工事契約基準を10行でまとめてみました。
<従来の取扱い>
・企業会計原則の工事収益認識は、工事進行基準と工事完成基準の選択
・工事収益の認識基準が選択では、財務諸表間の比較可能性が害される


<認識基準>
・工事収益・原価の認識は、成果の確実性が認められれば工事進行基準、そうでなければ工事完成基準
・成果の確実性が認められるためには、工事収益総額、工事原価総額、決算日における工事進捗度の信頼性をもった見積りが必要
・工事完成基準は、工事の完成・引渡時点で工事収益・原価を認識する方法
・工事進行基準は、工事の進捗に応じて工事収益・原価を認識する方法
・工事進捗度の見積方法は、原価の発生比率で見積る原価比例法が一般的


<工事損失引当金>
・工事損失が生ずる可能性が高く、金額の合理的見積りが可能なら、既計上損益の額を除き、損失処理し、工事損失引当金を計上する。
・工事損失を計上する会計処理は、投資額の回収不能時に損失を将来に繰延べない処理
・工事損失を計上する会計処理は、有価証券や固定資産の減損処理や棚卸資産の簿価切下げと同様の意味を持つ