(か二言)がベストです。

難しくないですよ。

テキストの文章でわかりやすそうな箇所だけ「エイッ」でいいんです。

それも自分になじみのあるもっと簡単な表現におきかえてかまいません。

どうせ一言では正確には表現できません。

わかりやすさを優先する。

それでいいと思います。

なにしろスタート(とっかかり)です。

厳密さは、後からいくらでも補充できます。

一言おじさんになりましょう!!(っていうか、女性はどうすればいいですか?)

一言おねえさんになりましょう!!(←気を使いましたな)


そうだ、会計基準を読もう!!(←テキストもね♪←だから、誰?)



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企業会計原則の読み方(何故?)

企業会計原則、読んでますか?

コマ目にでも、まとめてでも、粗くても、細かくても、計算でオヤって思ったときでも、どこかで参照しろって書いてあったときでも、何でもいいです(←全部でお願いします)。

とにかく読む頻度、目にする頻度を増やす工夫をしましょう。

たくさん読んでくださいね。

「読む子は育つ」っていうじゃないですか(←寝る子は育つだし、子じゃないし)。



さて、今日は、「なんで?」の話です。

企業会計原則には、「何」があまり出ていませんでした。

対象がわかっている前提で会計処理が説明されています。

会計処理の手前にある「何」を意識する必要があるでしょう。

そして、それ以上に重要なのが、「なんで?」です。

「なんで?」も企業会計原則には、書いてありません。

会計処理は書いてあっても、なぜ、そのような会計処理をするのかは書いてないんです。



実は試験で問われることが多いのは、この何故?(理由、根拠)です。

平成18年の財務諸表論の出題は、第1問と第2問(各25点)

理由と根拠を合せて、5箇所聞かれています。

同じく19年は、7箇所前後聞かれています。

もちろん年度によって比重は変わりますが、近年は、ほぼ一環して問われています。

なぜ?なんで?の重要性は、おわかりいただけると思います。

じゃあ、このなぜ?に対する解答例だけをたくさん集めればいいのかというと必ずしもそうではありません。

いや正確には、会計処理のすべてになぜ?があるのですから、不可能に近いです。

仮に「なぜ?」の答えだけをたくさん覚えてもそれが維持できるかの問題もあるでしょう。

では、どうすればいいのか?

いや、これが簡単にできれば苦労しないんです。

でも、なぜ?の答えをただ覚えるのではなく、自らなぜ?という問いかけを発する事が大事だと思います。

理由は簡単です。

なぜ?の答えをただ覚えたときより、何故の答えをみつけたときや人に聞いて納得したときの方が、記憶が明らかに長持ちするからです。

しかも桁違いです(何十倍も違います)。

これは多分に経験的なものです。

何でも覚えて忘れないという人がいるならそれはそれでよいと思います(会ったことはありませんが)。

しかし、そうでないなら記憶の長持ちの道を探るべきでしょう。

そのためには、自分の「なんで?」を大事にする。

私の経験の話です。


そうだ、会計基準を読もう!!(←なんで?を忘れないでね)



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企業会計原則の読み方(出題とのかかわり)

企業会計原則、読んでますか?

このところ新しい基準がバンバン出ますので、企業会計原則よりそっちが重要だろと思われてる方もいらっしゃるでしょう。

実際、その傾向は、あります。

財務諸表論(理論)の出題でも平成14年あたりからは、企業会計原則以外の会計基準からの出題が増えています。

ただ、ほぼ何らかの形で企業会計原則が絡んでいます。

平成24年:資産の表示区分(注16)
平成23年:継続性の原則(一般原則六)、費用配分の原則(貸借対照表原則三、五)
平成22年:引当金(注18)
平成21年:発生主義の原則(損益計算書原則一A)
平成20年:費用配分の原則(貸借対照表原則三、五)
平成19年:資本と利益の区別(一般原則第三)
平成18年:実現主義(損益計算書原則一A、3B、注解6)

このような出題をみると企業会計原則なんかあっさりで、他の会計基準重視でいいでしょ、とはさすがにいえません。


では、どの程度の重要性なのかをちょっと考えてみました。

平成24年(棚卸資産基準○、配分と評価 ○)30
平成23年(継続性・誤謬○、費用配分原則○)30
平成22年(割引現在価値○、引 当 金 ○)40
平成21年(CF計算書等○、棚卸資産基準○)20
平成20年(企業結合基準○、金融・So基準○)10 
平成19年(純資産基準等○、研究開発基準○)10
平成18年(企業会計原則○、減損会計基準○)40
平成17年(退職給付基準○、金融商品基準○)10
平成16年(連続意見書4○、金融商品基準○)30
平成15年(外貨取引基準○、企業会計原則△)20
平成14年(企業会計原則△、研究開発基準○)20

平成13年(バラバラ4問※、連続意見書3○)30
平成12年(財規等開示制度、企業会計原則○)50
平成11年(企業会計原則△、会計主体・公準)50
平成10年(企業会計原則○、企業会計原則△)80
平成 9年(企業会計原則△、企業会計原則○)70

○は出題のメイン(目安として8割)、△は、他にも対象がある場合です(目安として5割)。

で、横に企業会計原則指数(ただの私の印象です)を入れてみました。

平成14年からいわゆる新基準の影響が顕著で、それ以前とそれ以後では、明らかに傾向が異なっています。

平成13年以前は、平均で50%を超えていました(もっとも平成8年、7年と低めです)。

平成14年以後は、20〜30%程度です。

20〜30%は、極めて高い数字ではないかもしれません。

しかし、注目したいのは、ゼロの年がない点です(今後ないとは限りませんが)。

平成17年の出題は、新基準のみからですが、退職給付引当金の出題で、企業会計原則がらみの論点があります。

で、企業会計原則を含めた会計基準で、試験にもっとも絡んでいるのは、企業会計原則ということになります。

他の会計基準の影響が濃くなった平成14年以後でも企業会計原則です。

企業会計原則の試験的な重要性が以前より低くなった事は事実でしょう。

しかし、やらないなどという訳にはいかないことがおわかりいただけるのではないかと思います(実際に出題されるかどうかは別ですが)。


そうだ、会計基準を読もう!!(←企業会計原則も安心して読んでください)



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企業会計原則の読み方(及びの使い方)

企業会計原則、読んでますか?

読み方は一つじゃないですよね。

色々工夫して、読む機会を増やしてみてください。

別の理論や計算とゆるやかにつながっていくと思います。

いや、ゆるやかにつなげてください。

つながりをつける前提は、まず慣れること。

とにかく慣れましょう。

単語で気持ちが後退するうちは、「何?」、「何故?」を意識することすらできないです。

とにかく慣れてください。

意味なんかわからなくても「将来の期間に影響する特定の費用」(繰延資産)です(←いや、わかった方がいいですが)。

その後にゆるやかにでもつながり(関連)を意識しましょう。



今日は、言葉の使い方です。

「及び」です。

税法をかじった方は、ご存知だと思います。

「A」及び「B」。

これは、「A」と「B」という意味です(って、そのままか)。

「A」も、「B」もというときに「及び」を使います。


ちょっと、真実性の原則をみてみましょう。

真実性の原則では、「財政状態及び経営成績」の真実な報告をしろ、といってます。

これは、財政状態も、経営成績も真実な報告をしろということです。

こんな似たもの(大きなくくりでいえば、財務諸表が何をあらわしているか)を並べて示すときは、「及び」です。

慣れてきたら「及び」なんかの接続詞にも注目しましょう!!


そうだ、会計基準を読もう!!(←「及び」は「と」です)



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企業会計原則の読み方(並びにの使い方)

企業会計原則、読んでますか?

今日は、「及び」と「並びに」の使い方です。

どちらも「と」の意味で使いますが、使い方がちょっと違います。

1つの文章で1回だけつかう時は、「及び」です。

2回以上使う場合(内容が3個以上)でも、横並びなら、最後に「及び」を1回使います。

「A」、「B」及び「C」という感じです。

並びにが使われるのは、AとBの内容が近くて、Cとはちょっと違う場合です。

この場合には、「A」及び「B」並びに「C」という使い方をします。

並びにで大きく区切れます。

(1) 孱繊廖´◆孱臓
(2)「C」

こんな関係でしょうか。



企業会計原則の規定で具体的にみておきましょう。

注解1の2です。


「会計方針とは、企業が……採用した会計処理の原則及び手続並びに表示の方法をいう」


定義部分の内容は、次の3つです。

(1)会計処理の原則
(2)(会計処理の)手続
(3)表示方法

この三つが全く並行的にあるなら、(1)、(2)及び(3)でよいです。

でも、大きな違いがあるときは、そこは、「並びに」を使います。

「(1)及び(2)並びに(3)」という具合です。

会計処理の原則・手続 と 表示の方法で大きく区切れるので、並びにです。

原則と手続は、「処理」の話で、表示とはちょっと違うってことなんですね。

「及び」と「並びに」を意識して読んでいきましょう。

ちなみに書くときは、絶対の自信がなければ使用自体を回避しましょう(「・」や「、」で)。

もう一点、誤謬基準で表示方法は別になっています。

これまで(1)〜(3)を表示方法といっていたのを(3)を別にして、(1と)(2)だけにしたってことですね。

合わせておさえておきましょう。


そうだ、会計基準を読もう(及びと並びにの使い方がまずいと、ガッカリします←ガッカリするのね)



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会計基準の読み方(マーカーの使い方)

企業会計原則、読んでますか?

