クリーン・サープラス関係は、以前も何度か取り上げています。

「包括利益の表示に関する会計基準」で登場したこのクリーン・サープラス関係。

今回はダメ押し(?)でかなり細かいところまで考えてみました。
クリーンは「きれいな」、サープラスは「剰余金」や「余剰金」を意味します。

ざっくりとは、「きれいな剰余金」といったところでしょうか。

剰余金は、会社法で使用される概念ですが、ここでの意味は会社法上のものとは異なります。

とりあえずは利益剰余金をイメージするとよいでしょう。

利益として計上していないのにいきなり剰余金が増える。

そんな状態はクリーン・サープラス関係を満たしていません。

利益を経ないでいきなり剰余金が増えるケースは「ダーティー・サープラス(汚い剰余金)」と呼ばれます。

損益計算書を経由した「きれいな剰余金」が貸借対照表に計上されている状態。

それがクリーン・サープラス関係です。


たぶんクリーン・サープラス関係自体が試験でものすごく重要なのではありません。

その前提である利益をいかに計算するかの方がより重要です。

関連箇所を拾っておければというのがネライと思っていただいて結構です。

まあ、どんな項目もそれなりの重要性があれば巡り巡って大事な基礎概念と結びつくハズですよね。


クリーン・サープラス関係は、そもそもはフローの計算書(損益計算書等)における利益がストックの計算書(貸借対照表)にきちんと反映されていて、また、余計なものが反映されていないという意味で使用されているようです。

利益が剰余金に反映するため、剰余金がきれいとの表現になっているのでしょう。

フローの計算書が貸借対照表とうまく繋がっている状態がクリーン・サープラス関係です。

フローの計算書と貸借対照表とがうまいこといっている関係です。

まずは、クリーン・サープラス関係の一般的な意味を簡単に確認することからスタートしましょう。



クリーン・サープラス関係とは何か(2)