ちょっと前までそれほどメジャーではなかった気がする「クリーン・サープラス関係」。
財務会計講義でも45頁や300頁に登場します。
ここで問題です。
このクリーン・サープラス関係が登場する会計基準は何でしょうか?
またその基準のどこで登場するでしょうか?(←もはや財務会計講義クイズじゃありませんな)。
財務会計講義でも45頁や300頁に登場します。
ここで問題です。
このクリーン・サープラス関係が登場する会計基準は何でしょうか?
またその基準のどこで登場するでしょうか?(←もはや財務会計講義クイズじゃありませんな)。
正解は、「包括利益の表示に関する会計基準」の21項です。
しかも、注1にその定義がなされています。
資本の増減=利益
これがクリーン・サープラス関係です。
いや、でも待ってください。
確か、資本の部は純資産の部になって、純資産の部が株主資本とそれ以外に分かれてる。
あれっ。
「資本」ってもう使わないんじゃなかったでしたっけ。
むむむっ。
この資本って。
というわけで、もう一つ問題です。
この「資本」って何でしょう?
おしまい(←終わるのね)。
しかも、注1にその定義がなされています。
ある期間における資本の増減(資本取引による増減を除く。)が当該期間の利益と等しくなる関係をいう。
資本の増減=利益
これがクリーン・サープラス関係です。
いや、でも待ってください。
確か、資本の部は純資産の部になって、純資産の部が株主資本とそれ以外に分かれてる。
あれっ。
「資本」ってもう使わないんじゃなかったでしたっけ。
むむむっ。
この資本って。
というわけで、もう一つ問題です。
この「資本」って何でしょう?
おしまい(←終わるのね)。
こんばんは。
資本の増減=利益がクリーンサープラス関係。むむむ。
現状のままだと、期末b/s−期首b/s=利益(資本)とならないので、
その工夫として、考えられたのが純資産という概念(単なる差額)を使って株主資本とそれ以外に分けたと思われます。(純資産の部の表示)
そうすることで、期末株主資本−期首株主資本=当期利益と無理やりクリーンサープラス関係を保っていた?
でも、世界を意識(コンバージェンス)して、やっぱり期末b/s−期首b/s=利益(自己資本)としたい。
そこで考えたのが、利益の概念自体を変えましょうだった?
ということで当期利益+評価換算差額=包括利益としてしまえ。(包括利益の表示)
そうすれば無理やり感のあった純資産という概念(株主資本+評価差額)を経ることなく、今まで通りの資本(株主資本+包括利益)に戻せてめでたしめでたし???
ということでここで求められる資本とは第2の資本概念といわれる株主資本+その他の包括利益累計額(評価換算差額等)ではないでしょうか。
相当妄想が入っており、間違っている可能性大ですが、第2章、12章、会計法規集から、こんな解答してみました。
ご教示いただければ幸いです。