今日は、マーカーの使い方の話です。

マーカーの使い方といっても、自由に使えばよいです。

別にアンダーライン(サイドライン)でもよいです。

いくつかの使い方の視点を参考にご紹介しましょう。



まずは、色です。

内容に応じて色を使分けるのは手かもしれません。

ただ、内容に応じて使い分けるには、内容を把握している必要があります。

会計基準をスラスラ読めて、意味もバリバリわかるようだと利用価値はあります。

ただ、私のレベルでは、難しいです(しかも現状←情けないですな)。

せいぜいが、定義や根拠といった明確に区別できるものに違う色を使うくらいでしょうか。



大事だといった人が違うときに、色をわけるのも手かもしれません。

自分で大事だと思った。

自分ではよくわからなかった。

人(例えば講師)が大事だと言った。

そんな色わけの仕方もあるかもしれません。


で、私は、そういう意味での色分けはしていませんでした。



マーカーをすべき箇所(大事な箇所)は、相対的なものの方が多いです。

もちろん絶対大事という箇所もあります。

でも、状況によって重要な箇所も変わるハズです。

たとえば、真実性の原則を一字一句、完璧にいえる人にとって、法規集の真実性の原則にマーカーを入れる意味は少ないでしょう。

何しろ覚えているのですから。

学習の進度によって、状況は変わるのです。

その意味では、マーカーの色を薄いもの(黄色等)で横にライン→太くライン→別の色(緑等)でマークと段階を追ってつけられるようにしておくとよいかもしれません。

はじめに赤系統でマークしてしまうと以後にさらに強調することはできません。

薄い色だと自分の視点でとりあえずマークできるので便利です。

私は、黄色と緑のマーカー(細いラインと太いライン)と赤ボールペンを使っていました。

マーカーが引いてあるとなんか勉強してる感じがするので、皆さんマーカーしましょう!!(←そんな理由なのね)


そうだ、会計基準を読もう!!(マーカーは薄い色→濃い色がオススメです)



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企業会計原則の読み方(計算とのリンク)

企業会計原則、読んでますか?

この企画をはじめてから、毎日のスキマ時間にコツコツ読んでいる方は、そろそろちょっとした効果があらわれているのではないでしょうか。

計算でやってる項目で「あっ、ここは企業会計原則(のどこか)に書いてあったな」とか。

最初に読んでいたときと印象が変わる(わかってなかったことがわかる)とか。

ゆるやかにあらわれるのではないかと思います。

これをずーっと続けているとある時期、なんかいろなことがズルズルとつながります。

もう、ズルズルです。

時間はちょっとかかります。

特に最初の段階では余り効果があらわれません。

でも、ズルズルです。

そうなったら「勝ち」です。

はい。



今日は、計算と会計基準との関係の話です。

「注解」って、計算でやってる事が結構、書いてありますよね。

理論で学習したことが企業会計原則の文章を加工したものだったりしませんか?

ほとんど同じだけどちょっと違ってたりしますが。

オヤって思ったら実際に法規集を参照して、テキスト等に「注解××参照」とか「P/L原則××参照」とか書いておきましょう。

後でみるときに便利です。

私なんか一杯書いてあります(←アナタはそれでいいんですか?)。

でも、番号を覚える必要はありません。

重要な規定の番号(損益計算書原則一A、注解15、注解18等)は、自然と覚えちゃうかもしれませんが、無理に覚える必要はありません。

計算のテキスト(理論もですが)にもバンバン法規集との関連付をしておきましょう。



でも、一気にやるのは疲れるのでやめましょう。

今日からでいいんです。

新規にやるところや復習した際、問題の解き直しの際にゆっくりでいいんです。

計算(や理論)の学習と会計基準をリンクさせるようにする。

地味、ですよね。

地味、なんです。

はい。


そうだ、会計基準を読もう!!(地味な努力がいつか実を結びます)



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企業会計原則の読み方(貸借対照表を書こう!!)

企業会計原則、読んでますか。

財務諸表のひな型を書けるようにしよう企画です。

えーっと、覚えてください。

というだけでは何ですので、ちょっと考えてみました。

まずは、貸借対照表のひな型です(柱だけですが)。

資産の部
機[動資産
供仝把蟷饂
 1 有形固定資産
 2 無形固定資産
 3 投資その他の資産
掘〃延資産

負債の部
機[動負債
供仝把衂藝
純資産の部
機ヽ主資本
 1 資本金
 2 資本剰余金
 (1)資本準備金
 (2)その他資本剰余金
 3 利益剰余金
 (1)利益準備金
 (2)その他利益準備金
     任意積立金
     繰越利益剰余金


きちんとしたひな型は各自のテキスト等を参照してください。

やって欲しいのは、科目を書く位置もある程度想定しつつ、柱(上記)を書けるようにすることです。

これは、電卓の3本指やパソコンのブラインドタッチなどと同じで、意識しないと書けるようになりません。

なんとなく総合問題を解いているだけだといつまでも白紙からは書けるようにならないでしょう。

で、曖昧な記憶が微妙な間違いの連鎖を生みます。

白紙から書けるかどうかで、その後の実際の点数にも影響があるのです。

とにかく最初(学習時期でいえば9月)に書けるようにする。

しかも、定着させる。

これは大事です。

そのためには、白紙に書く → ひな型チェック

これをできるまで繰返す。

とにかく繰返す。

これは必ずです。



で、そのときのコツです。

大きな部分からおさえていくのがよいと思います。


全体<資産の部、負債の部、純資産の部>


で、資産の部です。


資産の部<砧動資産 狂把蟷饂此


ここまでは負債と対称的です。

これに資産は、繰延資産が加わります。


資産の部<砧動資産 狂把蟷饂此´祁延資産>


で、固定資産は細分します。


供仝把蟷饂此磽瑛形固定資産 2無形固定資産 3投資その他の資産>


ちょっと面倒なのが純資産の部です。

まずは、株主資本のみのケースをしっかりおさえましょう。

大きくは、3つに分かれます。


純資産の部・株主資本<資本金 資本剰余金 利益剰余金>


資本剰余金と利益剰余金の細目は、対称的です。

その他資本剰余金のニュアンスは、「資本準備金以外の資本剰余金」です。

その他利益剰余金は、「利益準備金以外の利益剰余金」です。


資本剰余金<資本準備金 その他資本剰余金>

利益剰余金<利益準備金 その他利益剰余金>


で、その他利益剰余金を分ける。


その他利益剰余金<任意積立金、繰越利益剰余金>


こんな感じで、大きな区分→小さな区分とおさえるのがよいです。


そうだ、会計基準を読もう!!(ひな型はがんばって白紙から書けるようにしましょう!!)


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企業会計原則の読み方(損益計算書を書こう!!)

企業会計原則、読んでますか?

会計基準を読もう!!の番外編です。

財務諸表のひな型を書けるようにしよう企画です。

損益計算書編です。

まずは柱です。

機’箴綛
供’箴絽恐
   売上総利益
掘“稜簇餤擇唹貳夢浜費
   営業利益
検 ̄超罰絢益
后 ̄超罰鞍駘
   経常利益
此‘段麺益
察‘段迷纂
   税引前当期純利益
   法人税、住民税及び事業税
   当期純利益

売上原価は、簿記論ではくっついた形が多いです。

財務諸表論では、会社計算規則で内訳を要求してませんので、別途書く場合が多いかな。

売上原価
  期首商品棚卸高
  当期商品仕入高
    計
  期末商品棚卸高

まずは、各利益の計算を順を追って考えるとよいでしょう。

これはパーフェクトです。

売上高−売上原価=売上総利益

売上総利益+営業外収益−営業外費用=経常利益

経常利益+特別利益−特別損失=税引前当期純利益

当期純利益−法人税、住民税及び事業税=当期純利益


結局は、利益計算を損益計算書で行っているだけです。

こんな利益計算の仕方を式でも、損益計算書でも実感できるように心がけましょう!!


売上原価も念のため。


期首商品棚卸高+当期商品仕入高−期末商品棚卸高=売上原価


損益計算書は、昔よりもかなり覚えやすくなりました。

その分、完璧にいきましょう(すべて一字一句です)。


そうだ、会計基準を読もう!!(早期に完璧だよ♪)



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企業会計原則の読み方(頭出し)

企業会計原則、読んでますか?

今日は、頭だしの話です(2個しかないですが)。

いくつか項目のあるものの頭をとっただけです。

でも、1個しか出てこないなんてことがなくなるので、よいです。


(1)注解1の2(会計方針の例)
「ゆう、たな、こ、くり、がい、ひき、ひ」

有、棚、固、繰、外、引、費

注解1の2の会計方針です。

これは計算(注記)に絡みますので、有用性が高いです。

注記はここからのばしていきましょう。

注解1の2は、定義部分、例示部分、パーフェクト(一字一句)でよろしくお願いします。

それにこの頭出しを加えるとあら不思議、注記とちょっとお友達になれます。



(2)一般原則
「しん、せい、し、めい、けい、ほ、たん」

真、正、資、明、継、保、単

これは、ついに生かすことができませんでした。

ただ、一般原則がスラスラでてくるだけみたいな。

事実上、重要性の原則も大事です。

しん、せい、し、めい、けい、ほ、たん、じゅう

この最後の「たん、じゅう」は、なんか汚くていただけませんが、がまんしましょう。


役立つかは、微妙な頭だしでした。


そうだ、会計基準を読もう!!(もっといい頭だし、ゴロ合わせがあったら教えてね♪←だから誰?)



