財務会計講義、読んでますか?

今回は、取得原価です。

今年の出題ですね。



【試験との関連】

直接的な取得原価という切り口はやや考えにくいものの、極めて重要です。


【ポイント】

・取得原価とは

・実現主義との関係

・取得原価の長所

・取得原価の短所

取得原価は、購買市場での過去の支出額です。

資産を取得原価で評価していれば、資産が販売されるまで収益は計上されません。

したがって、収益の認識基準としての実現主義と整合的といえます。

また、現実の支出額を基礎としていることから客観的な測定が可能であり、受託責任や会計責任の明示に役立ちます。

資産価格の変動は反映されないため、貸借対照表の計上額が時価から乖離する可能性があります。

また、物価変動時に現在の価格水準を反映した収益に過去の価格水準を反映した費用が対応されるという欠点があります。

このため、算出される利益には取得時から売却時までの間における保有損益が混入することになります。


【キーワード】

・取得原価(歴史的原価)、実現主義、受託責任、会計責任、物価変動、保有損益



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