【事業投資の意義と種類】

1 事業投資とは、使用や販売を目的とした投資をいい、通常の販売目的で保有する棚卸資産や有形固定資産等がある。

2 事業投資は、のれん価値の実現を期待した投資である。

1 事業投資とは、使用や販売を目的とした投資をいい、通常の販売目的で保有する棚卸資産や有形固定資産等がある。

事業投資とは、使用や販売を目的とした投資をいいます。

具体的には、「通常の販売目的で保有する棚卸資産」(商品や製品等)や「有形固定資産」(建物等)等に対する投資が事業投資です。

事業投資は、時価の変動を狙っているわけではなく、仕入れて(製造して)、販売を要する棚卸資産やそれを事業活動に利用することを目的とした有形固定資産などに対する投資です。


2 事業投資は、のれん価値の実現を期待した投資である。

事業投資に対する期待(目的)は、使用や販売による利益の獲得です。

事業投資は、市場でただちに売却することを目的としてるわけではなく、あくまでも使用や販売による利益の獲得を狙った投資です。

このような事業活動における企業が期待する価値を「のれん価値」といいます。

例えば、タクシー会社をはじめて新車を300万円で買い、その後の3年間で450万をその新車によって稼ぐと期待したとします(厳密には、売上から経費を引いた金額の割引価値です。)。

この450万が使用価値であり、時価300万円を超えた使用価値、つまり150万円がのれん価値(期待価値)です。

こののれん価値の実現まで(つまりは売上が上がるまで)事業投資には取得原価を付すのが一般的です。

のれん価値の実現(売上)を待って、タクシーへの投資額である取得原価は費用として配分され、収益との差引による損益計算が行われます。

事業投資に係る資産は時価評価することなく、使用や販売によるキャッシュの獲得(のれん価値の実現)を待って、取得に要した金額(取得原価)が費用として配分されます。