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企業会計原則の読み方(マメ知識)

企業会計原則、読んでますか?

今日は、企業会計原則を読むうえで役に立ちそうなマメ知識の話です。

ホントに役立つかは、………微妙です(←微妙なのね)。


(1)財政状態及び経営成績
この2つがセットで出てくるときは、必ず「財政状態及び経営成績」の順です。

企業活動は、「資本の調達→運用→成果」の順をたどります。

お金を集めて(調達)、使って(運用)、もうかった(成果→ウハウハ)、という感じです。

その順でいえば、財政状態(資本の調達源泉とその運用形態)と経営成績(成果)となるからでしょうか。

概念フレームワークでは、「投資のポジションと成果」です(「概念フレームワークメモ(投資のポジションと成果」参照)。

順序は同じですね。

セットで書くときに、接続詞(及び)と順序が変らない事を知っておくとちょっと負担が減ります。



(2)損益計算書と貸借対照表
この位置関係は、(1)とは逆で、損益計算書が先です。

注解しか同時には登場しませんが、損益計算書原則→貸借対照表原則という並びも同様です。

企業会計原則が財務諸表として重視しているのは、損益計算書なんでしょう。

(1)と(2)が同時に出てくる注解1の2は、やや違和感があるかもしれません。

損益計算書が経営成績を示して、貸借対照表が財政状態を示しています。

でも、「損益計算書及び貸借対照表」の作成にあたって、その「財政状態及び経営成績」を、

という具合にひっくり返ってしまってる感じになります。

ちょっとオヤッっていう感じでしょうか。

でも、この法則(損益計算書→貸借対照表、財政状態→経営成績)を知っていれば安心です。



(3)収益と費用
これもちょっと微妙です。

例えば、損益計算書原則一Aでは、「費用→収益」です。

で、損益計算書原則一では、「収益→費用」です。

企業の活動にそくしていえば、なんかいっぱい費用がかかって、最後に収益。

努力(費用)→成果(収益)というのが、企業の活動の流れです。

でも、損益計算は、収益−費用です。

で、言葉の使い方としては、一般的には、費用→収益という場合が多いです。

そもそも「損益」という言い方がそうです。

でも、損益計算を意識した損益計算書原則一では、「収益に対応する費用」という表現になっているという感じでしょうか。


そうだ、会計基準を読もう!!(財務諸表としては、損益計算書を重視してるけど、財政状態のが先なのね。ちょっと違和感?)



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企業会計原則の読み方(定義)

企業会計原則、読んでますか?

もう暇さえあれば読んでください。

しっかりと読んでいる人と全く読まない人では、後ですごーく差がつきます。

対時間効果は、一般に考えられている(初学者の方が思うより)はるかに高いです。

ただ、上昇カーブがはじめのうちはゆっくりです。

最初のうちの効果は、ほとんどありません。

でもある程度の期間(最低でも2月以上かな)をとれば、対時間効果は、逆に高くなります。

この点を誤解して効果が低いと勘違いされる面があるとすると残念というより、それはとても「もったいない」です。


えっ。そろそろ次にいかないのか?ですって。

いえいえ、もうちょっとまってください。

ちゃんといきますよ。

次の候補も考えています。



今日は、企業会計原則には書いていなかった「何?」の話の続編です。

企業会計原則は、慣習の要約でした。

実際の会計処理や表示が書いてあって、その前提になる「何」があまり書いてありません。

その部分は、すごく短く、わかりやすい言葉で補足しておく必要があるでしょう。


でも、「何?」(定義)に相当する規定もあります。

ちょっと抜き出してみました。

注解1の2(会計方針)
注解1の3(後発事象)
注解5(経過勘定項目)
注解11(内部利益)
注解15(将来の期間に影響する特定の費用)

このあたりは、「×××とは」と明確にいってます。

ただ、注解5は、私自身、覚えられた記憶がありません(他もですが)。

これは覚えるよりも内容の確実な理解に努めましょう。

内部利益は、他の規定に比べて重要性は低いものの「定義」なので大事にいきたいところです。

これに、定義という形ではありませんが、注解18(引当金)も加えて、大事な「何?」ということでよろしくお願いします。

特にご推奨は、注解1の2、注解15、注解18です。

繰延資産(注解15)は、会計的資産、引当金(注解18)は、会計的負債といわれます。

勘違いして欲しくないのは、新基準全盛の時代でも、重要性は高いという点です。

過去出題傾向にかかわらず、毎年、ヤマといってよい項目です。


そうだ、会計基準を読もう!!(定義は大事にいきましょう!!)



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企業会計原則の読み方(穴埋め問題)

企業会計原則、読んでますか?

えっ。もう読み飽きた?

そんなに読んでるんですか。

うれしいこといってくれるじゃないですか。

でも、そんなに読んでいるなら、きっと成果を試したくて、うずうずしてますよね(←嘘でもいいからそう言って←いや、嘘はイヤ)。

そんな方には、穴埋めがオススメです。

ある程度、読んだなあという段階で穴埋めをやるのはグットです。

こんな穴埋め問題を利用するといいかもしれません。


簿記論講師日記(1級編)穴埋め企業会計原則


企業会計原則の本文の穴埋めです。

注解もあります(ちょっとですが)ので、よろしくね♪(←誰?)。


いいですよ。穴埋め。

何が重要かに意識がいきます。

抜けてるのは重要な所です。

漫然と読んでいるときと違ってメリハリがあってよいです。

でも、最初から穴埋めよりは、ちょっと慣れてきた、そう、ちょうど今頃がいいかもしれません。

うん。絶好のタイミングですな。

さっそく、実行しましょう!!(←そうだ!!そうだ!!←だから誰?)

でも一気には疲れるのでやめましょう。

今日は10問穴埋めねって、そんな感じでよいのではないかと思います。

穴埋め問題をやってそこだけ覚えちゃうのは感心しません。

無理ヤリの10割は、想定外ですし、効果も限定的です。


そうだ、会計基準を読もう!!(←穴埋問題いいですよ♪)



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企業会計原則の読み方(超重要概念:認識と測定)

企業会計原則、読んでますか?

企業会計原則は、慣習の要約(これまでのまとめ)でした。

「何?」はあまり書いてありません。

今日は、その「何?」のうち、「認識」と「測定」についてです。

認識と測定という語は、企業会計原則にあまり出てきません。

しかし、きちんと意識して読んだり、書いたりするのはとても大事です。


認識は、タイミング(いつ)の話です。

たとえば、いつ収益(売上)をたてるかが、収益の認識の問題です。

企業会計は、財務諸表による報告を意味します。

ので、「財務諸表にいつのせるのか」という方が正確かもしれません。

財務諸表は、会計期間ごとに作成します。

ので、どの会計期間(の財務諸表に)のせるのかという意味で、「期間帰属の決定」といってもよいでしょう(←こっちのがかっこいいですな)。


測定は、「いくら」の話です。

金額がいくらかを決めること(金額の決定)が測定です。

従来は、

収益・費用……………測定
資産・負債・資本……評価

と使分けられることが多かったように思います。

最近は、いずれも測定と呼ぶ場合も多いようです。



認識は「いつ」(期間帰属の決定)、測定は「いくら」(金額の決定)を意味します。

両者は、理論的には、別々に考えられるべきでしょう。

しかし、認識の問題がクリアされた段階で、金額が決まっている場合も少なくありません。

両方をはっきりわけられない場合も多いです。

その意味では、両方をあわせて「計上」という感じで使うことも多いかもしれません。

認識(いつ)と測定(いくら)をきっちり意識していきましょう。


そうだ、会計基準を読もう!!(認識→いつ、測定→いくら、両方→計上)



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企業会計原則の読み方(超重要概念:発生)

企業会計原則、読んでますか?

企業会計原則は、「慣習の要約」でした。

これまで行ってきたこと(慣習)をまとめ(要約)たのが企業会計原則です。

あまりきちんと「何?」が書いてあることは少ないです。

企業会計原則に書かれていない大事な「何?」の一つが「発生」です。


規定でいうと、損益計算書原則一Aになります。

費用・収益は、支出・収入に基づいて計上し、発生期間に割当てろという規定です。

この「発生」です。

会計法規集の見出しも「発生主義の原則」になっています。

でも、企業会計原則には、「発生」の意味が書いてありません。



正確な記述は、テキスト等におまかせするとして、

発生は、「増えた減った」です。

もうちょっとちゃんというと「価値の増減」です。

価値が増えたり、減ったりが「発生」です。

価値そのものもかなり微妙ですが、例えば、消しゴムでゴシゴシと字を消す。

消しゴムが減っていきます。

この場合、消しゴムの価値が減っていることは明らかでしょう。

この「消しゴムの価値が減った」→「費用を認識する」と考えるのが発生主義です。

そんな理解からのスタートでよいと思います(消しゴムの例では、使用価値の減少です)。



企業会計原則では、このような価値の増減ではない「発生」に注目して費用を認識する場合があります。

注解18(引当金)です。

こちらは、「発生」の「原因が発生」することに着目して費用(引当金繰入額)を認識しています。

つまりは、発生のタイミングで費用を認識するという場合の「発生」の意味には、次の2つがあることになります。

(1)発生(狭義)→価値の増減

(2)発生(広義)→価値の増減+「価値の増減」の原因の発生

もっとも軽く注意しておきたいのは、注解18を注意深く読むとわかりますが、企業会計原則では、「発生」という「ことば」を狭義で使っているらしい点です。

ここは慎重に読むとそうとしか読めません。

あまり深入りは微妙ですが、二つの「発生」、そして、注解18は、色々な意味で重要です。


こちらの記事もご参照ください。

損益計算諸原則一A


そうだ、会計基準を読もう!!(発生には、価値の増減とその原因の発生という意味があります)



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企業会計原則の読み方(超重要概念:実現)

企業会計原則、読んでますか?

