試験結果も出揃い、科目選択のご相談も多くなってきました。

社会人の方でもできるなら簿財同時は狙いたいですね。

そのために意識したい点を考えてみました。
(1)会計基準をベースにする

簿記論と財務諸表論は、税理士試験科目の中でもっとも相性のよい科目です。

本来は分ける必要もありません。

もちろん科目として独立しているので、表面的に問われることは異なります。

しかし、要は会計のルールを計算の実質(簿記論)として聞くか、文章(財表理論)や計算の形式(財表計算)として聞くかの違いに過ぎません。

その根っこには会計基準があります。

会計基準は文字どおり会計のルールであり、その原文に目を通すのがよいことは間違いないでしょう。

財表理論で穴埋めの出題があるのも何も会計基準の穴埋め対策問題をやってくれなどということではありません。

会計基準を読むべきだと試験委員が考えているだけなのです。

現実には読まれていない方も少なくないということなのかもしれませんが。



新しい基準には結論の背景が示されています。

その根拠すら会計基準に示されているのですから、これを読まない手はないでしょう。

基準の本編と合わせて読むようにしましょう!

古い基準はルールだけの基準にとどまっていますので、その基礎的な考え方が会計基準にあるわけではありません。

もっとも具体的にどうすればよいのかの話はあります。

仮にこれを計算(簿記論、財表計算)と理論に分けて考えてみましょう。



(2)計算を会計基準で確認する

かなり有効なのが計算を理論で確認する方法です。

その前提としては普段から会計基準に接している必要があります。

計算で間違えたとしても会計基準のどこに記述があるかが分からないと確認のしようがありません。

普段から会計基準に接していれば、段々とそれが分かってきます。

その意味では学習した基準を通して読むことにも意味があります。


会計基準を普段から読んでおくことは実際の試験対策としても極めて有効です。

理論の出題が理論で学習していないケースは実際には割りと多いんです。

教材等は出題があれば事後に盛り込みますので、余り形跡は残らないかもしれません。

そんなケースに対処するには、計算学習の際に会計基準に目を通すことは極めて大きな武器になるハズです。



(3)理論で計算を思い描く

もう一方からの流れは、理論学習の際に計算でやっていたことを考えてみることです。

例えば理論で発生主義(の原則)を学習したなら実際に発生主義で会計処理する局面を思い描くのです。

実際の仕訳処理を考えてもよいでしょう。

もちろんいつもうまくいくとは限りません。

しかし、そのような努力は必ず遅れて実ります。



むろんこのような考え方をふまえて、会計人コースの連載「戦略的『簿・財』学習ナビ」は進行しています。

この機会にぜひ3点セット、お試しください!

詳細は下記の記事をご参照ください。

簿財合格への王道3点セット