税理士試験 財務書諸表論の記念すべき第1回問題のご紹介です。

今から半世紀以上前のものですが、これで全部です。

今の理論一問より少なくて、計算もなかったんですね。

ビックリです。

現在とは法令等が全く異なり、解答不能の項目が多く存在しますが、興味のある方はどうぞ。
〔第一問〕癸院〆睫浬表の体系を、商法の規定によるものと財務諸表準則(安本発表)によるものとについてその内容をなす諸表を列記し、且つ両体系がもつそれぞれの意義、特質について説明しなさい。
 癸押〃設助成金の交付を受けた場合の会計処理については、
(イ) 当該固定資産の取得原価から助成金を控除して記帳する。
(ロ) 助成金を資本剰余金に計上し、固定資産は取得原価で記帳する。
の二つの方法が考えられる。よって、(イ)及び(ロ)の処理を会計理論の面から批判し、どちらを正しいと考えるか意見を述べなさい。

〔第二問〕癸院〕益剰余金処分を通じて株式会社の帳簿に次の計算項目が設けられる場合、これらのうち会社の自己資本として扱うことが妥当でないと考えるものを、
(イ) 項目の番号をもって指摘し、これを処理するのにもっとも適当と考える科目名を記し、
(ロ) 且つ、これを貸借対照表に記載する場合、正しいと考える表示法を述べなさい。
 (1) 法人税支払のための控除金
 (2) 商法の規定による積立金
 (3) 株主への配当金
 (4) 重役への賞与金
 (5) 固定資産に対する臨時償却のための控除金
 (6) 従業員との労働協約にもとづく退職手当基金
 (7) 将来社債を返還するための準備金
 (8) 将来配当を補うための準備金
 癸押ヽ式会社の一生を通じ、毎期の損益計算書を安本発表の財務諸表準則にしたがって作るとすると、会社の一生を通じて得る総利益は毎期の損益計算書の純利益を合計したものと一致するか一致しないか、理由を附して述べなさい。