慣習の要約である企業会計原則には、あまりきちんと「何?」が書いてありません。

でもとても大事な「何?」もあります。

その一つが、「実現」です。

実現が何かも企業会計原則には、書いてありせん。

ちなみに平成18年に出題されていますが、近々に出題されたからといってやらない。

そんなことは私が許しません!!(←許さないと言われても………)

えーっと、過去の出題に左右されない重要な概念です。



そもそもの実現は、第三者との客観的な取引を意味していたようです。

商品販売の例でいえば、「販売」です。

より具体的には、商品を引渡し、代金を受領する。

このような第三者との客観的な取引があった時点が、「実現」です。



企業会計原則では、費用・収益の認識は、発生主義で行います(損益計算書原則一A)。

でも、収益については、未実現収益はダメ(損益計算書原則一Aただし書。三B)。

つまりは、収益の認識は、「実現」です。

結局は、「収益→実現」、「費用→発生」をメインで考えているわけです。

発生(価値の増減+原因の発生)と合せて実現(第三者との取引→販売)はすごく重要です。

実現については、ダラダラとしたこちらの記事もあわせてどうぞ。

「実現とは何か(1)〜(9)」


そうだ、会計基準を読もう!!(実現は、第三者との取引→販売だよ♪)



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企業会計原則の読み方(超重要概念:対応)

企業会計原則、読んでますか?

そろそろ企業会計原則以外の会計基準も準備しています。

えーっと考えてます。

ホントですってば。

やだなあ。

ホ・ン・ト(←考えてないのね)。



慣習を要約した企業会計原則には、「何?」があまり書いてありません。

そんな企業会計原則で登場する重要概念の一つに「対応」があります。

原則の名前でいうと「費用収益対応の原則」です。

会計法規集の見出しに「費用収益対応の原則」とあるのは、損益計算書原則一Cです。

ただし、これは損益計算書の「表示」の話です。

問題にしたいのは、費用の認識(いつ)の話です。

収益に対応する費用を「認識」する場合です。



損益計算書原則一Aによれば、費用・収益は、「発生」で認識する。

収益は、未実現はダメなので、結局は、収益→「実現」、費用→「発生」がメインになります。

では現実の損益計算書にのるのは、すべての「発生費用」かというとそうではありません。

実現収益に見合う(対応する)発生費用のみが認識されます。

こんな形になっている根拠は、次の二つから説明できます。


(1)収益は、「実現」で認識する。

(2)利益は、「収益−費用」で計算する。


収益の認識は、実現でいきます。

で、利益は、その実現収益から発生費用を差引いて計算されます。

で、引算である以上、対応関係をとる必要があります。

数字の対応関係のない引算には、意味がありません。

実現収益が固まっている以上、「収益に見合う費用」を計上する必要がある訳です。

収益に対応する費用を拾い出す、つまりは、収益に見合う「費用の認識」を行う必要があるのです。

収益に対応する費用認識を指示するのが、費用収益対応の原則です。

対応そのものの考え方は、極めてシンプルですが、意外に奥は深そうです。

まずは、対応の必要性を考えておきましょう。

それは、意味のある引算(損益計算)を行うことです。


そうだ、会計基準を読もう!!(収益に対応する費用を認識するのが、費用収益対応の原則だよ♪)



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企業会計原則の読み方(超重要概念:配分)

企業会計原則、読んでますか?

慣習の要約である企業会計原則には、「何?」があまり書いてありません。

そんな何だかよくわからない(←失礼な)企業会計原則で登場する重要概念の一つに「配分」があります。

原則の名前で言えば、「費用配分の原則」(貸借対照表原則五)です。


単に「配分」といえば、くばり、わける事でしょう。

では、いったい「何を」どうわけるのか。

ここをきちんと意識しておきましょう。

なんらかの形で、何かを分けているのであれば、それはすべて配分(費用配分)なのかというとそうではありません。

「費用配分」と呼ばれるのは次のパターンです。


過去の支出額 → 当期の費用 と 次期以降の費用(資産)


あくまでも、支出額を当期以降にわける考え方が、費用配分の原則です。

もっとも典型的なのは、

有形固定資産の取得原価 → 減価償却費 と 有形固定資産

のパターンです。


収益は原則として、実現段階で認識されます。

ので、分けるという考え方があまり出てきません。

将来の支出を過去にさかのぼって費用として認識するケースには、引当金(注解18)があります。

例えば退職給付引当金を「将来の支出(退職金)をそれ以前の期に費用(退職給付引当金繰入)として分ける」と考えれば、何らかの意味で「配分」しているには違いありません。

しかし、このケースは「費用配分」とは呼ばれません。

費用配分は、あくまでも過去の支出額の配分(典型は、取得原価の費用配分)です。

その意味では、原価配分という方が実際に近いのかもしれません。

「配分」の限定的な意味をしっかりと把握しておきましょう。


そうだ、会計基準を読もう!!(費用配分は、過去支出の当期と次期以降への配分に限定して使用されてるよ♪)



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企業会計原則の読み方(超重要概念のまとめ)

企業会計原則、読んでますか?

企業会計原則は、これまで企業が行ってきた会計慣習をまとめたものです。

ですので、「何?」はあんまり書いてありません。

しかし、「何?」がぼんやりとしたまま他の項目を学習していては、効果が望めないような重要な概念があります。

認識と測定、発生、実現、対応、配分です。

スタートは、そんなんでいいの?というくらい短く、シンプルでかまいません。

そこから徐々にテキストレベルまで、引上げてください。

長い文章を覚えるのは経験的には余り役に立ちません。


認識と測定:いつ、いくら

発生:価値の増減+原因発生

実現:第三者との取引(引渡+現金等の受領)

対応:実現収益に対応する費用認識

配分:過去支出の配分


これらは、他人に自らの言葉で説明できるというレベルにしておきましょう。

覚えたものを復唱するのではありません。

自分で昨日見たテレビ番組の感想をいうくらい自然に説明できるようにしてみてください。

方法は問いません。

でも、文章を覚えてそれを復唱できるでは、不十分です。

時間は覚えるよりもかかると思いますが、後で必ず役に立つハズです。


そうだ、会計基準を読もう!!(重要な概念を他でも使えるようにしっかりね♪←誰?)



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会計基準の読み方(試験的に重要な会計基準を考える)

会計基準、読んでますか?

現在、会計基準を読もう!!は企業会計原則を中心にお送りしています。

やがてはそれ以外の会計基準もとりあげる予定です。

今回は、企業会計原則以外の会計基準の試験での重要性を考えてみました。

最近は、試験の出題が一巡してしまったので、このような試みは限定的ではありますが、あくまでも参考ですね。

ちょっとグルーピングしてみました(基本的に構造的なものは除いてありますが、企業結合だけは含めてあります)。

(1)比較的新しい基準
<ちょっと前>
純資産の部会計基準
棚卸資産会計基準
株主資本等変動計算書会計基準
ストックオプション等会計基準
1株当たり会計基準
役員賞与会計基準

<最新>
工事契約基準
資産除去債務基準
包括利益基準
訂正・誤謬基準
退職給付会計基準


(2)(1)以外で柱としての本格的な出題がない基準
税効果会計基準
リース会計基準


(3)(1)以外で1度は本格的出題があるもの
金融商品会計基準
自己株式等会計基準
外貨建取引等会計処理基準
研究開発費会計基準
減損会計基準
企業結合基準


(4)その他
概念フレームワーク
企業会計原則



(1)比較的新しい会計基準の中で重要性が高いのは、包括利益基準と退職給付基準でしょう。

理論の柱(25点での出題)の出題可能性が十分にあり得ると思います。

(2)本格的出題のない会計基準は、もちろん重要です。

税効果会計基準は、やや小さな出題(繰延税金負債の負債性)がありましたが、本格的出題はありません。

リース基準も含めて要注意でしょう。


(3)1度、本格的出題がある基準からも続けて本格的出題はありました。

平成24年の棚卸資産基準(平成21年に出題あり)

平成19年の研究開発費基準です(平成14年に出題あり)。

平成16年、17年と金融商品会計基準から本格的出題が続きました。

今後は過去出題にかかわらない会計基準の学習が望まれます。



(4)概念フレームワークは、単独での出題可能性よりも、概念フレームワークの考え方が他の基準の考え方を知るために必要という感じでしょう。

面白いと思える方はドンドン読みましょう。

しんどい方は極端に無理をせず、必要な会計基準と抱合せで読むのがいいかもしれません。



そうだ、会計基準を読もう!!(会計基準は多いなあ←か、感想ですか)


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会計基準の読み方(拾い読み)

会計基準、読んでますか?

