財務会計講義、読んでますか?

今回から損益計算原則をみていきます。

ものすごく重要です。

実際の本試験でも今年が「配分」、昨年は「発生」が出題されています。

来年は「対応」か、「実現」?

いやいや、しっかりといきましょう!


対応原則の位置づけは人によってちょっと違っていたりしますが、基本的には、合理的な損益計算をしましょう、ということですね。

たとえば、前期分の収益から当期分の費用を差し引いたとしても意味はありません。

体重から身長を差し引いても意味がないのと同じです(←同じか?)。

引き算をして損益計算をする以上、それぞれの項目に関連がないと合理的な引き算はできないからです。

もっとも数字できっちりと把握できるような対応関係(個別的対応)がみられるのは、売上高と売上原価など一部にすぎません。

あとは、期間的に対応していることになります。




第2節 発生主義会計の基本原則

1 対応原則

【試験との関連】

試験的、かつ、基礎的概念としても極めて重要です。

様々な角度からの検討を心がけましょう。


【ポイント】

・対応原則とは何か

・個別的対応

・期間的対応


対応原則は、収益と費用を対応させ、合理的な期間損益計算を行うことを意味します。

対応原則にいう収益と費用の対応関係には、「個別的対応」と「期間的対応」があります。

「個別的対応」とは、特定の財貨(商品等)を媒介とした対応を意味します。

「期間的対応」とは、期間を媒介とした対応を意味します。


【キーワード】

・対応原則、個別的対応、期間的対応



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