財務会計講義、読んでますか?

今回は、取替原価についてです。


3 取替原価

【試験との関連】

取替原価という切り口での出題があるかはわかりませんが、基礎的事項として重要です。


【ポイント】

・取替原価とは

・評価基準としての意味

・実現原則との関係

・取替原価基準の長所

・取替原価基準の欠点


取替原価は、保有中の資産を購買市場で購入する場合の支出額です。

すでに保有している資産の支出がどれだけ節約されたかという観点からみた資産の評価基準です。

資産評価は購買市場の価格を基礎にしており、価格変動がなければ評価損益が計上されないため、実現原則の延長線上にあるといえます。

企業利益は、操業利益と保有損益から構成されます。

取替原価基準の長所は、操業利益が物的資本を維持したうえでの分配可能額を表していることです。

貸借対照表の資産額も現在の時価を示すことになります。

市場が存在しないケースでは取替原価の推定が困難であり、評価が主観的になりやすい欠点があります。



【キーワード】

・取替原価(再調達原価)、実現原則、物的資本



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