以前、「会計基準の読み方」をお届けしました。

今日は、多くの会計基準を私がどのように読んでいるかをご紹介します。

もちろんあくまでも私の読み方であって、それが最善とは限りません。

一番よいのは、端から読んでいってスラスラ読めて、おおっ、わかったという感じなんでしょうが、残念ながら私には到底ムリです。

これは、秘密ですが、半ページくらい読むと意識が飛びます。

いやー、ビックリです(秘密です)。

で、どう読んでいることが多いかというと、一つは流し読みです。

さらっと読んでみて、気になったらゆっくりと読む。

これは多いです。

ただ、内容の理解や慣れない状態での流し読みは効果が低いです。

で、もう一つの読み方が的を絞った読み方です。

関連箇所の基準本編、注解、結論の拝見(意見書)と拾い読むんです。

つまりは、できるだけしぼって関連する箇所を読む読み方です。

なるべく範囲を絞って読んだ方が理解は進みます。

関連箇所を絞るのにページをめくる手間がかかりますが。

狙いは、「理解→記憶」の定着です。



その前提としてどこにだいたい何が書いてあるかがみえないときついです。

企業会計原則は、結構、わかるようになってきたのではないでしょうか。

こまめに参照することで、以前はわからなかったことに気づく。

その気づきが大事です。

企業会計原則以外の会計基準について、タイトルからある程度は何について書かれているのかはわかるでしょう。

一部、かっこ書に計算で見る項目を入れておきましたので、計算項目の確認等でぜひ会計基準をご活用ください。

読む範囲を絞る(段落くらいかな)のがコツです。

「純資産の部」会計基準
「棚卸資産」会計基準
「株主資本等変動計算書」会計基準
「ストックオプション等」会計基準
「1株当たり純利益」会計基準
「役員賞与」会計基準(役員賞与引当金)
「税効果」会計基準
「企業結合」会計基準
「リース」会計基準
「金融商品」会計基準(有価証券、貸倒引当金、社債、ヘッジ会計、新株予約権付社債)
「自己株式」等会計基準(準備金)
「外貨建会計」基準
「研究開発費」会計基準(ソフトウェア)
「退職給付会計」基準
「減損会計」基準
「資産除去債務」基準
「包括利益」基準


そうだ、会計基準を読もう!!(範囲を絞った拾い読み、ぜひ実践してみてください!)



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企業会計原則の読み方(重要概念をのばす:発生)

企業会計原則、読んでますか?

財務諸表論は、理論と計算を一体化した学習が理想です。

その前提としては会計基準をきっちり読むのがよいです。

スキマ時間を工夫して、読むようにしましょう!!

気づいたときや確認の参照はコマ目にね♪(←誰?)。

続きを読む

企業会計原則の読み方(発生をさらにのばす)

企業会計原則、読んでますか?

たまに通しで、参照はコマ目に触れる。

初期段階ではとにかく慣れるために目にする機会を増やすことが重要でしょう。

企業会計原則を実際の理論や計算に実感をもって生かせるようになるには時間がかかります。

時間がかかるのにオススメしているのは、もちろんその効果が高いと思うからです。

時間をかけてはじめて効果が高いことがわかります。

本試験でその効果を実感するためにもがんばって読みましょうね♪



さて、今回は、しつこく発生をのばします。

発生は、ラフには「価値の増減」でした。

企業会計原則では、収益の認識は、「実現」なので、費用の発生が語られることが多いです。

費用の発生は、「価値の減少」というよりも「価値の費消」という方が一般的かもしれません。

でも、価値の消費でも、減少でもそんなには意味は変らないと思います。




発生主義に関する具体的な規定は、損益計算書原則一Aになります。

簡単にいうと「費用・収益を収支で計上して、発生期間に割当てろ」という感じです。

この場合の発生は「価値の増減」を意味します。

注解18(引当金)では、「価値の増減」の「原因の発生」にも注目しています。

ので、発生主義による費用認識は、「価値の増減」+「原因の発生」に着目して行われるといってよいでしょう(狭義とか、広義ってやつです)。



で、今回、注目したいのは、売買目的有価証券の時価評価です。

さて、これは「発生主義」(損益計算書原則一A)とどうかかわるのでしょうか?

発生主義の適用?

関係なし?

どちらでしょうか?



有価証券の時価が上下すれば、「価値の増減」はあったといえるでしょう。

しかし、これは、企業会計原則にいう「発生主義」(の原則)からは、説明できません。

なぜなら、収入(支出)に基づいていないからです。

企業会計原則にいう発生主義は、あくまでも収支に基づいて計上したものの発生期間への割当てです。

単純に発生といった場合には、価値の増減を意味します。

しかし、あくまでも企業会計原則の発生主義(の原則=損益計算書原則一A)では、有価証券の時価評価を説明することはできません。

企業会計原則にいう発生主義(の原則)が限定的なものであることを確認しておきましょう。

有価証券の時価評価→評価益の計上を説明する概念、それが「リスクからの解放」です。

収益の認識基準(実現主義)を学習し、金融商品会計基準(有価証券のとこ)を学習した後にぜひ次の記事をご参照ください(長いです)。

リスクからの解放とは何か


そうだ、会計基準を読もう!!(発生の意味をやや広げておきましょう)



会計基準を読もう!!<目次>

企業会計原則の読み方(実現をのばす)

企業会計原則、読んでますか?

えっ、ちゃんと読んでますって。

うれしいですね。

感心です。

引続き読んでくださいね。



企業会計原則の中にも重要な規定とそうでない規定があります。

重要な規定はちょっとじっくり読んでみるといいかもしれません。

損益計算書原則一、一A、三B、貸借対照表原則一、五、注解15、18あたりでしょうか。

重要な規定は、過去問を紐解くとわかりますが、頻繁に出題されています。

重点の置き方にも注意しながら企業会計原則をはじめとする会計基準と接するとよいでしょう。

重要な規定は、単に目をとおすだけではなく、何故?という視点をもつ。

むしろ疑ってかかるくらいでちょうどよいかもしれません。

それ以外にもたまに通しで、参照はコマ目にという感じでいきましょう!!

私も毎日読んでるよ♪(←ウソ?)




今回は、実現概念につっこみを入れていきます。

企業会計原則には、実現概念についてのきちんとした記述がありません。

その分、補足しないとダメです。


実現は、第三者との客観的な取引を意味していました。

第三者との客観的な取引を基礎に収益を認識すれば、確実で客観的だからです。

このような考え方が、収益の処分(配当等)可能性とマッチしています。

商品販売の場合でいえば、それは、商品の引渡時点(+現金等の受領時点)です。

役務提供の場合でいえば、役務提供をきちんと終えた段階でしょう。

つまりは、実現=商品の引渡し(役務提供の完了)+現金・現金等価物(貨幣性資産)の受領 です。

このような考え方は、狭義の実現主義などと呼ばれたりします。




収益の認識は、確実で客観的なものに限定したい。

ならばそれ(確実性・客観性)が「ある程度」保てれば、収益を認識してもよいのではないか?

そんな考えもでてきたりします。

商品の引渡や役務提供の完了を待たずに収益を認識するケースです。

例えば工事進行基準です。

工事が終わって相手に引渡した段階で収益を認識する(工事完成基準)。

これはまさに(狭義の)実現主義そのものです。

でも、相手もしっかりしていて、請負金額もきっちりと決まっている工事もあります。

狭義の実現主義にいうほどの確実性・客観性はなくてもかなりの程度に確実で客観的に収益を見積ることは可能でしょう。

このような考え方のもとに認められている収益の認識基準が工事進行基準です。

工事進行基準が実現主義の考え(確実で客観的な収益を認識する)をじゃましない。

そう考えるなら工事進行基準も実現主義の一適用形態だと考える余地もあるかもしれません。

ただ、狭義の実現主義と比べるとむしろ発生主義による収益の認識といった方がよいでしょう。

発生主義の適用と考えた場合にもそれほど狭義の実現主義とバッティングする訳ではないことがわかると思います。



注解6では特殊商品販売の収益の認識が狭義の実現をベースにしています。

注解7では、工事進行基準と工事完成基準を選択にしています。

しかも、工事進行基準を先にあげているんですね。

なんか不思議です。

でも、その辺の意味もぼんやりと見えてきそうな今日この頃です(今日この頃なのね)。

ここのところは工事契約基準で改めて。



そうだ、会計基準を読もう!!(実現も深いです←アナタが勝手に深くしている気がしますが)



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企業会計原則の読み方(実現をさらにのばす)

企業会計原則、読んでますか?

企業会計原則には古びて使い物にならない規定も多く(「どこを読まないか」参照)、相対的な重要性は低くなっています。

しかし、新基準色が強くなった平成14年以後も企業会計原則関連からの出題が続いています。

繰延資産や引当金といった動態論(収益費用アプローチ)における特徴的な項目の基本的な考え方が変らない以上、試験的にも企業会計原則はもういいよとはなりません。

しっかりと読みましょう!!



今回はしつこく実現をのばします。

実現概念は、狭義には、商品を引渡し(役務提供を完了し)、その対価として現金・現金等価物(貨幣性資産)の受領をもって収益を認識する考え方を意味します。

このように確実で客観的な収益の認識が、制度上の処分(配当等)可能利益の算定の要請にもマッチしています。

狭義の実現概念のもとでは、第三者との客観的な取引があった段階で収益を認識します。

しかし、この実現概念は、歴史的にも拡大しているといえます。

もっとも拡大された実現概念は、実現可能(性)概念などと呼ばれます。

実現概念を実現可能な状態にまで広げる考え方です。

実現可能概念の狙いは、既存の実現概念を借りながら、有価証券をはじめとする金融商品の時価評価(評価益の計上)を説明することにあるといってよいかもしれません。

実現可能性概念のもとでの利益が包括利益です。



概念フレームワークにおける収益(利益)の認識の考え方は「リスクからの解放」です。

この場合の「リスク」は、不確実な状態を意味しています。

「リスクからの解放」とは、投資目的に応じた確実な成果の獲得をもって利益を認識する考え方です。

リスクからの解放のもとでの利益概念が現在の純利益(当期純利益)です。



実現概念が拡大している点(狭義の実現→実現可能)、そして概念フレームワークでの実現に似た概念(リスクからの解放)の位置付けを把握しましょう。



そうだ、会計基準を読もう!!(実現、実現可能、そしてリスクからの解放。ややこしいですね)



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企業会計原則の読み方(対応をのばす)

企業会計原則、読んでますか?

最近の会計基準には、「結論の背景」というとても詳しい解説がついています。

でも、企業会計原則には、それほど細かい話がありません。

重要な概念の意味がきちんと書かれていないことは踏まえておく必要があるでしょう。

企業会計原則での超重要概念としては、発生、実現、対応、配分があります。

このうち対応をのばしてみましょう。

ええ、必要以上にのばします(←必要な分だけでいいです)。

ビヨーンです(←いいです。って、ただのお子様ですな)。



企業会計原則で「対応」という言葉が使われているのは、損益計算書原則一や損益計算書原則一Cです。

損益計算書原則一Cには、会計法規集では「費用収益対応の原則」という見出しもふられています。



費用収益対応の原則は、二つの意味を持つといわれます。

一つは、費用の認識原則としての意味です。

もう一つが、損益計算書の表示原則の意味です。



企業会計原則では、費用・収益は発生で認識します(損益計算書原則一A)。

でも、収益は未実現はダメです(損益計算書原則一Aただし書)。

で、おおむね収益は実現、費用は発生で認識します。

でも、当期に発生した費用がすべて当期の損益計算書にのっかるのではありません。

当期の実現収益に対応する費用のみが損益計算書にのっかります。

このような意味での費用の認識を考えろというのが認識原則としての費用収益対応の原則です。

(1)損益計算は収益−費用で行われる。

(2)収益が実現収益に限定される。

損益計算が「引算」である以上、実現収益に対応する費用を認識する必要がある訳です。

「実現収益」−「実現収益に見合う費用」=利益





対応原則のいま一つの意味が、表示に関する原則です。

損益計算書における収益と費用の対応関係には、次の二つの関係があります。

個別的対応と期間的対応です。


収益と費用の結びつきが、商品等にまつわる明確な対応関係が個別的対応です。

商品の例でいえば、売上高と売上原価は、商品が売れれば、売上があがって、それに見合う売上原価も明確に存在するハズです。

このような生産物(商品等)を対象とした明確な対応関係が個別的対応です。

いわば努力(売上原価)と成果(売上高)の因果関係がはっきりしている、そんな関係です。

このような意味での対応関係が認められるのは、商業の場合でいえば、売上高と売上原価(や直接販売費)くらいでしょう。

他の多くの項目に直接的対応関係がみられるわけではありません。


これに対して期間的対応は、ぼんやりした関係です。

有形固定資産(例えば建物)の利用は、もちろん売上高という収益の獲得に貢献しています。

しかし、その結びつきはぼんやりしています。

ある期間の売上高を獲得するために、その期間に建物を使っていたことが貢献しているのは間違いありません。

店舗なしでは、なかなか売りにくいでしょう。

しかし、数値的な跡付けはできません。

売上高と販売費及び一般管理費(減価償却費等)にはおおむね何らかの意味でのむすびつきはあるでしょう。

しかし、営業外損益や特別損益あたりになるとかなり微妙です。

支払利息がなければ売上がなかったかといわれるとこれは微妙です。

災害損失と売上高の関係といわれても???でしょう。

これらはただ単に似たものどうし(営業外どうし、特別どうし)を表示しているにすぎません。

このことを同質的対応(似たものどうし)などと呼んだりします。



そうだ、会計基準を読もう!!(認識における対応、表示における対応、しっかりと区別しておきましょう)



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企業会計原則の読み方(対応をさらにのばす)

企業会計原則、読んでますか?

今日は対応をさらにのばしつつ、縮めたいと思います(?)。

かなり趣味が入ってますので、その点もお含みおきください。



企業会計原則では、「対応」という考え方が重要性をもっています。

その前提として、企業会計原則における損益計算が収支の損益への変換を考えている点があげられるでしょう。

損益計算書原則一Aを考えてみてください(一Aは、とても大事です)。

収入→収益

支出→費用

という構図をとっていることがわかります。

そして両者の差引計算として損益が算定されるという寸法です。

収入を収益に変換し、支出を費用に変換する。

その一次的な判断基準が「発生」(価値の増減)です。

でも、収益は「実現」による必要がありました(ただし書、三B)。

その「実現収益」に「対応」する費用を認識する必要があった訳です。

費用に着目すると「二段階」方式になっているんですね。

第一段階が「発生」で、第二段階が「対応」です。



気になるのが概念フレームワークです。

概念フレームワークでは、対応という考え方が登場していないようです。

これは一体なぜでしょうか。

企業会計原則では、収支の変換としての「収益−費用=純利益」を考えています。

これに対して概念フレームワークは純資産の増(のうちのリスクからの解放部分)を純利益と考えています。

それは企業活動の見方の違いによるといえるかもしれません。


かなり長くなりますが、ちょっと具体的に考えてみましょう。

商品を100円で仕入れ、150円で売却した場合の取扱いです。

(企業会計原則の考え方)
支出:仕 入100 現 金100
収入:現 金150 売 上150

純利益=売上150−仕入100=50

このような考え方は仕訳処理でいうといわゆる三分法にピッタリです。

上記の例では、収入=収益、支出=費用です。

支出が費用(売上原価)にならない場合(期末に売れ残っている場合)には、決算整理を要します。

繰越商品××× 仕入×××

この貸方・仕入が支出(ただの仕入)を費用(売上原価)に置き換えるための仕訳であることがわかります。


(概念フレームワークの考え方)
最後の純資産(現金)150−最初の純資産(現金)100=50

概念フレームワークでは、当期中にリスクから解放された純資産の増を純利益としています。

タイミングは、事業投資(商品販売等)の場合には、通常の実現と同じです。


現金100→商品100→現金150


このような流れを想定し、当初は100(現金→商品)が、150(現金)に姿を変えた。

その増分が利益といえるでしょう。

このような流れは、分記法(売上原価計上法でもいいですが)を想定するとわかりやすいかもしれません。

仕入:商 品100 現  金 100
販売:現 金150 商  品 100
          商品販売益 50

分記法では、資産の現実の増減と仕訳の関係が一致していますので、決算整理は不要です。



このように企業会計原則における見方と概念フレームワークの見方はちょっと違っています。

「商品の仕入→販売」という取引は変りません。

その取引を説明する「考え方」の違いといえるかもしれません。

企業会計原則では、収支を軸に総額で考えています。

概念フレームワークでは、

現金100→商品100→現金150

という資産(裏返せば資本)の流れを想定し、純額で考えているだろうことが伺えます。



企業会計原則における実現主義は、「収益の」認識の考え方です。

これに対して概念フレームワークにおけるリスクからの解放は、基本的には、「利益の」認識の考え方です。

同じ成果でも、総額(収益)と純額(利益)の違いがあるようです。

「認識」はタイミングの問題ですから、利益でも、収益でも考え方が大きく異なる訳ではないでしょう。

リスクからの解放を「収益の」認識の考え方として説明することは可能です。

しかし、基本的には、利益に対する考え方です。

つまりは、そもそもが「対応」という考え方を全面に押し出していない(押し出す必要がない)ことがわかるのではないかと思います。



企業会計原則のもとでは重要性をもった「対応」。

その対応も概念フレームワークには登場しません。

位置付けは、基礎となる考え方の違いで随分変るものなんですね(←って、感想ですか)。




そうだ、会計基準を読もう!!(対応をゆるやかに筋をおって考えるようにしましょう)



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企業会計原則の読み方(○×問題)

企業会計原則、読んでますか?

先日、穴埋め問題(「簿記論講師日記(1級編)」左サイドバー上部にリンクがあります)をご紹介しました。

ある程度の学習が進んだ段階で穴埋め問題をやるといいですよね。

解答の下にちょっとした解説もありますので、ご利用ください。

穴埋め箇所等は、参考にはなりますが、くれぐれもそれだけを覚えるという勉強の仕方にならないようにしましょう。


さて、今日は、○×問題のご紹介です。

このブログにもあるんですが、こちらだと問題1からみることができます。

会計学○×問題(理論編)


○×問題も一気にやると疲れるので徐々にやりましょう。

ちゃんと読めているかのいい確認になると思います。



コツは、まず、自分でその問題を判断できるのかの区分けをすること。

勘で正解では、意味がありません。

解答を見て、正解を覚えるのも感心しません。

まずは、自分でできる問題なのかどうかを判断すること。

自分で判断した問題に関して、正否と自分の判断との検証を行ってください。

あっ、そうか!!という気づきがいいです。

不正解は一切気にしなくてよいです。

ただ、検証をきちっとやるのが大事です。

特に自分の考えのどこが違っていたのかを会計法規集で確認することが大事でしょう。

地味な学習をしていてもなかなか正解率はあがりません。

無理に正解率をあげるような勉強は、長い目でみれば有効ではありません。

ゆっくりでいいと思います。


そうだ、会計基準を読もう!!(○×もいいですよ!!でも、ただ解答を覚えるのはダメです)



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企業会計原則の読み方(超重要概念:資産、負債、資本(純資産)、費用、収益)

企業会計原則、読んでますか?

いやー、少し間があきましたが、継続して読んでくださいね。

新しい基準はたくさんあります。

でも企業会計原則をやらなくてよい訳ではありません。

ちょっとずつでもいいんです。

スキマ時間を見つけて、ちゃんと読んでくださいねっ♪



以前、超重要概念として、認識と測定、発生、実現、対応、配分をご紹介しました。

その続編です。

といっても超重要概念はこれでおしまいです。

この調子で100個も200個もあげたのでは、夜道で刺されかねません。

これは痛いのでイヤです(←そこか?)。


そもそも財務諸表論の学習上、死ぬほどしっかりやっておいて欲しい基礎概念はそんなに多くはありません。

あと5つだけあげるなら、この5つをあげます。

資産、負債、純資産(株主資本)、費用、収益です。

これらが静態論、動態論、そして概念フレームワークのもとでは何を意味するのか。

今日は、あえてあげませんが、ぜひ、お手持ちのテキストや本、概念フレームワークやこのブログ等から5つの概念を拾ってみてください。

簿記会計がこの5つの要素の組み合わせで成り立っている以上、これらが果たして何であるのかは、極めて重要です。

お昼に食べたカツ丼のカツについて語れるくらいにしてください(←そもそも語りませんが)。


超重要概念としてあげるのは、全部で10個(11個)だけです。

もう増やしませんので、カツ丼のカツということでよろしくお願いします。

あるいはタコ焼きのタコということでよろしくお願いします。


そうだ、会計基準を読もう(10個は、カツ丼ということでよろしくお願いします。一本でもニンジンみたいな感じです。←意味不明爆発ですな)。


よろしくね♪(←だから、誰?)


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企業会計原則の謎(一般原則)

企業会計原則、読んでますか?

専門学校などに通われている方はそろそろ理論の学習も本格化しだしたのではないでしょうか。

そんな理論学習と並行して企業会計原則を読んでおくのは「後で」とても効果があります。

読んでいるときにはなかなか効果はあらわれません。

だからこそしっかり読んでいる人とそうでない人とでは、「後で」大きな差がつきます。

ちょっと読んだくらいではその差は埋まりません。

だからこそスタートに近い時点で読む必要があると思います。

スキマ時間にコツコツ読みましょうね♪



解答も示さずにただ企業会計原則の謎に迫る。

いや、太っ腹企画(←意味違うでしょ)「企業会計原則の謎」。

もう完全に開き直ってわが道をいきます(←おいおい)。

でも、いろんな疑問に解答が出せないでも思いを巡らせることは、記憶の維持にも効果があるんです。

例えば、前回の企業会計原則は慣習の要約なのか?

そんなことを本当か?

そんな疑いのまなざしで眺めていれば、企業会計原則が「慣習の要約」であること自体を忘れることはないでしょう。

企業会計原則の謎に迫るのはそんな奥深い理由があるのですよ。

まあ、さっき考えたんですが。



今回は、一般原則は、本当に一般原則か?です。

そういえば、そもそも一般原則ってなんでしょうか?

一般的な原則?

共通的な原則?

メインの財務諸表は損益計算書と貸借対照表です。

損益計算書と貸借対照表の両方に関係する原則が一般原則?

では、重要性の原則は、一般原則ではないんでしょうか。

重要性の判断は、損益計算書にも貸借対照表にも関係するでしょう。

じゃ、重要性の原則は一般原則?



費用配分の原則は、一般原則ではないんでしょうか。

損益計算書にも貸借対照表にも関係します。

うーん。なぜ、一般原則ではないのでしょうか?


総額主義の原則はどうでしょうか?

損益計算書原則と貸借対照表原則に別々に書いてあるから一般原則じゃない?


一般原則をつくられた方のコメントをお待ちしております(←ないでしょ。って、いないでしょ)。


そうだ、会計基準を読もう!!(一般原則もたまに試験に出るんですよね)



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企業会計原則の謎(真実性の原則)

企業会計原則、読んでますか?


今回は、真実性の原則ネタです。

真実性の原則では「相対的な真実」が要請されます。

絶対的な真実ではなく、相対的な真実です。

いくつもの会計処理方法がある。

どれも認められている。

その中から選ぶんだからどれも真実。

うーん。


でも、方法って1個でもよくないですか?

どうして絶対的な真実性ではダメなのでしょうか?

1個のがわかりやすくていいじゃないですか。

絶対的な真実ではダメなのでしょうか?


減価償却費の計算などでも見積もりの要素が入る部分について何らかの判断が入るのはわからなくはないです。

事前にこの建物が何年もつのか?

45年、いや43年。

これは厳しいでしょう。

見積の要素が入る以上、数字も絶対一個という訳にはいかなそうです。


でも、方法を一つに絞ることは不可能ではないのでは?

もし不可能じゃないなら絶対的真実でもいいじゃないですか。


かなり強引な話ではありますが、これでかえって相対的真実ってのが浮き立てばそれでよしということでよろしくお願いします。


そうだ、会計基準を読もう!!(やっぱり相対的真実かな←戻りましたな)



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企業会計原則の謎(正規の簿記の原則)

企業会計原則、読んでますか?

毎日、ちょっとずつでもスキマ時間を見つけてよみましょう。

コピーして持ち歩けばいつでもどこでも企業会計原則です。

私も毎日コピーしてるよ♪(←ウソだし、意味違うし)



今日は、正規の簿記の原則ネタです。

「正確な会計帳簿をつけろ」

正規の簿記の原則の要請です(簡単すぎか?)。

正確な会計帳簿をつけろ。

そのことはいいです。

でも、です。

正規の簿記の原則は、ホントに「正規の簿記の原則」なんでしょうか?

ちょっと衝撃的(でもないか)ですが、文字どおりです。

一般原則の第二原則は、「正規の簿記の原則」と呼ばれています。

「企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない。」

しかし、その文章の中に「正規の簿記の原則」という言葉が入っています。

おりょ、正規の簿記の原則の中に「正規の簿記の原則」?

これはアリなんでしょうか?

「第二原則」は果たして「正規の簿記の原則」なんでしょうか?

本当は、「正規の簿記の原則」の原則ではないのでしょうか?

っていうか「正規の簿記」って何だ?(戻しましたな)


そうだ、会計基準を読もう!!(いや正規の簿記って何だろう?)



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企業会計原則の謎(続・正規の簿記の原則)

企業会計原則、読んでますか?



今日は、正規の簿記の原則ネタもう一つです。

正規の簿記の原則はちゃんと帳簿つけろよって原則です。

ちゃんと帳簿つけてれば、帳簿にのってない資産や負債(簿外資産や簿外負債)は原則ないでしょう。

もちろん帳簿にありもしない資産や負債(架空資産・架空負債)を計上するなんてのはダメです。


さてさて、架空資産・架空負債はホントに計上してはいけないのでしょうか?

重要性の原則との関連から簿外資産・簿外負債の記述はあります(注解1)。

帳簿にのっていない資産・負債が簿外資産・簿外負債です。

しかし、架空資産・架空負債の記述はありません。

架空資産・架空負債を計上してはいけないのでしょうか?

って、いけないに決まってるか。


やや視点を変えましょう。

架空資産・架空負債を計上してはいけないと企業会計原則に書いてないのはなぜでしょうか?

ホントにいけないなら書いとけばいいじゃないですか。

なぜ書いてないのでしょうか?


そうだ、会計基準を読もう!!(正規の簿記の原則も不思議です)



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企業会計原則の謎(後発事象)

企業会計原則、読んでますか?


今日は、後発事象(こうはつじしょう)についてです(注解1−3)。

後発事象というと「後で発生した事象」です。

って、そのまんまか。

財務諸表作成日(期末日)後に火災が発生した。

いや、これは一大事です。

営業もとまるかもしれません。

大赤字ってなことにもなりかねません。

そんなことは注記しといてね。

大きくはそんな流れです。



で、日商の一級などでも頻出なテーマがあります。

後発事象により当期の財務諸表の修正を行うことはあるのか?

たぶん理論のテキストなどには、後発事象でも当期の財務諸表の修正を要する場合があるなんてことが書いてあります。

第1の後発事象と第2の後発事象なんて書いてあったりします。

どっちが第1と第2なのかは微妙ですが、どうも財務諸表の修正を要する場合もあるらしいです。

でも、です。

注解1の3にはこう書いてあります。

「後発事象とは、貸借対照表日後に発生した事象で、次期以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼすものをいう。」

後発事象は貸借対照表日後に発生した事象である。

これはいいです。

でも、「次期以降の」財政状態及び経営成績に影響を及ぼすもの。

次期以降ですぜ。

旦那(だんな)。



注解1の3の後発事象で、当期の財務諸表を修正することはあり得るのでしょうか?

あり得る、あり得ない。それぞれ何故でしょうか?

企業会計原則の質問(質問だったか?)おしまい。


そうだ、会計基準を読もう!!(後発事象の謎はわかったかな?←存在はね)



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企業会計原則の謎(継続性の原則)

企業会計原則、読んでますか?


今回は継続性の原則です。

処理・表示を継続しろ(おっ。超短答)。

継続性の原則の要請です。


で、今回のお題です。

継続性の原則はなぜ必要なのでしょうか?

いろんな処理や表示の方法がある。

毎年違う処理や表示では、こりゃきちんと比較できないし、みにくいでしょう。

これは納得です。

期間比較の可能性の確保ってやつですな。


減価償却方法でいえば定額法と定率法では償却費の金額が違います。

で、利益の金額も違います。

で、これを使分けて、損失がでそうだから今期は償却費は少なめにしておこう。

これはダメでしょう。

利益操作の排除ってやつです。

いろんな本にもこの二つがあげられていることが多いと思います。

期間比較を可能にして、利益操作を排除する。

どっちもよくわかります。


それでは。

継続性の原則の必要性として企業会計原則に利益操作の排除があげられていないのは何故でしょうか?

継続性の原則の必要性としては、ほとんどの本にも利益操作の排除と財務諸表の期間比較の可能性の確保があげられていると思います。

しかも、利益操作の排除の方が重要だとも書いてあったりします。

しかし、企業会計原則には、利益操作の排除についての記述はありません。

いったい何故でしょうか?

短くいうと、なんで?

ほらほら。

なんででしょう。

おしまい。


そうだ、会計基準を読もう!!(なんで書いてないの?)



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企業会計原則の読み方(流動資産と固定資産)

企業会計原則、読んでますか?

近年の財務諸表論の出題は、テーマ性のある会計基準からの出題が中心です。

しかし、その場合でも従来的な論点を絡めてくる場合が多いです。

それとは別に企業会計原則等の従来的論点の出題も考えられます。

古くなりつつあるとはいえ、企業会計原則を読むことは必要です。

しっかり、読みましょうね♪



企業会計原則の話としては、損益計算がらみが続きましたので、貸借対照表項目にも注目したいと思います。

今回は、資産の話です。

企業会計原則のもとでの資産って、実際は、とても難しいです。

まず、企業会計原則に資産って何が書いてありません。

現金と繰延資産を同じ資産だといえるのかと言われると違うといってしまいそうです。

静態論から動態論にかけての資産概念については、会計学ノートの「動態論の資産概念」をご参照ください

概念フレームワークの資産概念は、同じく会計学ノートの「利益とは何か」をご参照ください。

でも、サービス・ポテンシャルズとか、経済的資源と言われても、ピンとこないというのが正直なところではないでしょうか。

ただ、ピンとこなくても、いや、ピンとこないならなおさらやっておるべきというのが私の考えです。



で、今回は、抽象的な資産概念の話ではなく、もう少し具体的に資産をある視点から分けることについて考えてみましょう。

資産の分類です。

流動・固定分類の話です。

具体的な規定は注解16になります。

分類の基準は営業循環基準と1年基準の併用です(テキスト等で確認しておきましょう)。

このような分類がなぜ必要なのかを考えてみます。



貸借対照表の資産は、流動資産、固定資産、繰延資産と区分されています。

このような区分の背後に、流動・固定分類があります。

んっ。

繰延資産は?

繰延資産は流動資産?それとも固定資産?

あれ、なんで繰延資産は、繰延資産なんだろ?(←繰延資産だからでしょ)



流動・非流動分類に、繰延資産はそもそも不要です。

そもそも検討対象から外れているんですね。



そもそも貸借対照表項目を流動項目と固定項目に区分するのはなぜでしょうか?

ある企業は、流動資産(早く現金になる資産)がたくさんあって、流動負債(早く現金で払わないといけない負債)がちょっとしかない。

こんな企業は目先の支払に困ることはないでしょう。

でも、流動資産がちょっとしかない。

で、流動負債がたくさんある。

これでは支払がちゃんとできるかが心配です。

つまりは、流動・固定分類の基礎には、その企業が債務(借金)をきちんと払うことができるのか(支払能力・財務流動性)という視点があるのです。

1年という期間を基礎に考えている訳ですから、時間の要素も加味されているんですね。


そうだ、会計基準を読もう!!(税理士試験の財務諸表論では、「資産」という切り口も注目です。はい)



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企業会計原則の謎(保守主義の原則)

企業会計原則、読んでますか?

今回は、保守主義に迫ります。

保守主義の原則は、一般原則の第六原則としてあげられています。

保守主義の原則は、認められた範囲内での利益の慎重な計上を要請する原則といったあたりでしょう。

実際の売上は100万だったけど、80万にしとこうなんてのが認められるハズはありませんので、実際には費用や収益の認識のタイミングにかかわることです。

費用は早め(多め)に計上する。

収益は遅め(少なめ)に計上する。

単純にいえばこれが保守主義の考え方です。

固定資産の減価償却方法としての定率法等が保守主義の適用例としてあげられることが多いようです。


でも、まってください。

会計処理方法がいくつか認められている。

その場合に当期の利益が一番小さい方法をとれというなら、そもそも複数の方法は成立しないのでは?


A法とB法がある。

A法の方が利益が小さくなる。

なら、A法だけでよくないですか?

保守主義を徹底的に貫くなら利益の異なる方法はいらないのでは?

という訳で、減価償却方法としては定率法しかいらない、訳ないか。


そうだ、会計基準を読もう!!(保守主義はホントに不思議です)



会計基準を読もう!!<目次>

企業会計原則の読み方(配分をのばさない)

企業会計原則、読んでますか?

なかなか会計基準の数が多くて大変ですが、企業会計原則も読みましょうね♪

会計基準の読み込みがちょっと進んだ後は、ある項目を企業会計原則(動態論・収益費用アプローチ)的にみるとどうなのか。

概念フレームワーク等(貸借対照表アプローチ)的にみるとどうなのか。

そんな視点を持てると広がりがでるのではないかと思います。



今回は、配分について両アプローチを軽めに視野に入れながら少し考えておきましょう。

とかいいつつ、くどめに収益、費用の認識の考え方を追ったりするだけですが。


企業会計原則は、収益費用アプローチ(動態論)をとっています。

収益−費用=純利益 です。

この純利益をきちんと算定することが大きなネライです。


純利益は、収益と費用の差額です。

収益と費用がきっちり把握できれば、純利益もきちんと算定できます。

収益と費用の認識(タイミング)と測定(いくらか)の話は、とても大事です。

柱の規定は、損益計算書原則一Aです。

損益計算書原則一Aでは、収益費用は、収支に基づいて計上しろといっています。

そのうえで、発生期間に割りふれと規定されていました。

そもそものスタートは、収支(収入と支出)です。

それを発生(価値の増減)で割当てるというのが基本的な考え方です。


ただし、収益は実現(販売等)でいきます(損益計算書原則一Aただし書、三B)。

収益は実現でいく訳ですから、それに見合う費用を計上する必要があります。

ここで重要なのが対応の考え方です。

と、全体を整理すると次のような感じでしょうか。


収益……実現

費用……(一次)発生、(二次)対応


こんな感じでしょうか。

で、配分です。

企業会計原則の規定では、貸借対照表原則五に出てきます。

貸借対照表原則五を読んでも、取得原価を配分しろといってますが、正直、ではどのように配分するのか?は、よくわかりません。

発生を価値の増減、実現を第三者との客観的な取引(販売)という具合にうまく説明できません。

どうやら資産の種類ごとに配分の考え方は違うようです。

配分が取得原価の費用配分(当期の費用と次期以降の費用との割振り)とわかったにせよ、それ以上のことはよくわかりません。

資産の種類(棚卸資産、有形固定資産等)ごとに考えなければならない訳です。



で、概念フレームワークです。

概念フレームワークでは、配分という考え方が前面にでてきません。

基本的な純利益の認識の考え方は、「リスクからの解放」一本です。

リスクからの解放は、基本的には、純利益の認識の考え方です。

リスク=不確実ですので、リスクからの解放は、ラフには、「確実」になった段階といった意味です

純利益は、収益−費用ですので、収益と費用のタイミングは、純利益と同じになります。

つまりは、収益と費用について、「リスクからの解放」という考え方一本というのが、概念フレームワークです。

そこでは、対応や配分という考え方が必ずしも前面にあらわれる感じではありません。

ある意味すっきりしています。


配分が前面に押し出されつつも、実は個別的、具体的に考える必要がある企業会計原則。

配分の考え方が引っ込んだ感じの概念フレームワーク。

「リスクからの解放」のみなんですね。


そうだ、会計基準を読もう!!(収益、費用の認識の大枠の考え方を整理した上で、各論に入るとよいです。各論から総論にもそのつど戻る。そんな感じで学習しましょう。)


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企業会計原則の謎(引当金と繰延資産)

企業会計原則、読んでますか?

今回は引当金(注18)と繰延資産(注15)です。

いずれも静態論のもとでは資産・負債とは考えられず、動態論、つまり適正な期間損益計算を行う目的で計上される項目ですが、両者には大きな違いがあります。

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